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たらふくてんのさぎょうば

手っ取り早く女子学生を集めて高市首相を批判させるBBCの怠慢記事

2025年10月22日、イギリス BBC の日本語サイトに「【解説】 初の女性首相誕生という歴史的瞬間、ただし高市氏の理念に懸念も」という記事が掲載された。(魚拓)(英語版)(英語版魚拓)

 

記事は、高市首相の姿が「多くの若い少女たちにとって(中略)力強く、象徴的だ」とした上で、「一部の女性たちは、高市氏を変革の擁護者とは見なしていない」と続けている。この記事はその批判的な見方を紹介するという趣旨である。

 

記事中でコメントが紹介されている女性は4人いるのだが、どうやらそのうちの3人が同じ大学の同じ学部に通う学生らしい。ゼミまたはクラスも同じかもしれない。この3人については名前と年齢のみが示されているだけで、その他のバックグラウンド情報は明かされていない。

 

それにもかかわらず、どうしてこの3人が同じ大学の学生であると推測できるのか。まず、3人のうちの1人と同姓同名の人が岡山の東進衛星予備校の合格体験記に掲載されている。合格した大学は上智大学の国際教養学部である。この人は2018年に岡山の中学の2年生だったことも分かっており、BBCの記事に登場した人と年齢も一致する。

 

あとの2人はBBCの記事に写真が掲載されており、背景の建物から同じ場所で撮影されたことがわかる。3人が同じ大学の学生であるらしいことに最初に気づいた Domi_Domi3 氏の X 投稿によれば、この場所は上智大学四谷キャンパスの3号館前広場である。グーグル・マップのストリート・ビューでも、上智大学構内にそれと思われる建物が確認できる。

 

(魚拓)

 

上智大学国際教養学部といえばすぐに頭に浮かぶのが中野晃一教授である。この政治学者は、熱心な野党共闘推進派であり、しんぶん赤旗にも多数寄稿する左派である。安倍元首相などに代表される保守的政策を強く批判することで知られている。それがオリエンタリズムを内面化したリベラル自認の西洋人の耳にも心地よく響くらしく、欧米メディアに重宝されている (BBC中国版でもコメントがよく引用されているという話も聞いたが未確認)。以前はデイビッド・マクニールもさかんに彼の言葉を記事の中で用いていた。BBCの記事に登場した3人が中野の教え子かどうかはわからないが、3人のコメントを見てみると、中野と同様の思想傾向のある講師に教えを受けているようだ。

 

こうした左派系の大学/学部/クラスでどのような教育がなされているのかを垣間見ることができるので、3人の女子学生のコメントを以下に書き出してみる。名前はここではイニシャルにするが、BBCの記事内では実名。

 

AO (21歳): 外国の反応を見ることが「興味深かった」「みんな『おお、日本の歴史上初めての女性首相だ、女性の権利強化やジェンダー平等にとって素晴らしい機会だ』と言っている」「でも、それはこの状況全体をとても単純に解釈していると思う」「彼女は家父長制的を維持している」

 

AHU (20)「高市さんは本当に流れに逆らっているわけではない。男性たちと同じことを言っている」。単に女性であるという理由だけで高市氏を特別視すべきではない。「彼女の政策について語ることが大事だ。彼女を他の人と同じように批判できることが大事だ」

 

MK (21)「高市さんの成功に、女性たちが共感するのは難しいと思う。なぜならそれは、現状に従うべきだという考えを助長するからだ」「私たちにも同じことが求められるようになる」「世間は私たちに従順さを期待するし、理想に逆らわないことを求めてくるだろう。そういうことが、私たちの仕事をもっと難しくするかもしれない」

 

公正を期すためにBBCの記事内に登場したもう1人の女性も紹介しておこう。この人は、元大津市長で弁護士の越直美 (50歳)。2012年に大津市長に当選したときは、当時史上最年少で当選した女性市長だった。記事は、「それでもなお、一部の人々は、高市首相の誕生を、女性たちが自分たちの将来に対する見方を変える可能性を秘めた転機だと見なしている」として上で、次のような越の言葉を引用する。

 

越 「高市氏が首相に就任したことには大きな意義があり、社会全体に広範な影響を与える」。日本に女性首相が誕生したことにより、「心理的な障壁が下がる」。ジェンダーに基づく固定観念や期待が依然として残る中でも、女性が企業や社会の中でリーダーとして「目立つ」のは当たり前のことだと、子供を含む女性たちが感じる助けになる

 

ちなみに越のコメントは共同通信記事からの引用であることが明かされている。

 

この記事を書いたのはBBCのシャイマ・ハリル東京特派員。知り合いの大学教授か誰かに頼んで教え子を紹介してもらったのだろうか。3人のバックグラウンド情報を記事内で明かさなかったのは、同質的な小集団から取材相手4人のうち3人を選ぶという怠慢を読者に知られたくなかったからかもしれない。結果として、この記事は教条的なフェミニズム的視点からのみ高市を批判するという一面的なものになってしまった。

 

