リトルニコ爺の手記

わかばだいとかいうハンネでTwitterをやってる人が昔やってたYahoo!ブログから引き継いでリスタートした沼みの深いブログ。

2026年欲しいもの

気付いたら年が明けていました。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

さて、年末年始恒例になっている(?)物欲供養をやっていきます。

昨年の欲しいもの振り返り

trains552259.hatenablog.com

獲得できたもの
  • -UD Auto 20/3.5
  • E28/2.8
  • E135/2.8
  • AI 50/1.8S
  • Nikon FT3

あと微妙に欲しかった厚い方のAI 50/1.8、5枚玉の方のサンヨンゴ(-P Auto 300/4.5)、55/3.5マイクロのAI対応レンズ(New Micro 55/3.5 AI改)、ぜんぜん見なくなっていたAI 105/2.5 (L)、AI Micro 60/2.8S、最近のAF-S 50/1.8G(しかもSE)、地味に探していたTC-E3ED、縁ないだろうなぁと思っていたAI AF 24-85/2.8-4Dを入手。50/2級はFマウント用が光学系ベースで全世代そろいました(-S Auto 5cmF2, -H Auto 50/2, AI 50/1.8, AI 50/1.8S, AF-S 50/1.8G, AF-S DX 35/1.8G)。今年導入したZ 24-120/4 Sは気に入りすぎて記事にもしましたね。D1は今年の頭ですか。あとはD40なんかも。D7000は2024の欲しいものに挙げていたD7100の前モデルですが、D7100よりもかわいいかもしれないです。早速物撮りに使いまくっています。2024がらみだとSB-N5も買いました。

机はオフィスバスターズで安くなってた事務用の平机を購入、浜川崎から自宅まで車で運んできました。ついでに部屋の引っ越し(家の中でのお引越しです)もしました。事務用の平机はモニターアームなど机にクランプで固定する器具の使用を見込んだ設計となっており、実際モニターアームやライトを固定しています。そういやデスクトップPCとモニタ2枚も今年のMNGでしたね。足元でメモリやらSSDやらが暴騰してるので結果的に最も良いタイミングで導入できました。RAW現像が革命的に軽くなって最高です。

こんな感じで、蒐集まわりではかなりの好成績を残せた一年でした。

2026欲しいもの

本編です。

時間

写真を撮りたい!!!同人誌も書きたい!!!

実は2月末に同人誌即売会(という名前ではないけどたぶんそんな感じ)がありますので、さすがにそこには新刊を持って行きたい……が機材の蒐集状況及び作例の準備が……

Nikon LENS SERIES E 50mm 1:1.8 (E)

nij.nikon.com

現状唯一未所持のEシリーズレンズです。千夜一夜本Vol.4に載せたいので優先順位高めです。伝手はある。乞うご期待。

AI NIKKOR 28mm 1:2.8S

nij.nikon.com

今年に引き続き。寄りたいねぇ。

年末にAI AF 28/2.8Sを買ったりしましたが、思いの外簡単にカビが取れず、結局今のところAI対応でそこそこ状態のよい28単がE28/2.8(よりによって貴重な国内未発売レンズ)だけなんですよね。普通にこの枠を埋めるのにAI対応の28単が欲しいという事情があったりもします。

AI NIKKOR 45mm 1:2.8P

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一眼レフ用標準単焦点ってダブルガウス型ばっかりですが、45/2.8級はテッサーが多く、大変興味があります。このレンズは試した際に数段絞ったときの描写に惹かれました。

もちろんGNの方も魅力的なので引き続きいい出物を虎視眈々と狙っていきます。

NIKKOR-S Auto 1:1.2 f=55mm

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明るいレンズが気になるお年頃です。でも暗いレンズも好きです。時代はマキシマリズム。君も50mm級単焦点レンズを二桁本集めてマキシマリストになろう(どういうわけか年末の一週間に50mm単が4本生えてきました)。

というか中の人F1.2レンズ一本も持ってないんですよね。さすがに買っておくべき。AI代までありますが、願はくば-S Auto代のNKJ銘か.Cつきの、いずれにせよAI改が欲しいです。積極的に探したい一本。

AI AF-NIKKOR 80mm 1:2.8S

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F3AF用AFレンズです。こういうのは探そうと思うとないのでよさげなのを確保しておきたいところ。どうせいずれF3AFにも進出するんだろうし……

PC-Micro-NIKKOR 85mm 1:2.8D

異端なマイクロニッコールです。実はこのレンズ、光学断面図がAI Micro 55/2.8Sとほぼ同じなんです(光学系はそのまま比例拡大させれば焦点距離を変更できます。画角はそのままですが、PCレンズは包括画角が同じ焦点距離の通常のレンズよりかなり広めに取られるので、AI 55/2.8Sの光学系をほぼそのままPC-Microの85mmに流用できるのです)。それ以前に物撮りで使えたら面白そうなので買ってみたさがあります。まあ物がないんですけどね!(あとあっても高い)

NIKKOR-T 1:4 f=10.5cm

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人呼んでマウンテンニッコール。ザイデルの5収差を同時に補正できる最小枚数である3枚のレンズから繰り出される描写を味わってみたいです。

あと単純に新刊に載せる機会があるかもという理由があります(その場合速やかに入手しなければならない)。

AI NIKKOR ED 180mm 1:2.8S

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金の輪っかがかっこいいし、明るい望遠単焦点も欲しいです。

もちろん先にAI 200/4と先代の-Q Auto 20cmF4 (E)→-Q Auto 200/4 (L)もやらないといけないんだけどネ。

AI NIKKOR 400mm 1:3.5S

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ヨンサンゴなんて買えるわけがないんですが、書くだけタダですから。いかんせん手持ちにそこそこ明るいマトモな超望遠レンズがないんですよ。精々300mm。300/4.5に2テレはさすがに厳しいです(まあ400/3.5に2テレでも800/7.1でまあまあ暗いけど)。

Reflex-NIKKOR 500mm 1:8 <New>

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小型軽量の反射望遠レンズです。小さいのと寄れるのとボケがきれいなのとで欲しいんですがそこそこいいお値段しちゃって手を出せないでいます。でもそろそろ欲しいです。今年こそは買ってしまいたい。

AF-P DX NIKKOR 10-20mm 1:4.5-5.6G

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Vol.4で取り上げる可能性が微レ存というのと、超小型な超広角ズームっていいじゃないですか。現状AF-S DX 12-24/4G持ってますが、それより一回り小さくなっています。まあD7000買ったのでDX 12-24/4Gにちょうど良いボディがないことはないのですが(ちなみにD7000にAF-Pは使用不可だったはず)、あってもいいかな、安かったら欲しい。

AI AF Zoom-Nikkor 24-120mm 1:3.5-5.6D (IF)

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ニコン伝統の高倍率標準ズーム24-120mmの初代です。一本持ってるんですが状態が極めて悪いので、もうキレイなものを調達しちゃった方が早いかなと思い始めています。ここのところ微妙に見る数が減っている一本かも。

AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm 1:3.5-5.6G (IF)

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去年に引き続きです。このレンズ、結構幅広いカメラのキットレンズとして販売されてたので、いろいろなボディになじみます。

