BOOK OF THE 2024

順位 ランク 読んだ順 タイトル 作者
1 AA 19 水車小屋のネネ 津村記久子
2 AA 24 テスカトリポカ 佐藤究
3 AA 22 日記から 坪内祐三
4 AA 35 悪逆 黒川博行
5 AA 37 永遠と横道世之介(上) 吉田修一
6 AA 38 永遠と横道世之介(下) 吉田修一
7 AA 30 青木世界観 青木宣親尾崎世界観
8 AA 7 死なれちゃったあとで 前田隆弘
9 AA 10 私はテレビに出たかった 松尾スズキ
10 AA 23 アメリカは自己啓発本でできている 尾崎俊介
11 AA 33 起業の天才 大西康之
12 AA 3 教養としてのアントニオ猪木 プチ鹿島
13 AA 6 ありえない仕事術 上出遼平
14 AA 20 生きのびるための事務 坂口恭平
15 AA 27 回転木馬のデッド・ヒート 村上春樹
16 AA 13 希望荘 宮部みゆき
17 AA 14 昨日がなければ明日もない 宮部みゆき
18 AA 15 誰か 宮部みゆき
19 AA 16 名もなき毒 宮部みゆき
20 AA 17 ペテロの葬列(上) 宮部みゆき
21 AA 18 ペテロの葬列(下) 宮部みゆき
22 AA 5 みどりいせき 大田ステファニー歓人
23 A 34 僕たちの保存 長嶋有
24 A 1 訂正する力 東浩紀
25 A 9 二度寝とは、遠くにありて想うもの 津村記久子
26 A 25 ユニクロ 杉本貴司
27 A 36 対馬の海に沈む 窪田新之助
28 A 8 もう明日が待っている 鈴木おさむ
29 A 11 表現を仕事にするということ 小林賢太郎
30 A 32 ある行旅死亡人の物語 武田惇志、伊藤亜衣
31 A 28 イッツ・ダ・ボム 井上先斗
32 A 29 巨人軍vs落合博満 中溝康隆
33 B 21 インプット・ルーティン 菅付正信
34 B 26 個人的なユニクロ主義 柳井正糸井重里
再読 AA 31 嫌われた監督 鈴木忠平
再読 AA 4 駐車場のねこ 嶋津輝
再読 AA 12 寝ぼけ署長 山本周五郎
再読 A 2 日本代表とMr.Children 宇野維正、レジ―

TANBUN No.211~221

No.211

乗換駅の構内にある売店New Days。今までレジ2台体制だったのが、先週くらいから1台はセルフレジ&キャッシュレス専用機になった。

今日、電子マネーの残高がないから現金で飲み物を買おうとしたが、レジには1人会計済んでも2人追加されるというように、常時5人くらいの列が減りそうになかったので、あきらめて持っていた品物を返してホームへと向かった。

ルフレジと現金の列の割合は、2対10くらいか。

ルフレジ&キャッシュレスは時代の流れだけど、切り替えには早かったな、と思わせた。

支払いはキャッシュレスでも、自分でレジをするのは手間だったり、使い方が分からなかったりで店員のいるレジに並ぶ人もいるだろう。

効率化はいいけれど、客層を理解していないと思わせる切り替えだった。

 

No.212

月曜日に「週刊ヤングマガジン」と「週刊ビッグコミックスピリッツ」を買うのが習慣になっている。

今までは帰りに2冊買っていたが、最近は10分くらいある朝の乗り換え時間内に駅の最寄りのデイリーヤマザキへ行って「ヤンマガ」を買う。

「スピリッツ」は売っているコンビニが限定されているので、今までどおり帰りに乗換駅で買って、帰りの車内で読む。

 

No.213

最近は回避できているが、半年くらい前は「スピリッツ難民」になることがあった。

乗換駅の近くで雑誌が売っているのは、利用するホームから近い順にデイリーヤマザキニューデイズファミリーマートセブンイレブン2軒、ローソンの6軒。

6軒すべてで「週刊少年ジャンプ」と「週刊ヤングマガジン」は売っているが、「週刊ビッグコミックスピリッツ」があるのはファミリーマートとローソンの2軒。

今のところファミリーマートになくても、ローソンにはあるので回避できている。

その先の書店にはあるだろうが、立ち読みで手あかが付いたのは買いたくない。

 

No.214

いま面白いマンガは何だろうか?

「いま面白いマンガ」というお題が出ると数冊しか刊行されていない作品を挙げがちだけれど、長期連載作品も挙げたっていいと思う。

 

No.215

いま面白いマンガを挙げるなら、月間スピリッツに第2話が載ったばかりの「RIOT!」(塚田ゆうた)だろう。

その他、思いつくままに挙げれば「ジャイアント・キリング」(ツジトモ/モーニング)、「アオアシ」(小林有吾/スピリッツ)、「アマチュアビジランテ」(内藤光太郎/ヤングマガジン)と「ガス灯野良犬探偵団」(松原利光、 青崎有吾/ヤンジャン)、「はかばなし」(原克玄/ヤンマガ)と「ねずみの初恋」(大瀬戸陸/ヤンマガ)と「ドラマな恋は基本から」(榎本あかまる/モーニング)。他にもあるけど。

 

No.216

今読んでいるマンガ雑誌は「スピリッツ」と「ヤンマガ」と「モーニング」。

単行本で買うのはそのうち1割くらい。

だから、書店で見かけると「もう3巻出たの?」と驚くことがある。

 

No.217

いちばん面白いマンガ雑誌を挙げるなら、ヤングマガジン一択。

 

No.218

グラビアが良いのは、「週刊プレイボーイ」一択。その次は、ヤンマガ

 

