悪魔の尻尾

みなさ~ん、元気にしておりますか?

もしも徳川家康が総理大臣になったら 眞邊明人

画像はAmazonより

映画化されているのは知っていましたが、見ていません。
サブスクに来たら、見ると思いますが、その前にKindle Unlimitedにあったので読んでみました。

冒頭から、この荒唐無稽なストーリーに対する入口を説明するかのように、なぜこのような「最強内閣」が誕生したのか?という理由が描かれています。
本をあまり読まない人、あるいは歴史に興味のない人でもわかるような偉人たちばかりなのですが、更には脚注が豊富でこの偉人はどういうことをした人なのかの解説まであるので、とてもわかり易いですね。

ちなみに歴史小説ではないです。
パロティなどのコメディでもないです。
至って真面目な内容のSF小説と言えるでしょう。
ちょっぴり現在の政治家や政治の仕組み、それを支える民(国民)に対する風刺もあって、なかなか良い読後感でした。

2020年のコロナの大流行により、世界的な騒動が勃発。
そんな中、首相官邸内でコロナに感染した首相が死亡するという状況に陥ります。
極秘プロジェクトとして進めていたスーパーコンピューターによるAIを使い、ホログラムとしてその姿を蘇らせた偉人たちにこの日本の舵取りをしてもらうことになります。
この偉人内閣は、徳川家康を総理大臣とし、財務大臣豊臣秀吉経済産業大臣織田信長と言った三英傑を抜擢。
官房長官には坂本龍馬外務大臣には足利義満総務大臣には北条政子と言った日本史に名を残した人物たちがきらびやかに並ぶ布陣。
彼らは優れた手腕を発揮し、コロナを封じ込め、次々と政策を打ち出し、国民たちの熱い支持を受けていくことになります。
ところが、人工的に作られたこの内閣に同盟国であるアメリカはよく思っておらず、アメリカとの関係がギクシャクします。
そんな中この「最強内閣」の要人が次々に暗殺されるという事件が発覚。
更にはこの内閣のプログラムにはバグが有るという話も。
バグとはどういうものなのか?果たして暗殺したのは米国なのか?
今や日米関係は最悪の状況になりつつある中で物語は進んでいきます。

というストーリーです。
歴史上の偉人というものが現在にいたらどういう振る舞いをするのだろうか?という興味と、実際に現在の時代にアレンジされた場合、どれくらいの能力を発揮できるかといった点が面白く描かれています。

ニュースキャスターの西村理沙というキャラクターが現代人として、ホログラムの歴史上の偉人たちとのやり取りがメインになってきます。
西村理沙坂本龍馬とのほのかな恋愛感情も芽生えますが、それにはちゃんと理由があります。
こういった物語につきもののラブストーリーの部分はわずかで本筋ではありませんが、映画ではどのように描かれるのでしょうね。

映画も大ヒットしたようですね。
徳川家康には野村萬斎さん。
坂本龍馬には赤楚衛二さんですね。
なるほどイケメンですよね。
そしてニュースキャスターの西村理沙浜辺美波さんですね。
秀吉にはあの竹中直人さんですから、大河ドラマのイメージはあると思います。
そして織田信長にはGACKTさんで、これまたイメージ的にはいいキャスティングだと思いますね。


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