高市を批判するにしても社会文化的な批判だけでなく経済政策の観点から批判することもできだだろう。若い女性が何を考えているのか幅広く伝えたいのなら、なぜ経済や政治を学ぶ女子学生にも話を聞きにいかないのか。政治や経済をゴリゴリ勉強した高市だから首相になれた。そんな高市は経済・政治を学ぶ女子学生にとってロールモデルでもあり反面教師でもあるはず。彼女たちの話も聞けばこんな薄っぺらい記事にはならなかったはずだ。

 

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ここから先は余談だが、2024年に英国ガーディアン紙がさまざまな国の24歳の若者にインタビューするというシリーズ企画を行った。このとき日本代表として登場したのが Miho Suzuki という女性である (記事)。この人は聖心女子大学の大学院生であり、デイビッド・マクニールの教え子である (マクニール自身がそうツイートしている)。

 

インタビューの内容は日常生活の話題が中心だが、その中に「社会不正義」「家父長制」「同性婚」「夫婦別姓」などの左翼の定番用語が散りばめられている。この記事を書いたのはジャスティン・マカリー。マカリーとマクニールの2人は、朝日新聞が2014年に吉田清治の捏造を認めたとき、その年のはじめまで吉田の名は知らなかったと嘯く記事を共同で執筆している。

 

左翼教授と左翼ジャーナリストが結託し、左翼の教義を学ぶ若者にメディア登場などのプラットフォームを与えてグルーミングしていく。そういったサイクルが存在しているようだ。こうして卒業していく学生は、大学で刷り込まれた道徳的資本を頼みの綱に、大卒のプライドを満たす地位と給料を求めてNPO、企業の人事部、マスコミ、大学などに散らばり、生産性は低いが高給取りのルンペンブルジョワジー階級を構成していくのである。

 

 

バイエ・マクニールさんとの対話から学んだこと

(敬称略します)

2025年10月10日、東洋経済オンラインに「「ドレスを着たトランプ?」高市早苗氏への本音、在日外国人識者たちが語る日本移住の"潮目の変化"」(魚拓)という記事が掲載された。高市早苗が自民党総裁に選ばれ、日本の次期首相になることがほぼ確実となったタイミングで、日本で暮らす外国人識者6人にその感想を聞くという趣向だ。

 

その6人とは、ロッシェル・カップ、デイビッド・マクニール、アイザイア・パワーズ、モーリス・シェルトン、ジェン・ルイーズ・ティーター、ジェイク・アデルスタインである。

 

ロッシェル・カップ (文化交流コンサルタント、最近は神宮外苑再開発の反対運動などで知られる)、デイビッド・マクニール (聖心女子大教授、外国特派員協会)、ジェイク・アデルスタイン (『TOKYO VICE』の原作者) はよくメディアに登場する論客としてお馴染みの面々。

 

あとの3人は私も初めて知ったのだが、ジェン・ルイーズ・ティーターは京都精華大学の先生で、応用言語学のほかにマイノリティ・スタディーズなどもやっている。モーリス・シェルトンはタレント事務所の経営者で、昨年、人種や肌の色で頻繁に職務質問されることについて訴訟を起こした人だ。アイザイア・パワーズについては記事ではストリーマー兼エンターテイナーと紹介されている。写真を見る限りアフリカ系。国籍は不明。インターネットで検索しても情報はまったく出てこなかった。

 

この6人の顔ぶれからわかることは、「外国人識者たち」と銘打つわりには多様性に欠けることである。まず人種的には白人と黒人だけで、在日外国人の過半数を占めるアジア系は1人もいない。国籍としては米国人が4人とアイルランド人が1人 (1人は不明)。米国中心であり、5人のうち欧米人以外は1人もいない。思想的にみても、これまでのメディアでの発言、研究内容 (マイノリティ・スタディーズ)、職質のレイシャル・プロファイリングに関する訴訟(注)などからみて、左派的、またはアイデンティティ・ポリティクスに親和性のある人ばかりだといえよう。

 

注: 念のために申し上げておくが、職質のレイシャル・プロファイリングに関する訴訟を起こすこと自体が悪いと言っているのではない。だが、今回のインタビュー記事の人選にあたってこの訴訟の原告であることがフックになった可能性は大いにあるだろう。

 

多様性に富む視野の広いインタビュー記事にしたいなら、いくらでもやりようがあったはずだ。保守系、またはアイデンティティ・ポリティクスに与しない在日外国人でメディアへの登場機械が多かったり、本を出版したりしている人をあげるなら、ケント・ギルバート、ロバート・エルドリッヂ、フィフィ、アンドリー・グレンコ、シンシア・リー、崔碩栄、オリヴァー・ジアなど。一般的に保守系政治家と親和性の高い在日ウイグル人や在日台湾人の話を聞いてもおもしろかっただろう。日本に帰化した人にまで枠を広げるなら李相哲、ナザレンコ・アンドリーなどもいるし、左派系のアジア人という括りなら、辛淑玉や李琴峰をはじめいくらでも見つかるはずだ。

 

