これまで延々と考察し、結論を付けたのだが、
突然、ある重大なことに気が付いた。
ここで「ちゃぶ台返し」をします。
タイトルに書いたのは、恋愛関係のことで、
ふたりの間が養父と養女の「家族愛」であれば、
全く問題はない。
40年以上前に完結した漫画では、
構成上、キャンディの「運命の人」が
アルバートさんであることは疑いようがない。
だが、「学生時代の1年足らずの恋の相手のテリィ」が
予想を遥かに超えて世界的な人気となり、
恐らくは話も大幅に追加されてラスト近くまで登場し、
テリィとの悲恋が強烈過ぎて旋風を巻き起こし、
アルバートさんとの恋愛を具体的に描けなくなり、
家族愛か恋愛感情かはっきりしないまま終了した。
漫画の30年後に
「小説キャンディキャンディFINAL STORY」が書かれ、
原作者が世界中のテリィ・ファンに配慮し希望を持たせたが、
アルバートさんが「運命の人」で最後に結ばれるという、
基本構成が変わるはずはないのだ。
が…
「FINAL STORY」で、
それをひっくり返すような描写があることに気が付いた。
(つづく)