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    元金融系システムエンジニアの私が新入社員の育成に携わって学んだこと、気付いたこと

    本記事は  【Advent Calendar 2025】  18日目②の記事です。
    🌟🎄  18日目①  ▶▶ 本記事 ▶▶  19日目  🎅🎁

    こんにちは。

    入社してから12年間、金融系のシステム開発及び客先常駐などを経験し、
    2025年4月に人事企画部に異動した山﨑です。

    新しい部署では、主に新入社員の育成や各種研修の担当をしています。

    元々、教育や育成に興味を持っていたため、学生時代に教員免許を取得しました。
    今後のキャリアについて「自分のやりたいこと」「いつか育成に携わりたいこと」を
    上司にきちんと伝えていたことで、異動のチャンスをつかむことができました。

    今回は、元金融系システムエンジニアの私が、新入社員を配属現場へ送り出すまでの4ヶ月間
    「新入社員の育成に携わって学んだこと、気付いたこと」をお話しします。

    はじめに

    当社の人材育成はどんなことを行っているのか簡単にお話します。

    研修については、技術系、マネジメント系など様々なカリキュラムがあります。
    それぞれの役職に応じた階層別研修も行っています。
    私が担当した新入社員研修も階層別研修の一部であり、社会人1年目の入り口として毎年実施しています。

    NRIネットコムは社内で内製化された研修だけでなく、社外の研修も活用することで
    キャリアに応じた学びの機会を提供しています。

    また、社員のスキルアップ支援を目的とした、研修案内などの各種情報発信、資格取得支援、
    新入社員インストラクター制度、オンボーディング施策、組織開発、メンター制度、海外研修支援なども実施しています。

    他にも人事/育成関連記事がありますのであわせて読んでみてください。

    • 採用(インターンシップ)に関する記事 tech.nri-net.com

    • 人材開発担当視点で新入社員に持ってもらいたいマインドについて tech.nri-net.com

    • ブログイベント「インストラクターウィーク」始まります! tech.nri-net.com

    新入社員研修ではどんなことをしているの?

    4ヶ月間の研修期間は、社会人としてのルール・行動理念といった 学生から社会人へのマインドのスイッチングから始まり、システムエンジニアに必要な基礎が身に着けられるよう、幅広い分野のカリキュラム構成となっています。

    ・ 4月
    NRIグループ全体での合同研修。社会人としての基礎を習得します。

    ・ 5月~6月
    講義・演習を通して、システム開発に必要な様々なIT基礎スキルを身につけます。

    ・ 6月下旬~7月末まで
    NRIネットコム独自の社内研修を実施し、 NRIネットコムの事業軸である「Webソリューション」「Webクリエイティブ」 「クラウドソリューション」「デジタルマーケティング」を研修を通じて学びます。

    社内研修は、現場社員主導によりカリキュラムが進みます。
    各事業部のスペシャリストが講師となり、実開発と同じ環境でツールを利用したり
    プロジェクトのやりがいや面白さを先輩から直接聞ける場でもあるため、
    新入社員からは「よりNRIネットコムのことを知ることができた!自社の業務について
    理解を深めることができた!」
    といった嬉しい声を耳にしました。

    新入社員の育成を通して学んだこと

    毎日が想定外、臨機応変さを身をもって学んだ

    毎年恒例で行われている新入社員研修。
    『新入社員研修』はまるで一つのパッケージになっていると思っていました。

    自分が入社した時のものからカリキュラムは多少変わっていても、「社会人としてのマナーや
    新入社員が最初に学ぶ基礎的な部分はそんなにかわらないはず!」と私は思い込んでいました。

    事前にしっかりと準備されており、その段取り通りに進めれば
    すべてがうまく進むと考えていました。

    しかし、現実は全然異なるものでした。

    どんなに準備をしていても、想定外のことが起きてしまう、それが育成なんだと思い知りました。
    受講者や環境が変われば、同じカリキュラムであっても全く異なります。
    スケジュール通り進まない、準備段階で気づけなかったこともでてきます。
    状況を把握をし、時には残り時間を気にしながら、カリキュラムを入れ替えることもありました。