「在日外国人識者」に話を聞くと銘打ちながら、地域的・人種的・思想的に圧倒的に偏った記事を書いたのはバイエ・マクニールというアフリカ系アメリカ人である。東洋経済オンラインのプロフィールによれば、2004年に来日し、「異文化の交差点で生きる経験や、人種・アイデンティティ・多様性について鋭い視点で発信している」のだそうだ。私も何度か彼の記事を読んだことがあるが、ブラック・ライヴズ・マターを信奉するような典型的なアメリカの左派の人であり、アイデンティティ・ポリティクスを切り口に文章を書く人である。

 

私はこの記事の視野があまりに狭いと感じたので、その旨を東洋経済オンラインのツイートを引用する形でツイートした。すると、彼にメンションを飛ばしたわけではなかったのだが、ご本人から返信が来たのである。

 

[魚拓][魚拓]

 

「アメリカが左傾化?」などと私が書いていないことを書いているのでどういうことかと思ったら、どうやら自動翻訳のいい加減な翻訳を真に受けたようである。

 


「浅はかすぎる」とまで書かれているのでこれは捨て置くわけにはいくまいと引用リツイートの形で返信したら、それにも返信を2つ返してくれた。

 

[魚拓][魚拓][魚拓

 

それに対する私の返信がこちら。

[魚拓]

[魚拓]

 

アメリカの左派の人と日本語で対話するのは私にとって初めてのことであり、新鮮な体験であり学ぶ点も多かった。米国において人種問題のメインストーリーが白人vs黒人であることは歴史的な経緯を考えれば当然なのだろうが、アメリカ人左派がよくやる「白人でなければ黒人、それ以外の色は目に見えない」(すなわちアジア系の透明化) を間近で観察できたのはいい勉強になった。

 

また、コラムのタイトルは編集部が付けたとのことだが、取材対象者の人選まで編集部が独断で行ったのだろうか。仮にそうだったとしても最終的な文責は彼にあるはずであり、「私は(インタビューに応じてくれた方の) 声を編み上げた立場であり、語り手ではない」というのは他責的に聞こえる。

 

また、初めて対話する相手に「構造に傷つけられてきた側です」と被害者意識を吐露されたのにも正直面食らってしまった。「アイデンティティに基づく被害者モードで責任のがれ」というのは欧米左派のよくやる手口という印象を私は持っているのだが、それを実地で体験できたということだ。

 

あと、日本語能力については、もちろん完璧を求めるわけではないのだが、職業に応じた語学力は必要とされるだろう。私の最初の投稿の意味を取り違えるぐらいの語学力で、彼の観察対象である日本の社会はどの程度の解像度で見えているのだろうか。

 

最後にバイエ・マクニールさんには以下のような返信をいただいた。こういう潔さ、鉾のおさめ方の見事さは見習いたいところである。

[魚拓][魚拓]

 



ロンドン帝国戦争博物館の「紛争下の性暴力」特別展を見にいきました

先日 (2025年8月30日)、ロンドンの帝国戦争博物館 (Imperial War Museum) に行ってきました。目的は特別展「黙らない者たち: 紛争下の性暴力」(Unsilenced: Sexual Violence in Conflict) を見ることです。

 

産経新聞によれば、この特別展にはいわゆる従軍慰安婦に関する事実に反する展示が含まれており、日本政府は関係者に対して「強い懸念」を表明し、「適切な対応」をとるよう求めたといいます。同紙の続報では、同博物館は展示の撤去や内容変更には応じない考えを明らかにしたそうです。

 

www.sankei.com (魚拓)

 

www.sankei.com (魚拓)

 

この特別展は6つの部屋から構成されています。最初と最後は「イントロ」そして「まとめ」として5人の専門家 (学者やジャーナリスト) がビデオで観覧者に語り掛けるという形なので、実質的な展示は4つ。それぞれ「構造と表象」(Structures and Representations)、「行為と現れ」(Act and Manifestation)、「正義と和解」(Justice and Reconciliation)、「再建」(Rebuilding)と名付けられています。

 

最初の「構造と表象」は、戦争において女性の性的なイメージやステレオタイプがどのように利用されたかについての展示です。たとえば、魅力的な女性がいても性病のおそれがあるから手を出さないように警告するポスターがあります。また、秘密保持のために軽率なおしゃべりを慎むように促すポスターで、「女性はおしゃべり」というステレオタイプを用いたものもあります。さらに、敵の兵士の戦意をそぐためにドイツ軍が撒いた煽情的な女性の画像も展示されています。

 

「行為と現れ」は、実際の性暴力に関する展示です。ここで初めて"慰安婦"に関する展示が登場します。ここでの慰安婦関係の展示は、元慰安婦・金福童の写真と証言テキスト、ビルマの慰安所に掲げられていた「休業」と書かれた木札、兵士に渡された慰安所入場許可証、英国軍が撮影した捕虜収容所の女性 (慰安婦) の写真です。ほかには、ドイツ兵士と関係したとして戦後に丸刈りにされるフランス人女性、イラク戦争時の米兵によるイラク捕虜虐待、第一次世界大戦時にドイツ兵がベルギー民間人女性に対して行った性的暴行に関する展示があります。

