日航 123 便墜落から 40年 読者の皆様へ感謝
青山透子
今年の1月28日にお亡くなりになった森永卓郎氏の遺言を胸にして、第八作目を書き上げることが出来ましたのも、皆様の温かいお心とご支援によるものです。心より感謝申し上げます。
思い返せば、第一作目の 2010 年から 15 年が経ちました。この第一作目を書き上げる前の数十年間、コツコツと地道に詳細な調査をした結果、「あれ?これはおかしい」「圧力隔壁説ではないのではないか」と気づいたことがそもそものきっかけでした。
正直申し上げて、一つの事件をここまで深く掘り下げるとは思ってもいませんでした。その後出会ったご遺族と共に、ノンフィクションでなければ裁判が戦えないと思い、その裁判の証拠となるほどの本を書き上げるとは、まったく予想しておりませんでした。
皆様のご支持があってこそだと思っております。本当に有難うございます。
今年の著作は冒頭に、森永卓郎氏から頂いたメールを掲載いたしました。
サンケイ新聞の無知な記者による誹謗中傷記事や、参議院選挙を前にした国会議員による自身の票田のための暴言に立ち向かう勇気が出たのは、お亡くなりになる直前までメールのやり取りをさせていただいた森永氏の励ましの言葉のおかげです。
私はその言葉を机の上に張り付けて執筆いたしました。
そして、私にしかできない使命として遺族の声を聴くことに徹しました。それが日航にいた人間のすべきことだと肝に銘じたからです。
乗客のみならず私の目に浮かぶ先輩方の顔がそう語りかけて下さいました。
乗員の御遺族から、亡くなった乗務員の幼い頃や日航に入る前の写真など、私が知る先輩が生きてきた証の貴重な写真を届けて下さる親族もいました。先輩方の御遺族から「再調査に向けて頑張ってください」という応援も内々に頂戴しました。客室乗務員の遺族が表立って言えない事情を赤裸々にお話下さいました。
また、私に生の声を届けて下さった当時の元自衛官や、その後独自に調査をしながら、御巣鷹の尾根の整備を続けてこられた自衛官、元自衛官の方々にも励まされました。彼らの正直な声は、私の励みとなりました。
良心のある元自衛官の方々に深く感謝いたします。
そして今年も、521人(胎児も含む)の声なき声に耳を傾けて書く決心をした次第です。ご主人と離れて貨物室で死亡した愛犬の声も聞こえてきた気がします。
本来ならば真正面から審理しなければならない司法も逃げ、堂々を再調査を言うべき政治家も避け、マスコミは逆にこちらを陰謀やら都市伝説を決めつけてくる有様です。
当時を知るメディアは、見て見ぬふりの状態です。これでいいのでしょうか。
死ぬまでにこの事件の真相を知りたいと願い続けてきたご遺族の思いをどう思っているのでしょうか。40年も無視し続けてきたのですから、これでいいはずはありません。
平和活動としても、世界中の軍隊による誤射や誤爆を防ぐためにも、事実を適示して軍隊に反省を促すのがマスコミの役割です。
さらに、国民が経済活動で結ばれている世界中の人たちは、戦争や対立を望みません。今回の日航123便を見てもわかる通り、誰も意図していないにもかかわらず、国会議員が煽り、防衛大臣が追従し、元自衛官(しかも元幕僚長)がテレビで自己弁護を繰り返してワーワー叫ぶ姿に、いったい誰が共感するでしょうか。
武器関連企業と武器消費による利益を得るため、そこから金銭を得るための加担や扇動活動による煽りをやめさせるためには、客観性を持ち、冷静であるべきマスコミは全く機能していません。
そのような中、多くの良識ある読者から励まし声を頂きました。
拙著を手に取り、図書館で読んでくれている市民からの激励の手紙や会合が支えとなりました。特に昔から私を良く知る方々は、ネット上の愚かなデマ工作に大笑いでした。
ご遺族の吉備さんは、今まで裏にいた人間があぶり出され、自ら焦って表に出てきたので、とてもわかりやすくなったとおっしゃっていました。
