今日が12月30日、でも、これから見る夢じゃないです。今朝、見た夢。8時頃に目が覚めてもう少し寝ていたいなと思ってそのままうとうとしていて見た夢、日付で言えば30日ということになります。浅い夢ならぬ、朝見た夢。朝夢です。
毎晩、何本も見るんで覚えてないものも多いんですが、よく覚えていたのは、そういう時間ですし眠りが浅かったからでしょうね。どんな状況でどういう人が出て来て、何をしていたのか。何でこんな夢だったか、あまりに分かりやすかった。
そして、今年を象徴してたんですね。こういう一年だった、70代最後の年末らしいといえば象徴的という気もしました。沖縄なんです。海辺のコンサート会場に向かって歩いてる。海の上には星が瞬いている。で、なぜかみんなで歌ってるんです。
コンサート会場の夢はしょっちゅう見るんです。一番多い。でも、ロクな状況じゃない。会場の受付が分からない、関係者パスが見つからない。開演時間が迫ってるのにどんどん会場から離れて行ってるみたいなものばっかり。
今朝はそういうんじゃないかった。誰のコンサートかは覚えてないですけど、なぜかみんなで歌ってる。もう覚えてないですけど、目が覚めた時はメロデイーを口ずさめました。で、その中の一人の男が、次、お前ね、みたいに歌の合図をするんです。
そいつが今年かな、なくなったばかりの高校の同級生。音楽とは全く縁のなかった男が得意そうに指揮みたいなことをしてる。で、歌ってる歌が「未来」というタイトル。どっかみゆきさんの「たかが愛」や「心音」みたいな曲。「心音」でみゆきさんが”未来へ未来へ、君だけでゆけ”とシャウトしている感じかな。
みんな思い当たることばっかり。みゆきさんのことはこの間瀬尾さんと話したばかり。昨日、昼間、みゆきさんの劇場映画を配給している会社の友人と話をしていたということもあったでしょう。「星空」も共同通信の「90年代音楽ノート」ですね。
ちょうどMISIAの98年のアルバム「Mother Father Brother Sisiter」について書いてたんですね。でも、書ききれなくて今日に持ち越してしまいましたけど、あのアルバムの中の「星が降る丘」のことを考えていたせいでしょう。
まだありました。沖縄ですよ。浜田さんのツアーのファイナルが一月の沖縄。安いツアーが見つかったら行こうかなと思っていて結局だめだった。もう一つ、沖縄のバンド、紫のジョージ紫さんがミッキー吉野さんと共演したニュースを見たんです。
ゴダイゴは今年結成50周年。そのツアーで沖縄に行った時に共演したんですね。ミッキーさんとジョージさんは日本のロック史でハモンドオルガンの巨人。いつか共演するのを見たいなと思っていてそれぞれにお話ししたこともありました。
ゴダイゴのことは某雑誌で連載していたんです。でも、編集長と行き違いがあって僕が降りてしまった。そのことは誰にも言ってないので、取材してきた人達には急に辞めてしまった無責任なやつと思われてるでしょう。
その寂しさや虚しさみたいなものもあったんでしょうね。で、もうひとつ。「未来」というのは吉井和哉さんのドキュメンタリー映画「みらいのうた」を見たことの影響なんだと思います。素晴らしいというか、リアルというか、ずっしりと残る映画でした。
撮影時間3年。吉井さんが喉に出来たガンから復帰する映画と思ってたら、それだけじゃなかったんです。吉井さんが静岡で加わっていたバンドのリーダー、EROさんの波乱に富んだ人生がもう一つのストーリーになってました。
彼は東京に出てイエモンでメジャーになった吉井さんと対照的に静岡でバンドを続けていた。70年代ならではの酒と煙草のロック人生を貫いていた。でも脳梗塞になるんです。ガンから復帰する吉井さんと脳梗塞でリハビリするEROさんの生き様。
共通するのは「若い頃の自分」と「今」との落差。その中で失ったもの。明日のことなど考えもせず、反抗的で粋がって無軌道だった。「あの頃の自分たちは何だったんだろうね」というほろ苦い回顧。残酷と言えば残酷な青春の結末。そして友情の輪廻。
最後はイエモンの東京ドームで復活した吉井さんがEROさんと地元の教会でライブをするんです。試写会で見たのですが、まさかそういう映画だと思わなかったのでどう整理していいか分からなかった。もう一回劇場で見てからこのブログで書こうかなと思ってました。
そんなこんなが全部一緒になって夢に出てきた。で、みんなで歌っていて泣いてしまった。と書いてから夢の解説って最低だよね、と思ったのですが、きっと2025年というのはそういう年だったんだと思います。思うようにならなかった事、言えなかった事、分かってもらえないだろうなというような事が増えてくる。
分かってるのはどんどん時間がなくなっていって、知り合いや友人が次々といなくなってゆく。それを受け入れるしかないし、それでも「未来」という言葉が頭から消えない。でも、それがどうなって行こうがもう関知のしようがない。
淡々と受け入れてゆく一年の終わり。今年はそういう年でしたって、意味不明ですね(笑)。レコ大、家で見ました。去年から若返りということで外れましたけど、外されましたけど、かな(笑)。これで良かったんだ、と思いました。
時代は変わりました。2025年、後一日です。曲ですね。吉井和哉さんの映画の主題歌「みらいのうた」を。明日の紅白は面白そうです。じゃ、お休みなさい。