ライブとか本とか猫とか

ライブとか本とかの感想

【読了】「ぎんなみ商店街の事件簿 -SISTER- -BROTHER-」井上真偽

はじめに

三が日も過ぎましたが、新年一発目ということで…。

今年もよろしくお願いいたします。

今年もぼちぼちと読書感想文を思いのまま連ねていこうかと思っていますが、昨年のラストでも記載しましたように今年はライブの方も…感想載せたいな…!

 

今のところ2月のAs It Is4月のMillingtonは決まっています。

あと期待していたパンスプはなさそうなので…サマソニに賭けております

 

まずは1冊目

それで今回はこちらの読了本です

こちら↓

「ぎんなみ商店街の事件簿-SISTER-」「ぎんなみ商店街の事件簿-BROTHER-」著・井上真偽

 

こちらずっと読みたくて読みたくて読みたかった本になります。

(ちなみに最近流行りの?透明カバーも買って嬉しかったので載せました 笑)

単行本の時点で2冊読んでひとつの作品と知っていたので読みたかったんですが、如何せん2冊買わないと…と思って文庫待ちしてました 笑

いや、分かってるんですよ…単行本の時点で買った方が作家さんたちには絶対良いんだろうと思ってはいるんですが、本当申し訳ない、カツカツで生きております…!

本も年々値上がりしていますが、今後まだまだ値上がりするんだそうで…それでもコスパの良い趣味ですからね!今年もどんどん読みたいと思います!

 

あらすじ

SISTER編の三姉妹、BROTHER編の四兄弟がそれぞれの視点でぎんなみ商店街で起こった事件を追いかけます。

ひとつは交通事故であったり、出展予定の作品の破壊事件だったり、要は「商店街」で起こる事件なので日常型ミステリーになります。

 

視点が違えば同じ事件でも行き着く結末もまたそれぞれ。

三姉妹を通して見た事件と四兄弟を通して見た事件は同じものなのにいろんな角度と視点で捉えることで読者にだけ見えてくる真相もあったりします。

 

この本の醍醐味は「複数視点で見る複数の結末」だと思います。

 

どちらから読むか?

この本の解説にも書かれているんですが…。

どっちから読む方がいいの!?ってなりますよね。

私も最初迷いました 笑

結局、私が読んだのはSISTERBROTHERの順番でした。

でもこれが正解とかはなくて、もちろんBROTHERから読んでも良いですし、なんなら一章ごとに交互に読むのもアリです。

交互に読んだら一つの事件が一気に両視点で読めるので分かりやすいかもしれません。

私はメモしつつ読みました。一冊全部読んでからにすると最初に事件概要とか忘れちゃうんですよね…なので絶対ではないのですが、メモは取りつつ読むと面白いかもしれません。

別にメモしなくても楽しめます 笑

面倒であれば一気にガーっと読んじゃうのもアリだと思います。

 

登場人物たち

単純に読んでいるとちょっと混乱してくるのが人物相関図

あくまで商店街のみんなの話なので世界観はそう広くないのですが、結構な人物が出てくるなぁと感じました。

で、商店街の人たちの日常ミステリーなので結構それぞれに繋がりがあったり関係があったりするんですよね。

しかもSISTERの方だけで語られる関係性だったり、BROTHERの中だけで見えてくる人物像だったりもあるのでそこを頭の中で整理するのはちょっと複雑かと思います。

けどね…それが面白いんですよ。

片方読んだだけじゃ見えてこない真実や繋がりがあるってことですよね。

これは主役の姉妹や兄弟たちもそう。

だから「読者のみが知ることのできる真相の全体図」というのが確立されていくわけです。

この2冊を読むことで読み手だけが知ってる真相というやつです。

だけど姉妹や兄弟たちそれぞれにもぞれぞれなりの答えを最後には見つけているので、結局は真相全てが分からなくても誰かにとっての真実が分かればそれで良かったりする。

 

もう〜こういう話好きだわ!!!

 

「もしかしたらこういうことかもしれない。その真偽は分からないけど、分からなくても自分にとってこれが真実だからそれでいい」

ってことは往々にしてあると思います。

それがそれぞれの本で成立している。

だけど読者は主人公たちが知ることがなかった真相を片方の視点を読むことで分かっているわけですから、まぁいわば読者は神様視点ってことですね 笑

 

魅力あるキャラクター

三姉妹は商店街にある焼き鳥屋の娘で、名前もそれぞれ焼き鳥にちなんだ名前です。

四兄弟は長男はイケメンシェフ、次男は高校生で三男は秀才の中学生、そして末っ子の小学生なのですが、肩書き以前に人物像がしっかりしていて読んでいて分かりやすいと私は思いました。キャラクターは割と多いのに一人一人は混乱しないんですよ。

まぁ…関係性はちょっと混乱しますが 笑

なので、キャラクターの魅力の部分でもオススメしたい作品でした。

 

まとめ

日常型ミステリーということもあって、凄惨な殺人現場とかそういったものは出てきません。

そういうのが苦手な方にもオススメできますし、まぁ…最初の事件は交通事故で死者が出てはしまいますが、あくまでも事故という形になっています。

そして同じ事件なのに姉妹と兄弟では突き詰めていく部分が違う。そこが何より面白い作品でした。

 

最終的には全体に渡って登場していた人物の真相にも迫っていますし、できれば2冊とも読んで欲しいです。

 

おそらく今回文庫化したのは続編が出たからだと思います。3作目が今出てますね!

3作目は姉妹と兄弟一緒に事件を解明していくようです…読むのが楽しみです。

 

次は…

いま読み始めているのは、いよいよ「爆弾」です。

何回か書いてますが、映画化前の単行本の時点で評価が高く、私も読もうと思っていた作品です。

その次は多分「十戒」かな…夕木春央さんの作品ですね。

 

サクサク読めるように頑張ります…!