このレンズはVRのフレキが貼ってある内部の鏡筒から剥がれて撮影距離エンコーダに干渉してしまい何mからより至近側にフォーカスリングが回らなくなる持病があります。手元にもそんなレンズが一本。昔見た限りだとアリエクにて交換用のVRフレキが売られてたので自分でやってもいいんですけど、この世代にもなるとズームレンズの内部構造は複雑怪奇で素人には手出しできません。いっそ修理に投げちゃうのもアリかもしれない。

AI AF Zoom-Nikkor 28-70mm S・AI AF Zoom-Nikkor 35-80mm S (E)

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佐藤治夫氏が設計した標準ズームレンズ群の中で持っていないレンズたちです。揃えたいんですが、地味にないんですよね。予算積み増して出てきたところを抑えるしかないです。むしろ見かけたら教えてください。

AI AF Zoom-Micro-Nikkor 70-180mm 1:4.5-5.6D

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唯一無二のズームマイクロ。千夜一夜玉だという以前に物撮りを多くする中の人の特性上大変便利に使えることが見込まれるのでとても欲しいのです。ただこれも結構お値段張るんですよね……なんかここのところ上がってきてる感も。去年抑えときゃよかったかも。

AF-S NIKKOR 200-500mm 1:5.6E ED VR

いかんせん手持ちにそこそこ明るいマトモな超望遠レンズがないんですよ(二回目)。AF-P 70-300Eとかも考えましたけど、結局300までしか行かないならAI AF 75-300Sで対応可能なのであんまり意味がなさそう。いっそ200-500行っちゃうかァ!テレコンも使えます。(その前にまず写真を撮りに行け)

Nikon Zf

Z母艦何にする問題まだ決着がついていません(手元のZ6は借り物なので、Zレンズを買ってしまった今さっさと私物のZフルサイズボディを用意せねばならない)。

最初はあんまり興味なかったDfとかZfとかのシリーズですが、次第にそのダイヤル周りの造りの良さに惹かれるようになってきちゃいました。あとZfは非CPUレンズ使用時のレンズデータ記録に大きな特徴があり、Z 24-120/4 S以外はいわゆるオールドレンズばかり使うであろう自分の使い方にかなり合致します。これだけでZfを選ぶ理由になるくらい。

ただ有線レリーズ使用不可という特大ネガがあるので、どうしようか……となっています。

ニコンミニ AF600QD

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ニコンが満を辞して世に送り込んだ世界最小最軽量のフィルムコンパクトカメラです。レンズは3群3枚突き当てトリプレットの28mmと、夢と小型化の努力が詰め込まれた逸品になっています。逆ガリレオ式じゃないファインダーにも注目。

新刊に出すつもりなのでさっさと入手して作例を撮ってこなくちゃ。

コンパクトまわりだとニコンピカイチも動作品持ってないんでお悩み中です。

ハイキャビネット

部屋の片づけというか書類整理は(おそらく死ぬまで)続けていかなくちゃならんので。できればスチールラック形状の書棚が欲しいんですがどこに売ってるんですかね。ハイキャビネットだと高さによっては物理的に部屋に搬入できないこともあり得るので頭を悩ませています。

プリメインアンプ

家で寝てるスピーカを有効活用するためのアンプですね。二つくらいほしくて、片方はテレビにつなげてテレビの音質を向上させようと考えています。いや私はあんまり見ないんですが、親がクラシックを聴くので、遊ばせておくくらいならちょうどいいかなと。

あと最近レコード盤を買いまして、ターンテーブルも最低限のものを拾ってきてあるので、(フォノは置いておいて)やっぱりアンプがないと鳴らせないので買わねば。

メモリ

完全に時期を逃しました。今年導入したデスクトップPCはひとまず16GBで十分動いているのですがまあ32GBくらいあってもいいよなと思って。ただし目下暴騰中なのでしばらくは動けないですね。

ちなみにパソコン周りは、気付いたらジャンクとはいえそこそこ最近のモニタ2枚構成で回っています。もともと2026年で20年を迎えるご老体モニタを使っていたので、6年前とかのモニタでもかなりの近代化です。

音はMDミニコンポ+付属スピーカでまあ十分な音が鳴っています。直近まずやりたいのは通信ですね。PLCアダプタ1対を家で発掘したのでこれを活用したい。LANケーブルもあるのであとは配線だけです(これが結構手間)。

ルーター

いやよく考えたらPLCで部屋まで連れてきた回線をその後部屋の中で広めにゃならんわけでしょ、そうしたらルーター必要じゃないか……?

ここらへんはド素人なのでアドバイスください。

カブプロ110or125

去年から引き続き。やっぱりカブに乗りたい。(その前にそれに乗れる免許を取れ)

折り畳み自転車

若葉台から出るにはどう行くにせよ山を越えにゃならんのである程度は鉄道を使いたいんですが、到着地域内でふらっと使うのにもっておいてもいいのかもと思ってみたり。

いやレンタサイクルで十分なのか……?

スマホ

ちいさくてかるくてせいのうのいいあんどろいどきがほしいです。(小並感)

 

……だいぶ増えた気がします。難易度の高低もあるし、できる範囲で集めていけたらなと。

もちろん集めた後、使うことも大事です。そのための時間の何と大切なことか。時間をうまく使える一年にしたいところです。

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ニコワン本はまだまだ在庫あります。刷りすぎだろ。

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夏コミ新刊で冬コミで増補改訂版出したIX-NIKKOR本は、今回こそはメロンに委託できるだけの量刷っています。

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その前のメディカル本も増刷したのでメロンに委託しています。

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すると第一版はどうなるんだという話ですが、これはセールなんかでお求め安くして販売するつもりです。内容的にはあんまり変わってないので(写真を差し替えたり校正やり直したりした程度)お買い得ですよ。

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Vol.3もまだ在庫あるみたいです。

即売会としては、夏コミ……の前に2月末のCP+でお目にかかります。ぜひ遊びに来てください。頑張って新刊出すので。

使用雑感:(Nikon Z6 +) NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

ご無沙汰しています。わかばだいです。

万博会場と東京を夜行バスで反復横跳びするなどめちゃくちゃしておりました。おかげで写真はたまっていますが見返す暇がありません。

今回はそんなハードな日程を共に乗り越えたレンズです。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
型式 ニッコールZレンズ
焦点距離 24-120mm
最大口径比 1:4
レンズ構成 13群16枚
画角 84°-20°20'
焦点距離目盛 24, 28, 35, 50, 70, 85, 120mm
フォーカス マルチフォーカス/IF
最短撮影距離 0.35m
最大撮影倍率 0.39倍(f=120mm)
絞り f/4-22
アタッチメントサイズ 77mm(P=0.75mm)
質量 約630g
操作

物体側から
フォーカスリング(電子)
ズームリング(物理)
L-Fnボタン
コントロールリング(電子)
A/M切り替えスイッチ

記事 ASED ED AS (ALNEO N F-coat SIC) STM IF

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FXフォーマットニッコールZでは、このレンズの前にZ 24-70/4 SZ 24-70/2.8 S(初代)といったS-Line標準ズームがリリースされており、本レンズは3本目となります。AI AF 24-120/3.5-5.6Dに始まるニコン伝統の5倍ズームで、スペック上AF-S 24-120/4Gの後継レンズといえます。(メーカーページか千夜一夜に飛びます)

