
天気予報が雷雨なのに摩耶山の掬星台まで登る。
そこから六甲山のガーデンテラスまで縦走路を歩く。
そして、六甲ケーブル山上駅まで戻って、油コブシ道で下山する、という無謀なことをやってみました。
写真の右奥の尾根はたぶん東山尾根で、さらにその向こう側に登る予定の摩耶山があるはず。だけど何も見えない……。
五鬼城展望公園へのアクセスは、神戸高校側と摩耶ケーブル側からの2か所ありますけど、あえてマイナーな登山口の神戸高校側から行ってみました。
市バス2系統の神戸高校前で下車。地図の緑が神戸高校前(阪急六甲行)のバス停です。
今回、私が歩いたのが赤い線。学校の裏から谷沿いの階段を登って行きます。
坂を上って正門を通り過ぎ、校舎の裏側に回った所に登山道の入り口があります。
まず砂防ダムの横の階段を登ってダムの裏側に回り込むあたりでもう嫌になってきました。(笑)
街から数分で鬱蒼とした別世界の山奥になって、しかも台風から数日後なので折れた枝もたくさん散らばっていました。蜘蛛の巣はあまりないけど、蚊はたくさんいるし、蜂もいるし……。
プーさん虫よけパッチが大活躍。蚊に効かないという説もあるけど、法律上、レモンオイルやハーブが蚊に効くと表記してはいけないだけで、今回ちゃんと効いていたように思います。(全身に貼りまくったおかげかな)
五鬼城展望公園の展望台は、A、B、Cの3つあります。
左上の分岐点で左に行くと楽生公園という広場に行ってしまうので、そこは右に曲がります。
曲がってまっすぐ行くと、A展望台。ここからでも思った以上に街が綺麗に見えました。
五鬼城展望公園 A展望台
さらに上のB展望台に行くには、一旦階段を少しだけ下りて、摩耶ケーブル方面からの上野道(オレンジの線)と合流します。
途中、青で示した東屋の方向に間違って行きそうになりました。(雨で見通しが悪かったせい)
こんなところで迷うなんて、と思っても市街地からたった数100mで全く街とは雰囲気が違う場所になるのであなどれません。
夜景を見るためにこの道を登る人がいるのかどうか知りませんけど、さすがに夜はちゃんとした装備が必要だと思います。
しばらく登って橋をくぐった右側が、五鬼城展望公園のB展望台。
B展望台は、A展望台よりもさらに見晴らしがいいです。
五鬼城展望公園 B展望台
雨なので何も見えないと思っていたけど、結構きれいに市街地が見えました。
右下に見えるのが神戸高校。中央の観覧車が王子動物園。奥がポートアイランド。
晴天だったら関西空港から和歌山方面まで見渡せたことでしょう。
さらに上野道を掬星台まで登ります。石段は本当に勘弁して欲しい……。
史跡公園は迂回路があるかと思ったけど、脇道はあまり歩かれてないような感じだったので、素直につらい石段を登ることにしました。
掬星台まで来ると観光客もいて、人間の存在にほっとします。
ここから先の六甲全山縦走路は、本来ならアゴニー坂を経由するのが順路(?)なのでしょうけど、かなりの雨なのでドライブウェイを歩くことにしました。
途中、自然の家や神戸ゴルフ倶楽部を通って、六甲ガーデンテラス方面へ……。
六甲山上案内図
この案内図の左下「摩耶ケーブル」のさらに下から、右上の「六甲山頂駅」まで歩いています。
※六甲山頂と六甲最高峰は違います。
六甲山頂とは、昔のカンツリーハウスや、ロープウェーの六甲山頂駅のある辺りを指します。
なぜなら、六甲最高峰はずっと米軍に占領されていて、一般人が立入禁止だったからです。
その影響で、現在も六甲最高峰には何もありません。
(観光客はガーデンテラス、登山客は最高峰とすみ分けが出来ているかもしれません)
六甲ガーデンテラスに到着。でも……
霧で真っ白
何も見えない……。
日本は雨のとても多い国ですから仕方ないですね。
せっかく来てくれた、大勢の外国人観光客(大半は中国系か韓国系かアジア系の人たち)も、わざわざ日本の山まで来てこれでは残念でしょう。
雨の日だからといって、遠くから来ている人は日程を変更するわけにもいかないし。
まあこんな景色でも、これはこれで話のタネくらいにはなるかもしれませんね。
(売店などは、遠くから来た観光客がいなければこんな日は開店休業状態なので、お店の商売人からすればありがたい存在だと思います)
ロープウェーで有馬温泉に下りてしまおうかとも思ったけど、1000円以上するのでやっぱり当初の予定通り歩くことにします。
山上バスにも乗りたくないので、再び縦走路を六甲ケーブル山上駅まで徒歩で引き返します。
六甲ケーブル山上駅の近くの展望岩から
ようやく雨も止んだので、さっきよりは下界が見えるようになりました。
写っているのは電線ではなくて、表六甲ロープウェイの索道。
この時はまだ「休止中」だったので、ロープウェイも放置されていましたけど、現在では正式に廃止になったようです。
六甲ケーブル山上駅から、油コブシの展望台までの区間が、今回のルートで唯一気持ちのいい穏やかな水平道だったと言っていいです。
油コブシの展望台。
霧が少し晴れてきました。神戸大橋が見えますね。
ここから先の丸太階段が、また大変。よくもこんな急坂を登山道にしたものだと。「油コブシ」の由来が「油こぼし」と言う説も、嘘ではないかもしれません。
台風の影響で途中、倒木があったので、上を乗り越えて行きます。
老人ホームを通り過ぎて、死にそうになりながら、ようやく六甲ケーブル下に到着。
ここから電車の駅まで歩くのはもう限界なので、市バス16系統で阪急六甲まで。
山をなめてはいけませんね。東京の人間に言っておきますけど、六甲山を高尾山気分で登ってはだめです。
高尾山が小学生コースとすれば、五鬼城展望公園で中学生コース。上野道や油コブシは高校生コース。
六甲縦走路の稲妻坂など、名前を聞いただけで一般人向けではないことくらいよくわかります。登山マニア感覚の「一般向け」という紹介を鵜呑みにしてはいけません。
地元の人は慣れているのでしょうけど、ネットのブログなどで書かれている情報のほとんどは、経験者による情報です。
簡単そうに思えても、初心者とは感覚が違うのです。
それに六甲山は火山と違って、隆起して出来た山なので、断面図は三角形ではなく、おそらく台形です。
登るまでは急峻な崖で大変。
ただし、登ってしまえば山上部はほぼ平坦。
だから体力に自信のない人は、五鬼城展望公園止まりか、あるいはケーブルカーで登って、山上だけを歩くことをおすすめします。