昔はさぁ、百姓は行動的だったんだよ。
筵旗オッ立てて、代官所とか売り惜しみする米屋や金貸しのところに押しかけて、強談判して要求突きつけたりしたんだから。
戦後だって、米価闘争で少しでも高い生産者米価を勝ち取るべく、国会で議員たちをつるし上げしてたりしたんだから。
あの威勢のよさが失われたのは、いつのころからだろ。
やっぱり減反の開始とともにだったんじゃないかねぇ、作らせないけど金はやる!これだよ、巧みな人心懐柔策ってもんさ。労働組合も同じな。賃上げするからストやるな!
上手くやられたもんだぜ、働く者たちは、迂闊にも筵旗や組合旗を押し入れの奥にしまい込んで、些細なお涙金で歌を忘れたカナリアになっちまったんだから。
が、もう、日本の支配層にそんな余力はないからね、減反すれども価格は支えず、非正規増やして正社員を味方につける。それが、今の暮らしの実態てやつ。もはや聞こえて来るのは恨み節、外国人やら弱者やら相手かまわぬ罵詈雑言、やれやれ、どこまで人間下げるんだよ。
やってらんねえよ、こんな状況!ざけんじゃねえよ!
我慢なんねえ、俺ら筵旗掲げるぜ!トラクターでブイブイ言わせるぜ!

田舎のベンツ、軽トラだって堂々行進だぜ。

声上げるのは、百姓ばっかじゃねえ!消費者だって、怒ってる。
うちらの米どうしてくれんのさ、子ども先々面倒見てくれんだろうね!ってさ。

山形の新興住宅地、ぐるっと一回り一揆デモ、しっかり響かせたぜ。
「農家を守れ!農業守れ!」
「欧米並みの価格保証を!」
「国産守れ!コメ食べよう、野菜食べよう、牛乳飲もう!」
「山形のコメ食べよう!」
でも、届いたか?公園遊びのヤングファミリー。
いやいや、心の底じゃ、だよねぇ!って言ってるはずだ。
一息ついたら、シンポジューム!
おぉ、おぉ、けっこう若いやつらいるじゃねえか。
そうだぜ、このまんまジジイに背負わせてたら、日本の農業終わりだからな。ジジイもも少し頑張るから、さらに始まった令和の一揆、もっともっと大きなうねりにして行こうぜ。
おっと、労働者のみんなもだ、いつまで聞き分けのいい、良い子演じて搾り取られてんだよ!