新聞報道では、朝日の記者と産経の記者に「なぜ異常な外力が何かを調査報道しないのか」と確認をしたところ、
旧運輸省が1987(昭和六二)年に公表した123便事故に関する調査報告書付録「航空事故調査報告書付録・JA8119に関する試験研究資料」に書かれている「異常外力着力点」は、絶対に掲載できない、ということが徹底されていることもわかりました。朝日の記者に至っては、頑なに、「この付録は知っているが、異常外力は「承知していない」とも言われました。朝日の記者の発言は、まるで国会答弁と同じでした。
「承知していない」という言葉は、いったい何を物語るのでしょうか。つまり、これがそもそもの原因だとマスコミが明確にわかっているという証拠でしょう。
わかっていて、マスコミは国民に嘘とデマを言う。どちらが陰謀なのでしょうか。誰がフェイクを言っているのでしょうか。
吉備さんは、石破茂元首相が、故赤木俊夫氏の文書公開に踏み切ったことを大変評価しておられました。吉備さんは石破元総理に手紙を書いています。その手紙には、私たちが情報開示裁判を行った理由も詳細に書いてありました。
その手紙を「石破さんはきちんと読んで下さったのだ」と思ったのは、石破茂氏の「戦後80年に寄せて」の談話の内容です。この談話は、官僚まかせではなく、自分の言葉で書いたと思われるものでした。私も吉備さんも大変感銘を受けたのでした。
これは、政治家としての心構えとしても極めて価値のある言葉であり、私の高祖父がいた慶応大学出身者としても誇れるほど正直で客観性がある優れた内容であったと思います。なお、石破さんには私の個人的な情報をお伝え済みです。
石破さんが述べている中で特記すべき点を上げますと、
特にメディアに対し「満州事変が起こった頃から、メディアの論調は、積極的な戦争支持に変わりました。」、「言論統制の強化により政策への批判は封じられ、戦争を積極的に支持する論調のみが国民に伝えられるようになりました」というくだりは、今日においても、警戒しなければならないと思います。
軍人への対応については、「その国において比類ない力を有する実力組織が民主的統制を超えて暴走することがあれば、民主主義は一瞬にして崩壊し得る脆弱なものです。一方、文民たる政治家が判断を誤り、戦争に突き進んでいくことがないわけでもありません。文民統制、適切な政軍関係の必要性と重要性はいくら強調してもし過ぎることはありません。政府、議会、実力組織、メディアすべてがこれを常に認識しなければならないのです。」
そして、「政治の側は自衛隊を使いこなす能力と見識を十分に有する必要」であるとしています。まさにその通りです。
これは吉備さんからの手紙を熟読して下さったからだと私は思っています。
ぜひ石破氏の戦後談話をお読みください。こちらが原文です。内閣府ホームページ
あのとき、多くの国民は、石破氏を支持しており、首相の交代を望んではいなかったと思います。国民の意見としては石破さんが良い、これが多数派でした。
ところが、またもやメディアが、変に交代を煽り立てたのだと推定しています。
また、立憲民主党の原口一博衆議院議員に親身になって頂き、いたわりの言葉をかけて頂いた時、吉備さんは大変喜んでおられたましたが、それと同時に、ネット上で陰謀論者などと心無い言葉が飛び交うことに大変心を痛めておられました。
いったいこの国の誰が日本国民のために活動をすることを妨害するのでしょうか。
落選者の多かった小さな政党と、負けた自民党が生き残るためにタックルを組んだ結果、どう見ても国民が望む方向とは異なる変な方向に向かっている気配を感じざるを得ません。なぜかあのフジサンケイグループが、現内閣の支持率が高いと言い続けていますが、果たして本当でしょうか。
そもそも、公文書を明らかに出来ないような国家公務員や特定の企業に、国民が信頼を寄せるはずもありません。これは歴史が物語っています。
