夕木さんの著作は『方舟』『十戒』と読んできて、本作で3作目です。
ミステリとしてのオチの驚きは『方舟』が圧倒的だったのですが、本作は主人公のキャラクターが素晴らしすぎて、ちょっともう大好きだと思いました。
ミステリではありますが、素晴らしいシスターフッド物になっていて、ストーリーは全然違うけど、「下妻物語」を思い浮かべましたね。
とにかくユリ子のキャラクターが最高。
「おかねってただの数字だからわかりにくいのよね。九千五百五十八円と三十八銭だから、キャラメルだったら九万五千五百八十三個と十六粒、ドロップの罐だったら十九万千百六十七個と半分ちょっと、やきいもだったら九十五万五千八百三十八本。それだけ返してもらわなきゃいけないわ」
ここでもう心を掴まれましたね。
日本で3本の指に入る晴海商事の社長が「こいつくらい利口な奴は、儂は他に三人くらいしか知らん」と言うくらい、天才的に賢い。
でも字は読めない(ディスレクシアなのでしょうね)。
そして実の親も、自分の年齢も分からない。
天真爛漫なようでいて、でもきっと地獄を見たことがあるゆえの達観・動じなさがある。
どこかに本当にユリ子がいて欲しい。
シリーズになって欲しいなぁ。
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ミステリとしてのオチの驚きは『方舟』が圧倒的だったのですが、本作は主人公のキャラクターが素晴らしすぎて、ちょっともう大好きだと思いました。
大正14年。莫大な借金をつくった樺谷子爵家に、晴海商事からの使いとしてサーカス出身の少女・ユリ子が取り立てにやって来た。
返済のできない樺谷家は三女の鞠子を担保に差し出す。
ユリ子と鞠子は、莫大な借金返済のため、消えた絹川子爵の「財宝探し」に乗り出す。
ユリ子と鞠子は、莫大な借金返済のため、消えた絹川子爵の「財宝探し」に乗り出す。
とにかくユリ子のキャラクターが最高。
「おかねってただの数字だからわかりにくいのよね。九千五百五十八円と三十八銭だから、キャラメルだったら九万五千五百八十三個と十六粒、ドロップの罐だったら十九万千百六十七個と半分ちょっと、やきいもだったら九十五万五千八百三十八本。それだけ返してもらわなきゃいけないわ」
ここでもう心を掴まれましたね。
日本で3本の指に入る晴海商事の社長が「こいつくらい利口な奴は、儂は他に三人くらいしか知らん」と言うくらい、天才的に賢い。
でも字は読めない(ディスレクシアなのでしょうね)。
そして実の親も、自分の年齢も分からない。
天真爛漫なようでいて、でもきっと地獄を見たことがあるゆえの達観・動じなさがある。
どこかに本当にユリ子がいて欲しい。
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