2025/03/06にYahoo!ニュースで見かけましたが、喫茶店の倒産が急増しているそうです。
帝国データバンクの記事では「コスト増が倒産の要因」「高級コーヒーの需要を取り込むのが重要」といった切り口で分析しています。
おそらく上記の記事で言う喫茶店とはスターバックスコーヒーのようなチェーン店のカフェとは異なり、個人経営でレトロな雰囲気があって喫煙できるような、いわゆる昔ながらの喫茶店を指すのかなと思います。
ちなみに私の心に残る喫茶店は、かつて東京・人形町で営業していた越路という店舗で、今ではウェブショップのみ運営されています。
越路の昭和の時代に戻ったような店内の雰囲気が私のお気に入りでした。
昔ながらの喫茶店というと、開放的な雰囲気で複数名で会話を弾ませるカフェの客層とは異なり、下記のような客層がメインかと思います。
1.一人客
→1-1.うまい珈琲を飲みたい、特別な飲食物目当ての客
→1-2.レトロ感などを楽しみたい、特別な雰囲気目当ての客
→1-3.珈琲を飲みながら静かな店内で読書を楽しみたい、特別な環境目当ての客
2.複数名の客
→2-1.商談場所や外回りのタバコ休憩に利用したいビジネスパーソン
→2-2.店員や他の客と顔なじみで話し相手が欲しい常連客(主に中高年)
→2-3.喫茶店が主催する珈琲教室(珈琲の淹れ方などを店員から教えてもらえるイベント)の参加者
2-2のような常連客と2-3のような珈琲教室に遭遇しなければ、基本的には静かな環境を好む客層かなと思います。
そして世の中の流れとして、Zoomなどのオンライン会議や在宅ワークが普及して2-1のようなビジネスパーソンは激減していると思います。
今や社内外のキーパーソンとの会話はPCがあればお互い顔を見ながら会話できる時代です。
50代以上の世代にはオンライン会議に抵抗感があって外回りを好む人もいるかもしれませんが、今は大学ではオンライン講義がごく普通に行われているので、今の大学生が世の中で活躍するようになる時代には、外回りや出張といったものはほとんどなくなっていることでしょう。
また、喫茶店に行くよりおうちカフェを楽しむ方が、低コストで満足感が高いと気付いた消費者が増えているのでは、と思います。
私は喫茶店やカフェに行かずにおうちカフェを楽しむことが増え、その詳細は下記記事にまとめてあります。
solitary-health.hatenablog.com
上記の記事で触れていますが、私は自宅ではドリップパックで珈琲を淹れています。
1杯40円弱のコストで、私としては満足できる味と香りの珈琲が楽しめます。
私は電気ポットで沸かしたお湯にリンゴ酢やはちみつを溶かして飲むこともあります。
その詳細は下記記事にまとめてあります。
solitary-health.hatenablog.com
高級なはちみつでも、お湯で溶かすだけならばカップ1杯100円もかからないと思います。
たとえば150gで1,500円ほどのはちみつがあったとして、カップ1杯にティースプーン1杯(3~5g)のはちみつを使うとして150gから50~30杯に使用できて、1,500円で50~30杯だと1杯あたり30~50円です。
- 価格: 1400 円
- 楽天で詳細を見る
またお茶を粉末スティックやティーバッグで淹れたとして、カップ1杯あたり50円もかからないでしょう。
粉末スティックのお茶についての詳細は下記記事にまとめてあります。
solitary-health.hatenablog.com
何が言いたいかというと、カップ1杯あたり100円もかからない飲み物で満足できるのです。
500mlペットボトル入りの飲み物すら高いと思えてしまうのです。
あとは自宅の環境をレトロ感のあるインテリアや静かな部屋、好きな音楽を流すなど快適に整備すれば、上記の「1.一人客」の大半がいなくなるのです。
「いやいや、自分は生豆を煎りたて、挽きたてで淹れた珈琲でないと満足できない」という方もいるでしょう。
でもそういう方が喫茶店の屋台骨を支えるほどの常連客になるでしょうか。
そこまでこだわるなら、自宅に珈琲豆を煎る器具など一式を揃えていて、喫茶店に行く必要が無いのでは。
最近は味に満足できる冷凍食品や、外食より低コストで電子レンジで温めるだけで食べられる料理を宅配してくれる宅食サービスが普及してきています。
喫茶店に限らず外食産業全般で、料理は冷凍食品や宅食サービスで済ませればいい、と考える消費者が増えているのだろうと思います。
なんなら味へのこだわりすらなくて、食事はなるべく低コストで、必要な栄養補給と空腹感の除去さえできればいい、と割り切っている消費者すらいるでしょう。
「うちの店は半日以上煮込んだスープでうまいラーメンを作っている。うまいラーメンを求める客はいるはずだ」と豪語する店主もいるでしょう。
でも不景気な上に物価が上がっている今の時代、消費者の本音は「味の優先度は低い、何よりコスト。うまいものは年に数回食べられれば充分」といったところかと思います。
年に数回しか来ない客ばかりだったら、飲食店は維持できないですね。
それと、最近はメディアが「ラーメン1杯1,000円の壁」とか銘打って、あたかも1,000円超えなければ消費者に受け容れられるような風潮をつくっていますが、実際はワンコインの壁があると思います。
1食500円以内に収まらなければ、保温弁当箱に電子レンジで温めた白米と冷凍食品を詰めて職場に持参すればいい、と考えているビジネスパーソンは結構多い気がします。
そして今の時代の飲食店の弱点として、飲食店は時間と場所の制約を受けるサービスである、という点が挙げられます。
飲食店の営業時間内に、飲食店のある場所に足を運ばなければ、消費者はサービスを享受できません。
動画や音楽のサブスクなど、時間と場所を問わず定額で楽しみ放題のサービスにどっぷりはまっている現代の消費者には、時間と場所の制約を受けるサービスは流行りません。
おうちカフェや宅食だったら昼夜問わず好きな時間に楽しめます。
喫茶店に営業時間内に足を運んで数百円以上の珈琲を楽しむか、自宅で好きな時間に100円もかからない珈琲を楽しむか。
今の時代はおそらく後者で満足する人が多くて、外食から宅食の時代へシフトしていくのだろうと思います。
記事の情報などを調べたい方は下記の検索窓をご利用ください↓
