ハードバピッシュ&アレグロな日々

50~60年代のジャズを中心におすすめCDを紹介します

クラシック(管弦楽作品)

コルンゴルト/映画音楽集

本日はエーリッヒ・コルンゴルトを取り上げたいと思います。既に本ブログでもヴァイオリン協奏曲と交響曲の2作品を紹介しましたが、もともとオーストリアの出身でナチスの迫害を受けてアメリカに亡命した作曲家です。過去ブログでも書いたように、渡米後の…

スーク/幻想曲、おとぎ話、幻想的スケルツォ

本日はチェコの作曲家ヨセフ・スークをご紹介します。チェコと言えば思い浮かぶのがドヴォルザーク、スメタナ、ヤナーチェク、人によってはマルティヌーの名前を挙げる人もいるかもしれません。スークは彼らに比べるとマイナーで録音も少ないです。同名の孫…

バーバー/管弦楽作品集

本日はアメリカの作曲家サミュエル・バーバーをご紹介したいと思います。1910年生まれで亡くなったのが1981年なので完全に現代の作曲家ですが、現代音楽にありがちな前衛的要素は感じさせません。また、同じくアメリカを代表する作曲家であるガーシ…

バルトーク/管弦楽のための協奏曲&弦楽、打楽器とチェレスタのための音楽

前回のショスタコーヴィチに続き、同じく20世紀を代表する作曲家と言うことで今日はバルトークを紹介しましょう。ただ、バルトークもショスタコーヴィチと同じかそれ以上に取っ付きにくいですよね。中にはほぼ無調に近い前衛色の強い曲もあり、これまでは…

レスピーギ/リュートのための古風な舞曲とアリア、鳥、風変わりな店

本日はレスピーギです。レスピーギと言えばローマ三部作が圧倒的に有名ですが、それ以外にも「教会のステンドグラス」「ロッシニアーナ」のような名曲があることも当ブログで紹介しました。一方で彼は熱心な古楽の研究者としても知られており、17~18世…

ブラームス/ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲版)

本日はブラームスのピアノ四重奏曲第1番をご紹介します。と言っても原曲の方ではなくて、アルノルト・シェーンベルクによる管弦楽編曲版の方です。ムソルグスキーが作曲しラヴェルが編曲した「展覧会の絵」を例にとるまでもなく、ピアノ曲や室内楽の名曲を…

プッチーニ/交響的前奏曲&交響的奇想曲

本日は少し変化球でプッチーニの管弦楽作品をご紹介したいと思います。プッチーニは言うまでもなくイタリア・オペラを代表する作曲家。「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」「トスカ」「トゥーランドット」はじめ多くの名作をすぐに思い浮かべることができます。た…

グリエール/青銅の騎士&ホルン協奏曲

本日は少しマイナーなところでレインゴリト・グリエールの作品を取り上げたいと思います。と言われてもピンと来ない人が多いかもしれませんが、現在のウクライナのキエフで生まれ、20世紀前半に活躍したロシア~ソ連の作曲家です。名前がロシアっぽくない…

レスピーギ/教会のステンドグラス、ブラジルの印象、ロッシニアーナ

本日はイタリアの作曲家レスピーギを取り上げます。レスピーギと言えば「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭り」から成るローマ三部作が圧倒的に有名ですね。他では古楽を現代風にアレンジした「リュートのための古風な舞曲とアリア」や「鳥」も比較…

ブラームス/セレナーデ第1番&第2番

本日はブラームスのセレナーデ2曲です。セレナーデは日本語で小夜曲とも訳され、もともとは恋人を前に楽器を弾きながら愛を語らうスタイルの楽曲のことを指します。その後、クラシック音楽の世界でもセレナーデと題される曲がたくさん作られますが、特に明…

チャイコフスキー/組曲第3番&第4番

本日はひさびさにチャイコフスキーです。交響曲、バレエ音楽、協奏曲と数多くの有名曲を残しているチャイコフスキーですが、単に「組曲」と題された作品を4曲残しています。時期的には交響曲第4番と第5番の間、30代後半から40台にかけての円熟期に書…

フィエスタ!

本日は少し変わったところでラテンアメリカのクラシック音楽を取り上げたいと思います。クラシックの本場ヨーロッパから見ると“辺境”に過ぎなかった中南米ですが、20世紀も後半になると多くの指揮者や演奏家を輩出するようになりました。本日ご紹介するC…

プーランク/シンフォニエッタ&田園のコンセール

前回のヒンデミットに続き、本日も20世紀の作曲家であるフランシス・プーランクを取り上げたいと思います。プーランクについては過去にも当ブログでバレエ音楽「牝鹿」や合唱曲「グローリア」を紹介しましたが、現代の作曲家では異端と言えるほど古典的で…

管弦楽小品集(ネーメ・ヤルヴィ)

前回のニールセンに引き続きネーメ・ヤルヴィ指揮イェーテボリ交響楽団のCDで「ロリポップス」と題された管弦楽小品集をご紹介します。ロリポップは直訳すれば飴玉のことですが、以前に取り上げたトーマス・ビーチャムの小品集も同じ題名でしたのでそちら…

ニールセン/管弦楽作品集

本日はデンマークの国民的作曲家カール・ニールセンをご紹介します。欧米ではフィンランドのシベリウス、ノルウェーのグリーグと並んで北欧を代表する作曲家とみなされていますが、日本での知名度はお世辞にも高いとは言えませんよね。かく言う私もこれまで…

