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外的承認を求めない本当の強さとは - 内面から湧き上がる充実感の見つけ方

50代男性の自重筋トレ体験談:外的承認を求めない本当の強さとは - 内面から湧き上がる充実感の見つけ方

 

 

はじめに - 人に見せるためではない筋トレの価値

こんにちは。筋トレを始めて2年ほどが経過した50代の男性です。今日は「外的承認を求めない」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。

筋トレを始めた当初、僕も正直に言えば「少しはカッコよく見られたい」「ちょっとだけモテたい」という気持ちがありました。ぽっこりお腹を何とかしたいという危機感もありましたが、やはり人からの評価を気にしていた部分は否定できません。

しかし、継続していく中で気づいたことがあります。本当の筋トレの価値は、他人からの評価や承認ではなく、自分自身の内面から生まれる充実感や満足感にあるということです。

承認欲求から解放される過程

最初は人の目を意識していた

筋トレを始めた頃、僕は職場の同僚に「最近筋トレ始めたんです」と自慢げに話していました。体型の変化が現れ始めると、「おっ、引き締まったんじゃない?」という言葉を期待していたのも事実です。

妻や息子からも何か反応があるのではないかと密かに期待していました。しかし、家族は特に何も言わず、いつも通りの日常が続いているだけでした。同僚たちも筋トレに興味があるわけではなく、ゴルフやジョギングの話題の方が盛り上がります。

そんな中で、僕は少し寂しさを感じていました。「こんなに頑張っているのに、誰も気づいてくれない」「評価してくれない」という気持ちです。

転機となった気づき

転機が訪れたのは、筋トレを始めて半年ほど経った頃でした。夕食後2時間空けてからのトレーニングが習慣になり、その日の体調に合わせてメニューを決める自分なりのスタイルが確立されてきた時期です。

ある日、プランクをしている最中に、ふと気づいたんです。「僕は今、この瞬間、誰のためにこれをやっているんだろう?」と。

その時に感じたのは、純粋に自分の体が強くなっていく喜び、集中できている心地よさ、そして「今日も自分との約束を守れた」という達成感でした。誰かに見られているわけでも、評価されるわけでもない。ただ、自分が自分のためにやっている行為の中に、深い満足感があったんです。

内面から生まれる本当の強さ

自己対話の質が変わった

外的承認を求めなくなってから、僕の自己対話の質が明らかに変わりました。

以前は「この筋肉、人から見てどう映るかな?」「もう少し大きくなったら褒められるかな?」という思考が多かったのですが、今では「今日の体調はどうかな?」「昨日より少し強くなれているかな?」「このトレーニング、自分の体にとって適切だろうか?」という内面的な問いかけが中心になっています。

このような思考の変化は、筋トレの時間だけでなく、日常生活全体にも波及しています。仕事でも「上司に評価されるため」ではなく「自分が納得できる仕事をするため」という意識が強くなりました。

食事への意識も変わった

外的承認を求めなくなると、食事への向き合い方も変わってきます。

以前の僕は、朝食はコーヒーとトースト程度、昼食はコンビニ弁当、夕食は妻の手料理でしたが量が多めという生活でした。体型を気にしていた時期は「人から見て太っていると思われたくない」という理由で食事制限を考えていました。

しかし今では、朝食に卵と納豆を取り入れ、昼食ではタンパク質を多く含むものを選び、夕食は適量を心がけてタンパク質を重視するようになりました。これは「人に見せるため」ではなく「自分の体が喜ぶため」「自分の健康のため」という動機からです。

この変化により、食事そのものがより豊かな体験になりました。「この食材が今の自分の体にどんな良い影響をもたらすだろう」と考えながら食べることで、食事の時間が単なる栄養補給ではなく、自分自身への投資の時間になったんです。

継続の原動力が変わった

プレッシャーから解放される

外的承認を求めている時期は、継続にプレッシャーを感じていました。「今日サボったら、せっかく褒められ始めた努力が無駄になってしまう」「体型が戻ったら恥ずかしい」という恐れが動機となっていたんです。

このようなプレッシャーは、短期的にはモチベーションになりますが、長期的には疲弊の原因になります。常に人の目を気にしながらの行動は、心理的な負担が大きく、継続を困難にしてしまいます。

しかし、外的承認から解放されると、継続の質が変わりました。「今日は体調が良くないから、軽めのメニューにしよう」「今日は調子が良いから、少しチャレンジしてみよう」というように、自分の内面の声に従って柔軟にトレーニングできるようになったんです。