先日、私が昵懇にしている政治関係者にお会いした際、初の女性首相として、日航123便の再調査をして頂きたいと伝えておきました。元日航社員を官房長官にあてがったのですから、この日航123便墜落事件の情報を開示して膿を出すことが重要です。あらゆる可能性を考えて再調査をなければならないと思います。
世界中で起きているような誤射が再びないようにしなければなりません。
日本の軍備増強が周辺国の脅威になるのは当然です。逆に考えれば相手の心理がわかるでしょう。そのうち、ニアミスやら軍事攻撃を正当化して戦争をしないためにも、自衛隊や軍隊による対立や煽りに安易に流されることなく、注意しなければなりません。
今年、拙著をたたき、自衛隊を擁護して士気を高め、それにオールドメディアが迎合した、このシナリオを描いたのは、恐らく防衛費を増やすための布石だったのでしょうが、そう簡単に国民は騙されません。防衛費増大が国を亡ぼす原因であることは、これもまた歴史が証明しています。
国会議員による言論統制の愚かさは戦争への道を歩むと、歴史が証明しています。
「異常外力着力点」が報道出来ないマスコミは、国民にとって不要です。
ついでに言いますと、ネット上で工作する人は、痛々しいほど愚かさの極みです。
日本特有の和をもって、周辺国と共に正直な政治を行ってほしいと願っています。
皆様にとって、来年が良い年になりますようお祈り申し上げます。
青山透子
私がインタビューを受けた記事を掲載中
独立言論フォーラム
青山透子氏インタビュー「日航123便墜落」真相究明に政治の言論封殺(紙の爆弾2025年7月号掲載)(上) | ISF独立言論フォーラム
青山透子氏インタビュー「日航123便墜落」真相究明に政治の言論封殺(紙の爆弾2025年7月号掲載)(下) | ISF独立言論フォーラム
私の非公開講演会の一例 その様子を掲載 バックナンバー
ザ・フナイ vol.216(2025年10月号)
私の覚悟を掲載 読書人新聞


世界各地の日航123便遺族を含む再調査を求める5千人の署名(現在も進行中)
上 鳩山由紀夫元総理に吉備素子氏が手渡しをした際の写真(同行:青山透子)
写真の転載厳禁写・拙著も含め、許可なく写真の掲載した場合は法的に罰する
★ちなみに、こちらが警告してもなお、いつまでも拙著の写真を掲載している人、いつまでも妨害発言をする人こそ隠蔽者である証拠です。
下 世界中から集まった署名の厚み


2025年2月17日 上毛新聞記事
(上毛新聞記者による青山透子と牧野氏への取材)
私がお会いした孫崎享氏(元外務省職員で元防衛大学校教授)によると、
日本は中国と親交を深める政治家や、「最低でも県外」と言った米軍基地問題、自衛隊基地問題等に関する発言をする政治家(日本人の利益を真剣に考える政治家)ほど潰されてきた。異常なマスコミ攻撃に遭遇してきた。いったい誰がマスコミと結託して誘導し、官僚を忖度させてこの国を牛耳っているのか?
詳細は御著書をお読みください。この日航123便問題は、もう終わったことなどと言い逃れをする人こそ隠蔽者であって、当時、その尻馬に乗っかった無責任な人間による事件、と言えるでしょう。
今こそ正面から見つめ直す時でしょう。
孫崎享著「アメリカに潰された政治家たち」、「戦後史の正体」等。
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もし、国や自衛隊組織などがこういう民意に圧力をかけたとしても、世界各地に広がっている遺族の心も含め、まっとうな人の心は一切変わらない。私たちを懐柔しようとしても、陥れようと企てても無駄だ。逆に首謀者の実態は記録され、情報は公開される。それがまっとうな国となる唯一の方法である。軍隊(自衛隊)組織への自戒を込めて(読者、元自衛官からの手紙)





