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実行意図で変わる習慣化のコツ - 単なる思いつきの行動はやめよう

50代からの筋トレ:実行意図で変わる習慣化のコツ - 単なる思いつきの行動はやめよう

 

 

こんにちは。僕も50代になって、健康について真剣に考えるようになりました。特に自宅での自重トレーニングを始めてから、体だけでなく心の変化も実感しています。今日は、筋トレを継続する上で僕が学んだ「実行意図」という考え方についてお話しします。これは、単なる思いつきの行動から脱却し、本当に習慣化につながる方法です。

「やろう」と思っただけでは続かない現実

筋トレを始めた当初、僕は典型的な「思いつき行動」の罠にはまっていました。「今日は腕立て伏せをやろう」「明日はスクワットも加えよう」といった具合に、その場の気分で決めていたんです。

結果はどうだったかというと、3日坊主の繰り返し。会社から帰って夕食前の時間に「さあ、やろう」と思っても、疲れていたり、テレビが面白かったりすると、あっという間に「今日はいいか」となってしまいました。

同年代の同僚たちも似たような経験があるようで、世間話の中で「運動しなきゃと思うんだけどね」という話はよく出ます。でも実際に継続している人はほとんどいません。ゴルフや散歩を趣味にしている人はいますが、筋トレのような日常的な運動習慣を身につけている人は少ないのが現実です。

実行意図とは何か

実行意図(Implementation Intention)とは、心理学の研究で注目されている行動変容の手法です。簡単に言うと、「いつ、どこで、何を、どのようにするか」を具体的に事前に決めておくことです。

従来の目標設定が「筋トレをする」という曖昧なものだとすれば、実行意図は「夕食後2時間経った21時に、リビングで、腕立て伏せを20回、スクワットを30回、プランクを1分間行う」といった具体的な計画を立てることです。

この違いは想像以上に大きいものでした。僕自身、この考え方を知ってから筋トレの継続率が劇的に向上したんです。

僕の実行意図の変遷

初期の失敗パターン

最初の頃は「帰宅後に筋トレをする」という漠然とした目標でした。帰宅時間はだいたい18時30分頃で、夕食前の19時までの30分間を使おうと考えていました。

しかし、この時間設定には問題がありました。仕事で疲れて帰ってきた直後に運動をするのは、思っている以上にハードルが高いんです。また、妻が夕食の準備をしている時間帯でもあり、キッチン周りが慌ただしい雰囲気の中では集中できませんでした。

改善後の成功パターン

現在は「夕食後2時間空けた21時に、リビングで筋トレをする」という実行意図を設定しています。この変更により、継続率が格段に向上しました。

なぜこの時間帯が良かったのでしょうか。まず、夕食後2時間空けることで消化に配慮できます。また、21時という時間は家族もくつろいでいる時間で、邪魔されることが少なく、集中できる環境が整います。

場所も重要でした。最初は寝室でやろうと思っていましたが、リビングの方が広くて動きやすく、換気も良好です。家族に「筋トレしているな」とわかってもらえるのも、意外なメリットでした。理解してもらうことで、その時間は静かにしてもらえるようになったんです。

実行意図の4つの要素

1. いつ(When)

時間の設定は最も重要な要素の一つです。僕の場合、21時という固定時刻にしました。「夕食後に」や「時間があるときに」といった曖昧な設定では、結局やらない日が多くなってしまいます。

平日と休日で時間を変えることも考えましたが、習慣化を重視して同じ時刻に統一しました。人間の体内時計は一定のリズムを好むため、毎日同じ時間にすることで自然と体が準備を始めるようになります。

2. どこで(Where)

場所の設定も重要です。僕はリビングを選びましたが、これには理由があります。まず、十分なスペースがあること。次に、換気が良いこと。そして、家族に見えることで適度な緊張感とモチベーションが保てることです。

最初は「人に見られるのは恥ずかしい」と思っていましたが、実際は逆でした。妻や息子が帰省した時に見られることで、「頑張っているな」という認識を持ってもらえ、それが続ける動機になっています。

3. 何を(What)

メニューについては、僕は記録をつけていませんが、基本的なパターンは決めています。腕立て伏せ、スクワット、プランクをベースに、その日の体調に合わせて回数や時間を調整しています。

大切なのは、完璧を求めすぎないことです。疲れている日は軽めに、調子の良い日は少し多めに。体調に合わせて柔軟に対応することで、長期的な継続が可能になります。

4. どのように(How)

やり方についても、ある程度の流れを決めています。まず軽いストレッチから始めて、メインの筋トレ、最後にクールダウンという流れです。この一連の流れを決めておくことで、迷わずに始められます。

音楽をかけるかどうか、水分補給のタイミングなど、細かい部分まで決めておくと、より自動的に行動できるようになります。

思いつき行動の罠を避ける

完璧主義の罠

「今日は時間があるから、いつもより多めにやろう」という思いつきは、実は危険な罠です。一日だけ頑張りすぎると、翌日に疲れが残って休んでしまい、そのまま継続が途切れることがよくあります。