 

 

 

2025年締めくくりのご挨拶

挨拶のページまで見てくださってる方、本当にありがとうございます!

おそらく2025年ラストの書き込みになると思います。今年も読んでいただいた方々本当にありがとうございました。

 

こんな端っこの読書感想ブログですが、自分の記録のためでもあり、誰かに少しでも「読んでみようかな」と感じてもらいたいのもありでなんとか続けられました。

昨今はタイパ重視が強まって読書する方も減りつつあります。

ですが、個人的に思うのは読書は最強の部類に入るコスパの良い趣味だと思います。

本も年々値上がりしていますが、それでも千円〜二千円ぐらいで誰かの冒険を体験でき、作者さんの思い描いた想像の世界を楽しませてもらい、なおかつそれによって想像力が養われることで自分の生活も豊かになる手段でもあります。

 

…と、下書きではこの後もつらつら書いて長くなってしまったので次に行きます 笑

 

↓今年読んだ本は以下の通り(敬称略、カッコの本は読み終わったのが今年入ってから)↓

(・同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬)

 ・死神と天使の円舞曲/知念実希人

 ・正体/染井為人

 ・世界でいちばん透きとおった物語2/杉井光

 ・暗黒館の殺人/綾辻行人

 ・断章のグリム/甲田学人

 ・びっくり館の殺人/綾辻行人

 ・マスカレード・ゲーム/東野圭吾

 ・透明な螺旋/東野圭吾

 ・君のクイズ/小川哲

 ・仮面山荘殺人事件/東野圭吾

 ・奇面館の殺人/綾辻行人

 ・グリーン家殺人事件/ヴァン・ダイン

 ・ジヴェルニーの食卓/原田マハ

 ・成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈

 ・いけない/道尾秀介

 ・噂/荻原浩

 ・いけないⅡ/道尾秀介

 ・いまこそガーシュウィン/中山七里

 ・N/道尾秀介

 ・一次元の挿し木/松下龍之介

 ・硝子の塔の殺人/知念実希人

 ・たゆたえども沈まず/原田マハ

 ・アリアドネの声/井上真偽

 ・ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER/井上真偽

   ・ぎんなみ商店街の事件簿BROTHER/井上真偽

 

もう少し早く読めたら、それだけ作品数も数多く読めるはず…と思った今年でもありました。

 

どれが一番面白かったか…というのは選べないので全部面白かったですし、どれも思い出せる作品ばかりです。

一番怖かったのは断章のグリムかな 笑 

普段あまり読まないタイプのジャンルだったので、オススメしてくださったフォロワーさんには感謝でもあります。

中でも印象に強く残っているのはこちらの2冊でしょうか。

両方ともミステリーですが、「暗黒館の殺人」はボリュームもさながら雰囲気も相まって記憶に強く残っています。

「いけない」は体験型ミステリーという珍しいものだったので楽しめました。

 

来年は今年より1冊でも多く読めるようにしたいな。

また来年以降も私の拙い感想文を読んでもらえれば大変嬉しいです。

 

あとはライブ感想もこのブログは兼ねていたはずなのですが 笑

ライブも行ってはいたのですがなかなかこちらの感想はアップする余裕がありませんでした…。ライブ本数も少なかったのもありますが、こちらも来年はもう少し行けるように、感想が書けるようにしたいなと思ったのでした。

 

ということで、

来年またお目にかかれますよう、どうぞ今後ともよしなによろしくお願いします!

【読了】「アリアドネの声」井上真偽

今回はこちらを読了です。

アリアドネの声」著・井上真偽

井上真偽さんは今作で初めましてではありますが、「探偵が早すぎる」はドラマを少し見ていました。

アリアドネの声」は単行本刊行時点から話題作でしたね!

ずっと気になっていましたが、やっと文庫化したので手に入れてきました。

と言ってもそこそこ前に読了済です。

 

余談ですが、少し前に松下龍之介さんの「一次元の挿し木」を読んだばかりで、こちらを読まれた方は分かると思いますがアリアドネの印象が残ってるまま読み進めることができました。

 

アリアドネといえば、神話に出てくる登場人物の1人で英雄テセウスミノタウロスの迷宮から救った王女様です。

アリアドネの糸は有名ですね。

というかアリアドネといえばだと思いますが、こちらのタイトルは「声」

すでにタイトルの時点で何かしらのヒントというか伏線を感じます。

 

あらすじ

主人公のハルオは災害時に活躍するドローンを開発する会社員の1人であり、ドローンの操縦インストラクターでもあります。

ある日、開発が進む地下都市の実験的運行開始の日に巨大地震が勃発。

その地下都市に1人の女性が閉じ込められてしまいました。

彼女を救うべく主人公の所属する会社が救助活動に参加、ドローンを操縦するためハルオが出動するわけですが、なんと唯一閉じ込められたその女性は「見えない・聞こえない・話せない」の三重苦を抱えた人なのでした。

三重苦を抱える彼女をどうやってドローンを使いセーフティエリアに誘導するのか?

