ステージおきたま

劇団と農業と韓ドラと、そして、世の中に一言

揺れる世の中、行きつく先は?

高市内閣支持率75%!未だにか!

ヤバヤバの大失言で、中国のインバウンドストップ、損害は数兆円?コンサートやらイベントも中止になって、泣きの涙のタレントたち。それを知っても、この支持率?

中国との危機煽る朝日の見出し!最前線でちょっかい出し合うなんて、どっちもどっち、一方的にあちらさんの動きに警鐘鳴らすなんて。

世の中、すぼっと危険水域に一歩踏み出した感じで、いかんぞ、これは!

 

って思う、一方で、NHK、『ETV特集 琉球ノワール1945-1972』!

沖縄戦後から本土復帰まで、沖縄でどんなことが行われて来たのか。日々米兵の暴力に蹂躙され、米軍主導での裁判では一方的な訴訟指揮で事実が歪められ、数少ない真っ当な判決に対しても、その後大統領恩赦で刑期が大幅に短縮される、生贄として日本から差し出された沖縄の理不尽が、静かな怒りを込めつつ描き出されていた。

 

直木賞小説の映画化、人気スターの起用と評判になった映画『宝島』もこの時期の沖縄の苦悩がテーマだった。残念ながら大ヒットにはならなかったものの、これほど大掛かりな作品が、本土には隠された戦後沖縄の暗澹たる歴史を題材に作られたということは、注目すべきことだと思うのだ。

 

沖縄が耐えて来た苦難を見直すこの機運は、日米同盟の有り方への疑念が広がりつつあることの証左なんだと思う。少なくとも日米地位協定の片務性への疑問、不満がじわじわと浸透しつつある。首都圏上空を覆う横田空域、そこは米軍の管制下にある、の存在もようやく知り渡りつつある。

 

そう、たしかに、日本が危険水域から引き返す一歩を必死で踏ん張った人たちがいるという事実だ。右左で見極めようとするのは、もはや時代にそぐわない気もするが、巨大な右ぶれに対して、小さいながらも左からの引き戻しの動きだ、とも言える。

 

この揺れは、消費税に対する社会の見方にも現れている。

「消費税は社会保障に使われているから、減税とか廃止などとんでもない戯言!」この認識が数年前までは世の常識だった。年々膨らむ国債発行は、子孫への負の遺産、緊縮こそが正義という、財政の健全化という名の金縛りにも疑義が投げかけられつつある。

先の参議院選挙では、ほとんどの政党が消費税の廃止、あるいは食品のみゼロか減税を公約に掲げた。高市政権でさえもだ。ただ、選挙後、れいわ新選組を除くほとんどの党が、看板を投げ捨ててしまっているが。

 

これまで、確固とした前提、あるいは常識として、守られて来たものが、じわりと動き始めているということだ。政治でも経済政策でも。

 

残念ながらのその揺り戻しは小さなものでしかなく、この先、危険水域の深みに踏み出して行こうとする圧倒的な動きに抵抗できるかどうか、はなはだ心もとないのも事実なのだが、引き戻す力が生まれて来たということは、希望だと思う。

 

まだまだこれまでの漠然とした常識はひっくり返さねばならぬものはあまりに多い。

国防の危機⇒軍備拡張の欺瞞。

原発安全神話と格安神話。

日本に超富裕層は存在しないという刷り込み。

株価の上昇が人々の暮らしを豊かにするという欺瞞。

投票しても社会は変わらないという諦め。

デモ、ストははた迷惑との感覚。

民主主義が失われることはないという思い込み。

・・・

書き出せばきりがない。誤った認識、常識の堅固さに引き比べ、揺り戻す動きの小ささ、少なさにひるんでしまう。が、その引き戻す力を信じて、ともに綱を引き続けるしかないのだと思う。