私は人事部に所属していて、就業規則の作成や変更の仕事もしています。
先日、社長から女性活躍推進のために就業規則の規程を変更するように言われました。
つまり、自分を活躍させるために自分で就業規則を作成しなければいけないのです。
迷惑な話です。
女性活躍とは、要するに「こき使う」ということですよ。
管理職になると残業代が出ないことを知っている人は多いと思います。
どんなにたくさん働いても1.25倍にならないどころか、1倍すら出ないのでは、うんざりしますね。
今は、管理職に「なりたくない」という人がたくさんいます。
裁量労働制も残業代は出ませんが、裁量労働制で働かせるためには、必ず本人の同意が必要です。
同意は撤回可能です。
※「労働基準法施行規則及び労働時間等の設定の改善に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令」(令和5年厚生労働省令第39号)及び「労働基準法第38条の4第1項の規定により同項第1号の業務に従事する労働者の適正な労働条件の確保を図るための指針及び労働基準法施行規則第24条の2の2第2項第6号の規定に基づき厚生労働大臣の指定する業務の一部を改正する告示」(令和5年厚生労働省告示第115号)
裁量労働制はデメリットだらけなので働きたくないと言う人はたくさんいます。
でも、管理職になることを断る権利は、ほとんどありません。
私が現在勤務している会社では断ることも可能ですが、転職前の会社では嫌でもやらざるを得ませんでした。
管理職もデメリットだらけだということはバレているのに……。
女性社員だろうと、男性社員だろうと、
管理職にはなりたくない
というのが今の社員の本音なのですよ。
特に、若者ほど出世したがりません。
あくせく働いて出世したり昇進するのが美徳だったのは、昭和のおじさん世代の発想です。
今の日本と、昭和時代の日本は、全く別の国のように変化しているのです。
そういえば、ゆとり教育という言葉がありましたね。私はゆとり世代ではありませんけど、私より下の世代になればなるほど、働き者の数は減っています。
『学ばない子どもたち、働かない若者たち』という本がベストセラーになったことがありましたが、その頃よりもさらに「働きたくない人」の割合は増えているように思います。
私は仕事柄、メンタル不調による休職者の人数も把握していますけど、メンタルをやられる人の割合は、怠け者よりも働き者の方が多くて、一般社員よりも管理職の方が多いのです。
出世したり管理職になるのがいいことだと勘違いしているのは、世間知らずです。
管理職にはデメリットしかないことが、会社の仕組みを知っている人にはとっくにバレているのです。
それなのに厚生労働省は、女性管理職の比率を公表しろなどと馬鹿なことを言い出しました。
「女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム」とかいうわけのわからん自称「有識者」の提言によるものだそうですが、これこそ世間知らずの提言でしょう。
繰り返しますが、管理職になるのがいいことだというのは勘違いです。
管理職には「なりたくない」という人が多いのです!
女性活躍とは、活躍することによる負担やストレスを、一部の無知な女性に押しつけるためのもの。
会社の仕組みをよく知っている人ほど、活躍してもデメリットの方が多いことを分かっているのですよ……。