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アドレスV100のフロントタイヤ交換をDIY解説|素人でもできる手順・工具・注意点まとめ

タイヤ交換は、必要な工具とコツを押さえれば素人でもDIY可能です。

ただし、足回り作業は安全に関わります。自分で作業をするなら自己責任。

無理をしない判断も含めて、この記事では実際に自分で交換した手順と注意点を解説します。

 

フロントタイヤ交換をDIYしようと思った理由

フロントタイヤは予想以上に持ちますね。
一年経っても、山は意外と減っていませんでした。

実は昨年末の時点で
「そろそろ交換時期かな?まだギリギリいけそうだけど…」
という状態から、つい伸ばしに伸ばしていました。

とはいえ、このままでは安全面が不安です。
いい加減、フロントタイヤを交換することにしました。

 

今回交換するアドレスV100のフロントタイヤサイズについて

いつもは純正サイズの3.50-10にしているのですが、今回は少しだけ小さい 90/90-10にしてみます。

フロントタイヤを小径にすると、
・ハンドルが切れ込みやすくなる
スピードメーターに誤差が出る
といった注意点があります。

通勤用スクーターは小回り重視。
一度、小径タイヤにした時の切れ込み具合を試してみたかった、というのが理由です。
今回は紹介しませんが、リヤタイヤは逆で 100/90-10 にサイズアップしています。

 

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今回使うフロントタイヤ交換に必要な工具・道具

必要な基本工具

ビードブレイカー

ビードブレイカー

小型バイクやスクーターならこのサイズのもので十分です。対応サイズには注意。

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タイヤレバー ×3本

タイヤレバー

私は3種類(長さとベロ形状が違うものを)使っています。
長さは300~350mmが丁度良いと思います。
力が弱くても長さがあれば何とかなります。
一番上はDRCですが、現在はKIJIMAでほぼ同じものがありました。
真ん中のSTRAGHTはバランスが良いです。
一番下はASTROの350mmですが、下記のリンクは400mmです。

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リムプロテクター ×3

KIJIMAリムプロテクター

KIJIMAの物を使っています。20年は使っていますが今も現役です。

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ビードワックス

ビードワックスビードワックス2

一回に使う量は少ないので、個人で使用するなら少量のものを買うのが良いです。

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空気入れ(エアコンプレッサーがあれば不要です)

モノタロウ空気入れ

ツインタンクがオススメです。持ち運びには不便ですが自宅に常備なら最高です。
BAL(大橋産業)が有名ですが、私はもっと安いモノタロウ製を使っています。

 

虫ゴム回し

回せれば何でも良いです。私はこのエーモンの古いものを使っています。

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※工具がないと作業はかなり厳しいので、事前準備が重要です。

 

アドレスV100のフロントホイール取り外し手順

キャリパー取り外し

まずはブレーキキャリパーを外し、作業の邪魔にならないようフリーにします。

キャリパー固定ボルト

アクスルシャフトを抜く

14mmのナットを外し、アクスルシャフトを抜きます。

ナットが空回りしないように、反対側は12mmのメガネレンチでおさえます。

アクスルシャフトのナットアクスルシャフト抜き



ホイール脱着時の注意点

シャフトはすんなり抜けないことが多いので、軽くハンマーで叩きながら抜きます。
ネジ山を絶対に痛めないように。

フロントホイールが外れたら、車体が倒れないよう注意します。

外したホイールがこちら。

外したホイール

 

古いフロントタイヤの外し方|ビード落としのコツ

ビードをリム内側に落とす

エアバルブの虫ゴムを外して空気を抜きます。
ビードブレイカーを使い、レバーを下ろしてリムに張り付いたビードを落とします。
リムやディスクを傷つけないよう、タオルなどで保護してから作業します。

両面ともビードを落とします。

ビード落とし

タイヤレバーで外す手順

下に古いタイヤを敷くと、ホイールを地面の傷から守ってくれます。
無ければマットでも何でも。傷をつけると面倒な事になりますよ。

リムプロテクターを装着しリムを保護、タイヤレバーで少しずつリムの内側から外側へタイヤを起こして外していきます。

コツは、最初にレバーを入れる反対側のビードをホイール中心に落とすこと。
これをしないと、キツすぎてタイヤは外せません。
最初にやる面はコツさえ気をつければ、すんなりいくと思います。