Z 24-70/4 Sと比較すると一世代後になるので、レンズ側のディスプレイがなくなり、その代わりに操作リングが一つ増えています。もちろんズームレンジがかなり違いますのでサイズも一回り大きくなっています。

画質・画角・明るさ・携行性のバランスが極めて良く、基本的な撮影はこの一本で完結させることができる信頼性の高いレンズです。どちらかといえば「写りを楽しむ」というより「失敗しない」ためのレンズという印象。旅行に一本これだけ、という使い方や仕事(案件撮影)にも。つまり道具としてのカメラという意味で素晴らしい仕事をするレンズです。写りを楽しむことが目的ならこのレンズは(クセなく写りすぎて)つまらないかもしれません。

似たスペックのレンズにZ 24-200/4-6.3 VRがあります。こちらも写りの良い24mmスタートの高倍率レンズで、テレ端がもう少し欲しい場合なんかには選択肢に入るでしょう。ただその分テレ端でF6.3と暗くなるのが難点です。24-200が中古で9万円前後、24-120/4が同13万円前後のようなので価格差も響きますね。ただ以前24-200も借りていた身としては24-120/4のほうが心置きなく使い倒せています。質感の違いなのか、「高倍率ズーム」と「標準ズーム」という意識の違いなのか。資金に余裕があるならZ 24-120/4 Sをお勧めしたいです。

逆にいうと、大変多くの人が使っているレンズなので、個性を出そうとすると難しいかもしれませんね。そういう場合はZ 14-30/4 SZ 180-600/5.6-6.3Z 50/1.2 Sなどを使ってみたいところ。また、日々持ち歩くなど気軽に使うには大きく重いことは間違いありません。実際Z 40/2が今とても欲しいです。Z 26/2.8もいいですね。

作例

例によって写真は大量にあるので見ていきましょう。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(以下同)
f/4 1/1000 34mm ISO200
NX Studioにて現像(以下同)

f/5.6 1/400 34mm ISO200

f/11 1/80 34mm ISO200

例によって絞りブラケット。シャドウをかなり持ち上げた3枚です。

F4通しのレンズなので開放近傍を選択する機会が多く、画質が気になるところですが、撮ってみると開放から粗が見当たりません。絞りは被写界深度の調整のためだけに使えます。強いて言えば周辺減光はわずかに出ているようです(シャドウを持ち上げているので余計わかりにくい)。

ちなみにここからしばらくは国立国会図書館から渋谷まで歩いた時に撮ったカットです。

f/4 1/160 50mm ISO200

f/5.6 1/60 50mm ISO200

f/11 1/50 50mm ISO560

画面左上 f/4(左上)・f/5.6(右上)・f/11(左下)(以下同)

こと解像力に関しては開放の周辺を見ても十分で、フレアも認められません。開放で僅かに光量落ちがあるようにも思えますが、それも1段絞れば消滅します。

画面右側

後ボケはやや二線気味ですが、そこまで派手にうるさくなる印象はないです。品が悪くならない感じで、F4でもそこそこボケます。

f/4 1/100 85mm ISO800

f/5.6 1/100 85mm ISO1600

f/11 1/100 85mm ISO7200

最近のカメラは暗所耐性がかなり高いのでISOをガンガン上げられます。その点で開放F4でも十分戦えるなと感じます。ISO7200なんてD600ではそもそも指定できませんし。まあさすがにISO7200だと粗も見えますが。

画面中央右側

さて、画面はゴチャついていますがどれもクリアに描写されていることがわかると思います。特に光源の周りにフレアが取り巻いていないのは大変うれしいポイントです。AI AF 85/1.8Sの開放を見てうなだれた経験があるだけに。

f/4 1/640 34mm ISO200 リサイズ済

f/5.6 1/320 34mm ISO200 リサイズ済

f/11 1/80 34mm ISO200 リサイズ済

遠景を普通に上げようとしたらはてなブログくんに「ファイルサイズデカすぎ」とおこられました。見ての通り白川郷です。

画面左下隅

さて、このレンズは広角側の画面端で解像力が低下するという話があります。確かにちょっと荒れてますね。まあ等倍にしてこんなもんなので大したことないといえばそうです。画面中央部の解像力に関しては絞ってももはや何も変わりません。

f/4 1/400 120mm ISO200 リサイズ済

f/5.6 1/200 120mm ISO200 リサイズ済

f/11 1/50 120mm ISO200

同じ場所からもう1カット。一本でここまでカバーしてくれるわけですから旅行用レンズはとりあえずこの一本で済みます。

画面中央

中央部はもはや絞りによる画質の変化がわかりません。

画面右上周辺

像高の問題なのかピント(被写界深度)の問題なのか、奥のほうは多少解像力の低下が認められます。当然ですが遠景では絞るのが定石です。あと全体的にディティールがつぶれてる気がするんだけどどうなんだろう……?

 

もっと絞りブラケットでいろいろ観察したいところですが、なにせ合宿やら万博やら中心に使っていたのでそう都合よく絞りブラケットしてる写真が見当たりませんでした。なのでここからは一枚ずつ眺めていきます。

f/5.6 1/500 84mm ISO200

山中湖畔では9月上旬でも色づいている木がありました。プログラムオートでf/5.6です。品の良いボケですね。画面左側の小枝が浮き立って見えます。様々なコートを有効に使っているだけあってヌケもなかなか良いのではないでしょうか。

f/4 1/25 24mm ISO250

万博はコモンズ館内ホンジュラス。マヤ遺跡のところですね。入口にあった置物を24mmでぐっと寄った一枚です。このレンズは最短撮影距離0.35mと短く、しかもズーム中一定。今多いバリフォーカルレンズ(cf.第六十五夜)ではなく狭義のズームレンズというところも個人的に魅力に思います。そういうレンズの「正しさ」にこだわる面倒な人間なのです。

さすがに点光源ボケが前後とも変形していますが、ピント面の解像感はさすがです。周辺の像の流れもこの画像からはほとんど感じません。

f/7.1 1/200 24mm ISO100

本万博で大変な人気を博したイタリア・ヴァチカン館。翌日にナショナルデーを控えたこの日は国旗を模した3色のリボンが大屋根リングとの間にかかっていました。構図的にはもっと広角のレンズを使ってもよかった(この日は一応New 20/4を持ってきていた)のですがレンズ交換が面倒で……いくらレンズがあっても交換が面倒に感じたらそれでおしまいです。その点で、本格的な広角24mmから中望遠120mmまでの広い焦点距離域を一本でカバーする本レンズは大変重宝します。