 

「正義と和解」は、紛争後の正義の追求と和解についてです。例の少女像はここに展示されています。また、水曜集会 (日本国政府からの公式謝罪および金銭的・法的賠償を要求するために毎水曜日に在大韓民国日本国大使館前で行われている集会) の写真や資料も展示されています。このコーナーの展示は慰安婦関係が中心です。

 

最後の「再建」では、戦場の性暴力の被害者をサポートする NGO がいくつか紹介されています。

 

慰安婦関係の展示についてもう少し詳しくみていきましょう。

 

「行為と現れ」のコーナー。元慰安婦・金福童の写真と証言テキスト、ビルマの慰安所に掲げられていた「休業」と書かれた木札、兵士に渡された慰安所入場許可証、英国軍が撮影した捕虜収容所の女性 (慰安婦) の写真です。

 

虜収容所の女性 (慰安婦) の写真には、「forced into sex slavery by the Japanese Imperial Armed Forces」(大日本帝国軍によって性奴隷になることを強制された) という説明書きが添えられています。

 

「正義と和解」のコーナーには例の少女像があります。正式には「平和の像」(Statue of Peace) と呼ぶようですね。左上には各部位の解説文が添えられています。

 

1. 短いむらのある髪は、強制的に「慰安婦」にされたことによって少女の子供時代が突然終わったことを表しています。

2. 決然とした表情と握りしめた拳は、日本政府からの正式な謝罪を受け取りたいというこうした女性の強い願いを表しています。

3.  彼女の肩にとまる小鳥は、自由と平和を象徴しています。

4. 裸足は、「慰安所」から逃げないように女性たちが靴を履くことを許されなかったことを示しています。足の裏は完全には床についていません。これは、強制的に性奴隷にされた後、故郷に戻ることができなかった多くの女性を表しています。

5. 誰も座ってない椅子は、この世を去ったハルモニ (おばあさん) を象徴しています。また、この席に座って正義のための戦いに加わるように未来の世代を招待しています。

 



「正義と和解」のコーナー: 水曜集会の写真や資料


以下、私の感想を書きます。

 

入口のパネルには、「この展示に含まれるケース・スタディは網羅的なものではない。性的暴力は世界の歴史を通して発生しており、現在も続いている」と書かれてはいるのですが、実際の展示はそれを反映したものではない、つまり偏りがあると感じました。端的に言えば、連合国に甘いという印象です。連合国の犯した性暴力は、ドイツ兵士と仲良くしたことで戦後に頭を坊主にされたフランス人女性の展示とイラク戦争での米軍兵士による捕虜虐待ぐらいでしょうか (「構造と表象」で展示されていたポスターなどにはイギリスのものもあったと思います)。

 

したがって、第二次世界大戦でドイツ侵攻後にソ連兵が何をしたか、米兵が沖縄やノルマンディー上陸後に何をしたかフランス軍が北アフリカ人女性に何をしたか欧州諸国が戦争時に欧州諸国の兵士向けの売春施設がどのようなものであったか、などには一切触れられていません。

 

慰安婦の展示では、「少女の子供時代が突然終わった」と未成年の少女がさらわれたように書かれている点、強制的に性奴隷にされた点など、事実と異なることが書かれていますし、何より日韓間の慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認した2015年の慰安婦問題日韓合意には一切触れられていません。どうやら活動家の主張のみを採用しているらしく、日本側の主張や解決への取り組みは無視されています。

 

結論としては、こういう博物館や展示において自国を正当化するバイアスがかかるのはある程度は仕方がないとは思うものの、あまりにも一方的な展示だと感じました。

 

この特別展は2025年11月2日に終了します (公式サイト)。

 

最後に慰安婦関係以外の展示の一部を写真でご紹介します。

入口のパネルには、この展示が網羅的なものではなく、紛争時の性暴力は世界の歴史を通して発生し、今も続いていることが記されています

女性のステレオタイプなイメージを利用した戦争ポスター

敵の戦意を喪失させるためにドイツ軍が撒いた性的なビラ

 

ベルギーに侵攻したドイツ軍が民間人女性に暴行するイラストと、暴行に使用されたとされる剣

戦時中にドイツ兵と親密な関係を持ったとして、坊主にされるフランス人女性

米兵によるイラク人捕虜の虐待を報じるニューヨーカー誌

女性を支援する団体の紹介

以上




 

 

 

 

 

高市早苗総裁選勝利についてのデイビッド・マクニールのとんちんかんな記事

10月6日のアイリッシュ・タイムズに、デイビッド・マクニールが高市早苗の総裁選勝利に関する記事を書いていました。事実としての間違いもあるし、日本の政治状況を真剣に追っているのか疑問を感じさせる記述もあったので、このブログ記事で問題点を指摘したいと思います。[魚拓]

 

(1)

The LDP’s coalition partner, the Buddhist-backed Komeito, has hinted it might desert the government if Takaichi does not rein in her more extreme positions. That would leave the party scrambling for help, probably with Sanseito.  