ミステリーというよりはサスペンスに近い緊張感が続きます。

 

先が気になる展開

そもそもあらすじの段階ですごく読みたい!と思った作品だったのですが、やっぱり気になるところは「三重苦の方をどうやって誘導するのか?」であり「彼女は助かるのか?」なんですよね。

そして地震が原因ですから、当然のように余震も襲い掛かります。

ただでさえ難しいことを主人公はこなさないといけないのに、更なる問題が次々と起こるわけです。

ハラハラドキドキしつつも、ミステリー要素もそこに絡んできます。

今回あえて帯を外していますが、帯を見れば「もしかしてこういうことなのではないか?」というある程度の検討がついちゃうんですよね…。

帯の有無は個人的に否定的ではありませんが、今回ばかりは帯のせいでちょっとネタバレしちゃってるなと思ってしまいました。

とはいえ、ミステリー好きではない方なら帯の謳い文句を見てもピンとこないかもしれません。

 

ということで、ネタバレ回避しての感想が難しい本でもあるかなと思いますが、なるべくネタバレなしで感想書きたいと思います 笑

 

次々と舞い込む問題と、主人公の過去

前述しましたが、次々と問題が発生します。

余震はもちろんのこと、現場は混乱しているわけですから色んなことが起こります。

ドローンが壊れたりとかね。

そういった問題をどうこなして解決策を生み出していくか?

何より優先事項は人命ですから、どこを妥協するか?

いろんな選択肢も出てきます。

そこに絡んでくる主人公の過去もあります。

主人公が向き合わなければならない過去がまずあり、その過去をどうやって主人公は乗り越えていくのかも人命救助を進める中で少しずつ消化されていきます。

 

序盤で気づく疑い

タイトルの伏線とか帯の煽り文でふと気づく「トリック」がありまして、これはミステリーを読み慣れた方は割と序盤で気づくと思うんです。

私も序盤で「もしかしてこれって…」と思い当たる疑問がありました。

それがてっきり軸となるトリックかと思い読み進めていくんですが、なんとページがまだ半分ぐらいしか進んでないのに主人公も思いあたっちゃうんですよね。

メタ的な話になりますが、これが本軸のトリックとしたらそこに触れるのが「早すぎる」んです。

つまり序盤で割とすぐ思い当たるトリックは、ページ数がまだ半分以上ある時点で副産物なだけであり、「他にまだ本当のトリックがある」ことに気づくわけです。

となると、他にやっぱりよくよく読めば「もしかして」と気付けるヒントが出てきていることに気づきます。

私は答えまでは辿り着きませんでしたが、なんともいえぬ「違和感」はずっとあって、真相を知った時に「あぁ、そういうことだったのか」となりました。

この「あぁ、そういうことだったのか」がこの本の評価に繋がっていると思うのですが、これまた評価が高いのは多分終わり方にあるんだと思いました。

こういったトリックのミステリーになると大体イヤミスだったりね…するんですが、ご安心あれ、こちらの「アリアドネの声」はちゃんとモヤモヤすることなくスッキリ終わってくれています 笑

 

とはいえ、女性がどうなっていくのかはご一読の上、確認してほしいなと思います。

 

で、これ以上を書くと完全にネタバレになるので… 笑

一応ジャンルとしてはミステリーでサスペンスのようですが、個人的にはここにヒューマンストーリーも入っていると感じました。

主人公のハルオだけではなく、周りの人物もこの救助活動を経験していく中でそれまで抱いていたものが変化していきます。

 

これの面白かったひとつが、ハルオが持っている信念というか座右の銘があるのですが、全く同じ文言一句で別の登場人物も座右の銘にしています。

だけど捉え方はそれぞれ丸で真逆なんです。

しかし、この救助経験を通すことで「もう一方の見え方」がそれぞれに見えるようになり、お互いの言葉の捉え方を感じるようになります。

会話はしていないのに。そこがグッとくるところでも有りました。

 

まとめ

総合するとミステリーサスペンスでもあり、ヒューマンストーリーも同じくらいの濃度で入っている、という感じ。

イヤミス大好きなんですが、こういう終わり方をするお話もいいなぁと思いました。

少し心も温かくなった気がしますが、これは読み手によって変わるかも…?

人にオススメしやすいミステリーサスペンスだとも思います。

やっぱり思ったのはさすが井上真偽さんだなぁと…私でも知ってるお名前でしたから、書かれる作品も期待通り…いやむしろ超えてくるなと思ったりもしました。

 

今回の「アリアドネの声」の感想をまとめるのに時間がかかってしまいましたが、次も井上真偽さんの「ぎんなみ商店街の事件簿」をまとめようと思います。

こちら2冊でひとつの作品なので読むのに時間かかってしまいましたが…面白かったです!

私が読むの遅いだけなので 笑

 

今はいよいよ?とうとう?「爆弾」を読んでいます。年明けの感想は「ぎんなみ」と「爆弾」になるかな。

 

あと、この「アリアドネの声」で年内最後の感想ブログになると思います。

そこらへんのご挨拶も一緒にアップしますのでよければ覗いてもらえると嬉しく思います。

【読了】「たゆたえども沈まず」原田マハ

随分と時間が空いてしまいましたが、読書感想の再開です。

今回読み終わった一冊はこちら↓

「たゆたえども沈まず」著・原田マハ

こちらの感想を書くために一連のフランス旅行記を書いたようなもんです 笑

フランス旅行が決まる前から積読になってまして、読むタイミングを探ってたらこれ以上ないタイミングがきた!ということで…移動中に読もうと思ってフランスにも持って行ってました。

 

有名作品ですので、あらすじは何となく知っていたためパリの体験とリンクするんじゃないかと思ったんですよね。

実際読み始めたのは帰りの飛行機の中だったんですが、行きの飛行機でもある程度読んでおけば良かったなぁ。

※現在神戸でやっている「大ゴッホ展」のグッズではありません。

 

ブックカバーは先日のゴッホ展で買った星月夜のカバー。この本のために卸しました。

そもそも本の表紙も星月夜ですから…。

そして下に敷いてあるマップはツアー会社さんの方でご用意してくださっていたパリの散策マップ。

凄い書き込まれていて、観光地も網羅されています。

「たゆたえども沈まず」もパリに住むヴィンセントの弟、テオ・ゴッホが主人公なので作中はほぼパリの街がメインです。

作中のパリはこの地図だとぎりぎり入り切ってないエリアなんですが 笑

ちょうど右下くらいかな?ポン・ヌフの橋やシテ島が出てきます。

パリの街を歩いたフリープランの後に読んだこちらの本…今までにない読書体験となりました。

 

