冊子「トランスジェンダーのリアル」を製作した背景
ここ数年、トランスジェンダーに対する誤解や偏見がインターネット空間を中心に広がりつつあります。
2018年にお茶の水女子大学がトランスジェンダー女性の受け入れを認めた直後から、特にトランスジェンダー の女性に対して「男体持ち」とことさらに性器のことを持ち出した侮辱や、「女装した性犯罪者の男と見分けがつかない」などの悪意をもって差別を扇動する書き込みが急増しました。
現在もSNSには当事者の外見を嘲笑したり、当事者の書き込みを曲解して大量のいやがらせリプライを浴びせたり、といったことが続いています。そして、それらの書き込みを見て不安や恐怖がかき立てられ、その内容を信じてしまう人たちも増えてきました。
これらの背景には当事者と出会ったことがない、当事者がどのような生活を送っているのかわからない、といった人の多さがあるのではないか。知らないからこそ現実からかけ離れたイメージを膨らませてしまい、誤解が拡散してしまうのではないか。そのように考えたメンバーたちが中心となり、当事者のリアルを伝えることで状況を変えていきたいと冊子製作に取り組んだのが「トランスジェンダーのリアル」が誕生した経緯です。
冊子の内容
A5サイズ、全32ページです。トランスジェンダー当事者5人のこれまでの人生を振り返った手記と写真、職場・治療・学校といったテーマについての様々な当事者からのコメントやコラム、トイレ利用についての座談会、家族の手記などを扱っています。
発行団体
「トランスジェンダーのリアル」製作委員会
(遠藤まめた、小野アンリ、河上りさ、松尾亜紀子 )
メディア掲載
朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、北海道新聞、京都新聞など
これまでの活動
2021年5月 クラウドファンディング開始、冊子製作を開始
2021年9月 冊子発行、2万部を各地の公共施設や教育機関などに配布
2021年10月 2万部配布終了。6000部を増刷、配布
足立レインボー映画祭に製作委員会メンバーが登壇
2021年11月 公式サイトをオープン
2021年12月 第3刷として6500部を増刷、配布
2022年3月 第4刷として5000部を増刷、配布
2022年8月 第5刷として3000部を増刷、配布。パネル展も開始
2022年11月 第6刷として3000部を増刷、配布
2023年3月 第7刷として4000部を増刷、配布
2023年8月 第8刷として5500部を増刷、配布
2023年12月 第9刷として3200部を増刷、配布
2024年6月 第10刷として4500部を増刷、配布
2025年4月 第11刷として3000部を増刷、配布
累計63,700部発行