 

まず、「公明党が連立離脱をほのめかしているので、おそらくは参政党に助けを求めることになるだろう」と書いているのですが、これは日本の政局を追いかけていればありえない考察です。なぜなら参政党は衆議院で3議席しか持っていないので、意味のある助けを自民党に提供することはできないからです。私がこの記事を書いている時点で公明党が離脱を表明しましたが、参政党は当然のことながらほとんど話題にもなっていません。マクニールはここで維新にも国民民主にも言及していません。この2つの党は衆院で参政党より多くの議席を持ち、連立または政策協力の現実的な可能性があるにもかかわらずです。今年7月の参院選で参政党が躍進したので、衆院でもかなりの議席を持っていると勘違いしたのかもしれません。この記事の別の個所では、「7月のgeneral electionで参政党は14議席を得た」とも書いているので、マクニールは7月の参院選が衆議院選挙だったと勘違いしているのかもしれません (general electionは通常は衆議院選挙にしか使わない)。

 

マクニールは今年8月にアイリッシュタイムズに書いた記事でも、今年7月の参院選で参政党の神谷が当選したと間違えていました (神谷は3年前に当選して今回は非改選)。[魚拓]

 

(2)

In common with her protege, Shinzo Abe, who was assassinated in 2022,

 

「彼女の弟子 (protege) である安倍晋三と同様に...」と書いているが、これは単純に間違い。安倍晋三の弟子が高市です。

 

(3)

In a speech launching her bid to lead the ruling Liberal Democratic Party (LDP) last month, Sanae Takaichi accused tourists of “kicking” the deer.

(中略)

Media commentators said Takaichi (64) was pandering to xenophobia. Reporters dispatched to Nara to probe her claims could not substantiate them. Workers in Nara Park said they had not seen anyone harming the deer.

Some speculated that Takaichi was triggered by a notorious YouTuber who had built an online career falsely accusing Chinese tourists of bullying the animals.

 

 

また、高市が総裁選出馬会見で奈良の鹿を外国人がいじめているという話をしたことにマクニールは触れ、日本にはびこる外国人嫌いの感情におもねるものだと書いています。彼はここでも重要な事実を省くことで、高市が思慮の浅い極右であるような印象を読者に与えています。

 

まず、高市の選挙区が奈良であるという事実が書かれていません。高市が自分の出発点である生まれ故郷の話からスピーチを始めたというのと、ネット上に流布する噂話に踊らされたというのでは、まったく印象が違うでしょう。当然のことながら、高市は地元の人からも鹿に関する話を直接聞いているでしょう。

 

また、外国人が鹿に乱暴しているという主張に根拠は見つからないという話をマクニールはしているのですが、去年の7月に大阪の毎日放送 (MBS) が、警察官が奈良の公園で「鹿を蹴らないで」というアナウンスを英語と中国語で行っているというニュースを流しています。少なくとも公式に警察官が外国語で注意喚起をしなければならないほどには日本語を話さない人々による鹿の虐待が行われていたということになります。

 

さらに、高市は悪名高いYoutuberの嘘の主張を真に受けたのだと推測する人もいる、とマクニールは書くのですが、この「悪名高いYoutuber」とは間違いなくへずまりゅうのことでしょう。しかし、へずまりゅうが民主的に選挙で選ばれた奈良市会議員であることにはマクニールは触れていません。彼がこの事実を知らなかったのか、高市が迷惑系Youtuberの戯言を信じるような頭の悪い人間だと印象付けたくてわざと省いたのかはわかりません。

 

(4)

[魚拓]

さらにマクニールは、ほとんどの一般庶民にとっては1955年の結党以来の自民党のDNAである保守的イデオロギーよりも毎日の暮らしにかかわる問題の方が重要である、と書いているのですが、そんなのはマクニール以外の人にとってはずっと前からわかりきった話です。高市が経済を軽視していたという事実はありません。緊縮財政派か積極財政派かは総裁選のみならず最近の政策論争の大きな争点であり、高市は積極財政派の期待の星となっていました。

 

「保守思想に拘泥する高市」などというものはマクニールの頭の中にしか存在しないのです。といいますか、さまざまな経済対策を打ち、そのすべてが成功したとは言えないかもしれませんがかなりの経済成果を残した安倍元首相を、主にその保守的思想の点から叩いていたのがマクニールなのです。経済の知識が弱いのでイデオロギー的な話で恰好をつけるしかなかったのかもしれませんが、そんな彼が今になって高市の経済政策が弱いと思い込み、それをあげつらうのには失笑を禁じえません。

 

もう1つ言えば、欧米でのポピュリズム政党の台頭でもわかるように、近年では経済的な対立軸だけにとどまらず、社会文化的な対立軸 (移民問題など) も大きな政治的論点として浮かび上がっています。どちらの論点にも目配りすることは、今日の政治家として当然のことでしょう。

 

結論

結局のところ、マクニールの優先事項は高市に極右のイメージをつけることなので、こういう薄っぺらで一面的な記事になってしまうのでしょう。日本の政治をまじめに追いかけてる人から見たら噴飯ものです。たとえば、こちらのブルームズバーグのガロウド・リーディー (この人もアイルランド人) の記事と比べたら雲泥の差です。

 

 

アビゲイル・シュライアーは日本のアニメを批判したのか?

