退職してからおよそ一ヶ月、これと言って何処へも出掛けることもなかったので、小旅行に出かけることにしました。
近鉄の株主優待乗車券を使って、関西方面に出掛けるのが通例になっていたのですが、換金して資金の一部に宛てることにしました。
さすがに行くところが無くなってきたのと、特に京都は外国人の多さに辟易してしまい、別のところを探していたのですが、結局は同じような場所になりました。
というのは、福井にある恐竜博物館へぜひとも行きたいという家内のたっての希望に応じることにしたため、金沢は無理やりにルートに付け足した形になります。
東海北陸自動車道で、恐竜博物館のある勝山市までは、3時間程度で付く筈でしたが、何を勘違いしていたのか、乗る場所を間違えてしまい、朝の渋滞に巻き込まれて1時間弱のロスです。
福井名物のソースカツ丼と越前そばのセットを食べてから、恐竜博物館へ入場です。
平日だというのに結構な人出です。しかも外国人が多い。
休日だとさらに子供連れが加わるので、いっそう混雑するんでしょうね。
私はさほどの興味は無いのですが、家内は小学生の子供のように恐竜の名前をよく知っていて、私の知らない恐竜の名前をすらすらと口にしながら、すっかりとご満悦な様子でした。

福井県は、恐竜を重要な観光資源として捉えており、立派な施設に加え、福井県立大学には、恐竜学部まで作ってしまいました。驚きですね。
その日は、そのまま金沢に向かい、郊外のテルメ金沢という温泉施設に泊まりました。
宿泊のできるスーパー銭湯みたいな感じであまり期待はしていませんでしたが、平日ということもあり、お風呂も大混雑でなく、外国人はほとんど見かけませんでした。
夕食は3000円のチケットを使って館内の居酒屋で食事をし、朝食は品数豊富なバイキングで、満腹状態になりました。
高級感はありませんが、市内の高いビジネスホテルよりお値打ちだと思います。
二日目、早めに金沢市内に出向いて、市内観光です。金沢へは3回ほど行ったことがあるのですが、茶屋街には行ったことがありません。知らなかったのか、若い頃なので、昔の町並みなど全く興味が無かったせいでしょうか。
「ひがし」、「にし」、「主計(かずえ)」が三大茶屋街と言われていますが、時間がないので、比較的近くにある「ひがし」「主計(かずえ)」の2つを見ることにします。
着いたのが、9時。早めに着いて正解でした。
人がほとんどおらず、写真に映り込まないように待つのは、観光客でなく、店の準備とかで止まっている業者さんの車のほうが多い位、一見、パンフレットに出てくるような写真が撮れました。(露出とか構図とか細かいところは置いといて)


超広角だと普通と違った構図で、それらしい写真になります。
ひがし茶屋街の路地裏を歩いていると、こんなお宅が目に付きます。写真を撮していると、家の方が掃除をしておられて、「おはようございます」と挨拶されたので、挨拶ついでに、このぶら下げてあるものは何ですか?と尋ねたところ、「この辺りでは、何処のうちも、こうやってとうもろこしをぶら下げてます」と言われました。「なんでかは知りませんが、そこの神社の風習みたいなもんと聞いてます」とのことです。
帰宅してから、ネットで調べてみると、近くの観音院というお寺で祈祷を受けたもので、「門守り(かどもり)」と呼ばれる風習で、家内安全のお守り、魔除けのようです。

伊勢地方でよく見る「笑門」や「蘇民の家」と書かれた注連縄(しめなわ)、それから大津へ行った時にも「ちまき」のような飾りが同じように飾ってあるのを見かけましたが、ところ変わればいろんな風習があるもんですね。
いずれも、玄関という家の入口から邪気を払い、家内安全を祈る願いが込められていますが、こういうのを見て回るのも面白いかもしれません。
主計街茶屋街は、浅野川沿いにある比較的規模の小さい茶屋街ですが、川沿いの三階建ての旅館がランドマークになっていて、スケッチをしている人が何人かいました。桜の大木があり、季節にはいっそう美しく映えそうな風景です。

このあと、武家屋敷街を見ようと思い、Googleマップでルートを探したら、10分程度と出てくるので、歩き始めましたが、一向に近づきません。
少し歩き始めて分かりましたが、この時間はクルマの所要時間だったのですね。おかげで30分以上かけて、着いたのですが、こちらは、時間も遅かったせいか、人で一杯になっていました。しかも日本人より外国人のほうが圧倒的に多い、京都みたいですね。
とてもいい写真が撮れるような雰囲気ではありません。

超広角ならではの、画角でごまかしたような一枚です。
このあと、歩いてひがし茶屋街近くの駐車場まで戻り、地元チェーンの回転寿司の店に入って帰途につきました。
高速料金節約のため、一般道を使って帰ったので、休憩時間込みで、往路の2倍以上の時間が掛かり、帰宅したのは9時過ぎ。
久々の長距離運転でヘトヘトに疲れました。