こんにちは。プロダクト開発部の友野です。今年の3月にジョインしまして、早いものでもう1ヶ月経ちました。あっという間ですね。日々ドメイン理解とプロダクト改善に向き合っています。
先日、チームビルディングの一環で「ドラッカー風エクササイズ」と「偏愛マップ」を所属チームのメンバーみんなでワイワイやったので、そのときの様子をふりかえりつつお伝えします。
目的
言わずもがな、チームビルディングは相互理解、信頼性醸成、心理的安全性獲得のためにとても重要なプロセスです。メンバーが変わればチームの生産性もまた大きく変わるものです。
私が所属する請求関連チームには、ここ2,3ヶ月で私含め3人が新メンバーとして参画しています。歴戦の勇者たるメンバーとタッグを組んで開発業務に臨むことで成果は出せますが、よりチーム一丸となるために、改めてチームビルドしよう!お互いを知ろう!というメンバーの一声にみんなで賛同して、企画が進められました。
相互理解を深めるドラッカー風エクササイズ
ご存知の方も多いとは思いますが、ドラッカー風エクササイズはアジャイルサムライの著者のJonathan Rasmusson氏が提唱しているチームプラクティスの1つです。
チームメンバーがお互いの強み、働き方、価値観、期待を共有することで、相互理解を深める手法です。
- 自分は何が得意なのか?
- 自分はどういう風に仕事をするか?
- 自分が大切に思う価値は何か?
- チームメンバーは自分にどんな成果を期待していると思うか?
さまざまなアレンジがありますが、今回は「相互理解を深めるための自己開示と期待値のすり合わせ」をテーマに以下の質問を設定しました。
- 得意なこと
- 苦手なこと
- チームに貢献したいこと
- 大切な価値観
- 仲間から期待されていると思う成果・役割
- 仲間が期待している成果・役割
メンバーの個性を知る偏愛マップ
偏愛マップは、メンバーそれぞれの「偏愛=大好き!」を発表、共有しあうことで個性を理解し、その人自身をより深く知る、チームの創造性を高める手法です。こちらはあらかじめ設定された問いやテンプレートというほどのものはなく、魂の赴くままに、自由に書き出していきます。
偏愛というとなかなかとっつきにくい印象を持つかもしれませんが、「No ○○, No Life」のように今の自分を構成していると思うものに着目するとスルスルと書き出せると思います。
2つのプラクティスの組み合わせによるシナジー
ドラッカー風エクササイズが期待値のすり合わせによる「相互理解」に焦点を当てるのに対し、偏愛マップはメンバー個々人の「個性」に焦点を当てます。一見異なる2つのプラクティスですが、組み合わせることで、より多角的にメンバーの特性を理解し、チームとしての強みを発見できると思います。
今回は、ドラッカー風エクササイズで相互理解を深めた後に、偏愛マップで個性を共有することで、プラクティス単体と比べてより深いレベルでの信頼関係構築を狙っています。
いざ実践
コドモンは働き方の自由度が高く、リモートで仕事しているメンバーも多くいます。今回はオフィス出社メンバーとリモートで参加するメンバーとでハイブリッドなスタイルでの開催です。ツールはオンラインホワイトボードサービスのMiroを使います。
余談ですが、新しいオフィスはハイブリッド勤務前提で設計されているので、会議室で画面や音声の共有がしやすく、すぐに本題に入れるのはよいですね。
今回のドラッカー風エクササイズは、1時間というショートセッションです。冒頭で目的を改めて読み合わせしてから(大事!)、各々Miroに書き込んでいきます。

自分自身で記載する自己開示ゾーンと期待値ゾーン上半分を合わせて15分、続いて他メンバー全員分の期待値ゾーン下半分に20分で記載していきます。最後に残りの時間をフルに使って、各自感想やギャップ、気づきをシェアしました。

私はチーム歴がもっとも浅いからこそ、チームの暗黙知に対して「共通理解醸成のために立ち止まる」ことを期待されていると考えていました。一方で「論点の交通整理」や「停滞した議論の打破」のようなファシリテーションも期待されていると知ることができました。これはポジティブなギャップの一例です。
次は偏愛マップです。

懇親会も兼ねてアルコールドリンク片手に作成から発表までワイワイ進めました。

書き出すのに悩んでいたメンバーも偏愛紹介をするターンでは20分(!)近く話すなど、大いに盛り上がりました。おそらく時間が許せばずっと話してしまうことでしょう。まさに偏愛です。ゲーム、ガジェット、好きなお菓子など、通常業務の中では知ることのできないであろう一面を知ることができました。

感想とふりかえり
業務の合間を縫い、短時間ながらみっちりとコミュニケーションする濃密な時間でした。自分自身が貢献できることと、チームからの期待を掛け合わせてバリューを発揮していく決意を新たにしました。イベントを通して期待を言語化してくれたチームメンバーみんなに感謝です。
今回のチームビルディングでもっとも重要なのは、特別なイベントとして終わらせるのではなく、日々のコミュニケーションに活かすことだと思います。日常の会話の中で、メンバーの大切にしている価値観に寄り添ってみたり、得意/苦手を認め合ったり、はたまた偏愛話に花を咲かせてみることでチームの結束力は高まるはずです。
参加した他メンバーにも感想を聞いてみたところ、以下のようなコメントをもらい、満足度の高いイベントだったのかなと思います。ちなみに、半分以上が今回のプラクティスを知らなかった、もしくは知っているけれど未経験とのことでした。
- ドラッカー風エクササイズ
- 「自分が仲間から期待されていると思うこと」と「仲間が自分に期待すること」のギャップが一番のフィードバック!
- メンバーから期待されていることがわかり、モチベーションが上がりました!
- 各メンバーで何となくわかっていることを改めて形にして共有できたことがとても良かったです。次からのイテレーションで意識した動きができそうに思いました。
- 偏愛マップ
- 一人ひとりの偏愛が深い!面白い!個性あふれる楽しい時間でした!
- 自分を含めメンバーの仕事以外の面を知れたので良かったです
一方で、時間にもっとゆとりを持った方がよいといったフィードバックも複数あったので、改善の余地はありそうです。
- ドラッカー風エクササイズは1時間ちょっとじゃ足りなかった…メンバーチェンジなどで第2弾があれば、きちんと時間確保して臨みたいと思いました。
- ドラッカー風エクササイズが思ったより時間がかかって最後までできなかったのでまたどこかで続きをやれたらいいなと思いました。チームが変わるタイミングでこういうのがあると今後仕事もしやすくなるのでありがたいなと思いました!
最後に
ドラッカー風エクササイズと偏愛マップの2つのプラクティスと、チームでの実践を紹介しました。いずれもチームビルディングを成功に導く強力なツールです。 人の出入りがある新年度、今回の記事がどこかのチームの参考になると幸いです。