あらすじ

ジャポニズムが流行った19世紀後半のパリ。

ジャポニズムの波に乗って日本の浮世絵をフランスへ持ち込んだ日本人画商の林忠正加納重吉、そしてパリで画商を営むテオ・ゴッホ

重吉とテオが出会い、テオと林が出会い、そしてテオの兄である画家のヴィンセントとの出会いが描かれています。

重吉とテオの視点から見たパリの写実主義から印象派への変化とジャポニズム。そこに流れるように惹きつけられるヴィンセント。

だけどヴィンセントは画家として評価されない、そんな厳しい時代でもありました。

テオ、重吉から見たヴィンセントの生涯と浮世絵をフランスへ持ち込んだ林の捉えたヴィンセントへの評価が話の中心になっていきます。

 

実在の人物

視点は主に加納重吉とテオ・ゴッホ2人それぞれで進みますが、加納重吉のみ架空の人物です。

日本人画商の林忠正ゴッホ兄弟は実在する人物で、他に出てくる画商たちも実在の人が出てきます。

逆に加納重吉のみ架空の人物であることで、このお話は原田マハさんの創作であるということの証明なのですが、重吉のみが架空であることがかえって現実味を感じる要素なのではないかと思いました。

重吉=読者の分身であり作者、原田マハさんの分身であるように感じます。

そんな重吉の目と思考を通して見えてくる林忠正の姿とゴッホ兄弟の姿はとてもリアルでした。

頭の中では「あくまでもこれは創作である」と理解しているのに、「実際にこういったやり取りがあったのかもしれない」という希望のようなものが浮かんできました。

原田マハさんはゴッホが主人公の「リボルバー」も著作にありますが(こちらを先に既読しています)個人的にはこの「たゆたえども沈まず」の方が好きかな?完全に好みの違いなので、「リボルバー」もとても好きな作品なのですが、ゴッホ兄弟がパリに来てからの生き方、生き様、人となり、特にヴィンセントがパリにやってきてからの彼の生活感や絵に対する思い入れ、浮世絵との出会いでもたらされたもの…まるで自分自身がヴィンセントをこの目で見て観察しているかのような 笑 そんな感覚になりました。

 

作中のパリ

舞台はパリですので、街並みを歩く風景もたくさん出てきます。

ここで今回のフランス旅行が本当に味わい深さを出してくれました…ヴィンセントが酔っ払いながら歩くパリの街、重吉や林が画商として過ごすパリの様子、テオが画策する様子。

記憶の中のパリはもちろん2025年現在のものですが、パリは当時の風景を残した街です。

今は馬車ではなく自動車が走っているけれど。

セーヌ側のほとりは整備されているけれど。

運行する船は現代的で発展されたものだけれど。

ゴッホ兄弟や林、重吉が吸っているパリの空気を今も感じられるような、そんな体験が出来たのでした。

 

そしてやっぱり切なくなるヴィンセントの生き様。

どんなに語られていようと、ただの史実ではなく「実在した人の人生」を感じるようでした。

 

いやー、やっぱり思いますよ。弟に養われている情けなさ、お酒をやめろと言われてもやめられない葛藤、食べるものに困り、贅沢な服を買うこともなく、だけど「絵だけは描きたかった」想いのようなもの…を感じるとヴィンセントがどれだけ絵に魅了されたのかが伝わるような本でした。

情けなくても、貧乏でも、お腹空いていても、誰も自分に寄り添ってくれる友人がいなくても弟が居てくれるから、絵をどうしてもどうしても描きたかったのかな…その思いを貫くってどんなにか大変だったろうと思ってしまいます。

しかも描いても描いても売れないんですよ?(唯一1枚だけ彼が生前に売れていますが)絵が売れない=評価されていないってことですから、自分が絵を描くことの意味すら疑いたくもなるでしょう。そこを貫いた思いの強さを感じました。

 

そんな中で先日は「大ゴッホ展」にも行ってまいりました。

夜のカフェテラスはパリ中心地ではなくアルルの方の景色になるんですが、まぁ〜凄かった。オーラ放ってました 笑

夜のカフェテラスは撮影可能

ゴッホが描いた青色の絵が好きなんですが、もちろん「夜のカフェテラス」目的でも行ってきましたが、他のゴッホの作品がまぁとかく凄くて凄くて。

気負いのようなもの?気迫のようなものを感じ、なんなら途中疲弊するぐらい。

まぁ絵画展は基本ずっと立ちっぱなしで見ることが多いものの、絵の圧倒さに酔うというか充てられるというか。疲れちゃう中でふと同じく印象派を貫いたモネやルノワールピサロといった作品も一緒に見れます。

あと個人的にムーラン・ド・ラ・ギャレットの絵があったのがめっちゃくっちゃ嬉しかったです。ルノワールの方が有名ですが…(ルノワールの方はオルセーで見てきました!フランスログ④を見ていただけると嬉しい)

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの絵は貼って良いかどうか分からなかったので検索してみてください…。ルノワールのはみんな知ってると思います。フランスログ④には私が撮ったものを掲載しています。

印象派の画家たちが生きた1880年代のフランスの様子が「たゆたえども沈まず」では本当に上手く表現されていて、風景がまるで映像のように、自分がそこに立っているかのように感じられる作品だと思います。

原田マハさんの表現力なんだろうなぁ…同時に作者の絵画への愛もなんだか感じられたような気がしました。

 

まとめ

「たゆたえども沈まず」とはパリが世情や政治、いろんなもので揺れ動くことはあれど決して沈むことはない…それはセーヌ川を漂う船のように…。

そんな意訳だったかと思います(間違ってたらすみません…)

そこに合わせて展開されているのがヴィンセントをはじめとした印象派の画家とそれを支援していく人たちのお話なんですよね。

とても感慨深く、これ以上タイトルに合ったお話はないなと思いました。

 

普段私が読むミステリーとはまた違うんですが、こういう長編小説も好きなんですよねぇ…。

未読の方がおられましたら是非。ゴッホの人生も学べます!

