水栓に困る!<4>(新築篇)の続きになります。
予算の関係から、当初三つつけるはずの水栓は二つになった。玄関の水栓は「必要な物」だと思うし、ベランダの水栓もまた「必要な物」だ。この二つは代用が効かない。もちろん、どんなものでも代用が効かないというわけでもない。玄関にしろ、ベランダにしろ、水栓がないなら、風呂場でも洗面台、台所からでも水を汲んで使えばいいのかもしれないが、それはあまりにも手間がかかりすぎる。僕の言う「必要な物」というのは、それにかかる手間を考えた上で「必要な物」としている。
三つ目の水栓は、庭につける予定の水栓だった。庭に水を撒くために必要だと思ったから当初の計画にはあった代物だけれど、庭の水撒きであれば、玄関の水栓から如雨露に水を組むことも可能というのもあって、少しは手間がかかるにしても、代用は容易と判断して、庭の水栓はなくした。そして実際には玄関の水栓を利用することで水撒きはできている。ただ、長女が何往復もしながら水を撒いているのを見ると、ふと、つけておけばよかったかな? と思ってしまうものだ。
困ったことがあった。
庭の水栓を「いらないもの」にしたことは、間違いではない。実際に、庭の水栓がなくとも、玄関の水栓から如雨露に水を注げばいいだけだ。代替が効くものであれば、予算を超えてまでつける必要はない。それはその通りだ。また長女がもう少し成長すれば大きめの如雨露が使えるようになるのだから問題ない。それに、雨水を溜められる貯水槽みたいなものを外付けすることも考えられる。ただ、この貯水槽というやつは、これまた以前、家を建てたときにつけたことがあったが、ほとんど使わなかった。まあ、そのときは、庭で草花を育てたいからと言っていた人がほとんど何もしなかったため使わなかっただけだ。土いじりが嫌いな僕が庭の整備をしていたのだから、貯水槽から水を撒くようなこともなく、ただただ僕は雑草を抜いていた。
今ならどうだろうか。妻はもちろんだが、長女がこまめに花壇の世話をしている。貯水槽があればそこから水を取って水をやるようになるだろう。そう考えれば、庭には水栓ではなく貯水槽で十分ということも考えられる。しかし、貯水槽は当初考えてもいなかったので、どこに置いたらいいのだろうとも思う。雨水が流れる樋に付けるのだから、素人の僕が日曜大工でやるのはちょっと大変かもしれない。
妻が、玄関にある水栓に取り付けてある散水ホースを庭の方まで引っ張って行って水を撒いていると言っていた。その頃、庭までの道に敷いてある防犯砂利の一部が薄くなり、防草シートがめくれることもあって、定期的に直していた。妻の散水ホースの件を聞いて、この現象の原因がわかってすっきりした。
長女は自閉症の障害特性かどうかは分からないが、多少、合理的ではないことであっても従順に同じ作業を繰り返すことがある。そのため、何度も往復しながら如雨露に水を入れて庭の花壇に水やりすることに疑問がないようだ。妻の場合は、小さい如雨露で何度も往復することが面倒なようで玄関の散水ホースをどうにか庭でも使いたいと思うらしい。基本的には長女が水やりをしているから妻が水やりをすることは休みの日くらいだけれど、僕としてはどうにかしたいと思った。庭の水栓はつけておけばよかったと妻が言っていた。
そんなこともあって、貯水槽のことも考えたのだけれど、貯水槽を取り付けるのはちょっと面倒な気もしたので、どうにか玄関の水栓を利用するということを考えた。玄関の水栓につけてある散水ホースを庭に使う問題は、防犯砂利を偏らせ、防草シートをめくりあげてしまう問題というのがあるので、これを解決させる必要がある。
我が家の玄関から庭に行くには、駐車場から繋がる花壇もある広めの犬走りと、室外機なども置いてある文字通りの狭い犬走りがある。広い方の犬走りにある花壇は、駐車場あたりまで散水ホースを引っ張れば水やりは可能だが、広い方の犬走りまで散水ホースを引っ張っていって庭の花壇に水をあげようとすると、例によって引きずられたホースによって防犯砂利がどかされ、下にある防草シートがめくれる自体になってしまう。しかも水撒きが花壇までギリギリ届くか届かないかという状態らしい。となると、解決策としては、広い犬走りの花壇の水やりは駐車場から散水ホースで撒くとして、庭の花壇に関しては、狭い方の犬走りから散水ホースをひっぱって撒くということになるのだろう。
水栓に困る!<6>(新築篇)に続きます。