ウェーバー/オペラ序曲集

本日はカール・マリア・フォン・ウェーバーの序曲集をご紹介したいと思います。一般的にドイツ音楽の王道と言えばベートーヴェン~メンデルスゾーン~シューマン~ブラームスの流れで語られることが多く、ウェーバーについてはオペラ「魔弾の射手」の作者と…

バーンスタイン/ウェスト・サイド・ストーリー、波止場、ファンシー・フリー

本日はレナード・バーンスタインの作品をご紹介します。カラヤンと並んで20世紀後半を代表する指揮者として君臨していたバーンスタインですが、一方で作曲家としても多くの作品を残しており、3曲の交響曲をはじめ、ヴァイオリンやフルートのための協奏的…

プロコフィエフ/古典交響曲、キージェ中尉、3つのオレンジへの恋

本日はセルゲイ・プロコフィエフの作品をご紹介します。本ブログでは過去に「ロメオとジュリエット」をご紹介したことがありますが、正直言ってそこまで好きな作曲家ではありませんでした。やはり20世紀の作曲家だけあって、かなり現代音楽の要素が強い作…

ラフマニノフ/死の島、交響的舞曲

本日はラフマニノフの管弦楽作品を2つ取り上げたいと思います。ラフマニノフと言えば、何といってもピアノ協奏曲第2番が圧倒的に有名で、続いて交響曲第2番、ピアノ協奏曲第3番と言ったあたりが人気曲でしょうか?今日ご紹介するのはそれらメジャー曲で…

フランク/交響詩集

本日はベルギー出身でフランスで活躍した作曲家セザール・フランクの作品をご紹介します。フランクは決して多作とは言えませんが、1曲だけ残した交響曲とヴァイオリン・ソナタが有名で、ディスクも多く出回っています。ただ、逆に言うとその2作品だけ。作…

ルロイ・アンダーソン/作品集

本ブログでは主に古典派・ロマン派の正統派クラシックを取り上げていますが、今日はやや趣向を変えてアメリカの作曲家ルロイ・アンダーソンをご紹介します。アンダーソンは1940年代から60年代にかけて活躍した作曲家で、「シンコペイテッド・クロック…

管弦楽小品集(ビーチャム)

本日はちょっと変わったところで管弦楽作品のオムニバスを取り上げます。「ロリポップス」と題されたこの作品はイギリスの往年の名指揮者トーマス・ビーチャムがお気に入りの楽曲をレコーディングしたものです。ほとんどが4~5分程度の小品ばかりでお手軽…

グリーグ/管弦楽曲集

本日はノルウェーの国民的作曲家グリーグの管弦楽作品集をご紹介します。グリーグと言えば何と言ってもピアノ協奏曲が有名で、その次に組曲「ペール・ギュント」、そして以前にも取り上げた弦楽合奏曲「ホルベアの時代より」がよく知られているところです。…

シャルパンティエ&マスネ/管弦楽作品集

前回のサン=サーンスに引き続きフランスの作曲家を取り上げたいと思いますが、今回のはちょっとマイナーですよ。マスネに関しては「タイスの瞑想曲」の作者として名前は知られていますが、ギュスターヴ・シャルパンティエについてはよほどの通でないと知ら…

グローフェ/グランド・キャニオン組曲

本日はアメリカの作曲家ファーディ・グローフェの「グランド・キャニオン組曲」をご紹介します。グローフェ自体はお世辞にも有名とは言えませんが、この曲はアメリカのクラシック音楽を代表する名曲として取り上げられることも多いですね。タイトル通り雄大…

オペラ間奏曲集

今日はちょっと変わったオムニバス作品としてヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるオペラ間奏曲集をご紹介します。間奏曲とはインテルメッツォ(intermezzo)とも言い、オペラの幕の間に演奏される管弦楽作品のこと。…

リヒャルト・シュトラウス/ツァラトゥストラはかく語りき、マクベス&死と変容

リヒャルト・シュトラウスは合計7つの交響詩を残しましたが、そのうち「英雄の生涯」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は6月のエントリーで、「ドン・ファン」「ドン・キホーテ」 は10月のエントリーでご紹介しています。今日UPするの…

ロンドン交響楽団ガラ・コンサート

本日はロンドン交響楽団が1971年に開いたガラ・コンサートを収録したCDをご紹介します。ガラ・コンサートとは交響曲や協奏曲など特定の作品の演奏会ではなく、オムニバス形式で色々な作曲家の曲を演奏するスタイルのことを指します。本盤に収録されて…

ワーグナー/序曲・前奏曲集第2集

ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団によるワーグナーの管弦楽作品集第3集です。最初に聴いたのが「ニーベルングの指輪」ハイライト、続いて有名な「タンホイザー」序曲等の収録された序曲・前奏曲集でしたが、それに比べると本盤はやや地味な曲揃い…

ストラヴィンスキー/火の鳥&ペトルーシュカ

ストラヴィンスキーに「春の祭典」と呼ばれる作品があります。今では20世紀を代表するクラシック作品と呼ばれている曲ですが、今からちょうど100年前の1913年に初演された当時は調性を無視したあまりにも前衛的な内容が聴衆に理解されず、強烈なバ…