記録をつけない理由

僕は筋トレの記録をつけていません。これも外的承認を求めない姿勢と関連しています。

記録をつけることで成長を可視化し、それを人に見せたり、SNSに投稿したりする人もいます。それはそれで素晴らしいモチベーションの維持方法だと思います。しかし僕の場合は、記録をつけることで「数字のため」「記録のため」にトレーニングをしてしまう可能性を感じました。

その代わりに、その日の体調に合わせてメニューを決めることで、常に自分の内面と向き合うことを大切にしています。「今日の自分は何を求めているだろう?」「どんなトレーニングが必要だろう?」という問いかけの方が、僕にとってはより価値があると感じています。

メンタル面への深い影響

自己肯定感の質的変化

外的承認を求めていた時期の自己肯定感は、他人からの評価に依存していました。褒められると嬉しく、何も言われないと不安になる。このような不安定な状態では、本当の意味での自信は育ちません。

しかし、内面からの満足感を重視するようになってからは、自己肯定感の土台が変わりました。「今日も自分との約束を守れた」「自分の体を大切にできた」「自分の限界を少し超えることができた」という、自分自身との関係性から生まれる肯定感です。

この変化は日常生活のあらゆる場面に影響を与えています。仕事でミスをしても必要以上に落ち込まなくなりましたし、人間関係でも相手の反応を過度に気にすることが減りました。

ストレス管理能力の向上

外的承認を求めなくなったことで、ストレス管理能力も向上しました。

以前は、人からどう思われているかを常に気にしていたため、些細なことでもストレスを感じやすい状態でした。職場での発言一つとっても「今の発言、変に思われなかっただろうか?」「もっと良い言い方があったのではないか?」と後から悩むことが多かったんです。

筋トレを通じて内面と向き合う習慣ができてからは、このような外的な要因によるストレスが大幅に減少しました。もちろんストレスが全くなくなったわけではありませんが、ストレスの受け止め方が変わったんです。

「これは自分でコントロールできることか、できないことか」「この状況から自分は何を学べるか」「今の自分にとって最善の対応は何か」という視点で物事を捉えられるようになりました。

睡眠の質の向上

心の平安が睡眠に与える影響

外的承認への執着から解放されることで、睡眠の質も大きく改善されました。

以前は夜寝る前に、その日の出来事を振り返りながら「あの時、もっとうまく対応できていれば」「明日、あの人は僕のことをどう思っているだろう」といったことを考えてしまい、なかなか眠りにつけないことがありました。

しかし今では、夕食後のトレーニングを終えた後の心の状態が非常に穏やかで、自然に深い眠りに入ることができます。「今日も自分なりに精一杯やった」という満足感が、心を落ち着かせてくれるんです。

睡眠の質が向上したことで、翌日の集中力や判断力も向上し、それがまた良いサイクルを生み出しています。

人間関係への良い波及効果

家族との関係の変化

家族は相変わらず僕の筋トレに特別な興味を示すわけではありませんが、僕自身の心の持ち方の変化が家族との関係にも良い影響を与えています。

以前は「家族からも認められたい」「努力を評価してもらいたい」という気持ちがどこかにあったため、無意識のうちに家族に対して期待や要求をしていました。妻に「最近引き締まったね」と言ってもらえないと、少し寂しく感じてしまうこともありました。

しかし、外的承認を求めなくなってからは、家族に対する接し方が自然になりました。「認めてもらいたい」という下心がなくなったことで、純粋に家族を大切にしたい、家族の幸せを願いたいという気持ちが強くなったんです。

妻は特に何も言いませんが、僕の変化を感じ取っているのか、以前よりも自然な笑顔を見せてくれることが多くなった気がします。息子とも、お互いの生活を尊重し合う、良い距離感を保てるようになりました。

職場での人間関係

職場でも同様の変化がありました。同僚との世間話も、以前は「自分がどう思われているか」を気にしながらの会話でしたが、今では相手の話に純粋に興味を持って聞けるようになりました。

筋トレをしている同僚はいませんが、それぞれがゴルフやジョギング、散歩などで健康管理をしています。以前なら「筋トレの方が効果的なのに」と心の中で優劣をつけてしまうこともありましたが、今では「それぞれが自分に合った方法で健康を大切にしているんだな」と素直に思えます。

このような心の持ち方の変化が、職場の雰囲気を和やかにしているのかもしれません。同僚たちとの関係も、以前よりもリラックスしたものになっています。

長期的な人生設計への影響

健康への投資という視点

外的承認を求めない筋トレは、長期的な人生設計にも大きな影響を与えています。

「人に見せるため」の筋トレは、どうしても短期的な結果を求めがちになります。「夏までに腹筋を割りたい」「同窓会までに痩せたい」といった具体的な目標は、それはそれで意味のあるものですが、その目標を達成した後のモチベーション維持が課題になります。