結論から言うと「ノー」である。アビゲイル・シュライアーは少なくとも著書『トランスジェンダーになりたい少女たち』(原題: Irreversible Damage)の中ではアニメを批判していないし、それ以外の場所でも私は彼女がアニメをあげつらうのを見たことがない。

 

この本の出版から1年半もたって、なぜ改めてこんなことを書いているかというと、「シュライアーがこの本の中でアニメをキャンセルしようとしている」と書いている人を X (旧 Twitter) で見かけたからである。

 

この本の中でアニメに触れているのは 2 箇所だけ。原書でも「anime」という単語で出てくる。以下に引用する。

 

33ページ

ジュリーがその新しい友人にあまりにも傾倒しているので、母親たちは少し心配になってきた。学校が終わるとしょっちゅうローレンに会い、アニメやコンピュータで作成した擬人化された動物のことを教わっていた。「それがトランスジェンダー・カルチャーにつながっているとは思ってもいませんでした」シャーリーは私に言った。

注: ジュリーの親はレズビアン・カップルなので「母親たち」と複数形になっている。シャーリーはそのうちの1人。

 

141ページ

母親たちは一生懸命、娘の気持ちに寄りそって、エモ[心情を吐露するような歌詞が特徴のロックミュージック]やアニメまで娘にとってのブームや夢中になっているものを一緒に楽しんでいた。娘が無神論や共産主義に傾倒していると言っても、自分は同性愛者だと天啓を受けたと言っても、それを受け入れた。

 

どちらもインタビューを受けた母親の発言をシュライアーが要約したものであり、そこにシュライアーの主観や主張は入っていない。引用箇所の前後でアニメについて掘り下げることもしていない。自分たちの知らない文化に娘たちが傾倒していくことに戸惑う母親たちの言葉をシュライアーはそのまま文章にしただけである。

 

2つ目の引用箇所にはアニメと並んで、エモ、無神論、共産主義も出てくるが、このテキストだけをもってして、シュライアーがこれらを批判している/キャンセルしようとしている、と読解する人はおそらくいないだろう。

 

Twitter の一般ユーザーならおかしな読み取り方をする人がいてもしょうがないと思うのだが、これが大学の先生となると話は別である。こちらは、別の記事でも取り上げたことのある、神田外語大学のジェフェリー・J・ホール先生が、この本の出版をカドカワが取りやめたときに X に投稿したものである (『トランスジェンダーになりたい少女たち』は当初カドカワから出版される予定だったが、批判を受けて出版中止。2023年4月に産経新聞出版から出版された)。

注: 赤い下線もホール (魚拓)

 

私が上で紹介した1つ目の引用箇所をスクリーンショットで示しながらホールはこう書く。「多くの人が指摘したように、マンガ/アニメの大手出版社であるカドカワが、アニメを"トランス文化"の一部だとする反トランスジェンダー本を出すというのはおかしなことだった」。この本が反トランスジェンダー本かどうかの議論はさておくとして、アニメがトランス文化の一部だと言ったのはシュライアーではなく母親であるのは一目瞭然だ (ご丁寧に引用符で囲ってある)。

 

この本が産経新聞出版から出版されることが決まった2024年3月、ホールは「まったく予想通りの展開」「原書もアメリカの保守系出版社から出版されたが、新しく決まった日本の出版社も同じような政治傾向と対象読者を持つ」「その一方、カドカワはより幅広い読者のためのコンテンツを出版する大手出版社で、文化戦争のポリティクスに関心を持つ限定的な読者を対象とするのではなく、世界にアピールするブランドを構築している」とカドカワを褒めたたえ、産経新聞出版やシュライアーの本を矮小化するテキストを投稿をしている。[魚拓][魚拓][魚拓]

 

ホールの権威主義に対抗してこちらも権威主義で反論材料をいちおう提示しておくと、イギリスにおいてはシュライアーのこの本はタイムズ紙の2021年のベスト・ブックの1冊、およびエコノミスト紙の2020年のブック・オブ・ザ・イヤーの1冊に選ばれている。

 

 

関連記事:

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黒岩信忠・草津町長「(外国特派員協会の記者会見は) 仕組まれたという思いがあります」

2025年9月29日、前橋地裁において、虚偽告訴と名誉毀損の罪に問われた群馬県草津町元町議、新井祥子被告に懲役2年、執行猶予5年の判決が言い渡されました。新井被告は黒岩信忠・草津町町長に町長室でわいせつ行為を受けたと、嘘の告訴をしたなどとして虚偽告訴と名誉毀損の罪に問われていました。

www.sankei.com (魚拓)

 

