
『更年期障害と生活習慣病への実践的アプローチ~50代男性の健康を守る!~②』
- 男性更年期障害とは何か?
- 年齢別テストステロン平均値の推移
- 生活習慣病リスクの高まり
- 運動療法の効果
- 運動種類別の健康指標改善効果
- 50代男性の推奨週間運動頻度
- 運動と併せて大切な生活習慣
- 50代男性の生活習慣病リスク要因
- 医療機関との連携
- 実践的なアドバイス
- まとめ
- 男性更年期障害の主な症状と出現頻度
こんにちは、よういちろうです。
僕が20代いや30代ですかね、その頃には「男性更年期」って言葉は存在しなかったと思うんですよ。まあ、存在したかもしれませんが、ほぼ聞いた記憶がありません。
しかし最近では普通に「男性更年期」というワードが認知されていますよね。
認知されるということは、男性更年期と診断される人が多くなってきたからでしょう。
できることなら避けたいと思いますよね。
普段意識しない人も多いようですので、この機会にしっかり理解しておきましょう。
ということで、今日は50代男性に多くみられる健康課題と、その対策についてお話しします。
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男性更年期障害とは何か?

多くの方は「更年期障害」と聞くと女性特有のものと思われがちですが、男性にも「男性更年期障害(LOH症候群:加齢男性性腺機能低下症候群)」があります。40代後半から50代にかけて、テストステロン(男性ホルモン)の分泌量が徐々に減少し、様々な身体的・精神的症状を引き起こすことがあります。
年齢別テストステロン平均値の推移
- level
※個人差があり、基準値内でも症状が現れることがあります
主な症状としては:
- 疲労感や体力の低下
- 集中力や記憶力の減退
- 気分の落ち込みやイライラ
- 性欲減退
- 体脂肪の増加(特に腹部)
- 筋力の低下
これらの症状は、単なる「年齢のせい」と片付けられがちですが、適切な対策で大幅に改善できることが多いのです。
生活習慣病リスクの高まり

同時に50代は、生活習慣病のリスクが急激に高まる時期でもあります。日本人男性の死因上位を占める心疾患、脳血管疾患、がんなどの多くは、長年の生活習慣の積み重ねによって引き起こされます。
特に注意すべき指標には:
- 血圧
- 血糖値
- コレステロール値(特にLDLコレステロール)
- 中性脂肪
- 腹囲(内臓脂肪)
があります。これらの数値が基準値を超えると、メタボリックシンドロームと診断され、将来的な心疾患や脳卒中のリスクが大幅に高まります。
運動療法の効果
運動種類別の健康指標改善効果
- テストステロン増加
- インスリン感受性向上
- 血圧低下
- HDLコレステロール増加
※12週間のトレーニングプログラムによる平均的な改善率
ここで朗報です。これらの健康課題に対して、適切な運動は驚くほど効果的な「薬」となります。私が多くのクライアントさんと関わってきた経験から、特に以下の運動が50代男性に有効だと実感しています。
50代男性の推奨週間運動頻度
- 筋力トレーニング
- 有酸素運動(中強度)
- 有酸素運動(軽強度)
- 柔軟性・バランス
※アメリカスポーツ医学会(ACSM)およびWHOのガイドラインに基づく
1. レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)
特に下半身の大きな筋肉を使ったトレーニングは、テストステロンの分泌を促進します。例えば:
- スクワット:股関節と膝の曲げ伸ばしを行う基本動作で、太もも前面と臀部を鍛えます。自重から始め、徐々に負荷を増やしていくのが理想的です。
- デッドリフト:床から重量を持ち上げる動作で、背中、臀部、ハムストリングスなど全身の筋肉を使います。
- ランジ:片足を前に出して行う動作で、バランス能力も向上します。
これらのエクササイズを週に2〜3回、各8〜12回×2〜3セット行うことで、筋力維持・向上だけでなく、男性ホルモンの分泌促進効果も期待できます。
2. 有酸素運動
心肺機能の向上と脂肪燃焼に効果的な有酸素運動も欠かせません:
- ウォーキング:最も手軽で安全な有酸素運動です。1日30分、週に5日程度を目標にしましょう。
- サイクリング:膝への負担が少なく、長時間続けられるのが利点です。
- 水泳:全身の筋肉を使いながら、関節への負担が少ない理想的な運動です。
有酸素運動は血糖値の改善、善玉コレステロール(HDL)の増加、血圧の安定化に効果があります。特に食後の軽い運動は血糖値の急上昇を防ぐのに役立ちます。
3. 柔軟性とバランストレーニング
年齢とともに硬くなりがちな筋肉や関節のケアも重要です:
- ストレッチ:主要な筋群を伸ばす動作を、各15〜30秒間保持します。
- ヨガ:柔軟性だけでなく、心身のリラックス効果も期待できます。
- バランス練習:片足立ちなどの簡単な動作から始め、徐々に難易度を上げていきます。
これらは怪我の予防にもなり、日常生活の動作をスムーズにします。
運動と併せて大切な生活習慣
運動効果を最大化するためには、以下の生活習慣も整えることが重要です:
1. 栄養管理
- たんぱく質摂取:筋肉の維持・回復に必要です。魚、肉、大豆製品、乳製品などから積極的に摂りましょう。
- 野菜・果物:抗酸化物質が豊富で、細胞の老化を防ぎます。
- 適切な脂質:オメガ3脂肪酸(青魚、亜麻仁油など)は炎症抑制効果があります。
- 糖質の質と量:精製された糖質よりも、玄米や全粒粉などの複合糖質を選びましょう。
2. 睡眠の質の向上
テストステロンは主に睡眠中に分泌されるため、質の高い睡眠は男性ホルモンの維持に不可欠です:
- 規則正しい就寝・起床時間
- 寝室の環境整備(温度、光、音など)
- 就寝前のリラックスルーティン(入浴、読書など)
- アルコールやカフェインの就寝前摂取を控える
3. ストレス管理
慢性的なストレスはコルチゾールというホルモンの分泌を促し、テストステロンと拮抗します:
- 呼吸法や瞑想
- 趣味や創作活動
- 自然の中での時間
- 人との交流
50代男性の生活習慣病リスク要因
- リスク増加率
※各要因がある場合の生活習慣病発症リスク増加率(対照群比)
医療機関との連携
自己管理だけでなく、医療機関との連携も重要です:
- 定期的な健康診断(少なくとも年1回)
- 異常を感じたら早めの受診
- 運動開始前のメディカルチェック(特に心疾患リスクのある方)
- 必要に応じたホルモン検査
特に更年期症状が強い場合は、泌尿器科や男性更年期外来での専門的な診断と治療も選択肢となります。
実践的なアドバイス