画面左下

f/7.1まで絞っているだけあって隅まで十分に解像しています。

f/4 1/50 36mm ISO100 リサイズ済

スペイン館のポストカードの展示です。画面端が若干流れているような気もしますが、F4通し5倍ズームであることを考えれば十分でしょう。なお歪曲収差は自動補正されます。

f/4 1/50 50mm ISO4000

大屋根リング、なかなか素敵な建築ですよね。ショップ、お手洗い、休憩所、待機列収容空間、展望デッキを包含する今万博の象徴です。このくらいの暗さになってくるとレンズの解像力云々より暗所耐性のほうが問題になってきます。ノイズ除去がかかるとちょっとぼやけた、線の太い画になるんですよね。暗い場面でのパフォーマンスを高めたければ単焦点を使うべきです。まあこのレンズでも必要十分ではあります。

f/4 1/25 100mm ISO51200

夏ですから花火です。雨が降っている中強行したので、コンクリートに乗っている水が良い具合に点光源になっています。ボケの「品」がいい感じ、伝わりますでしょうか。まあ口径食は多少あります。

f/6.3 1/160 49mm ISO100

中央部

50mm近傍の点ボケをもう一度。絞ったためか寄ったためかボケの質がちょっと落ちて、点光源のボケはやや嫌な感じになっています。ただ点でなければ悪くないボケなんですよね。というかボケが2種類ある気がする。万博は西ゲート側です。

f/4 1/60 64mm ISO1800

丸一日並んで入場したイタリア館の「ファルネーゼのアトラス」像。万博は終わりましたが大阪市内の美術館に移されて年明けまで見れるそうです。ずいぶんな大盤振る舞い。手の甲のあたりの質感描写がすばらしいです。

f/8 1/250 24mm ISO100 リサイズ済

大阪駅11番のりばの外側のデッキ上から。逆光の場面で、画面ちょうど中央にゴーストが出ちゃってます。さすがに無頓着すぎたな……まあ出てもこんなもんということです。

f/4 1/100 88mm ISO180

右上

一般枠の締め切り直前に滑り込めた日本館、イスを作っているところです。相変わらず解像感は良いですが、点光源の後ボケの形が崩れ、中身もスカスカになってしまっています。ちょっと「安っぽい」ボケですね。その割に点光源の反射のない部分のボケは悪くない感じで、ちょっと不思議です。まあそもそもパビリオン内では24mmばっかり使ってました。

万博は初めて行った際に荷物の多さ重さに耐えかねて泣きかけました。その反省を生かし、次回以降は鞄一つにまとめて行くことにしたところ、カメラをZ6 + Z 24-120/4 Sに一本化したことでこれを実現できました。画質はご覧の通り満足のいくものです。「これさえあれば足りる」という安心感は、撮影時もそうですがパッキング時や移動時に真価を発揮します。最小限の荷物量(と時間)で最大限のパフォーマンスを発揮したい場面にもってこいの一本です。

一方で、レンズを交換せず済むので、いろいろなレンズを使って工夫して撮るといった楽しみが全くなくなってしまうレンズでもあります。荷物量・時間に余裕があるならZ6にマウントアダプターをこさえてMFの時代のレンズを使ってやるほうが楽しいでしょう。逆に、全焦点距離・全画面でほぼ均一の描写をするので、ブラックミストなどエフェクトフィルターを使って撮影することを考えると、「ニュートラルなレンズ」という意味で重宝すると思います。いずれにせよ、Zユーザーなら誰もが検討してよいレンズです。

ずいぶん長くなってしまいましたのでここら辺で。

機材紹介:F-601M

年二度の恒例行事、松屋銀座の「世界の中古カメラ市」が終わりました。今年は直近数回より転売ヤー・海外バイヤーの数が減り、私がカメラをやり始めた頃のカメラ好きのお祭り感が戻ってきた感じがします。

 

こんなものを拾ってきました。

Nikon F-601M

「欲しいといえば欲しいけど別にわざわざ探して買うほどでもないのでのんびり探していこう」の枠に収まっていたF-601Mです。

Nikon F-601M

型式 モーター内蔵35mm一眼レフレックス電子制御式フォーカルプレーンシャッターカメラ
レンズマウント ニコンFマウント(CPU接点・固定式AI連動レバー)
交換レンズ

CPU内蔵レンズ(P/S/Dタイプ):フル機能使用可能
非CPUのAI系レンズ(AI改/AI/AI-S):A/Mモードのみ、一部制限あり
G/Eタイプレンズ・非AIレンズ・F3AF用AFレンズ・IXニッコール:使用不可

ファインダー ハイアイポイントアイレベル、ペンタプリズム使用、視野率約92%
スクリーン 専用K型スプリットマイクロ
プレビュー 不可
シャッター 電子制御縦走りフォーカルプレンシャッター
シャッタースピード B, 30~1/2000
電源 CR-P2 ×1使用

Nikon F-601QD

1990年、F-601/F-601QDと同時期に発売されたカメラで、F-601からAFと内蔵スピードライトを省略したオートワインディングのMFカメラです。AFですらないプラカメ(フィルムAF初期~フィルム末期のカメラは外観がやたらプラスチッキーなのでプラカメと俗称される)ということになります。

MFプラカメ、Nikon F-301とF-601M

Nikon F-301

F-601シリーズ発売の5年前、1985年9月にはF-301というカメラが発売されています。1985年といえば「αショック」と言われるα-7000の発売年。ニコンとしては本格的AFの始まりであるF-501の発売直前で、F-301は同社初のワインダー内蔵機として登場したカメラです。F-501はこの意匠をほぼそのまま踏襲しています(開発中のF-501からAFを抜いて先に出したのがF-301だとも言われています)。

このF-301はFE系やFAの延長線上にあると言っても良い操作系を持つカメラで、レンズ側絞り環使用(つまりボディ側にコマンドダイヤルがない)でマルチモードプログラムオートを搭載しています(撮影モードはP/PHI/A/M)。基本的な操作系はFE系ほぼそのまま。CPU接点もなく、自動巻き上げ(ちなみに巻き戻しは手動)以外の使用感はほとんどFE系そのものです(Pvや絞り値直読み窓がないなどグレードは若干落ちます)。

F-601M CPU接点

これに対してF-601Mは、MFボディでありながらにしてCPU接点がついています。AFユニットがないだけで中身はF-601なので仕様もF-601に準拠しているというわけですね。F-601はAI-SボディでもないのでP(プログラムオート)などのフル機能を使うにはCPUレンズが必要であり、そのCPUレンズは(純正では)2本のAI-PレンズとPCニッコールを除けばすべてAFレンズですから、AFレンズを装着してMFで使うことが前提となっているというちょっと不思議なカメラということになります。

じゃあなんでこんなよくわからないカメラを出したのでしょう。一説には廉価化を求める声に応えたためとあります。特に海外において、AFを省略してでも安くしてくれという声が各社に届いていたようです。私はF型ニコン(とニコワン)以外からきしですので詳しいことは分かりませんが、他社にも同様のMFボディが存在しているらしいですね。

Canon 5D/Nikon F-601M

AF機構とともにスピードライトも省かれています。使いたければ外付けのスピードライトを買ってねということです。しかし内蔵スピードライトがないと頭の部分の印象がかなり変わりますね。どこか5D初代を連想させるペンタ部です(やっぱあんまり似てない?)。

そういったことを考えると、F-601Mは逆に玄人向けなカメラに仕上がっているようにも思えます。露出はともかくもピントは自分で合わせてやるんだ、内蔵のスピードライトなんて使わないぞ……という人には(F-801系より安いという意味で)最適なカメラだったかもしれません。そんな硬派な方ならF3AFなんて買わなかったでしょうし(AF初期のF-501やF4と異なり、F-601MはF3AF用AFレンズに非対応とされています)。ちなみにF-601シリーズにはF-801やF-301(いずれも2ピン接続)では使えないスクリュー式のレリーズを使えるのも玄人好みのポイントです。