事件のあらましを時系列的に示すと、新井は2019年11月に「2015年1月に黒岩と町長室で性行為をした」という電子書籍 (飯塚玲児著) を配布。翌月の記者会見では「黒岩に無理やり押し倒された」と証言を変えました。

 

黒岩に対する不信任決議案の提出、新井に対する懲罰動議、などの応酬があった後、2020年12月、新井の解職の是非を問う住民投票が行われ、賛成多数で新井は即日失職。これを受けて、同月、日本外国特派員協会は黒岩と荒井を別々に招き、記者会見を行いました。この記者会見に加え、オーストラリア人の活動家が積極的に新井を支援したこともあって、この事件は海外でも大きく報道されました。NYタイムズや英ガーディアンなどの大手新聞にも記事が掲載され、観光地でもある草津町にとっては大きなイメージ・ダウンとなりました。

Abema News (2023/3/7)より

2021年11月になって新井は強制わいせつ容疑で黒岩を告訴 (黒岩は不起訴)。黒岩は名誉毀損と虚偽告訴の容疑で新井を逆告訴。新井は在宅起訴となりました。

 

2022年12月、電子書籍の著者だった飯塚が内容に大きな誤りがあったとして黒岩に謝罪。2023年2月には「新井祥子元草津町議を支援する会」が解散声明を発表しました。その後、2023年11月に、黒岩が新井らに損害賠償を求めた民事裁判の口頭弁論で、新井は初めて2019年の電子書籍や記者会見での発言内容に虚偽があったことを認めました。さらに、冒頭に書いたように、2025年9月に刑事裁判において新井に有罪判決が下りました。(事件の詳細はこちらを参照)

 

「新井祥子元草津町議を支援する会」が解散声明を発表した直後の2023年3月、疑惑の晴れた黒岩が Abema News に出演し、経緯を説明するとともに、その胸の内を語りました。その中で、海外に事件が拡散する触媒の役割を果たした日本外国特派員協会 (FCCJ) の記者会見の方法について不信感を吐露する場面がありました。以下に文字起こしします。

 

黒岩「さまざまなメディアに私も積極的に出ましたけども、特に日本外国特派員協会で記者会見がありました。これ、今考えると私はこれは仕組まれたという思いがあります。その理由というのは、本来ですと性被害にあった女性の方からその被害について記者団が質問して、そして後日、加害者であるとする黒岩がその弁明をするっていうパターンでしょうけども、まったく逆でした。

 

いきなり私に出演してほしいということで、あまり意味もわからず出た中で、私は英語がよくわからないのですけれど、どうも聞く人によりますと、きちんとした翻訳をしてなかったという話も聞きますし、私が行ったときと新井氏が行ったときでは、2倍以上新井氏の方が集まった人が多かったと思います。入場したとき拍手で迎えられるんですね。つまり、悲劇のヒーローみたいな形の中で彼女が迎えられたということで、私もはなから犯罪者扱いのインタビューを受け、ひどいインタビューも受けました。そして、それが世界に飛び火をして、アメリカ、イギリス、もう世界中ですね。

 

(中略)たいへんひどい話で、これは日本国がまだ女性を蔑視して、そういう意味では後進国であると。それで私自身は日常的に性暴力を繰り返す政治家が日本にいるということで、日本国そのものが馬鹿にされるようなことがあったわけです。たいへん強い怒りを感じるしだいでありますが、ほんとうにこのネットの社会というのは怖いなと思います」

 

FCCJ での新井祥子の記者会見 (2020/12/18) で司会を務めたのがデイビッド・マクニールでした。黒岩町長の記者会見 (2020/12/14) の司会はフランス出身の西村カリンです。

 

2人の会見を受けて、マクニールはFCCJの会報である Number 1 Shimbun の 2021 年 1 月号 (ページ 6) に記事を書いています。いちおう黒岩の言い分にも触れてはいますが、基本的には新井の主張に寄り添った論調。マクニールは自分に都合のいい情報はすぐに信じてしまう傾向があるのですが、今回も新井や活動家の駒にされたのか、それとも自分で仕掛けてしくじったのか、それはわかりません。

 


2025年10月3日現在、私の知る限りマクニールも西村カリンもFCCJも新井の有罪判決について何の反応もしていません。Number 1 Shimbun に記事を書いたマクニールが次号の Number 1 Shimbun で総括記事を書くというのなら、それはそれで筋の通った話だとは思います。

 

追記:

2025年9月29日の判決後に行われた記者会見でも、黒岩・草津町長は海外に情報が拡散したのは外国特派員協会が「震源地」であるとし、会見の方法を批判しています (こちらの動画の 22:08 あたり)。

 

追記 (2025/11/4):

Number 1 Shimbun の 11 月号が公開されたが、草津虚偽告訴事件に関する言及はまったくなかった。

 

 

デイビッド・マクニールが信用できない人間である理由

このブログ記事では、外国特派員協会のデイビッド・マクニールが信用できない人間である理由を、実例をあげながら示していきます。マクニールは基本的に「目的は手段を正当化する」と考えていて、彼は正義であり、意見の異なる相手は悪なので、そのような相手に対して信義やルールを守る必要はないと考えているようです。

