サイドパネルを裏返す
今度はサイドパネルを裏返してみた。

Trinnovで測定をしていると、「響きすぎ、レベルが足りない」的なエラーが出たので、パネルのフィンのキャラクターを回避して中低域の響きを吸音するためにパネルを裏返して置いてみたのである。
この手の実験も散々やったが、C214を前に出してからは行っていなかったので、ちょうどよい機会となった。
パネルの位置は100ヘルツのトーンを出しながら音が強調される場所を探したのだ。
そこで気づくだろう。
「この馬鹿は、100Hzが強調される場所にスピーカーを置いている」ではないかと。
それはわかっている。
もう30㎝も前に出せば、今度は100ヘルツのディップになるわけだ。しかし30㎝も前に出すとスピーカーとリスニングポイントの距離が近すぎるのだ。そこで、聴感でどうにかバランスが取れそうなところを探したのが今の位置なのだ。
細長い部屋でリスニングポイントがどんどん後退できるのであればともかく、そうではないので、各ユニット、左右で空間合成が無理なく行うことが出来ながらもある程度のエネルギーバランスをとることができる関係を探った結果、手を打った位置がここなのだ。
壁からスピーカーの距離ばかりを気にするが、それだけではだめで、バッフル面からリスニングポイントまでの距離とリスニングポイントから背面壁の距離も考えないといけない。全ての面においてエネルギーバランスがフラットな点を確保することは難しいわけだ。
そういうわけで、このセッティングになった。サイドパネルが無い時よりも低域が太くなり、固くなった。パネルの効果は出ているのだろう。
部屋の問題は本当に深刻だ。
念のため、スピーカーセッティングを改めて再調整。4㎝前に出し、内振り角度を微妙に調整。Trinnov切った状態で中低域でふらつく感じは改善されたように思う。その後、Trinnovをかけた。
サイドパネルを外してみる
センターパネルとバッソを撤去して、センターラックを復活させたことは先日記事にした。
それではサイドパネルを撤去したらどうなるか?
これを試してみよう。

なんかとても普通の部屋になった感じ。ちょっとフィン起因の音が消えたので、ハイ落ち感があるが、しばらく鳴らすと慣れる感じの話。
定位が左に寄る部屋なので、センター定位が崩れると思ったのだが、ちょっとフォーカスが甘いが大丈夫な感じで意外だった。
定位が寄るのも定在波のせいだった???
AVAAを適正に動作させればこれだけのことができるのか。
以前も同じ実験をしたが、とてもじゃないけど聞けたものではなかったのだ。
スピーカーを変えて低域出力を落とし、AVAAの吸音力と最適化させたうえで、ピークの強いポイントに配置する。これだけのことが出来ていなかったわけだ。
Trinnovを切ってみる。さすがに定位が左に流れる。
Trinnovのプリセットはサイドパネルありで作っていたので、再度プリセットを作る。
きちんと定位をするが、測定マイクのポイントに耳を合わせないとセンター定位が決まらない感じがある。音そのものは以前よりずっとクリアーになった。
パネル起因の音がないからでしょう。
しかし、これでは使い勝手が悪い。マルチ測定をすればよいのでしょうが、手間なので、新しく作ったプリセットをコピーしたものをExcursion Curvesのタブを開いて、プラスマイナス方向に3㏈補正範囲を拡大して再計算を実施した。
これでマイクの位置と耳の位置をピンポイントで合わせなくとも定位が安定するようになった。後、後方展開がとても安定している。
特性糞部屋だから普通に使うためにこれだけ苦労するという事。情けない。
得られるものは大きいが、我が家だけが世界最悪の部屋なのだろうか?
ちなみにスピーカーパネルはそのままとする。これは以前撤去した実験を行ったが、効果はあった。
面倒くさいが改めてセンターラックにチャレンジ(その3)
リスナー背面の定在波パネルを少しいじったらやたら音がクリアーになった。
リスニングポジション側にAVAAは不要ではないかと思ったくらい。
ちょっとしたことで変わる。
困りましたね。AVAAをリア用に注文してしまったのだな。
キャンセルするのも何だから導入しましょう。どうなるやら。
いろいろいじる。C214の吸音力を4.5㏈まで増やす。ハウリングは起きない。E1TXの頃では考えられない。
奥行き方向が伸びるとともに奥行き方向の定位の精緻さが確保される。
何といえばよいのかな。
奥行き方向は再現されるけど、定位の精密さが奥の方に行くと甘くなることがある。
手前の定位は細密画みたいな表現をするが奥に行くと解像度が下がるというか。この辺りが改善された。
要するにコーナーの影響はまだあるという事なのでしょう。という事はME1TXでももっと背面は空けたほうが良いのでしょうが、そんなことを言うときりがない。
このくらいのサイズのスピーカーでも後ろは3mくらい空けないとダメとか言い出したらただでさえ誰もいないオーディオマニアの数がさらに減ってしまいそう。
何かの拍子でハウリングをすると怖いので吸音力は3㏈で押さえておく。
これなら注文したAVAAをキャンセルしないでよさそう。
センターパネルがない状態でサイドパネルだけでもう少し定位を追いかけることができないか試してみる。
センターパネルがある方が定位は明瞭なのだが、フィンのキャラクターや、今回のようなラックの反射の低減とのバーターではある。
とりあえず、こんなところかなというところでやめにしてTrinnovをかけて終わりとする。吸音力は3㏈とした。
本当にまとわりつくものが消えすっきりとした。スピーカー再生でこんなに明瞭に聞こえてよいのかなという感じ。
AVAAの吸音力の範囲でシステムを組むという発想はなかなかできないよなあ。
やっぱり唸りますね。
ノイズカットトランスだが、音質面での効果を確認しつつも、やはり唸るのですね。
高域方向で唸るから気になる。リスニングポイントではかろうじて聞こえるかどうかというレベルだが、空気録音を行うとまともに入ってしまう。
音質面では散漫なところが締まる。トランスらしい安定感もある。価格を考えればコスパの良いものではあるが、うなりは気になる。
ノイズカットトランスもピッチで処理したものだともう少し違うかもしれないが、今回購入したものはそうではないのも大きいのでしょう。
面倒くさいが改めてセンターラックにチャレンジ(その2)
このセッティングでTrinnovをかけてみる。
その前になんかおかしい。リスニングポイント側の位相的違和感がさらに減った。
センターパネルとバッソを無くしただけなのに。
パネルも各パネルも反射のタイミングが合わないとこのような症状が出ることは承知しているが、それなのかな。
定在波起因だけじゃなかった?

左右のばらつきが小さくなった感じはある。左右のばらつきが少ないと位相的違和感は減ることは確認している。この辺りはセンターパネルのせいだった?


センターパネルによりフィンのキャラがないので、以前よりはおとなしく聞こえる。録音によっては低域方向の定位が太いこともあるが、実はこれが本当だったのかどうか気になる。
音場も一応再現されている感じで、崩れた感じはなさそう。もう少しいろいろ聞いてみる必要はある。