2025-01-01から1年間の記事一覧
本日はクリス・コナーです。アニタ・オデイ、ジューン・クリスティと並ぶ白人女性歌手御三家の1人で、本ブログでも過去にベツレヘム盤「ジス・イズ・クリス」とFM盤「アット・ザ・ヴィレッジ・ゲイト」をご紹介しています。今日取り上げる「ア・ウィーク…
「ポーギーとベス」についてはジャズファンにとってもすっかりお馴染みだと思います。アメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュウィンが1935年に制作したオペラで、ジャンル的にはクラシック音楽に位置づけられるのですが、南部の貧しい黒人達を主人…
本日はオーケストラUSAです。と言われても何じゃいな?と言うのが大方の感想ではないでしょうか?モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)のジョン・ルイスが現代音楽作曲家のガンサー・シュラーと組んだオーケストラで、ジャズとクラシックを融合した”サー…
モダンジャズとブロードウェイ・ミュージカルは切っても切れない関係です。古くは1920年代からミュージカルの楽曲がジャズマンに演奏され、数多くのジャズ・スタンダードを生み出しました。特にジョージ・ガーシュウィン、コール・ポーター、リチャード…
パシフィック・ジャズと言えばコンテンポラリーと並んで西海岸を代表する名門レーベルで、50年代はチェット・ベイカー、ジェリー・マリガン、バド・シャンクら白人ウェストコースト・ジャズ、60年代以降はレス・マッキャン、ジャズ・クルセイダーズらソ…
本日は西海岸のアルト奏者バド・シャンクの人気盤をご紹介します。原題は「バド・シャンク=ショーティ・ロジャース=ビル・パーキンス」とフロントラインの3人のジャズマンを列記しただけの味も素っ気もないタイトルですが、日本盤では「昼と夜のバド・シ…
モダンジャズ全盛期には全米各地から腕利きのミュージシャンがニューヨークに集まってきました。一番多かったのはデトロイト、次いでフィラデルフィアで当ブログでも過去に「ジャズメン・デトロイト」、「ベニー・ゴルソン&ザ・フィラデルフィアンズ」で紹…
1930年代から40年代にかけてのジャズシーンはビッグバンドの黄金時代で、多くのグループが活躍しましたが、その中で異色の存在だったのが今日ご紹介するスタン・ケントン楽団です。グレン・ミラー楽団やベニー・グッドマン楽団等他の白人ビッグバンド…
モダンジャズを代表する名ギタリストであるウェス・モンゴメリーですが、彼は実は遅咲きのジャズマンでした。そのあたりの事情は過去ブログでも書いていますが、キャノンボール・アダレイの推薦を受けたウェスがリヴァーサイドと契約を結んだのは1959年…
本日はハーブ・ゲラーです。50年代の西海岸を中心に活躍した白人アルト奏者ですが、日本での知名度はお世辞にも高いとは言えませんね。白人アルトと言えば名前が挙がるのは何と言ってもアート・ペッパー、次いでフィル・ウッズとリー・コニッツ、その次に…
本日取り上げるのは通好みのギタリスト、サル・サルヴァドールです。以前本ブログでもベツレヘム盤「シェイズ・オヴ・サル・サルヴァドール」をご紹介しましたが、スタン・ケントン楽団出身でチャーリー・クリスチャンの影響を強く受けたバップスタイルの演…
昨日はズート・シムズらによるベイシー風スイングジャズ「ストレッチング・アウト」をご紹介しましたが、今日は本家本元のベイシー楽団です。1935年に結成されて以来、1984年にベイシーが亡くなるまで半世紀に渡って活動を続けたカウント・ベイシー…
ビッグバンド全盛期の1930~40年代には多くの楽団が人気を博しました。ベニー・グッドマン、グレン・ミラー、ウディ・ハーマン、アーティ・ショー、デューク・エリントン、カウント・ベイシー等々。その中でも後のモダンジャズへの影響度という観点で…
モダンジャズ黄金期の50年代には全米各地の大学でジャズコンサートが開かれました。テディ・チャールズ、ズート・シムズらが参加した「アイヴィーリーグ・ジャズ・コンサート」(エール大学)、デイヴ・ブルーベック・カルテットの「ジャズ・アット・オバ…
カーティス・フラーについては当ブログでもたびたび取り上げています。デトロイト出身で1957年に「ニュー・トロンボーン」で颯爽とシーンに登場。その後もブルーノートに4枚、サヴォイに5枚、その他ユナイテッド・アーティスツ、エピック等に次々とリ…
