ハードバピッシュ&アレグロな日々

50~60年代のジャズを中心におすすめCDを紹介します

オスカー・ペティフォード・イン・ハイファイ

オスカー・ペティフォードについては以前ベツレヘム盤「アナザー・ワン」のところでご紹介しました。1940年代からプロのベース奏者として活躍を始め、ディジー・ガレスピーやケニー・クラークらと共に初期のビバップ・ムーブメントに貢献しました。言わ…

アル・コーン&ズート・シムズ/ユー&ミー

本日はジャズ界きっての名コンビ、”アル&ズート”です。ご承知のとおりアル・コーンとズート・シムズによるテナーデュオで、本ブログでも過去にコーラル盤「アル・アンド・ズート」、ユナイテッド・アーティスツ盤「ハーフノートの夜」を取り上げています。…

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/バターコーン・レディ

ジャズ・メッセンジャーズといえば若手ジャズマンの登竜門としてつとに有名です。50年代はハンク・モブレーにリー・モーガン、ボビー・ティモンズ、60年代はウェイン・ショーター、フレディ・ハバード、シダー・ウォルトン、さらには80年代以降もブラ…

レッド・ガーランド/ザ・クオータ

レッド・ガーランドについては当ブログでもすっかり常連ですね。マイルス・デイヴィス・クインテットのピアニストとして伝説の”マラソン・セッション”はじめ数々の名盤に参加。マイルスのバンドを離れても、プレスティッジ・レコードの看板ピアニストとして…

レイ・ブライアント/ライヴ・アット・ベイズン・ストリート・イースト

本日はレイ・ブライアントです。彼については本ブログでも代表作であるプレスティッジ盤「レイ・ブライアント・トリオ」、シグナチャー盤「レイ・ブライアント・プレイズ」をご紹介しました。今日取り上げるアルバムはその2枚に比べて知名度は低くなります…

メイナード・ファーガソン/ア・メッセージ・フロム・バードランド

本日はモダンジャズ界随一のハイノート・ヒッター、メイナード・ファーガソンをご紹介します。彼については10年ほど前に「ア・メッセージ・フロム・ニューポート」と言うアルバムを取り上げました。そこでも書いていますが、メイナードの曲で一番有名なの…

ジャズ・クルセイダーズ/ストレッチン・アウト

本日はジャズ・クルセイダーズです。彼らについては以前に「ジャズ・ワルツ」のところで詳しく書きました。70年代以降はザ・クルセイダーズと言う名前でフュージョンバンドとして大活躍し、一般的な知名度ではそちらの方が高いかもしれませんが、もともと…

ソニー・スティット&ズート・シムズ/インター・アクション

モダンジャズにはテナー2本のコンビものが昔から多くあります。ワーデル・グレイ&デクスター・ゴードンによる”ザ・チェイス”、アル・コーン&ズート・シムズの”アル&ズート”、ジーン・アモンズとソニー・スティットの”ボス・テナーズ”、ジョニー・グリフ…

スタン・ゲッツ&J・J・ジョンソン・アット・ジ・オペラハウス

ジャズファンならJATPと言う言葉を聞いたことがあると思います。Jazz At The Philharmonicの略で、名プロデューサーでヴァーヴ・レコードの創設者であるノーマン・グランツが主催者となって大物ジャズマンを大量に招集し、即席のバンドでコンサートを行…

ジャッキー&ロイ/ラヴシック

本日はジャッキー・ケインとロイ・クラールから成る夫婦デュオ、ジャッキー&ロイをご紹介します。個人的には大好きなデュオで、本ブログでも過去にストーリーヴィルの2枚のアルバム(「顔」と「足」)を取り上げていますが、日本での人気は残念ながらそこ…

ナンシー・ウィルソン&ジョージ・シアリング/ザ・スウィンギンズ・ミューチュアル

本日はナンシー・ウィルソンです。60年代から70年代にかけてキャピトル・レコードの看板シンガーとして活躍した黒人女性歌手で、本ブログでも少し前に「ナンシー・ウィルソン&キャノンボール・アダレイ」をご紹介済です。そこでも書いていますが彼女の…

ナット・キング・コール/アフター・ミッドナイト

あけましておめでとうございます。新年第一弾はナット・キング・コールです。"L-O-V-E"や"Mona Lisa"、"Smile"等のヒット曲で知られる人気歌手ですが、私の世代でまず思い浮かぶのは娘のナタリー・コールとデュエットし、1992年にグラミー賞を獲得した"U…

クリス・コナー/ア・ウィークエンド・イン・パリ

本日はクリス・コナーです。アニタ・オデイ、ジューン・クリスティと並ぶ白人女性歌手御三家の1人で、本ブログでも過去にベツレヘム盤「ジス・イズ・クリス」とFM盤「アット・ザ・ヴィレッジ・ゲイト」をご紹介しています。今日取り上げる「ア・ウィーク…

ビル・ポッツ/ザ・ジャズ・ソウル・オヴ・ポーギー・アンド・ベス

「ポーギーとベス」についてはジャズファンにとってもすっかりお馴染みだと思います。アメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュウィンが1935年に制作したオペラで、ジャンル的にはクラシック音楽に位置づけられるのですが、南部の貧しい黒人達を主人…

オーケストラUSA/デビュー

本日はオーケストラUSAです。と言われても何じゃいな?と言うのが大方の感想ではないでしょうか?モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)のジョン・ルイスが現代音楽作曲家のガンサー・シュラーと組んだオーケストラで、ジャズとクラシックを融合した”サー…