ゴッホの人生を少しでも垣間見ることが出来たら、ぜひゴッホの絵を見に行ってほしい。

今まで見ていたゴッホ作品がまた違って見えてくると思います。

 

で、次に書く本の感想はもうすでに決まっていて、すでに読み終わっています。

更にその次の作品の読書に進んでいます。

井上真偽さん作品が続きまして、次はついに!「アリアドネの声」と「ぎんなみ商店街の事件簿〈SISTER〉」「ぎんなみ商店街の事件簿〈BROTHER〉」です。

フランス旅ログ④

今回のフランス旅行は4泊7日の日程です。2泊は機内泊ですね…結構しんどかったですがそれもまた思い出ということで。

 

いよいよ最終日の4日目です。

 

4

最終日は最後にフリータイムがありました。

まずはツアーに組み込まれていた場所から観光へ。

 

ルーブル美術館

いよいよです!最大の目的地でもあったルーブル美術館へ!!

まさか人生の中でこの地に足を踏み入れる時が来ようとは想像だにしていませんでした…まさかルーブル美術館の中に入る日が来るなんて。

 

ルーブルへは地下から入ります。地下鉄も通ってますしね、アクセスは良いなと思いました。

地下から入りますので、地上のあのガラスのピラミッドは後のお楽しみ…と言いつつも早速あのピラミッドの真下に。

そこに入り口があるわけですが、もうこのピラミッドの下の時点で感動もひとしお。

なぜならラングトン教授シリーズをご存じの方なら分かるかと 笑

映画ダヴィンチコードでもここは撮影地でもありますね。

あれを見た方は知ってると思うけど、あの話の設定ではこのピラミッドの下にある小さなピラミッド。さらにその下地下深くに…そうです、マグダラのマリアの棺が保管されているっていうお話なんですよね。

史実とは違いますからもちろんフィクションなのですが、やっぱりどうしても考えてしまう 笑

「あぁ…この下にマグダラのマリアが…」

うわ〜〜〜〜〜来たんだ〜〜〜〜〜〜!!とここでまず感動しました。単純です。

 

ルーブル美術館は絵画はもちろん彫刻や装飾品も展示されているわけですが、たまたま例の泥棒事件があった後だったので…宝飾品エリアは立ち入り禁止になっていました ( ;∀;)

ただ、私の一番の目的は絵画なのでまぁ…仕方ない。

あとやっぱりとてつもなく広いので、確かに1日じゃ回りきれません。

絵画をざーーっと見て行っても5時間滞在してました…。ゆっくり見てなくても5時間です。

 

そんなルーブル美術館ですが、絵画は1848年前の作品が置かれています。

なので写実的であり宗教画がほとんどだったイメージがあります。

かの有名なレオナルドダヴィンチの作品もそんな感じ。

そしてあの…そうです…ついに本物を見たわけです…モナ・リザを!!

ちょっとピンボケ…すみません

モナ・リザはやはり1番の目玉展示になるので、ここの前だけは規制線が貼られていました。

それにしても生で見れるなんてね…日本に来たのは50年前だそうなので、まぁ…次いつ来日するかどうか分かりませんね…。

他にもダヴィンチの絵は見れるわけですが、なんとめちゃくちゃ近くで見れます。

ダヴィンチに限らずルーブルの絵はめっちゃくっちゃ近くで見れます。

日本の絵画展では考えられない距離感で見れるし、なんと全部撮影OKなんですよね…。

フラッシュ撮影はダメですが、スマホでどれだけ撮ってもOK。

動画もOKだったと思います。それがまず凄い。

 

そして日本でなかなかルーブル展が叶わない理由の一つかもしれませんが、どれもこれもがめちゃくちゃデカい!!!

キャンバスサイズは一体いくらなんだろ…壁一面に描かれているようで、もちろんそのための額縁も作られているわけで。

サイズ感だけでしたら大塚美術館に行けば陶板ではありますが同じサイズで見ることは可能です。

 

そして何よりやはりここに来たからには見ておかないと!!

サモトラケのニケ!!

いやもうめっちゃくちゃカッコいい。

彫刻の像なのにめちゃくちゃカッコいい。

なんだろうな…存在感とかそんな言葉では纏められないほどのオーラと言いますか。

顔も腕もないけど圧倒的にそこに居る。

もはや像自体が発光しているかのようなオーラを感じました…。

そして像といえばこちらも。

ミロのヴィーナスですね!

こちらも存在感すごかった…見えてきた瞬間に「いたあああああああ!!!」という感じ。

まるで生きているかのような。

会えたんだなぁとつくづく感じました。

いつまででも眺めていられるくらいに美しいというかなんというか…彫刻の世界は全然無知ですが、この状態で保存してきた人たちの努力さえも伺えるような、そんな出立でした。

 

【パリ散策】

ルーブル美術館に入った時点でフリータイムだったので好きなだけ見て回れたのですが、それでもやっぱり暗くなる前にはホテルに戻っておきたい…ということで、約5時間ほどルーブルに滞在したあとはパリの街へ。

あ、もちろんルーブルを退去する時には正面へ回ってピラミッドを撮ったわけですが 笑

これ撮らないとね!!来たからにはね!!