しかし、自分自身の健康と向き合うための筋トレは、継続性が全く違います。これは「健康への投資」という長期的な視点に基づいているからです。

50代の僕にとって、筋トレは単なる体型維持ではなく、将来の健康的な生活を支える基盤作りです。70代、80代になった時に、自分の足でしっかりと歩き、自分のことは自分でできる体を維持したい。そのための今の投資なんです。

人生の充実度の向上

外的承認から解放された筋トレは、人生全体の充実度を向上させています。

他人からの評価に一喜一憂していた時期は、常に心が揺れ動いている状態でした。良い評価をもらえた時は天にも昇る気持ちになりますが、期待した反応がなかった時は深く落ち込んでしまう。このような感情の起伏の大きさは、実は精神的にとても疲れるものです。

今では、そのような外的要因に振り回されることが大幅に減り、心の平安を保ちやすくなりました。毎日の小さな達成感の積み重ねが、静かで深い満足感を生み出しています。

この満足感は、人生に対する感謝の気持ちも育ててくれます。「今日も健康な体で筋トレができた」「家族が元気で過ごせている」「仕事があることのありがたさ」など、当たり前だと思っていたことへの感謝の気持ちが自然に湧いてくるようになりました。

実践的なアドバイス

承認欲求との向き合い方

これまでの体験談をお読みいただいて「でも、やっぱり人から認められたい気持ちは消えない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。それは自然なことです。僕も完全に外的承認への欲求がなくなったわけではありません。

大切なのは、承認欲求を完全に否定することではなく、それに振り回されないことです。

「人から褒められたら嬉しい、でもそれが主な目的ではない」という心の持ち方です。承認は「おまけ」として受け取り、メインの目的は常に「自分自身の健康と成長」に置く。このようなバランス感覚が重要だと思います。

内面の声に耳を傾ける習慣

外的承認を求めない筋トレを実践するために最も大切なのは、自分の内面の声に耳を傾ける習慣を身につけることです。

トレーニング前に「今日の体調はどうかな?」「何を重点的にやりたいかな?」と自分に問いかけてみてください。トレーニング中も「今の自分にとって適切な負荷かな?」「無理をしていないかな?」と内面と対話してみてください。

そして、トレーニング後には「今日は自分とどんな対話ができただろう?」「体は何を伝えてくれただろう?」と振り返ってみてください。

このような習慣を続けることで、徐々に自分自身との関係が深まり、外的承認への依存が減っていくはずです。

小さな達成感を大切にする

外的承認を求めない筋トレでは、小さな達成感を大切にすることが重要です。

「今日は昨日より1回多く腕立て伏せができた」「プランクを10秒長くキープできた」「トレーニング後の爽快感を味わえた」など、他人には分からない小さな成長や変化を意識的に感じ取ってください。

これらの小さな達成感は、他人からの評価とは比べ物にならないほど深い満足感をもたらしてくれます。なぜなら、それは誰にも奪われることのない、自分だけの宝物だからです。

まとめ - 本当の強さとは

筋トレを通じて学んだ最も大切なことは、本当の強さとは外見の筋肉ではなく、内面の充実感だということです。

外的承認を求める筋トレは、どこか不安定で依存的な側面があります。人からの評価に左右され、その評価がなくなると継続が困難になってしまう可能性があります。

しかし、自分自身との対話を重視し、内面からの満足感を大切にする筋トレは、非常に安定した土台の上に成り立っています。誰かに奪われることもなく、環境が変わっても継続できる、本当の意味での強さを育ててくれます。

50代という年齢は、人生の折り返し点を過ぎ、残りの人生をどう生きるかを真剣に考える時期でもあります。その中で、他人からの評価や承認に振り回される生き方から、自分自身の価値観と向き合う生き方へとシフトしていくことは、とても意味のあることだと思います。

筋トレは、その良いきっかけとツールになってくれます。特別な器具も必要なく、自宅で誰でも始められる自重トレーニングは、このような内面との対話を始めるのに最適な方法です。

もしこの記事を読んで「自分も始めてみようか」と思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひ小さな一歩を踏み出してみてください。腕立て伏せ1回から、プランク10秒から、スクワット3回から、何でも構いません。

大切なのは、その小さな一歩を「誰のために」踏み出すかです。人に見せるためではなく、自分自身のために。人から認められるためではなく、自分が自分を認められるために。

そんな心構えで始めた筋トレは、きっとあなたの人生に深い充実感をもたらしてくれるはずです。

一緒に、内面から湧き上がる本当の強さを育てていきませんか。