こんにちは!YOUTRUSTでWebエンジニアをしている大竹(YOUTRUST)です。
急に寒くなってきましたね。風邪を引かないように体調管理に気をつけたいと思います。
はじめに
突然ですが、みなさんは仕様書を受け取ったとき、どのように向き合っていますか?
やはりエンジニアという職業柄、渡された仕様をどう実現するかに目が行きがちかなと思うのですが、これまでの開発経験を通して、実装に入る前に「仕様を疑う」というひと手間を加えるだけで、プロダクトの品質は大きく変わると感じています。
今回は、そんな私の心がけについてお話しします。
仕様を疑うという心がけ
「仕様を疑う」というと、少しネガティブに聞こえるかもしれませんし、エンジニアが楽をしたいだけだと思われるかもしれません。
でもこれは、仕様を否定したいわけではなく、「より良いプロダクトを作るために、一度立ち止まって考える」ということです。
仕様は、ある時点での最善の判断として作られています。しかし、その背景にある課題や目的を深掘りしてみると、もっと良い方法が見つかることがあります。
エンジニアとして手を動かす前に、「この仕様で本当にいいんだっけ?」と問いかける。この小さな習慣が、プロダクトの品質を大きく左右すると感じています。
4つの問いかけ
私が仕様を疑うときに意識している、4つの問いかけを紹介します。
1. そもそも必要な仕様なのか
まず最初に考えるのは、「この機能、本当に必要?」ということです。
仕様として挙がっているものの中には、「あったら便利かも」というレベルのものが紛れ込んでいることがあります。でも、使われない機能を作っても、開発コストがかかるだけでなく、保守の負担も増えてしまいます。
「この機能がないと、ユーザーはどう困るんだろう?」と考えてみると、実は優先度が低かったり、そもそも不要だったりすることに気づくことがあります。
また、必要な機能だとしても「今このタイミングで実装すべきか」を考えることも大切です。リソースは限られているので、今やるべきことと後回しにできることを見極めることで、本当に必要な機能に集中できます。
機能を削る勇気、そして「今じゃない」と判断する勇気も、プロダクトを育てる上では大切だと思っています。
2. もっとシンプルにできないか
次に考えるのは、「この仕様、もっとシンプルにできないか?」ということです。
仕様として挙がっている機能が、実は複雑すぎることがあります。たとえば、細かい条件分岐がたくさんあったり、例外的なパターンに対応しようとするあまり、全体が複雑になってしまっているケースです。
そんなときは、「この条件、本当に必要?」「このパターンはどれくらい発生する?」と問いかけてみます。発生頻度が低いケースのために複雑な仕様を作り込むよりも、思い切ってスコープを絞る方が、結果的に良いプロダクトになることもあります。
仕様をシンプルにすることで、開発もテストも楽になり、バグも生まれにくくなります。「楽に実現する」というのは、手を抜くことではなく、本質にフォーカスするということだと思っています。
3. ユーザーにとって使いやすいか
3つ目は、ユーザー体験の観点からの問いかけです。
複雑な機能を作り込むよりも、シンプルな体験を提供する方が、ユーザーにとって使いやすいことがあります。
たとえば、細かく設定できるオプションをたくさん用意するよりも、デフォルトで最適な動作をする方が喜ばれることもあります。「ユーザーに考えさせない」というのも、良いプロダクトの条件だと思います。
「この仕様、ユーザーにとって複雑すぎないかな?」という視点を持つことで、よりシンプルで使いやすいプロダクトに近づけます。
4. エッジケースはないか
最後は、例外的なパターンへの目配りです。
仕様は多くの場合、典型的なユースケースをもとに作られています。でも実際には、想定外の使い方をするユーザーや、特殊な条件が発生することがあります。
「データが空だったらどうなる?」「同時に操作されたらどうなる?」「上限を超えたらどうなる?」など、エッジケースを事前に洗い出しておくことで、リリース後のトラブルを防げます。
仕様を疑うことで、仕様書には書かれていない落とし穴に気づけることも多いです。
なぜ仕様を疑うことを大切にしているのか
仕様を疑うことを大切にしている理由は、エンジニアはただコードを書く人ではなく、プロダクトを一緒に作る人だと考えているからです。
言われた通りに作るだけでは、本当に良いプロダクトは生まれません。企画やデザインのメンバーと同じ目線で「これがユーザーにとってベストなのか?」を考え、意見を出し合うことで、プロダクトはもっと良くなると信じています。
もちろん、すべての仕様に疑問を呈していたら開発は進みません。大切なのは、違和感を覚えたときにスルーせず、ちゃんと声に出して確認することだと思っています。
おわりに
今回は、私がプロダクト開発で大切にしている「仕様を疑う」という心がけについてお話ししました。
- そもそも必要な仕様なのか
- もっとシンプルにできないか
- ユーザーにとって使いやすいか
- エッジケースはないか
この4つの問いかけを意識するだけで、プロダクトの品質や開発効率は大きく変わると感じています。
仕様を疑うことは、否定することではなく、より良いプロダクトを目指すための第一歩です。この記事が、みなさんのプロダクト開発のヒントになれば嬉しいです。
最後に
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