 

まず2004年に産経の古森義久をだましてインタビューした件。当時、政府からの資金で運営されるある研究所が、政府の政策を非難し、それを嘲る内容の論文を英語で継続的に発信していた。これについて古森が産経新聞のコラムに書いたところ、研究所は非を認めて発信を自主的に中断した。

 

これを欧米の左派の学者やジャーナリストが「言論弾圧」「右翼による威嚇」と非難していた。このような時期にマクニールは古森に「靖国問題について(英)インディペンデント紙に記事を書くためのインタビュー」を申し込み、条件を確認した上で古森はインタビューに合意。メモ用に録音も行いました。

 

しかし、インタビューは靖国に留まらず、前述の古森のコラム、南京事件、慰安婦、東京裁判など広範囲に及んだ。古森は「異様な雰囲気」だったと述懐している。インディペンデント紙に記事は掲載されず、かわりにマクニールの編集するネット論壇にインタビューの内容が全文、古森の同意なく掲載された。

 

古森は後にこの事件をまとめたコラム において、「全体を「修正主義の見解」と決めつけ、欧米左派の多い複数のネット論壇にアップして、私を攻撃させる意図なのだ」「完全に騙されたと感じた」と書いている。古森のコラムについての詳細はこちら↓

tarafuku10working.hatenablog.com

 

また2010年代の後半ごろ、マクニールはCatNAというハンドル名の投稿者とTwitter (現X)上で頻繁に議論の応酬をしていた。マクニールは常とう手段として、ネット上での論争の相手に「会って話そう」と呼びかけた上で、それを拒否した相手を卑怯者だと印象付けようとする。しかし、古森の件を見ればわかるように、こちらを騙してくるかもしれない不誠実な人間と会うのは時間の無駄である。

(魚拓)(魚拓)

 

2015年のある日、マクニールは突然、CatNAの正体を暴いたとばかりに、ヤマシタという名の男性の写真入りの名刺をTwitterに投稿した。ところが恥ずかしいことにこれがまったくの人違いだったのである。マクニールはツイートを削除し、かわりに謝罪文を投稿した。(魚拓)

 

Twitter (現 X)では匿名の投稿は許可されている。そして、匿名のアカウント主の個人情報を許可なく投稿することは規約で禁止されている。マクニールにとっては、SNSのプラットフォームが定めるルールよりも彼自身のルールの方が優先されるのである。

 

実は私も二度ほどTwitterでマクニールから個人情報晒しの攻撃を受けたことがある。一度目は私の住んでいる場所(ダブリン市内の地域名)、二度目は私の実名である。必ずしも正しい情報ではなかったのだが、単純に間違えたのか、罰則を避けようとわざと違う固有名詞をあげたのかは不明。

(魚拓)(魚拓)(魚拓)(魚拓)(魚拓)(魚拓)(魚拓)(魚拓)

 

このように、マクニールは議論中にフラストレーションを感じると、相手の個人情報をさらしたり、相手を嘘つきよばわりしたりして、議論とは別のところで相手を攻撃するのである。私とマクニールのやり取りについてはこちらも参照↓

posfie.com

 

慰安婦をテーマにした『主戦場』という映画がある。監督のミキ・デザキは、制作意図を隠してインタビューを依頼し、依頼に応じて出演した人が嘘つきの極右であるかのように演出した。そんなデザキをマクニールは「日本の言論の自由と開かれた言論に興味のある人はすべて彼に借りがある」と褒め称えた。(魚拓)

 

2022年に環境活動家がゴッホの絵にスープをかける事件が起きた。マクニールの学生の1人が「主張はわかるが方法には同意できない」と言ったところ、彼は学生が事件後に初めてこの活動を知ったことを確認した上で、(事件のせいで君はこの活動に気づいたのだから)この活動には意味があったのだと嘯いた。(魚拓)

 

マクニールは作品に害はなかったとも書いているが、このようなことが起これば警備代や保険料はあがるだろう。また、ストーンヘンジの遺跡に活動家がオレンジのスプレーを直接吹きかけたときは、遺跡やそこに棲む地衣類に影響が出るのではないかと専門家が懸念を表明している。(参照記事)

 

2025/09/20追記

マクニールのこのツイートは、トランプ大統領の一期目の就任式の日(2017年)に投稿されたもの。大統領就任からわずか31日で死亡した第9代ウィリアム・ハリソンに唐突に言及し、「ちょっと言ってみただけ」とおどけてみせる。(魚拓)

 

こちらは2015年のデイビッド・マクニールのツイート。「靖国の春季例大祭に安倍首相が鉢植の植物を贈る」という文と共に、汚れた靴とサボテンの写真を投稿。意見を異にするものをけなすためなら死者を冒涜することすら厭わない。まさに左翼の面目躍如。(魚拓)

 

 

2025/10/05追記

慰安婦をテーマにした『主戦場』という映画への出演依頼がどのようなものだったのかについては、杉田水脈が X に書き記しています。

[魚拓]

 

 

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