最初は、吉原の描写、特に女郎の悲惨さがエグくて、
これを見続けるのは無理だと思ったが、
後1回見ようかと見続けている内に、
だんだん面白くなってきて、昨夜で最終回、
一年間、完遂した。
合戦がない時代とは言え、悲惨な境遇や死も
多く描かれた。
私的には下品な表現もあり、面白いとは言い難い
部分も多々あったが、それも反面、活気に満ちて
いる事に繋がり、やっぱり面白かった。
主役の蔦重も、だんだん、嫌な面が出てきて、
おいおい、それは違うだろと突っ込んでいたが、
終わってみれば、それも仕方がなかったかなと。
濃い人生を歩んでいた蔦重を常に気に留めながら、
瀬川もしっかり幸せになっていて、よかった。
また瀬川が身を引いた事は、蔦重の仕事においては、
正解だったんだな、おていさんがベストパートナー
だった事も最後にしっかりと確認できた。
昨年の「光る君へ」は、ドハマりしたが、
数年経った時、案外、「べらぼう」の方が、
心に残っているかもしれない。