 

……まあ今日においてはAF内蔵のカメラもジャンク箱にジャンク価格で存在しているので、MFで撮りたい/価格を抑えたいからといってわざわざF-601Mを探す必要はないです。機能を省いた廉価版にありがちですがあんまり数出ていないっぽくむしろプレミア品の枠ですし(Nikomat FSと同類)。しかもF-601系は電池が入手しにくく価格も高めなCR-P2。上位機種でしかも単三4本使用(まあこれはこれでバッテリーケースがやられがちなんですが)のF-801系のほうが絶対いいですし、非CPUレンズを多用するようであれば非CPUでもPモードが使えるF-301/501(単四or単三4本使用)といった安価なAI-Sボディを狙うのもいいでしょう。それか時代を飛ばしてNikomat系を買ってみるのも面白いかもしれません。

そういうわけなので、実用用途というよりコレクション的な意味合いの強いMNGでした。

 

参考文献

kintarou.skr.jp

photoandculture-tokyo.com

 

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スニペットを知って世界が変わったかもしれない

こんにちは。

大学生(一応文系)な中の人ですが、レポート・スライドの類はいつからかLaTeXで書くことに慣れてしまっています。出力に時間はかかりますが立ち上げるのは速いしファイルも軽いですよね。Wordもいいんだけども。

で、今まではすべて手動で打っていました。ファイルを新規作成したら\documentclass{ltjsarticle}からはじめてプリアンブルも全部手打ち。覚えてしまえばいいのですが普通に面倒です。

そういうわけでスニペットの出番です。今更かよと言われればそれまでですが。

スニペット

VSCodeへの辞書登録みたいな感じですね。キー("prefix")を入力すると候補が出てきて、選択された状態でEnter(私は予期しない変換を避けるためにTabに変更しましたが)押下で入力される、というものです。ここにひとまとまりのコードを登録しておけば、prefixの入力だけでかなり形になっていきます。例えばプリアンブル含めLaTeXの最低限の形を入れておけば1秒かからず最低限の形のドキュメントができます(下記の例)。また、\begin{hoge}と\end{hoge}で囲わないといけないものもこれで呼び出せば入力を最小化できますし、frame環境などいくつかの要素がまとまって必要なものもまとめて呼び出せます。新たな書き方(機能)に一度出会ったとき、その環境名だけ覚えておいて記法はスニペットに投げて仕舞えば、いちいち覚えておく必要がなくなります。

たとえば、次のようなスニペットを登録しておいたとしましょう。


{
    "default-tex-preamble": {
        "prefix": "article",
        "body": [
            "\\documentclass{ltjsarticle}",
            "\\usepackage{ascmac}",
            "\\usepackage{amsmath}",
            "\\usepackage{multicol}",
            "\\usepackage{pxrubrica}",
            "\\usepackage{graphicx}",
            "\\usepackage{url}",
            "",
            "\\begin{document}",
            "",
            "\\title{$1}",
            "\\author{${2:緑つり革のわ か ば だ い}}",
            "\\date{$3}",
            "\\maketitle",
            "",
            "\\section{$4}",
            "",
            "\\end{document}"
        ],
        "description": "LaTeXで文書を書くときの標準プリアンブル。"
    },
}

新たな.texファイルで"article"と入力すると、スニペットを選択できる

このとき、.texファイルで"article"と入力すると、"article"という変換項目が出てきます。それを選ぶとたちまち

スニペットを選択すると、内容が反映される

こうなります。一瞬で最低限の文書が作成できてしまいました。

登録方法

VSCodeアプリ左下の設定アイコン>「スニペット」>好きな名前を入力してグローバルスニペット作成で新たなスニペットの集まりを作成できます。

続いて個別のスニペットを定義していきます。最低限必要な情報はスニペットの名前、"prefix"(スニペットを呼び出すカギ)、"body"(スニペット本体=入力される文字列)。"hogehoge": "fugafuga",の形で書いていきます(JSON。ダブルクォート、コロン、行末のカンマを忘れずに)。

ここで、$記号を使えるようにしておくととても強いです。$記号はカーソル飛ばし位置(Tabキーで飛ばす)で、$1→$2→……と飛ばせます。$0は最終的なカーソル位置です($1……のみ、または$0のみの使用も可能で、その場合$1→$2→……$0の順にカーソルが移動します)。通常入力が必要な部分に$記号を置いておくと、呼び出した際に楽です。上の例では、$1の位置にカーソルが来ていることが分かります。また$2のデフォルト入力もされていますね。

これを普通に保存すれば完了です。

ところで、スニペット登録において、TeXがそうであるようにJSONでも"\"(バックスラッシュ)はメタ文字で、出力させたいコマンドをそのままダブルクォートで囲うだけではエラーを吐きます(なお、"\t"でtabの命令になります)。"\"を出力させるには"\\"とします。詳しいことは上のコード例を見てみてくださいな。

IXニッコール、思ったより大変そう

こんにちは。わかばだいです。

IXニッコール全6本

今夏のコミケ(スペースいただけました!!!)ではIXニッコール本を出したいと思っていて、機材収集をするなどしています。ラインナップが6本あるうちのあと1本だった(いつのまにか5本はそろってました)20-60の旧外装を購入して、ひとまずIXニッコールコンプリートです。

さて、IXニッコールの脱法的な使い方の紹介と作例撮影のために社外FTZ(「Gタイプ対応」のマウントアダプター K&Fの"KF-NGZ")にIXニッコールレンズを付けようとしたのですが、そもそも物理的に咬合不可でした。というのも、通常のFマウントCPUレンズは接点のチップよりフィルム側には何もないんですよね。それで本体側との接触が回避されているのですが、IXニッコールでは接点からさらにフィルム側に部品が飛び出しています。これで、一般的なFマウントボディはおろか純正FTZもKF-NGZも、マウント面を合わせることすらできなくなっています。

解決法としては、その接点からフィルム側に飛び出ているカバー部品を取り外してしまえばよいです。他のCPUレンズと同様、この部品は3つのネジで止められているので、それらのネジを取り外してしまえば、問題のでっぱりが解消されて、(SLRにつけるのはいずれにせよ不可ですが)KF-NGZに装着することができ、(KF-NGZは絞り環があり接点のないマウントアダプターなのでMFレンズとして)撮影することもできます。

IX-Nikkor 24-70/3.5-5.6 マウント部品

しかし、これができるのは30-60mmと60-180mm(前期・後期とも)に限られます。なんとこのでっぱりからマウント面、ズームリングの手前までが一体に成形されているレンズがあるのです。具体的には20-60旧外装と24-70、つまり黒い外装の標準ズーム2本です。また20-60新外装(銀)はでっぱりからマウントまでが一体成型です。

つまりでっぱりを取ろうとするとマウントまでなくなっちゃうので、簡単にはどうにもなりません。私は性としてレンズに不可逆な改造は施したくありませんので鋸で削るのは論外とすると、新たにこの部品を製造するかマウントアダプターを変えるか、という厳しい二択が迫られるわけです。うーん、難しい。実際佐藤氏はマウントアダプターを複数枚重ねることで回避していましたね(第七十五夜参照)。