本日はジャズ界きっての奇才、ローランド・カークをご紹介します。カークについてはだいぶ前にプレスティッジ盤「カークズ・ワーク」をご紹介しました。彼の場合は何と言っても見た目のインパクトが強烈ですよね。トレードマークのサングラス(幼少時のアク…
ジャズ・メッセンジャーズの歴史を振り返った場合、1956年から58年にかけての数年間は俗に”暗黒時代”と評されます。スタープレーヤー揃いだった初代ジャズ・メッセンジャーズからホレス・シルヴァーが残りのメンバー(ドナルド・バード、ハンク・モブ…
輝かしいキャリアを誇るジャズの巨人スタン・ゲッツですが、彼が最も商業的に成功を収めたのは1960年代前半のボサノバ時代なのは明らかです。何せ今日ご紹介する「ジャズ・サンバ」は1963年3月にビルボードのアルバムチャート第1位に輝いています…
本日はジャズ・ハーモニカのパイオニアであり第一人者でもあるトゥーツ・シールマンスを取り上げます。彼については1年ほど前にリヴァーサイド盤「マン・バイツ・ハーモニカ!」をご紹介しましたね。ベルギー出身で50年代前半にアメリカに移住し、195…
生涯に約50枚ものリーダー作を残したビル・エヴァンスですがそのほとんどはトリオまたはソロピアノで、管楽器との共演は多くありません。晩年にハロルド・ランドをゲストに迎えた「クインテッセンス」等数作品ありますが、全盛期の60年代だとフレディ・…
50年代の西海岸のジャズと言えばどうしてもチェット・ベイカー、アート・ペッパー、バド・シャンク、シェリー・マンら白人ジャズマンの文脈で語られがちです。ただ、西海岸にも実力のある黒人プレイヤーはたくさんいました。テナーだとハロルド・ランドに…
本日は世にも珍しいチューバ奏者のリーダー作をご紹介します。重低音担当の管楽器としてクラシックのオーケストラでは欠かせない存在で、ジャズでもビッグバンドでは使われることが多い楽器ですが、スモールコンボでの起用は稀ですし、ましてやリーダー作と…
本日はアル・コーンとズート・シムズのテナーデュオ、通称”アル&ズート”をご紹介します。ともにウディ・ハーマン楽団出身の白人テナーで、スタイル的にはレスター・ヤング派で同じ系統に属しています。そのせいか若い頃から行動をともにすることが多く、1…
本日はペッパー・アダムスとジミー・ネッパーによる双頭クインテット、名付けてペッパー=ネッパー・クインテットを取り上げたいと思います。アダムス=ネッパーではなく、ペッパー=ネッパーにしたのはその方が語呂が良いからでしょうね。ペッパー・アダム…
60年代に入ると多くの有名ジャズマンがアメリカからヨーロッパに渡りました。特に人気だったのがデンマークのコペンハーゲンで、60年代から70年代にかけてデクスター・ゴードン、デューク・ジョーダン、ホレス・パーラン、イドリース・スリーマン、そ…
本日はスタンリー・タレンタインです。彼については当ブログでもすっかり常連ですが、1960年に「ルック・アウト!」でブルーノートに初リーダー作を吹き込んで以来、同レーベルの”顔”として次々と傑作を発表していきます。前述の「ルック・アウト」を含…
モダンジャズ華やかなりし1950年代には全米各地の大学でジャズコンサートが行われていました。日本でも学園祭でアイドル歌手やロックバンドがライブを行うのは定番となっていますが、おそらく当時のジャズも同じように"流行音楽"扱いで今よりずっと一般…
ジョン・コルトレーンのプレスティッジ時代については当ブログでもたびたび取り上げてきましたが、そこでも書いているようにこの頃のコルトレーンのステイタスはそこまで高くなく、リアルタイムで発売されたのは「コルトレーン」「トレーニング・イン」「ソ…
モダンジャズ屈指の名門レーベルであるプレスティッジですが、多くのジャズファンに知られているのはマイルス・デイヴィスのマラソン・セッションやコルトレーン、ソニー・ロリンズの初期作品等です。ただ、彼らは他のレーベルにも多くの作品を残しており、…
ジョー・パスについては過去に当ブログで初リーダー作「キャッチ・ミー」と「フォー・ジャンゴ」をご紹介しました。そこでも書いていますがパスは30歳過ぎまでジャズギタリストとして全く注目されず、それどころかヘロインに溺れてまともに演奏活動すら行…