ソニー・スティット/ブロードウェイ・ソウル

モダンジャズとブロードウェイ・ミュージカルは切っても切れない関係です。古くは1920年代からミュージカルの楽曲がジャズマンに演奏され、数多くのジャズ・スタンダードを生み出しました。特にジョージ・ガーシュウィン、コール・ポーター、リチャード…

ジェラルド・ウィルソン/ポートレイツ

パシフィック・ジャズと言えばコンテンポラリーと並んで西海岸を代表する名門レーベルで、50年代はチェット・ベイカー、ジェリー・マリガン、バド・シャンクら白人ウェストコースト・ジャズ、60年代以降はレス・マッキャン、ジャズ・クルセイダーズらソ…

バド・シャンク/昼と夜のバド・シャンク

本日は西海岸のアルト奏者バド・シャンクの人気盤をご紹介します。原題は「バド・シャンク=ショーティ・ロジャース=ビル・パーキンス」とフロントラインの3人のジャズマンを列記しただけの味も素っ気もないタイトルですが、日本盤では「昼と夜のバド・シ…

ヤング・メン・フロム・メンフィス/ダウン・ホーム・リユニオン

モダンジャズ全盛期には全米各地から腕利きのミュージシャンがニューヨークに集まってきました。一番多かったのはデトロイト、次いでフィラデルフィアで当ブログでも過去に「ジャズメン・デトロイト」、「ベニー・ゴルソン&ザ・フィラデルフィアンズ」で紹…

スタン・ケントン/ニュー・コンセプツ・オヴ・アーティストリー・イン・リズム

1930年代から40年代にかけてのジャズシーンはビッグバンドの黄金時代で、多くのグループが活躍しましたが、その中で異色の存在だったのが今日ご紹介するスタン・ケントン楽団です。グレン・ミラー楽団やベニー・グッドマン楽団等他の白人ビッグバンド…

ウェス・モンゴメリー/モンゴメリーランド

モダンジャズを代表する名ギタリストであるウェス・モンゴメリーですが、彼は実は遅咲きのジャズマンでした。そのあたりの事情は過去ブログでも書いていますが、キャノンボール・アダレイの推薦を受けたウェスがリヴァーサイドと契約を結んだのは1959年…

ハーブ・ゲラー/ファイア・イン・ザ・ウェスト

本日はハーブ・ゲラーです。50年代の西海岸を中心に活躍した白人アルト奏者ですが、日本での知名度はお世辞にも高いとは言えませんね。白人アルトと言えば名前が挙がるのは何と言ってもアート・ペッパー、次いでフィル・ウッズとリー・コニッツ、その次に…

サル・サルヴァドール/ミュージック・トゥ・ストップ・スモーキング・バイ

本日取り上げるのは通好みのギタリスト、サル・サルヴァドールです。以前本ブログでもベツレヘム盤「シェイズ・オヴ・サル・サルヴァドール」をご紹介しましたが、スタン・ケントン楽団出身でチャーリー・クリスチャンの影響を強く受けたバップスタイルの演…

カウント・ベイシー/チェアマン・オヴ・ザ・ボード

昨日はズート・シムズらによるベイシー風スイングジャズ「ストレッチング・アウト」をご紹介しましたが、今日は本家本元のベイシー楽団です。1935年に結成されて以来、1984年にベイシーが亡くなるまで半世紀に渡って活動を続けたカウント・ベイシー…

ズート・シムズ/ストレッチング・アウト

ビッグバンド全盛期の1930~40年代には多くの楽団が人気を博しました。ベニー・グッドマン、グレン・ミラー、ウディ・ハーマン、アーティ・ショー、デューク・エリントン、カウント・ベイシー等々。その中でも後のモダンジャズへの影響度という観点で…

チェット・ベイカー/ジャズ・アット・アナーバー

モダンジャズ黄金期の50年代には全米各地の大学でジャズコンサートが開かれました。テディ・チャールズ、ズート・シムズらが参加した「アイヴィーリーグ・ジャズ・コンサート」(エール大学)、デイヴ・ブルーベック・カルテットの「ジャズ・アット・オバ…

カーティス・フラー/ソウル・トロンボーン

カーティス・フラーについては当ブログでもたびたび取り上げています。デトロイト出身で1957年に「ニュー・トロンボーン」で颯爽とシーンに登場。その後もブルーノートに4枚、サヴォイに5枚、その他ユナイテッド・アーティスツ、エピック等に次々とリ…

ローランド・カーク/ドミノ

本日はジャズ界きっての奇才、ローランド・カークをご紹介します。カークについてはだいぶ前にプレスティッジ盤「カークズ・ワーク」をご紹介しました。彼の場合は何と言っても見た目のインパクトが強烈ですよね。トレードマークのサングラス(幼少時のアク…

ジャズ・メッセンジャーズ/リチュアル

ジャズ・メッセンジャーズの歴史を振り返った場合、1956年から58年にかけての数年間は俗に”暗黒時代”と評されます。スタープレーヤー揃いだった初代ジャズ・メッセンジャーズからホレス・シルヴァーが残りのメンバー(ドナルド・バード、ハンク・モブ…

スタン・ゲッツ&チャーリー・バード/ジャズ・サンバ

輝かしいキャリアを誇るジャズの巨人スタン・ゲッツですが、彼が最も商業的に成功を収めたのは1960年代前半のボサノバ時代なのは明らかです。何せ今日ご紹介する「ジャズ・サンバ」は1963年3月にビルボードのアルバムチャート第1位に輝いています…