今回は短いですがここまで。夏コミまで8週間切ったことだし、執筆も進めていきます。国際展示場でお会いしましょう。

おまけの宣伝。ニコワン本をレモン社新宿店に委託してきました。見本誌もあるので行ったらペラッとめくっていってください。あの空間、ほとんどコミケのカメラ島です。

機材紹介:Nikon D1

むしろ「欲しい!」と思ったものがその通りに目の前に流れてくるだけだったらちょっとつまらないかも、とか思い始めたわかばだいです。

今回は友人に連れ出されてカメラ屋に行ったらあったので買ってしまったカメラをば。自分は当初そこまで興味を示さなかったのですが、実際に触り、その日に店頭に出たばかりと知り、友人に煽られ、安い割に綺麗だったことも後押しして買ってしまったのです。

最初の一枚

購入当初バッテリーの充電がなく画像を出力してくれなかった(電圧不足だと真っ黒な画しか出力しなくなるらしいです)ので、購入後チャージャーを借りて充電してきて、DX Micro 40/2.8Gをつけて適当に机の上で一枚。

Nikon D1 + AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm f/2.8G
f/5.6 1/80 ISO(N/A, 確か200)

あれ、良い……

低画素CCDで画素の目立つノイジーな画になるかと思いきや、すっきりしていてなかなかえっちな色。この一枚に惚れ込んで色々と調べ始めることに。

 

Nikon D1

Nikon D1 (+ AI AF NIKKOR 50mm 1:1.4S)

(旧HPリンク:https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d1/spec.html リダイレクトされて現行HPに飛ばされます)

型式 レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ
撮影素子 23.7(H)×15.6(V)mmサイズ原色CCD 総画素数274万画素、有効画素数266万画素
記録画素数 2,000×1,312ピクセル
撮影感度 ISO200, 400, 800, 1600相当
記録媒体 CF(Type I/II)
フォーカスエリア 5点
シャッタースピード 30~1/16000秒、Bulb
シンクロ同調 X=1/500
リモートコントロール 10ピンターミナル
電源 EN-4(+クイックチャージャーMH-15/16、EH-3)、ACアダプタEH-4

pc.watch.impress.co.jp

インターネットもちょこちょこ出はじめたころのカメラですので当時の記事がネット上に残っています。

新たな時代の訪れ

1999年発売。このカメラの発売を以て本格的DSLRの時代が幕を開けた、と言っていいような、記念碑的な意味合いも強いカメラです。

とはいっても、D1以前にニコン/富士写真フィルムがF4ベースで縮小光学系を搭載したEシリーズデジタル(E3など)を、コダックが各社のカメラを改造したDCSシリーズを出していましたし、何よりキヤノンAPS-Cサイズに相当する(つまりD1とほば同じサイズの)センサーを搭載したDSLRカメラD2000を発売していました。

しかしD1はある一点で、これらのカメラとは一線を画していました。価格です。先に挙げたカメラは全て100万円オーバー、D2000は198万円。それに対しD1は65万円(実はバッテリー別売で6万円するのですが)という破格でした。その衝撃は多くの資料の語るところです。今考えても「最新のフラッグシップモデルが70万」なら納得でしょう(単純比較はできませんが、現実としてZ 9は公式通販価格77.22万円です)。この価格破壊によりD1は『爆発的にヒット』し、本格的DSLRへの第一歩を確実なものにしました。

www.nikon-image.com

むろん安かったことだけがD1成功の理由ではありません。D1が優れた描写性能を有していたからこそ報道を中心に受け入れられたわけです。

ニコン社内では1996年6月、トップ01プロジェクトというプロジェクトが立ち上がります。これは本格的なデジタルカメラを開発するプロジェクトで、専門分野の異なる多くの社員が集まってまだ見ぬ理想のデジタルカメラの構想を練っていたといいます。

当時はレンズ交換式カメラのほか、背面に液晶パネルを備えたコンパクトデジタルカメラという潮流も出てきていました。そこでこのプロジェクトでは、まず本格的コンパクトデジタルカメラ、続けてDSLRを開発することになり、実際にE900を1998年に発売、そしてD1を1999年に発売するに至りました。

センサー

D1は2.66MP(266万画素)のCCDセンサーを搭載しています。DXフォーマットに2.66MPなのでそれはもうとんでもなく画素サイズが大きいです。24MP級と比べると面積比で9倍もあることになります。

噂によると、2.66MP出力ながら実は10MP級のセンサーを使っていて、タテ2×ヨコ2の4画素をビニングして出力しているとか。おそらくハードウエアビニングのような気がしますが、いずれにせよそのおかげでノイズが少なく階調再現性の高いセンサーになっているようです。ちなみにISO感度は200~1600相当、1段ステップで、2段まで増感できます。

さて2.66MPというサイズ。今日のカメラでは低画素帯でも20MP、高画素機では48MPを大きく超えてきますから隔世の感です。しかし本当にそれほどの大きさって必要なのでしょうか。先日Twitter(現"X")で「4Kで読み込む」なる項目が出たことが話題になりましたが、4Kってせいぜい8MPほどですし、普段の写真はもっと小さなサイズで公開されていることになります。実際モニター上で見る限りD1の2.66MPの写真も特に違和感なく高画質に感じました。

紙に焼くとすると、300dpi実寸で2Lに少し届かないくらいです。ここはいずれA4(9MP相当)に焼いて試してみます。ちなみに同じ計算では、A3ノビに必要な画素数の目安は16MP台なので、24MP級ですら持て余します(cf. https://support.kitamura.jp/s/article/40 2025-02-28閲覧)。そういう訳で、個人的には一般に24MP級あれば満足、10MP級あればまあ充分、と考えています。話が逸れましたが、D1は「大焼きには向かないがTwitterなら十分」と思っておきます。

ボディ

D1のボディは『F5と併用して違和感のない操作性と堅牢性』になっています。F5の改造機ではないもののかなりの部分でF5の設計を流用していると言ってよく、デザインをはじめサイズ感やボタン配置などはほぼ共通しています(見方を変えると、F5のサイズまで持ってこれた最初のDSLRカメラと言えるかもしれません)。なおF5の時代まで降りてくれば、露出補正の向きが逆なこと以外はほとんど今日のデジタル機と同じ操作感で操作できるようになっています。

この頃は背面LCDもまだまだ信頼に足るものではなく、フィルム機よろしくほとんどの設定を液晶画面とコマンドダイヤルで行います。カスタム設定はもちろん、Exif用の日時設定も肩液晶とコマンドダイヤルで。説明書がなかったら何も設定できないところでしたが、幸いにもニコン公式によってネット上に使用説明書が公開されていますので、ありがたく参照しましょう。なお背面LCDは撮影した写真を再生する際に拡大することもできない程度には非力です。LCDをふさぐ蓋すら付属し、本当にオマケ程度の扱いであったことが分かります。まあこの一つ前の世代の、上述のEシリーズデジタルカメラは背面まるごとPCカードスロットだったし。