このピラミッド、実際行ってみるとそんなに大きくはないんですよ。

ただやっぱり印象が強いから大きく感じます。

ルーブル美術館そのものが大きな建物ですから、周辺もとても広い。

通りの正面にはルーセル凱旋門があり、その前にはチュイルリー公園が広がっています。

とても広いです。

その先にはオランジュリー美術館があるのですが、今回はそちらには歩いて行かず南の方へ(かな?)

 

目的地までは歩ける距離だったので少し散策です。

セーヌ川を渡る時にはセーヌ川クルージングを楽しむ人たちが橋の上がら見てとれ、ついつい大きく手を振ってしまいました 笑

ちゃんと手を振りかえしてくれた観光客のどこの国の人だか分からない人たちとちょっとだけ親近感が湧いたから手を振ってみて良かった✨

パリの街並みは別に聞くほど汚くはないです。塵も落ちてない。日本と同じぐらい。

だけどちょっとこの日は曇りだったし建物は中世時代の外観ですから少し暗く感じるかな?

セーヌ川は…まぁ、ゴミは落ちてませんでした。

一応オリンピックのために政府が清浄化対策したらしいんですが…まぁそこはオリンピック見てた方は分かるよね 笑

 

あとパリ中心地は歩道も車道も整備されてますから、歩く分には疲れません。

石畳とかだと疲れるんですけどね…パリはスリに気をつければ歩いていて割と楽しい街だったように思います。

 

しばらく歩くこと数十分…次の目的地に到着!!

 

オルセー美術館

来たよー!!オルセー!!美術館ハシゴだよ!! 笑

オルセーは自力でチケット買って入らないとダメだったんですが、事前調べでは長い時では当日券で2時間待つこともあるんだそうで…。無理だったらモンマルトルの丘に行こうって言ってたんですが、この日は平日もあってかすぐ入れそう…。

並ぶか!ということで並んで難なくチケットも買って(スマホの翻訳アプリ様様です)オルセーにも入ってきたぜ!!

 

オルセー美術館は元は駅校舎だったんですが、そこを改築して美術館になりました。

そして近くのルーブルから作品を持ってきているわけですが、先述しましたがルーブルは1848年以前の作品、そして1848年以降の作品はこちらオルセーに持って来られました。

なので近代的な作品はこちらの方が多いです。

で、我々的に親しみがあるのもこちらの方だと思います。

いわゆる印象派の画家たちの作品もこちらに置いてあります。

まぁ〜ここも広いのでゆっくり見るには時間が足りないのですが、それでもやっぱり見れるだけ見よう!ということで。

 

いやはや…君…ここにいたんか…やっと会えたじゃないか…な作品ばっかり!笑

 

1階を見てるだけでめちゃくちゃ時間かかりまして、5階メインに行くまでの作品はほぼ見れませんでした…ボナールとかも見たかったのにぃ…。

もう5階なんかはほとんど駆け足で見たのですが、5階がね!!

あーーもう!ほんと!

ここに居たんですかあああって感じです。

 

モネ…マネ…ピサロルノワールゴーギャンにドガ…そして、ゴッホ

 

モネやゴッホはもちろんのこと、特にびっくりしたのがドガの踊り子の像がここにあったのを知らなくてね…1日目に写真撮りましたが、「ジヴェルニーの食卓」ではドガも作中に出てきます。

そこで取り上げられていたのが、この踊り子の像。

まさか小説で読んでいたこの像を割とすぐに実物を見る日が来るなんて…でした。

これかあぁああああああ!ってなりました 笑

「ジヴェルニーの食卓」で得た知識ですが、この像は髪の毛が実際に少女の髪の毛を固めてあり、チュチュもドガが着せてるんですよね。

 

そしてルノワールムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会。

モネの日傘をさす女。

 

あなたたち、ここに居たんだね…。

 

日傘をさす女の絵は3枚あるんですが、一番有名なのは子供も一緒にいる絵かな?そちらはワシントンにありますが、残りの2枚はここオルセーにあります。

思わず漏れてしまった「ほんものだぁあ…」は誰もが思うんじゃなかろうか。

 

このオルセーにあるモネの作品はなんと来年、東京へ来日します!

そう…私、一足お先に会ってきちゃいましたってやつです。

この規模の大きさの絵画が来日するのは凄いなぁと本当に思うので、もし行けそうであれば行かれた方が良いと思います。

初来日の絵もあるようですね!…ふふ…私はもう見てきたのさ…!

 

この日の写真は載せきれないほど撮ってしまったのですが、前述したけどルーブルオルセーも撮影は全部OKなんですよね…それが本当にびっくり。

そしてオルセーも壁一面のキャンバスがあったりするので写真におさめるのにめっちゃ後ろに下がらないといけないほど 笑

あそこまでの規模の美術館はやっぱり日本にはないなと思います。

もちろんパリには他にもたくさん美術館もあり、なおかつゴッホ兄弟が晩年を過ごした街でもありますから(ヴィンセントの方は晩年移動してますが)どこかしこに芸術を感じる街のように思いました。

 

結局美術館だけで1日が終わってしまったので、もう1日フリータイムが欲しかったかなぁ。

街が丸ごと観光地なんですよね。

 

【ちょっと余談〜地下鉄にて】

フリータイムを過ごした後はなんと自力でホテルまで戻らねばならなかったのですが、一番の緊張がこのパリでの地下鉄。

 

いわゆるSuicaICOCAのようなカードを買ってチャージすれば1回乗って降りるまで一律300円ぐらい。距離は関係ありません。

だけどパリの地下鉄は本当に危ない。

なので緊張しながら乗り換えをしないといけなかったのですが、ここで前日のモンサンミッシェルでご挨拶した大天使ミカエルが降臨してくださったのかもしれない 笑

 

駅のホームに入ったら男性が1人通話されていたのですが、なんと日本語じゃないか!