僕も最初の頃は、調子が良い日に張り切りすぎて失敗したことが何度もありました。現在は、体調が良い日でも基本メニューから大きく外れないようにしています。

気分に左右される行動

「今日はやる気がないから軽めに」「昨日サボったから今日は多めに」といった気分による変動も、継続の妨げになります。実行意図を設定することで、気分に左右されずに一定のパフォーマンスを維持できるようになります。

もちろん、体調が悪いときは無理をしません。しかし、単なる気分の問題であれば、決めたことを淡々と実行することを心がけています。

食事への波及効果

筋トレの実行意図を設定したことで、食事にも良い影響が現れました。以前は朝食はコーヒーとトースト程度、昼食はコンビニ弁当、夕食は妻の手料理でしたが量が多めという生活でした。

現在は朝食に卵と納豆を取り入れ、昼食もコンビニ弁当をやめてタンパク質を多く含むものを選ぶようになりました。夕食も適量を心がけ、タンパク質を重視した内容に変化しています。

これも実行意図の考え方を応用したものです。「タンパク質を摂る」という曖昧な目標ではなく、「朝食では卵2個と納豆1パック」「昼食ではサラダチキンか魚の定食」といった具体的な行動指針を決めました。

睡眠とストレス管理への影響

21時に筋トレをすることで、その後の時間の使い方も変化しました。筋トレ後は軽くシャワーを浴びて、23時頃には就寝するというリズムが自然と確立されました。

以前は深夜までテレビを見たり、スマホを触ったりすることが多かったのですが、筋トレを組み込むことで生活リズムが整いました。質の良い睡眠が取れるようになり、翌日の仕事への集中力も向上しています。

ストレス管理の面でも効果を感じています。一日の終わりに体を動かすことで、仕事のストレスをリセットできるようになりました。筋トレ中は仕事のことを考えず、体の動きに集中することで、良いメンタル・リセットの時間になっています。

長期的な視点での健康設計

実行意図を設定して筋トレを継続することで、長期的な健康人生設計についても考えるようになりました。50代の今から始めることで、60代、70代でも健康でいられる可能性が高まります。

同年代の同僚たちを見ていると、健康に対する意識の差が徐々に現れてきているのを感じます。特に体力面での差は、今後さらに大きくなっていくでしょう。

筋トレを継続することで得られるのは、単なる筋肉量の維持だけではありません。骨密度の維持、転倒予防、認知機能の維持など、様々な健康効果が期待できます。これらを考えると、今の小さな努力が将来の大きな資産になることが理解できます。

家族への影響と理解

家族は直接筋トレに参加することはありませんが、僕の変化を理解してくれています。妻は特に何も言いませんが、21時の時間帯は静かにしてくれるようになりました。これも実行意図を明確にしたことで、家族にも習慣として認識してもらえたからだと思います。

息子も帰省した際に「続けているんだな」と認めてくれています。家族が筋トレに興味を示すことはありませんが、僕の健康への取り組みを理解し、サポートしてくれることは大きな支えになっています。

実行意図を成功させるコツ

小さく始める

実行意図を設定する際は、大きな目標よりも小さく確実にできることから始めることが重要です。「毎日1時間筋トレする」よりも「毎日15分筋トレする」の方が継続しやすく、習慣として定着させやすいです。

環境を整える

実行意図を成功させるためには、環境づくりも大切です。筋トレする場所を整理整頓しておく、必要なものを準備しておく、邪魔になるものを除けておくなど、スムーズに始められる環境を作っておきましょう。

柔軟性を保つ

実行意図は具体的である必要がありますが、完全に固定的である必要はありません。体調や生活リズムの変化に合わせて、適宜調整することも大切です。重要なのは、調整しても基本的な枠組みは維持することです。

まとめ:思いつきから習慣へ

 

50代からの健康づくりにおいて、実行意図の設定は非常に効果的な方法です。単なる「筋トレをしよう」という思いつきではなく、「いつ、どこで、何を、どのように」を具体的に決めることで、継続可能な習慣を作ることができます。

僕自身の経験からも、この方法の効果は実証済みです。筋トレだけでなく、食事、睡眠、ストレス管理にも良い影響が波及し、生活全体の質が向上しました。

皆さんも、まずは小さな実行意図から始めてみてください。「明日の21時に、リビングで腕立て伏せを10回する」といった簡単なものでも構いません。大切なのは、思いつきの行動から脱却し、意図的で継続可能な習慣を築くことです。

50代からの新しいスタートに、遅すぎることはありません。今日決めた小さな実行意図が、明日からの健康的な人生への第一歩となることを願っています。一歩一歩、確実に進んでいきましょう。