前回の記事で特に用事もないGWと言っていたが、だからこそ思いつきで用事を作ることができるというもの。昨日の昭和の日は思いつきで吉祥寺に買い物に行ってきた。
その用事とは茶碗を買うこと。ずいぶん前に割ってしまったか何かでここしばらく茶碗のない生活をしていた。あまりふだん家でお米を食べないので明確に困っているのかと問われれば微妙なところではあるが、たまにお米を食べるときにお米を盛り付ける器が大きすぎたり小さすぎたりと”これじゃない感”を経て、さすがにそろそろ買うかと重い腰をあげた次第である。
朝の時点では特に出かける予定ではなかったので、何も考えずに服を着替えていたが、吉祥寺に行くと決まった途端に親子ともども一軍の服に着替えるというこじらせムーブをかましてしまった。ふだん吉祥寺に対して斜に構えている割に心のどこかで憧憬をもっていることが露呈されてしまった。えへへ、吉祥寺氏にはかなわないでやんす。
正直なところ、茶碗を買うということであるならネットでも買えるし、なんなら別に吉祥寺でなくともというところはあるが、買い物に行く距離としても程よく、そういえば茶碗屋さんがあったなとすぐに思いついたのが吉祥寺だったので今般のお出かけ先チョイスであった。
天気の良い中気持ちよく移動し吉祥に到着。

駅からほど近い茶碗屋さんにへまっすぐ向かい、入店するやいなや脇目も振らず茶碗コーナーへ凸。そこで真っ先に目に飛び込んできた茶碗を購入した。ここまで入店2分以内である。

前まで使っていた茶碗はひいおじいちゃんが使ってそうな気難しい感じの茶碗だったので、ずいぶんと宗旨替えしたものだなと自分でも思う。でもほぼひとめ惚れに近い形でこの茶碗を購入できて満足だ。
満足はしたけど、秒で用事を済ませてしまった。用事は済んだけど、せっかく街に出たのだからと街ブラタイム開始となった。
吉祥寺を訪れるのもけっこう久しぶりで、商店街のお店もちょこちょこと入れ替わっている。その中で目についたのがこちら。

お店の外観を撮るのを忘れてしまったのだけど、アルゼンチン国旗を掲げた屋台風のお店ができていた。上の写真の通りミートパイをメインで売っているお店らしい。材料まで示してくれて大変に親切である。そしてその内容がおいしそうでしかない。迷うことなく購入した。

このお店、なんとお酒も提供している。



ついついジントニックを買ってしまった。一緒に提供されているだけあってエンパナーダにめちゃくちゃマッチした。もうマリアージュレベルで。お出かけのテンションなので1杯で済んだが、腰をすえて飲むようなときにこの組み合わせが出てきたらへべれけ通り越して床のシミとなること必至であった。エンパナーダについては当然ガチガチの鉄板でおいしいわけで、スパイシーな牛肉のパイといった趣。ああ、幸せ。
酔ったわけではなく、おいしいものを飲食したことでうっきうきの上機嫌、もはや有頂天の域にまで達し、引き続き街を練り歩いた。
この後久々に実店舗の本屋をのぞいてみるなどし、ウイスキー図鑑みたいな本で”白州は飲む森林浴”とか、”アードベッグは飲むキャンプファイヤー”という見出しを見ながら「彦麻呂か」と思うなどもした。
いやあ、良き休日だった。やっぱりお出かけって大事。先述のとおり昨今買い物はネットで完結してしまいがちだけど、現地で色々と目にすることで当初想定していなかったものとの出会いがある。そしてそれが思いがけないテンションぶち上げ案件を生み出すこととなったり余計なツッコミを余儀なくされたりと感受性を育む。
GW後半のお休みもちょっとしたお出かけの用事を作ってみようかなと思ったのでした。