一見、大学生風の男性でしたが、思い切ってお声がけ。

日本の方でしょうか?とお尋ねしたところ、留学生の方でした。

聞けばショコラティエになるためにフランス留学をされているらしく、仕事帰りのようで。

なんと降りる路線も同じ!!

 

助けてもらいました…!

本気で本当に心底助かりました!!私たちだけでは絶対に無理だった乗り換え…彼が路線は同じだけど反対方向だったのにも関わらず、電車に乗るところまで送ってくださいました。

本当に本当にお世話になったし感謝しきれないぐらいなので書かせていただきました。

 

パリのような大きな街の地下鉄で、偶然日本の方に会えて助けてもらう…こんなに母国語が通じることに安心した瞬間はなかったです。

そして願わくば…いつか彼の作ったショコラを食べられたら嬉しい。

立派なショコラティエになって欲しいし、なれるんじゃないかなんて勝手に思ったのでした。

親切な人、手助けを厭わない人、努力している人、報われてほしい…。

旅の最後にこんな感動もいただけて、本当に良いフランス旅行になったのでした。

フランス旅行ログ③

まさか足を運ぶことが叶うとは思わなかったモンサンミッシェルを後にしまして、一路3日目はパリへと向かいます。

 

ちなみにフランスは日没が日本よりも遅いので日の出も遅めです。

ゆえに3日目の朝は朝焼けのモンサンミッシェルが拝めました!

もう、空の色がモネだわ〜〜〜なんて思ったりしたのでした。

日本だと朝焼けもオレンジがかっていますが、フランスは空がパステル色のピンクになります…朝は人もほぼ歩いていなくて見応えがあるモンサンミッシェルでした。

 

3

ヴェルサイユ【パリ】

1日目のジヴェルニーモンサンミッシェルはフランスの中でも郊外で片田舎にあります。

そこからパリ市内へはバスで移動。5時間ぐらいバスの旅でした。

とはいえ高速は平日もあって空いており、日本の高速から見る景色とはまるで違いますから飽きることなく外の景色を眺めつつ…サービスエリアではフランスの片田舎ならではのショッピングも出来ました。

 

そしてついに到着したのはヴェルサイユ

かのマリー・アントワネットが生活していたヴェルサイユ宮殿です。

豪奢な当時の生活の空気感の残る宮殿内はとにかく煌びやか。

有名な鏡の間はたくさんの人が入ってもまだ余裕のある広さでした…一面の鏡張り!

鏡があることで広く見える効果もあったのでしょうねぇ…。

こちらは建築当時のままの鏡だそうで、磨いているけど古いためくすみが取れないんだそうです。その鏡のくすみこそも歴史を感じる要素のひとつとして大切に保管されているようですね。

ほぼどこの部屋も天井画があります。絵が豊富にあることも王族の威厳を示すものだったのかな…もちろん王様の絵もあるわけですが、本人より少し背が高く描かれていたりね 笑

もちろんマリー・アントワネットのあの有名な肖像画もありました!

そういえば階段は段差も高くない。

これは多分当時の長いドレスを着ていたファッションも関係しているのかも…。

階段の踊り場で寝泊まりできそうな広さだった 笑

 

ヴェルサイユといえば私はどうしても脳裏に浮かぶ歴史情報がありまして、王族が住まいとして使っていた当時はお手洗いがなかったため、排泄物はまとめて中庭に捨てられていたっていうもの。

本当かどうかは分かりませんが、中庭に投げ捨てていたって聞いたことがあります。

 

この日はガイドさんがおられたのですが、流石にそれを聞くのは憚られて 笑

ただ、ヴェルサイユ宮殿ツアーのラストにお手洗いの時間が設けられていたのですが、ガイドさんが「このお手洗いも、観光地になってから新設されたもので当時はお手洗いはありませんでした」と説明されてて全てを察しました…。どうやら本当だったみたいですね、えぇ。

 

あとはヴェルサイユ宮殿内に有名なカロンのお土産店なんかもありました。

フランスといえばマカロンなんですよね。日本でも一時期流行りましたね。

マリー・アントワネットが象徴されたマカロンが売られていたようです。

 

一通りヴェルサイユ宮殿を見回った後は一路パリ中心地へ。

これは誰もが一度は目にした画角なのではないでしょうか?

凱旋門のある通りは坂になっていて、坂の下側からだと道と凱旋門が綺麗に写るんだそうです。

パリはバスの車窓からの車窓観光だったのですがバスで色々と回ってくれたおかげで有名どころも路地もたくさん拝めました。

 

まぁ…たまたま見つけてビックリしたのはパリ市街地の中で見つけた米津玄師さんのライブ告知ポスター

まじか…韓国でもガンッガンにLemonを音漏れさせている車に出会ったけどさ、フランスでもあなたを見かけるだなんて…!ですよ。えぇ。

フランスは確かにアニメのおかげで日本人気があるようです。

ちょうどハロウィンのタイミングでパリに行ったわけですが、日本アニメのコスプレしてる人もたくさん居たみたいです。

確かに胸に「黒崎一護」って漢字で入ってるパーカー着てる人とか見たなぁ… 笑

それで米津さんも周知されているのかな。凄いですよね…日本から遠く離れた土地で日本人アーティストのポスターを見るってさ、凄いと思うよ…。

あとはこの期間、エッフェル塔がライトアップされています。

ライトアップそのものはおそらく通年通してやってると思うんですが、18時19時20時から5分だけキラキラ〜っとライトが点滅する演出が入っていました。

これを目的に見に来ている人もたくさんおられて、本来ならバス内観光だったのですが運転手さんが機転を効かせてくれて演出の時間だけ映えスポットで見せて貰えました!