バッテリー

いわゆるオールドカメラに必ずと言ってよいほど付きまとうのがバッテリーの問題。例に漏れずD1においても頭を悩ませてきます。

D1のバッテリーはEN-4。D1シリーズ専用のバッテリーです。チャージャも必要ですし、まあダルい。スペックとしてはNi-MH 7.2V 2000mAhで、3.7Vの18650電池を2つ用いるアダプターを3Dプリントしている猛者もいらっしゃるようです。実際オールドカメラのバッテリー問題は「入手性(充電器含む)」と「劣化」によるもので、劣化したものを高く買うくらいなら(比較的)新しいセルを用いる方がよほど安全だし性能も高い、というわけですね。もちろん知識がないと燃やしかねないので、怖ければ適当な互換電池が出ていますからそちらを選ぶのが賢明でしょう。

……そうはいっても私の方がまだ対応できてないので、しばらくD1は文鎮です。

ちなみに、電池の入手性だけはずば抜けて良い単三乾電池駆動のカメラでも、電池を押さえつけるための電池室蓋がツメの折損で閉まらない……といったトラブルが多いので、やはり悩みの種です。あとは液漏れ……

結局まだ1枚しか撮れてないんですが、だからこそ余計にワクワクさせられるカメラです。偶然D1刺繍のストラップも入手できたので、バッテリ問題さえ解決出来たら一通り使いたいですね。A4に焼いてどんなもんかも見たいところです。

 

……書いてからしばらく経って、まさかのもう一台目を入手しました、という話はまた次回にいたしましょう(この記事は初めてのD1を買った直後に書いてからなぜかしばらく塩漬けにしており、その間にニコンのHPがリニューアルされてD1のページが消えてしまった)。

<07.5.10追記>

なんか公式の歴史ページにD1の紹介があったので置いておきます。

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使用雑感:AI NIKKOR 50mm 1:2

AI NIKKOR 50mm 1:2

最近あんまり使ってなかったAI 50/2を久々に使ってきたので軽く感想を書いていきます。

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ニッコール千夜一夜物語の第二夜で取り上げられているレンズになります。大下さんの1本目はこのレンズでした。

光学系略史

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レンジファインダーカメラの時代から5cmF2レンズは定番レンズでした。このころ標準単焦点レンズの光学系には広くゾナー型が採用されていました。コートが未発達な時代において3群で構成できる(=空気との境界面を減らせるのでガラスの透過率を上げゴーストを抑えることができる)ことや全長を短くできる点にアドバンテージがあったためです。

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その後一眼レフカメラの時代になると、ゾナー型標準単焦点は姿を消します。最大且つ決定的な要因はゾナー型では一眼レフカメラに必要なバックフォーカスを稼げないため。一方、コートの進化や新ガラスの開発によって従前は劣っていると考えられていた(ダブル)ガウス型レンズの性能が向上。レンジファインダーカメラの時代から一部レンズ(-N 5cmF1.1など)で採用されていましたが、一眼レフの時代になると標準単焦点から広めの中望遠にかけて広く採用されていきます。5cmF2もそのうちの一本です。

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一眼レフカメラ立ち上げ当初、もちろん一眼レフカメラの性能向上にも苦心しましたが、一眼レフ用レンズの設計にも大きな苦労があったといいます。一眼レフである以上ミラーボックスが入るだけのバックフォーカスが必要になりますが、ざっくり話すと同じレンズタイプにおいてはバックフォーカスは焦点距離(≒画角)に比例します。すなわち焦点距離の短い広角レンズになればなるほどバックフォーカスは短くなり、これを解決するには根本的な解決、すなわち新たなレンズタイプの採用が必須になるのです。

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結局レンジファインダー用レンズをほぼそのまま流用出来たのは105mm級以上に限られ、85mm級から広角側は全て設計し直しになりました。(105mm級や135mm級では光学系の流用が見られますが、200mm級(-Q Auto 20cmF4)ですらF登場後に設計されているように、最終的にほとんどのFマウントレンズが新規に設計されています。)なお一眼レフを一眼レフとして使うことを諦め、ミラーアップ状態でレンズを装着させることにしたレンズも存在します(-O 2.1cmF4など)。

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話を50mmに戻しましょう。より広角の35mm級などよりは大変ではなかったとはいえ、50mm(正確には51.6mmなのですが)単焦点レンズの設計も容易ではありませんでした。Fマウント最初期の標準単焦点-S Auto 5.8cmF1.4と-S Auto 5cmF2で、50mmを諦めて少し焦点距離を伸ばしたり、50mmにするために(ダブル)ガウス型レンズの前に弱い凹レンズを入れたりしています。その後の光学設計の進展によって生まれたのが、第二世代とでも呼ぶべき-S Auto 50/1.4-H Auto 50/2です。どちらもベストセラーレンズになっています。

NIKKOR-H Auto 1:2 f=50mm 光学断面図

こうして設計された-H Auto 50/2レンズは、先代よりレンズを1枚減らし、典型的な4群6枚の(ダブル)ガウス型レンズになっています。F1.4級では7枚以上、F2級でも二つ後の光学系=AI 50/1.8S (L)以降は変形ガウス型になるので、Fマウント50mmで素直な(ダブル)ガウス型はこの50/2と次代のAI 50/1.8の二種のみになります。

-H Auto 50/2は、光学の基本設計はそのままに-H.C Auto→New→AIと外装を更新していきます。そしてAI 50/1.8で光学系が更新となりました。諸元を書いていて気づいたのですがAIレンズとして発売されたのは1年(12か月)と比較的短く、市場でもそこまで見かけないかなと思います(光学系の同じ-H Autoならどこにでもあります)。

試写

撮りました。

今回も「絞りブラケット」方式、絞り優先モードで同じ構図で絞りを変え写りを比較します。

ニッコール千夜一夜物語第二夜でも触れられている通り、いわゆる「絞りが効く」タイプのレンズです。

Nikon D750 + AI NIKKOR 50mm 1:2
f/2 1/4000 ISO100

f/2.8 1/4000 ISO100

f/5.6 1/1250 ISO100

f/11 1/320 ISO100

ちょっと露出量が変わっちゃってますが、そこは目をつぶっていただいて。絞り解放では遠めに見ても分かる程度にはふわっとしているのがわかります。

センター(左上F2, 右上F2.8, 左下F5.6, 右下F11)

像高4割付近

画面端

絞り開放では画面全体に亘ってフレアが発生しています。一段絞ると画面中央部のフレアは減少しますが周辺には残存。F5.6まで絞ればフレアは完全になくなり、F11ではさらに解像力が向上します。

f/2 1/400 ISO200

f/2.8 1/200 ISO200

f/5.6 1/50 ISO200

50mmで1/50、若干ブレてますね。なぜISOを上げなかったのか……

像高8割程度

後ボケも絞りによって変わります。開放近傍では二線ボケ気味ですがF5.6まで絞ればその傾向が和らぎいい感じのボケになります。また絞り羽根が6枚なのでボケの形は正六角形になります。

f/2 1/320 ISO200

f/2.8 1/160 ISO200

f/5.6 1/40 ISO200

像高5割付近

F2.8は、F2開放よりフレアが少ないもののF5.6よりはふわっとしている感じになります。

像高9割付近

繰り返しになりますが開放だと二線ボケの傾向が強いので、文字なんかがあるとごちゃつきます。典型的な球面収差を過剰補正にバランスしているレンズという感じです(50mmレンズはこのバランスが多い印象)。つまり前ボケはいい感じになりそうです。