リムプロテクターをセット

 

片面が外れたら、反対側も外します

10インチの小径ホイールはスペースが少ないため、少し力技になります。

こちらに関しては、伝えるのは難しいのですが、少し強引に内側から外側に向かってタイヤレバーを入れたら、力で無理やり起こします。
こういう力をかけたいところで長いタイヤレバーが活躍します。

(今回のような10インチの小口径ホイールだと、タイヤがギリギリのスペースに収まっている為、外す際のリムとのスペースに余裕が無く、このようにやっています)

タイヤがめくれる形になるので、ここからはリムを立てつつ、自分が転ばないように注意して、めくれたタイヤ部分に全体重をかけて一気に剥がすようなイメージで外します。

外れた状態がこちら

両面外したところ

 

新旧タイヤを比べると、やはり少し小さいですね。

新旧タイヤ比較

 

新しいフロントタイヤの組み込み手順と注意点

いよいよ組込みに入ります。

ホイールとエアバルブの状態をチェックしつつ、汚れを落とします。
髪の毛一本でもリムとタイヤの間に入るとエア漏れの原因になるので注意。

今回はエアバルブは大丈夫そうなので、そのまま使用します。

ホイールリムとビードのチェックタイヤ組始め

回転方向・軽点(黄色マーク)

タイヤには回転方向の矢印があるので、組む方向を間違えないように。
黄色い点(軽点)はエアバルブ位置に合わせます。

黄色い点、軽点

 

ビードワックスの重要性

タイヤを組み込むときにビードワックスがないとゴムが滑らず組み込むのが大変です。

リムとタイヤのビード部分に薄くしっかりと塗ります。

 

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タイヤレバーで片面ずつリム内側に収めていきます。

新タイヤをリムに収めたところ

 

ビードが上がらない時の対処法と空気入れのコツ

ここまで組めたら、タイヤのビード部分をホイールリムの部分に上がるように空気を入れます。

エアコンプレッサーがあれば一気に圧をかけてビードをリムに持ち上げます。
しかし、素人の私にはエアコンプレッサーなんてありません。
ですので、私はツインタンクの空気入れで済ませます。

 
ツインタンク空気入れでの工夫

タイヤのビード部分をリム内側ギリギリまで寄せ、空気がほとんど漏れない位置まで調節して空気を入れます。

うまくいくとビードがリム部分に持ち上がっていき「パンッ」と音がしてリムに収まります。

空気入れでビード上げ

ビードが上がってこない場合には

ビードとリムの隙間が開きすぎて空気が漏れているので、地面に叩きつけたり、体重をかけて押し込んだりして、位置をうまく調節します。

どうしても無理な場合

どうやっても上手く出来ない時は諦めて、ガソリンスタンドなど高圧エアが使える場所に行きましょう。

無事にはまるとこんな感じです。

空気圧まで完了

 

フロントタイヤ組込み後の仕上げと注意点

虫ゴム・適正空気圧

一度ビードがリムにうまくハマれば下がってこないので、一度空気入れを外して、虫ゴムをつけて適正空気圧まで空気をいれます。

タイヤ表面のコーティングに注意

新品タイヤの表面にはコーティングがされているので、そのままではグリップが落ちていて滑りやすく危険です。現在のコーティングの状態を確認しつつ、タオルにパーツクリーナーを吹いて簡単に拭き取ります。(タイヤに直接、パーツクリーナーを吹かないように)当然、簡単な汚れやほこりが取れるだけでコーティングは拭き取りきれません。

皮むき・慣らし運転

このコーティングを剥がす「タイヤの皮むき」については色々方法があると思いますが、私は慣らし運転で済ませています。

車体を急に寝かせすぎたりせずに、注意しながら少しずつ表面のコーティングが無くなるまで数日かけて実際に走行して皮むきします。

 

ホイールを車体に戻す手順と締め付けトルクの注意

車体に外した逆の手順でホイール一式を戻します。

スピードメーターのセンサーや、キャリパーのステーの位置を合わせて、アクスルシャフトを差し込んで規定トルクで締め付けます。

アクスルシャフトにはグリスを薄く塗りましょう。
(マニュアル的には不要かもしれませんが、周辺パーツとの固着防止も兼ねて)
私は稼働部分にはモリブデン系のグリスを使っています。