かっこよかった〜✨

 

最終日の4日目へ

この旅、目的の観光地は多かったわけですがとうとう最終日の4日目へ。

4日目はジヴェルニーよりも目的だったあの美術館へと向かいます…!

 

フランス旅行ログ②

前回のログ①に引き続きまして…。

初日の長距離フライトを経て(18時間ぐらい乗ってました)ジヴェルニー〜ブブロンオンオージュの村を観光し、サンマロへ移動、そこのホテルで宿泊して今回は2日目です。

2

【ディナン】モンサンミッシェル

まずはディナンという街へ。

パリは大都会ですが、このディナンという街は都会でありつつもパリほどではない小規模な地方都市…という感じでしょうか?

でも建物はどこも歴史あるものばかりで、街中のお店もどこも可愛い!

結構朝に行ったのですが、カフェも営業しており、もちろんテラスでコーヒーを嗜んでいる現地の方もチラホラ。

朝なので人もそこまで多くありません。

旧市街地なのかな…無知ですみません…。

向こう側にはお城が見えていたり、街の真ん中には大きな教会も。

教会の中も撮ったんですが暗いのとサイズが大きいので断念 泣

どこもヨーロッパ特有の?石畳で歩いているだけで絵本の中です!先日のブブロンオンオージュより広いので結構迷いました 笑

ジョグされている現地のおじさまが話しかけてきてくれて、案内してくれたんですがフランス語さっぱり…身振り手振りで会話をして、英語で「韓国の人?」と聞かれたので「日本人ですよ〜」と答えたら快く「楽しんでね!」とおっしゃってくださいました。

ただの本当に良い人でチップ要求もされずに済んでホッ 笑

もちろんフランスの人が全員悪いわけはなくて、良い人の方が断然多いんですがこういうときやっぱりちょっと身構えてしまうのは仕方ないのかな…おじさんゴメンねと同時にありがとう!ってなりました。

 

ディナンにはお土産屋さんも多く、それはそれは可愛い雑貨屋さんとかも並んでいます。

写真アップ出来ないけど…ガーデニングの可愛いグッズとかね、布製品もたくさん売られていました。

 

ディナンを出発してランチのお店へ〜

 

道中の標識もフランス語だとオシャレに見える謎 笑

この標識でどこへ向かっているか一目瞭然ですね…!

 

まずはランチですが

お店の景観も可愛い!

そして現地名物のこれ!食べました!

そうです!オムレツです!オムレツといえば…いよいよ今回の旅の目的の二つ目!こちらです!

モンサンミッシェル!!!

モンサンミッシェルでの名物は先述したオムレツなのです。

フランス旅をされたことのあるお客さんによく話を聞いていましたが、オムレツは「普通」と仰っていたので 笑

実はあんまり期待してなくて食べたんですが…思ってたオムレツと違う…!

日本のものを想像してしまっていましたが、ここのオムレツはふわふわメレンゲ仕上げでスープのようなもの。

味付けもそれまでは少々塩辛く感じていたフランス料理の中でも珍しく(?)塩辛さは抑えめ。

自分的には「美味しいじゃん」でした。

 

ランチを食べた後は一度この日のホテルへ向かい、荷物を置いてからモンサンミッシェルへ!!

いよいよ憧れのモンサンミッシェルへ!!

ちなみに今はバスが出ていまして、モンサンミッシェルまではバスで移動できます。

 

この日は生憎の雨でしたが、出る頃には雨も止み、傘を使わずに観光もできました。

モンサンミッシェルはその名の通り、岩山に建てられた大天使ミカエルの大聖堂です。

大聖堂まではもちろん山道で、それは岩肌だったわけです。

大聖堂までの道のりは徐々に人が集まることで集落のようになったんだと思います(詳しくなくてすみません…)

なので通りはとても狭い 笑

傘をさしていると行き交うのも困難な感じです。

大聖堂の中には全体の模型もあり、順番に歴史順に4つほど並んでいます。

これは完成した最後の形のもの。

一つ目なんかは本当に岩山のてっぺんにちょこんと馬小屋のようなサイズの教会しかなかったようです。

大聖堂の中には中庭があったり、修道士たちの食堂だけでなく王族を招いて宴を催す場所なんかもあります。

そして岩山ですから、物資運搬用の力仕事をさせていた犯罪者の労働場所なんかもありました。

なので結構暗い場所も多かった。狭い階段とかね。

当時の修道女の生活を窺えるものが沢山ありました。

かなり大掛かりな門扉があったりします。

モンサンミッシェルへの入口はここ。小さな門というか関所みたいなところを通って、まずは大聖堂までの道を歩くわけです。

今でこそお土産屋さんやカフェが並びますが…当時はどうだったのかな…。

帰る頃には雨が止み、フランスの国旗が風になびいてました。とてもオシャレだなぁと干潮の海底を歩きながら思ったのでした。

ちなみに大聖堂のてっぺんからはイギリスの陸が見えちゃうんですよ!!

この日は曇っていて見えにくかったですが、ぼんやりと見えた記憶があります。

アスファルトの道路が渡っていますので、バスはこの道を通って行き来しています。

もちろん歩いてこの道を渡っても行けますが、結構距離あったなぁ…。

 

3日目は…

憧れの世界遺産モンサンミッシェルにとうとう行けたあの感動。

目の前に広がるモンサンミッシェルを見た時の「本物だ!!!」感。

今思い出しても現実だとは思えないほどの壮大さでした…行って良かった。

世界にはまだまだ壮大なものがあるんだなと、自分の知っているものはほんの一握りなのだなと改めて感じさせてくれました。

 

この日はモンサンミッシェル近くのホテルに泊まり、翌日へ。

3日目に行くのはランといえば!のあの豪奢な宮殿です(ログ③へ続く)