F5.6まで絞るとボケの絶対量が少なくなるとともに「質」もよくなるので、画面全体に気を遣うならF5.6以上に絞ることをお勧めします。ただボケが正六角形になるのでその点で不自然に感じることがあるかもしれないです(左側のボケがわかりやすい)。個人的には角形ボケ好きですけどね。

総括

「開放は柔らかく絞ればカッチリな大口径レンズ」というレンズを夢見たりしますが、開放が柔らかいのには原因があるわけなので、なかなかすべてが理想通りというのは難しいものです。その点ソフトフォーカスはフィルター方式が最適なのかな。面倒だけど。

絞りが利くレンズなので、背景・後ボケに気を付けながら絞りによる描写の違いを楽しむのがよさそうです。今回は人工物ばっかりでしたが、花の撮影とかにもいいレンズなのではと思います。

千夜一夜本編ではわずかに歪曲収差が残っていることが指摘されていますが、確かにわずかに残っていることには残っていますがほとんどわからないです。また対称型らしく色収差の類は認められず、絞ればかなりキリッとします。開放でのフレアの出方もクセがないので意図的に使いやすいのでは。開放での解像感を期待するとズッコケますが、理解して使うとなかなか面白いレンズです。

諸元

AI NIKKOR 50mm 1:2
型式 ニコンFマウントレンズ
焦点距離 50mm
レンズ構成 4群6枚((ダブル)ガウス型)
最短撮影距離 0.45m(-H Auto 50/2は0.6m)
絞り羽根枚数 6枚
絞り F2-16
アタッチメントサイズ 52mm(P=0.75mm)
発売 1977年3月(-H Auto 50/2は1964年1月)
光学系の先代 NIKKOR-S Auto 1:2 f=5cm(1959年6月)
後継 AI NIKKOR 50mm 1:1.8(1978年3月)

 

【日記】デスクトップPCを導入した!!!

世の中はなんでもスマホ一つで解決してしまう、出来てしまう時代ですが、ガジェオタというかオタクというか、我々にとってパソコンはなくてはならない存在……というよりあって当然くらいの存在です。二つ下の後輩が大学に入る時にパソコンを買った際に「普段パソコン使わないので使い方が分からない」と言っていたときには「はっ」とさせられました。まあ普通の人はTwitterに張り付かないしまして同人誌なんて書かないからな……

さて、パソコンにはご存じの通り、大きく分けて持ち運びできるノートパソコンと据え置き型のデスクトップパソコンの2つがあります。大学で使うなり外回りの仕事で使うなりといった用途で使われるのは専らノートですね。テレビニュースでステレオタイプ的な「パソコン」の資料を出す時、誰かとテレビ電話を繋いで取材した時、記者会見……といった場面で出てくるのは決まってビジネス向けPCの代名詞たるLet's NOTE。使ってますが軽くて良いですよ。

一般的な事務作業、具体的にOfficeアプリがサポートするところの文書作成・表計算・スライド作成等の用途では、ミドルレンジビジネスノートPCで事足りることが多いわけですが、ゲーム・動画作成・写真現像といった(特に映像を多用する「重たい」)動作にはより高性能なデスクトップPCが必要になってきます。私も(申し訳程度に)写真の現像だったり写真を多用した同人誌編集だったりをやるので、ちょくちょくPCの性能不足に悩まされてきました。

 

そんなこんなで、カメクラ兼ガジェオタ(?)な友人と一緒に秋葉原に行く機会があり、中古店を回って見繕ってもらいました。結局購入したのはケース・電源・マザボ・CPU・CPUファン・RAM16GBがセットになったジャンクデスクトップPC。ついでに新品のm.2 SSD 512GBも買って帰りました。あと電源から異音してたので友人に変えてもらいました。

OSはケースについてたシリアルで通して初期設定を終わらせ最低限動かせる状態に。あとは家で眠っていたPCからUSBのWi-Fiレシーバを奪取し(自室には有線LANの環境がないのです)、モニタにつなげるためのHDMI-DVIアダプタを買い(それまでテレビでやってました。解像度低すぎて厳しかった)、リビングで眠ってたMDアンプを移設して音声も出力できるようにしていったん完全な姿になったかな、という感じです。

 

実は友人と秋葉原を巡った日にスピーカも入手していて、オーディオ沼にも落ちかけている……のですがその話はいったん置いておいて、PCを実際に使ってみての感想を軽く。やはり動作が圧倒的に軽いです。今回グラボは買っていないのでCPUの内蔵グラフィックに頼っているわけですが、さすがはデスクトップ用CPUというだけあって、特に重たいNX Studioなんかを使った際に動作が明らかに軽い。ノートPCでは設定の反映に時間がかかる……だけならいいんですが頻繁にBoDが出てしまって、先輩の卒業式後の写真を撮ったはいいが現像がままならずお待たせしてしまう……ということがあったので、サクサク現像作業を進められるのには感動しました。未現像の写真はたまる一方だったので、気軽に現像できるのはすごくうれしいです。

NX Studioで現像後の書き出し中のCPU利用率グラフ。一つの山で1枚書き出している

 

さて、パソコンが2台に増えて困ることといえば、データの扱いです。面倒です。

pc.watch.impress.co.jp

そこで目を付けたのが設定画面をあさっているときに見つけたリモートデスクトップ接続。このサイトを参考に、とりあえずChrome版とWindows版両方試してみました。なおデスクトップPCに入れた(ついてきた)OSはHome版なのでWindows版ではサーバ側になれませんが、データを従来通りノートに入れておいて、家にいるときで必要な時にデスクトップから参照してあげればいい(Windows版なら直接ファイル・フォルダのやり取りができます)と考えれば十分かなあと。

ちなみにちょっとしたコツですが、リモートデスクトップの詳細設定で「ローカルリソース\キーボード」の設定で、リモートデスクトップをアプリとみなしてショートカットキー(Alt+Tabなど)を適用するか、リモートデスクトップで接続したPCの中でショートカットキーを適用するかを選べます。接続先PCで複数ウインドウ使わないとか、頻繁に接続元PCに戻ってくるとかの場合には、この設定を「このコンピュータ」にしておいた上で、接続元PCで仮想デスクトップを新たに作り(Ctrl+Win+D)、新たな仮想デスクトップでリモートデスクトップを起動して接続、とやってあげると、接続元PC上でいつも通りタブを切り替えられ、さらにCtrl+Win+左右キーで接続先PCの画面に切り替えられるという操作系にできます。これ便利です。

 

そんな感じで、ひとまず我が家もデスクトップPCを扱える環境になりました。写真現像がすごくはかどると思います。

今後機器更新していくとすれば、インターネット環境をさすがに貧弱なUSBレシーバから有線にするとか、メモリ増設するとか、グラボ入れるとか、モニタを増設するとか(今使ってるのが19年落ちというのと、写真をやるんだからカラーキャリブレーションモニタ欲しいよね)、そこらへんかなと思います。まあ様子見て性能上げたければ同じ世代のi7とかに変えてもいいし。とりあえずしばらく運用してみます。

 

最後に自分向けを含めて諸元
Core i5-12400 6C12T / NVMe 512GB SSD / DDR4-3200 8GB*2
ちなみにノートがCore i5-8365U 4C8T / SATA 512GB SSD / DDR3-2133 16GB(オンボード