最近はこちらのベルハンマーグリスを使っています。

 

最後にブレーキキャリパーを規定トルクで取り付けたら完了です。

 

車体に取付け完了



スクーターのタイヤ交換をDIYするメリット・デメリット

スクーターのタイヤ交換は、コツさえつかめれば素人でもできますが、経験を積むまでは時間のかかる作業になります。

自分でやるメリット
  • タイヤだけの手配になるので、ネットで安くて好きな商品を選べる
  • 工賃が自分でやるのでかからない
自分でやるデメリット
  • 安全に関して、すべて自己責任
  • 交換に必要な工具や消耗品が必要になるので、あまり作業をやらないなら、その費用分が逆に高くつく(コスパが悪い)
  • 慣れない状態で無駄に作業時間がかかる事を考えると業者に任せた方が逆に安く済むという考え方もある(タイパ)
  • 廃タイヤ処分費が必要(1本数百円)

 

業者に依頼した場合の費用感と注意点

工賃やタイヤの代金が高くなる理由

業者に任せた場合は、プロのお仕事なのでタイヤの販売価格や取付工賃には人件費、在庫管理費等の経費が上乗せされている分、当然 高くなります。

対面販売をしている実店舗では、お客さんにかける時間分、人員が必要ですし、即対応するための在庫には保管に必要な費用もあります。実店舗では必要な経費が商品や作業工賃に上乗せされるのは当然なんですね。

それに対して、ネット等の通販では人件費を大幅にカットできていたり、大量購入等の企業努力で安くできています。

タイヤを持ち込んで交換してもらう際の注意

それならばと、タイヤだけネットで購入して、作業をしてくれる店舗に持込み、作業工賃を払うと最安にできるのでは?と考える方もいると思いますが、そうはいかないんですね。

作業をする店舗での基本工賃は、あくまでも“自分の店舗で購入したもので作業をする前提”となっています。

持ち込んだ商品に対しての作業工賃は表向きのものとは違い、高くなると思ってください。

車のタイヤだと、ネットで購入し(購入時に取付け価格まで先に決まっている)、最寄りの取付け店に直接送って作業してもらうなんて事もできるし、持ち込み歓迎で格安料金で対応してくれるショップも多いので、同じようにバイクでも持ち込み歓迎&お手頃工賃のところがあるかもしれません。気になる方は探してみてはいかがでしょうか。

 

業者に任せた場合のメリットとデメリットをまとめると

メリット
  • お店に行くだけで完結するので、基本的にバイクとお金だけ持っていけば済み、余計な手間がかからない
  • 作業時間は前後の待ち時間に左右されるが、実際の交換にかかる時間はプロの仕事として、それほどかからない。予約をしていけば、ほぼ待ち時間ナシでできる
デメリット
  • タイヤの販売店はタイヤ自体がネット販売に比べて割高な上、在庫がある中から選ぶ必要がある。無い物は選べない。別途作業工賃がかかる
  • タイヤ持込みは、お店がタイヤ販売での利益が取れない為、取付工賃が通常より上乗せされて高くなる事が多く、持ち込むメリットがなくなる
  • 作業工賃は着脱の手間により変わる為、一部のスクーターのリヤ交換等は通常価格より高くなる事がある

 

まとめ|フロントタイヤ交換は素人でも可能?

結論:コツを掴めば可能

実際に作業をするには専用工具が必要になる事や、慣れるまでには時間がかかります。

そして作業は自己責任です。そこを理解した上で行うのであれば可能です。

無理しない判断も大切

普通は、タイヤ交換は一年に何度もあるものではないと思います。そう考えると、工具類への投資は現実的ではないかもしれません。

また、足回りは命にかかわるので、自己責任とは言っても何かあってからでは取り返しがつかない事もあります。

そう考えると、無理せずに業者に任せる判断も立派な選択です。

 

最後に

今回はタイヤ交換の作業を記事にしてみました。

構造や、交換のやり方、必要な工具、またタイヤ交換の知識等、参考になれば幸いです。