
昨年末に買っておいた雑誌「日経大人のオフ」は かつては月刊誌? 季刊誌? だったようだが、今や年に一度だけの美術展の案内に特化した雑誌になってしまった。
これで 見たいものをチェックしておくと便利です。(忘れるけど)
今日は2026年の美術館はじめで

こちらに行ってきました。G仲間Wちゃんが車を出してくれた。
こちらの美術館って素敵なんだけど駅から遠いし 公共交通機関だとアクセスはイマイチです。
正面から入る所もなかなかステキなんだけど 今日はこの園内にあるフレンチで食べてから展示をみようってことで 裏口のパーキングから入った




窓から見える景色はとっても素敵だ
サービスも良い
ワタシは魚料理のランチセットにしました。
オードブル→スープ→メイン (パン)

盛り付けは綺麗

野菜コンソメスープ 平凡すぎる

すずきのロースト なんちゃらソース 器は素敵
美味しかった と 言いたいところだけど ここのシェフとワタシの舌の好みは合致しないみたいと毎回思う。外の景色を見ながら雰囲気を楽しむと思えば値段にかなうんじゃないですかね(嫌味でゴメン)
世田谷マダムの巣です。

美術展方面へ
☆ ☆ ☆
感動しました。
これ オススメ!
まずchorusの部屋
1995年のブランド設立からの30年間で生み出されたテキスタイルの図案たち





紡がれ 織られ 描かれ 染められ 刺繍された布たちの世界を堪能
近くで見ると ものすごい細かい細工が見られます。
そして 布はね 作品になるんですよ。


oasis オアシスに集まって憩う馬たち

星と花


triathlon よく見るとこの布で表現された水の中で泳いでいる人がいる



surplus 切り絵の図案に使われた切れ端が新しい世界を作る。


alive
熊が人里に降りて来たというニュースからの着想で生まれた柄 熊が降りて来る原因となる森の損傷も人間が作ってるってことを 右手をあげて意見を言おうとしている熊がいる。
去年 熊に襲われたくさんの人が亡くなったり傷ついたりした。そんな中で役所に抗議して熊を殺すなと言った人たちもいた。現実派の私は (何言ってんの?人が殺されてるんだよ!)と思ったが こういう形で表されると 少し違った角度で 少しだけ他者(人だけじゃなく)へと考えを馳せようという気にもなるんですよね。

そして感動したのはこのテキスタイルだった
sleeping flower

二重構造になった布 袋状になった迷彩柄の下には白い花のモチーフが隠れている
迷彩柄を切り取ると花が現れる構造

これは1967年に マルク・リプーによる写真「花を持った女」にインスパイアされた作品
声高に 世界平和! 〇〇反対! というよりジワジワ 「来る」のよ。心の中に


one day


life puzzle この地球はすべての生き物のものだ

このバッグ欲しいなあ(世俗に戻るワタシ)

sticky マスキングテープを切って貼って作られた柄

voix ベルベットとウールをニードルパンチという技法で合体させたテキスタイル

glass flower プリントとジャガード織りという事なる技法を用いて多色で表現された布


こちらのタンバリン柄のショールやバッグをお持ちのマダムが何人か見られた。
きっとこちらのデザインが好きなんだろうなあ


この柄(すんごい細かい刺繍) が好きになりすぎてこちらの展覧会の図録の表紙(現地で買うとカバーを選べる)はこちらを選んだ



同行のWちゃん 実家は私の故郷の隣の県 機屋(絹織物)のムスメでリケジョってのが共通項である。 この美術展は私が誘ったのだがうってつけの同好の士だった。




もう こちらのコートたちも素敵すぎた。

forest parade 37種類の植物や鳥のモチーフが刺繍で表された作品
なんて繊細で優しいのでしょうか



そして 作品が形になるための人の手や機械








昔から受け継がれてきた伝統的な技や それを発展させて機械に伝えるテクノロジー
☆ ☆ ☆
そしてね こちらのコーナーも感動しました。

いわゆる リメイク なんだけど
月日を重ねた愛着ある服に新たにデザインを加えてこれからの愛着へと繋げるプロジェクトだそうだ


この服と出会って何年も着てきた中の愛着 その人のたどってきた時間
それに手を加えることでこれからの人生にも寄り添ってくれる服に生まれ変わる
そして私が一番気に入ったのは ↓

擦り切れるほど着たコートにボリュームのある pot-au-feu をあしらいコート全体のリメイクをした作品

エピソードとして
「今も現役の tori-to-hanaコートは、息子が生まれた記念に2004年ごろ購入しました。漬物石のように重かったムスコをおんぶ紐で背負いながら、寒い冬の街をたくさん歩きました。柔らかな手をひいて美術館や食事に出かけたのもよい思い出です。「とりさん」「おはな」と呟きながら、小さな手で刺繍を撫で、ボタンをつまんでいた彼も、今では筋トレマニアの大学生となりました。そのエピソードを話すと「覚えてないわ」と鼻で笑われてしまいました。
泣けるじゃないですか。一枚の服に彼女の子育ての思い出がぎゅっと濃縮されて詰まっている。
この展示会のテーマ TSUGU こういう人たちの想いが次代に繋がれるように優しい世界であって欲しい。
そして何度も思う事だけど 相互理解(国や宗教などを超えて)を深めるってこういう文化じゃないですかね?
あと個人的反省として もうこれからは量産的のどこでもある服じゃなくて とことん探して自分に合って長く愛着を持てる服を集めて行きたいなあ と思ってしまった。
そういうのって高いってのが困るのですけどね。

そして今日の持ち帰り品は図録とマスキングテープ。
この図録はほんとーに買ってよかったと思いました。デザイナーたちの想いが言葉で伝わるし、テキスタイルを眺めるだけで楽しいし、それを作り上げる職人さんたちの技も読めます。
敷いてあるカシミアショールはWちゃんからのプレゼントです。なぜか同じものが手元にダブってしまったらしい。なんでもいいけどありがたやまだ。




















































































