2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
本日はルー・ドナルドソンの「ルー・テイクス・オフ」をご紹介します。ロケット発射がドーンと写るジャケットが印象的ですが、これは録音日である1957年12月15日の2ヶ月前にソ連が打ち上げた世界初の人工衛星スプートニク1号をイメージしていると…
ジョージ・ウォーリントンについては、先日の「ザ・ニューヨーク・シーン」でご紹介しましたが、ビバップ期から活躍する白人ピアニストで、特に50年代半ばにドナルド・バード(トランペット)、フィル・ウッズ(アルト)をフロントラインに据えたクインテ…
マイルスは1955年秋にいわゆる”黄金のクインテット”すなわち、マイルス、ジョン・コルトレーン、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズから成るレギュラー・クインテットを結成しますが、それより前は特に固定のメン…
本日はズート・シムズの1956年のリヴァーサイド盤「ズート!」をご紹介します。ズートは同時期にアーゴにもワンホーンの「ズート」という作品を残しており、違いは!マークがあるかないかだけで紛らわしいですね。ズートはスイングジャズをベースにしな…
ウェス・モンゴメリーは遅咲きのジャズマンでした。彼がリヴァーサイドに初のリーダー作「ウェス・モンゴメリー・トリオ」を録音したのが1959年、36歳の時で、それまでは地元のインディアナポリスでプレイしていました。その時にバンドを組んでいたの…
"幻"のトランぺッター、ルイ・スミスについては、少し前に「ヒア・カムズ・ルイ・スミス」で取り上げました。メンフィス出身で、50年代後半に2枚のリーダー作をブルーノートから発表し、忽然とシーンから姿を消しました。その後1970年代後半に復活し…
ルー・ドナルドソンの代表作といえば、商業的成功という観点からはビルボードHOT100にもチャートインした1967年の「アリゲイター・ブーガルー」、名盤特集に良く取り上げられるのは1958年の「ブルース・ウォーク」あたりでしょうか?ただ、個…
モダンジャズの最も基本的な組み合わせであるクインテット(2管+リズムセクション)にはさまざまな組み合わせがあります。最もメジャーなのはトランペット+サックスですが、サックス2本(テナー+アルト)も多いですし、トロンボーン+テナーまたはアル…
今回はジョージ・ウォーリントンをご紹介します。本名はジャチント・フィーリャと言い、シチリア生まれのイタリア人ですが、幼少期にニューヨークに移住し、カウント・ベイシーを聴いてジャズの道を志すようになったそうです。1940年代に興隆したビバッ…
60年代に入って、ジャズはそれまでのハードバップから多様性の時代を迎え、モード、新主流派、フリージャズ、そして70年代のフュージョンと様々なジャンルが誕生します。その全てで重要な役割を果たしたのが本日紹介するフレディ・ハバードです。ただ、…
本日はルー・ドナルドソンを取り上げたいと思います。ドナルドソンはブルーノートの看板アーティストの1人で特に60年代以降にオルガン奏者と組んだソウルジャズ路線で人気を博しました。本作は1959年2月18日録音の作品で、この頃はまだソウルジャ…
今回は先日UPの「ニュー・トロンボーン」に続きカーティス・フラーを取り上げます。1957年にデトロイトからニューヨークにやって来たフラーはトロンボーンのニュースターとしてあっという間にジャズシーンの寵児となりました。5月11日に上述「ニュ…
本日はプレスティッジ・オールスターズの作品をご紹介します。プレスティッジ・オールスターズと言っても特に実体があるわけではなく、同レーベルに所属するジャズメン達が作品ごとに集まってジャムセッション形式で録音を行うスタイルです。本作「オール・…
1959年にプレスティッジからアトランティック・レコードに移籍したジョン・コルトレーンはジャズ史上に残る名盤「ジャイアント・ステップス」を発表。モードジャズの時代を新たに切り拓いたとされています。ただ、実際はそう単純なものではなく、以前ご…
本日はアート・ファーマーのプレスティッジ盤をご紹介します。ファーマーについては本ブログでも何度か紹介しましたが、1960年代以降はフリューゲルホルンを主楽器として、どちらかというとソフトなジャズ路線で人気を博しました(「インターアクション…
プレスティッジはブルーノート、リヴァーサイドと並んでハードバップを代表するレコード会社ですが、同レーベルの最重要人物は今日ご紹介するマル・ウォルドロンだと私は思います。もちろん、プレスティッジにはマイルス、ロリンズ、コルトレーンはじめ数々…
本日はケニー・バレルをご紹介します。バレルについては以前「ブルージン・アラウンド」をご紹介しましたが、私にとってナンバーワン・ジャズ・ギタリストです。バレルはとにかく多作なことで知られており、ブルーノートやプレスティッジを中心に数々のセッ…
本日はナット・アダレイを取り上げます。皆さんご承知のとおりナットはジャズ界きってのスター、キャノンボール・アダレイの弟であり、長年にわたって彼のグループにも在籍していたためつい兄の陰に隠れがちですが、一方で自身のリーダー作もたくさんあり、…
モダンジャズにおいて、トロンボーンは常に脇役的な存在でした。ビッグバンドでは欠かせない楽器にもかかわらず、スモールコンボ主体のビバップではトランペットやサックスに比べ高速アドリブに適していないというのがネックになったのでしょう。そんな中、…
ケニー・ドリューについては以前「ダーク・ビューティー」でご紹介しましたが、1960年代にデンマークに移住し、70年代から80年代にかけて多くのリーダー作を発表しました。50年代のドリューはむしろサイドメンとしての活動がメインでしたが、その…
本日はマイナー・レーベル、ジャズラインからいわくつきの1枚をご紹介します。ジャズラインは先日デイヴ・ベイリーの「バッシュ」でご紹介しましたが、わずか数枚のレコードを残して1年で倒産した超マイナーレーベルです。本作は1961年8月2日にウィ…