    • 研修を円滑に進めるためのファシリテーション能力
    • 対面研修ならではのコミュニケーション能力
    • 新入社員の様子や進捗度合、研修環境などを俯瞰して観察する視座

    こうした多様な能力が求められる中で「自分にできることは何か」「最善は何か」を常に考えながら、研修期間を走り切りました。
    臨機応変さを身をもって学び、自分自身が変わっていきました。

    事前準備の大切さ

    限られた時間、日程の中で、すべてのカリキュラムをこなすためには先述の通り、
    遂行能力も重要ですが、当日をスムーズに運営するための【事前準備】も欠かせません。

    研修は、準備の段階からすでに始まっているのです。
    入念に時間計算を行った上で時間配分を決めたり、関係者にアポイントの連絡をとったり。
    さらに、去年よりもさらに良い研修にするために研修内容を再考したり、などなど。

    今までは、受講する側だったので当日の様子しか見えていませんでしたが、運営側に立つことで研修を実施する大変さを学ぶことができました。 「研修受講して少しでも学びや経験を持ち帰り、自己成長につなげてほしい」という、相手を思いやる気持ちをもってる企画者がいるからこそ、毎年研修内容がアップデートされ続け、良い研修が生まれているのだと思います。

    新入社員に接するときに気付いた(気を付けた)ことは?

    相手が正しく理解できるように、補足しながら伝えることが大切

    社内ルール、社会人としてのマナー、プログラミングに関することなど、資料やテキストに沿って説明することは大事なことですが、「その説明で相手は理解できているのか」が最も重要です。
    説明を聞いていても、正しく理解していなければ意味がありません。

    例えば、「記憶媒体を業務用PCに繋いではいけません」と言われて皆さんは何を思い浮かべますか?
    記憶媒体?USBメモリでしょうか?

    携帯電話も記憶媒体に含まれます!
    会社支給の携帯電話であっても、充電目的で接続するのは禁止です。
    PCに接続して充電をしている光景を、よく街中やカフェで見かけるので
    違和感なく、業務用PCで携帯電話の充電をしていませんか?

    これは情報漏えいやウイルス感染のリスクを防ぐためのルールであること、記憶媒体とは多種あることも伝える必要があります。

    こういった認識相違をなくすために、
    説明をするときは、できるだけ具体例をあげて、分かりやすく伝えることを心がけました。
    ★教える立場になった以上、常に正しい知識・伝え方に気を付けました★


    社会人としての当たり前とはなにか?

    社会人になったことで、【社会人基礎力】【ビジネスマナー】【報連相】といったワードをよく耳にしたと思います。
    社会人として、できて当たり前。と言われるものたちですね。

    ここでは、ビジネスマナーについて、触れたいと思います。

    「ビジネスマナーは教えてもらうもの」 そう思っている人はいませんか?
    マナーは学校や会社で、すべてを教えてくれるわけではありません。
    でも、知らないと恥ずかしいものです。

    マナーは知っているだけではダメで、実際に行動に移す必要がありますね。

    例えば、始業時に挨拶をしない社員がいたとします。
    ただ注意をするのではなく、まず自分がお手本になる。自分から挨拶するように心がけます。

    挨拶は「当たり前」だと思っていますが、その当たり前って人それぞれ違いますよね。
    挨拶は、職場での信頼関係を築き、円滑なコミュニケーションを生む第一歩です。
    また、相手への敬意を示す行為であり、組織の雰囲気を良くする効果もあります。

    できて当たり前だからといって一方的に注意するのではなく、理由を伝えることで
    相手は自然にできるように成長します。接し方ひとつで、相手も変わるのです。
    ★ビジネスマナーは、お互いに気持ちよく過ごすためであるという意識を忘れずに★

    さいごに

    新入社員の成長を身近にみていると、人材育成って面白いな、奥が深いな、と感じると同時に
    やりがいのある仕事だと、ワクワクする瞬間も多くありました。

    4月に着任して8カ月間。気が付いたらあっという間に過ぎていました。
    最初は分からないことだらけでしたが、人材育成メンバーに支えていただき
    人と接する中で刺激を受け、充実した日々を過ごすことができました。
    大変なこともありますが、その分、学びと成長を感じられる日々を過ごしています。

    執筆者:山﨑麗奈 人材育成担当(元システムエンジニア)