2025年は映画館では1本も映画を見なかったです。Youtube で主にレンタルして見ただけでした。下半期は11月に3本見ました。

Fear and Loathing in Las Vegas (1998年、アメリカ)
邦題: ラスベガスをやっつけろ
10/17 on YouTube
監督: テリー・ギリアム
出演: ジョニー・デップ、ベニチオ・デル・トロ、トビー・マグワイア、マーセデス・マッケンブリッジ
アメリカのニュー・ジャーナリズムというかゴンゾ・ジャーナリズムの旗手であるハンター・S・トンプソンの自伝的小説の映画化。現実の出来事に基づいてフィクションを組み立てる、こうした形態を鍵付き小説 (フランス語で、ロマン・ア・クレ: roman à clef) というそうだ。監督はモンティ・パイソンのテリー・ギリアム。デップ演じるトンプソンとデル・トロ演じるドクター・ゴンゾは、バイク・レースの取材にラスベガスを訪れるのだが、仕事をほったらかしてドラッグにおぼれ、60年代のカウンター・カルチャーの残り香の中で破滅的な乱痴気騒ぎの日々を送る。

Paper Moon (1973年、アメリカ)
邦題: ペーパー・ムーン
11/12 on YouTube
監督: ピーター・ボグダノヴィッチ
テイタム・オニールが最年少でアカデミー賞助演女優賞を受賞。この記録は今も破られていません。
注文されてもいない豪華版の聖書を嘘をつきながら売り歩くちんけな詐欺師が、みなしごになった女の子を遠くの親戚の家まで送り届ける役を仰せつかる。その道中も詐欺師は聖書を訪問販売で売ろうとするのだが、機転の利く女の子の入れ知恵で仕事がはかどる。あるときは共犯となり、あるときは騙しあいながらの珍道中。2人は最後に心を通わせることができるのか。テータム・オニールがとてもかわいいです。

All the Kings Men (1949 年、アメリカ)
邦題: オール・ザ・キングスメン
11/11 on YouTube
監督: Robert Rossen
出演: ブロデリック・クロフォード、ジョン・アイアランド、ジョーン・ドルー
正義感に燃える意欲的な地方政治家がキャリアを積むにしたがって権力の虜となっていく。彼を取り巻く参謀や側近たちの人生が交錯し、家族も巻き込んで悲劇へと突き進む。アカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演女優賞を受賞。
「All the Kings Man」というのはざっくり言えば「家来」という意味になりますが、これはマザーグースの「ハンプティ・ダンプティ」の一節。
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ハンプティ・ダンプティが塀に座った
ハンプティ・ダンプティが落っこちた
王様の馬と家来の全部がかかっても
ハンプティを元に戻せなかった
家来たちがずんぐりむっくりハンプティ・ダンプティを元に戻そうと一生懸命なのですが、どうしてもうまくいかない。間の抜けた滑稽な姿が思い浮かびます。映画でいえば、側近たちがコマネズミのように政治家を支えようとするのですが、政治家に振り回されて空回りしてしまう。最後には「兵どもが夢のあと」といった虚しさが漂います。
映画の主人公は、実在のヒューイ・ロングというルイジアナの政治家をモデルにしています。ヒューイ・ロングはポピュリズム的なアプローチで人気を博した人。昨今のポピュリズムの隆盛で、たびたび名前が出てくる人でもあります (これが私がこの映画を見ようと思った理由)。1936年の大統領選挙に(民主党・共和党以外)の第三党から立候補する意思があったようで、前年に暗殺されなければセオドア・ルーズベルトの再選を脅かす存在になったといわれている。そして、もしルーズベルトの再選がなければ、アメリカの第二次世界大戦への取り組みも違ったかもしれない。
2006年に、同じ小説を原作として同じタイトルの映画が製作されています。出演は、ショーン・ペン、ジュード・ロー、ケイト・ウィンスレットなど。


























