紙袋
黄色とオレンジ色のはっきりとしたストラップ【20日訂正】ストライプが鮮やか。
昔、見た覚えがあり、懐かしく感じた。長らく見ていなかったような気がした。今は使われなくなったのかと思ったら(後述)、現役らしい。
デザインとしては、いかにも昭和レトロ。昭和40年代から50年代半ばっぽいかな。
連想するのが、現在でも製造販売されているが、白とオレンジのストライプの紙コップ。昔は百貨店だった秋田市の「木内(きのうち)」仲小路側出入口付近にあったジューススタンドで使われていた。
昭和50年に新築移転した、秋田市の中通の「ジロー洋菓子本店」の外観(シート状の看板みたいなの?)は、もっと太いストライプ(白とオレンジ?)だった。
鮮やかな2色の組み合わせは斬新にも思えるが、昭和では、鮮やかな色を使うことも少なくなかった。サランラップの昔の箱など。淡い色やグラデーションをよく使うようになったのは、平成に入った頃ではないだろうか。
僕は、デザインを見ただけでは、どこの紙袋かまでは思い出せなかったが、ロゴを見て納得。

秋田県湯沢市に本社があり、秋田市にも店舗展開する菓子店「くらた(お菓子のくらた)」の紙袋である。バラ売りのお菓子を買った時なんかに、入れてくれる。
ストライプの中に、こげ茶色で、イラストやロゴが描かれる。
イラストは若干、左に傾いている。梅の花柄の服を着て、リンゴを持って目のパッチリした女の子が、藁で作ったかまくらみたいなドーム状のものの中に入っているのだろうか。リンゴを持つ両手もその中だから、頭にかぶっているのではなく、体全体が中にある。てっぺんに鳥が止まっているが、それも藁製? こういうのの名称はなんていうのだろう。そして誰が描いたのか。
なお、厚手の白いビニール袋(ケーキの箱を入れたりする?)【19日訂正・一般的なレジ袋タイプのようだ。絵の下に同色の帯があり、白抜きで「おいしさにまごころこめた お菓子の「く」くらた」】にも、小さめにこの絵がある。
横には「KURATA」、Uの右上が四つ葉。ここ以外では見ないロゴか。
袋のマチには、
「お菓子のくらた」
もらった袋なので、どこの店舗で使われたのかは不明だが、湯沢の「本社・工場」の所在地・電話番号しか記されていない。なお、マチの表記は不明ながら同じ袋が、秋田駅ビル・トピコのくらたでも、今月時点で使われているらしく、持っている人を駅で見かけた。
ホームページアドレスも表記され、底にはリサイクルマーク、「お菓子の」のフォントがモリサワ「新ゴ」かと思われるので、大昔からまったく変わらない袋だとか大昔の残り物を使っているのではなさそう。
ネットを見ると、少なくとも2019年9月時点で、同じ袋が存在している。
2006年に投稿されたブログでは「今は使われていない(デザインの袋)」として、それより昔のものが紹介されていた。
現在の袋は、オレンジの線が正面で11本ほどだが、昔の袋は15本ほど。線が細いのではなく、袋のサイズが若干大きいのか。上部の焦げ茶の横線はなし。
そして、イラストが中央に、傾かず、今より大きく(オレンジ線11本にまたがって)描かれる。
その下、オレンジ線6本分にまたがって、白い文字で「KURATA」。白いので見づらい。
くらたといえば、今年5月に取り上げたように、なじみのある「く」のロゴマークから、「久良夛」とも読める、伝統は伝わるのだろうが味気ないと思えてしまうロゴへ切り替えているらしかった。その記事に追記したのだが、今年1月のネット記事において、社長が「看板も何から全部ガラッと変えます」と発言している。
2025年12月時点では、秋田市内の店舗は「ガラッと」どころか、ほとんど変わっていない気がするのですが…
レトロな紙袋は、すでに紺色が基本の「く」ロゴとの統一性すら薄いし、「久良夛」とはまったく雰囲気が異なるから、当然「ガラッと変える」一環で淘汰の対象なのだろう。
ただ、柔らかな「く」のマーク、鮮やかなストライプの紙袋は、昭和でも平成でも令和でも、地元のお店の、親しみのあるお菓子を象徴するばかりでなく、幼少の頃や家族、地域の思い出を彩るものでもあった。「久良夛」がその役目を果たすことができるのだろうか。
【24日追記・他の袋について】
12月15日に秋田東店(看板は「く」のまま)でもらったという、持ち手付き紙袋の画像をネットで見つけた。
白地に、薄い青色の家紋と「く」ロゴが、同じ大きさで順序や角度はランダムで、等間隔に3~4個×2列に並ぶデザイン。そのうち、家紋の1つだけが濃い青色。持ち手は濃い青。マチは不明だが、正面には「くらた」も「久良夛」もなし。
新ロゴ化後の紙袋が導入されていたことが初めて分かった。しかし、青色だし、そもそも薄い色だとしても旧ロゴも併用しているわけであり、これをもって「ガラッと変える」といえるでしょうか。