最後に、50代男性が健康習慣を取り入れるための実践的なアドバイスをいくつか紹介します:
- 小さな変化から始める:いきなり大きな目標を立てず、5分間のストレッチや1000歩の追加ウォーキングなど、達成可能な小さな目標から始めましょう。
- 楽しさを見つける:続けるためには楽しさが不可欠です。グループレッスンへの参加、友人との運動、自然の中での活動など、自分が楽しめる形を見つけましょう。
- 記録をつける:体重、体脂肪率、血圧などの数値や、運動内容、体調の変化を記録することで、モチベーション維持につながります。
- 仲間を作る:同年代の仲間と一緒に健康維持に取り組むことで、継続率が大幅に向上します。家族の協力を得ることも大切です。
- 専門家のサポートを活用する:パーソナルトレーナーや栄養士などの専門家のアドバイスを受けることで、効率的かつ安全に目標に近づけます。
まとめ
50代は人生の転換期であり、健康への投資が最も大きなリターンをもたらす時期でもあります。男性更年期障害や生活習慣病のリスクは確かに高まりますが、適切な運動と生活習慣の改善によって、多くの症状は予防・改善できます。
男性更年期障害の主な症状と出現頻度
| 症状 | 出現頻度 | 運動による改善効果 |
|---|---|---|
| 疲労感・倦怠感 | 約70% | 高い(有酸素運動+筋トレ) |
| 集中力・記憶力の低下 | 約65% | 中程度(有酸素運動) |
| 抑うつ気分 | 約60% | 高い(有酸素運動) |
| 性欲減退 | 約55% | 中程度(筋力トレーニング) |
| 筋力低下 | 約50% | 非常に高い(筋力トレーニング) |
| 内臓脂肪増加 | 約75% | 高い(複合トレーニング) |
| 不眠・睡眠障害 | 約45% | 中程度(有酸素運動) |
※日本泌尿器科学会および日本Men's Health医学会のデータを参考
「歳だから仕方ない」と諦めるのではなく、自分の体と向き合い、積極的にケアすることで、充実した50代、そしてその先の人生を迎えることができるでしょう。健康は一朝一夕に得られるものではありませんが、今日からの小さな一歩が、明日の大きな変化につながります。
健康管理の旅に、いつでもサポートできることを嬉しく思います。一緒に、より健康で活力ある日々を目指しましょう。
最後までお読みいただきどうもありがとうございます。
それではまた。
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