No.219

週刊プレイボーイ」、グラビアはめちゃくちゃいいんだけれど、他の記事で読むとこが少ないから、毎週は買わなくなった。毎号特集のメインが野球だけれど、野球好きが読んでいる雑誌なのだろうか。

あと、毎号DVDついてくるんだけど、一度も視聴したことがないから付いてなくていい。

 

No.220

大貫卓也作品集「Advertising is」を読んで、新潮文庫の夏のキャンペーンは2冊読むとブックカバーをもらえていたことを思い出す。

去年も今年も小さいプラスティック製のしおりなので、ここにも物価高騰が及んでいると感じる。

 

No.221

夏の文庫キャンペーンで最も鮮烈だったのは広末涼子を起用した集英社文庫の「ナツイチ」。

広瀬すず綾瀬はるかにもない凄さがあの時の広末涼子にはあった。

Spotifyで聴けない奥田民生の曲

< オリジナル・アルバム >

「29」 6/12(Spotifyで聴けるのは12曲中6曲)

2. ルート 2

3. ハネムー

4. 息子(アルバム ヴァージョン)

5. これは歌だ

9. BEEF

11. 人間

 

「30」 8/12

4. コーヒー

6. Hey! Mountain

10. 悩んで学んで

11. 厳しいので有る

 

「E」  13/19

7.鼻とフラワー

12.野球で言うと

13.哀愁の金曜日

16. CUSTOM (JPNバージョン)

17. ヘヘヘイ

18. The STANDARD ~消灯~

 

「LION」 6/12

1. ライオンはトラより美しい

2. 何と言う

4. 線路は続かない

7. サプリメン

9. サウンド・オブ・ミュージック

10. フェスティバル

 

「Fantastic OT9」  13/14

4.愛のボート

 

 

<編集盤、ベスト・アルバム >

「CAR SONGS OF THE YEARS」12/13

6.ルート2

 

奥田民生になりたいボーイに贈るプレイリスト」11/15

1.息子

4.ハネムー

12. The STANDARD

15. CUSTOM(JPNバージョン)

 

「BETTER SONGS OF THE YEARS」22/25

1-11 夕陽ヶ丘のサンセット

1-12オーナーは最高

2-12 The STANDARD〜消灯〜

 

「記念ライダー1号」12/15

8.悩んで学んで

9.何と言う

13.息子

 

「記念ライダー2号」 9/15

2.CUSTOM

5.コーヒー

6.サウンド・オブ・ミュージック

7.The STANDARD

12.ヘヘヘイ

14.ルート2

 

例えば、シングル「CUSTOM」は、「CUSTOM(BACKING TRACK)」と「哀愁の金曜日(BACKING TRACK)」しか聞くことができない。

 

かといって「CUSTOM」や「The SANDARD」といった奥田民生屈指の名曲が聴けないかというと、6枚あるライブ・アルバムでライブバージョンなら聴くことができる。

 

「フェスティバル」や「厳しいので有る」など、良かった覚えのある佳曲を聴こうと思ったらCDを探すか買いなおすかしなくてはならない。

 

奥田民生の何らかの意思でSpotifyから外したんだろうけれど、ひょっこり追加されることはないのだろうか?

松本人志 2013~2021

2013年10月15日「ワイドナショー」放送開始(深夜)

2014年4月6日「ワイドナショー」の放送枠が日曜日午前中に移動

2015年4月15日「水曜日のダウンタウン」でエル・チキンライスとして松本人志の筋肉が番組の企画となる。

2015年9月 スピードワゴン小沢らとのパークハイアットの夜(「週刊文春」)

2016年5月1日「ワイドナショー」に当時首相の安倍晋三が出演(収録日は4月14日)

2016年6月 パンクブーブー黒瀬らとの福岡の夜(「週刊文春」)

2016年6月 所有していた都内の土地を転売し数億円の利益を得ていたと報じられる(「週刊新潮」)
 2010年に東京・新橋の土地を約8億円で購入。2016年に入りその土地を約16億円で転売し、数億円の利益を得たと報じられた。

2017年12月15日 松本人志と安倍首相(当時)が都内の焼肉店(安部お気に入りの四谷「龍月園」)で会食。東野幸治指原莉乃古市憲寿が同席。

2018年1月「ワイドナショー」で、複数の仮想通貨を保有し、利益を得ていることを明らかにする。

2019年1月13日 「ワイドナショー」でAKBグループの運営の問題について話す指原莉乃に対し、「それはそのお得意のカラダを使ってなんかするとかさ」と発言。

2019年12月 「M-1グランプリ2019」で審査員・松本人志が「僕はそんなに好きじゃない」とツッコミを酷評されたことを受け、ニューヨーク屋敷が「最悪や!」と叫ぶ。

2020年5月24日 「ワイドナショー」で、所有するiPhoneのホーム画面に仮想通貨資産管理アプリ「クリプトフォリオ」が確認される。

2021年12月 暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する「bitFlyer」のCMに出演。

TANBUN No.201〜No.210

No.201

時計メーカー、フォッシル(FOSSIL)のメルマガを登録していて、届いた知らせに「ウィリー・ウォンカとコラボ」とあった。

ラッパー「WILYWNKA」とのコラボなら買いたいと思って、いつもなら見ずに削除するメールを開封すると、板チョコの柄でかわいらしい雰囲気の時計が。

ん?

ウィリー・ウォンカの伝説的なお菓子作りのように、たとえちょっと風変わりなものであっても、本物であることを称え、オリジナル映画の象徴的な要素にオマージュを捧げる、世界にひとつだけの美味しさあふれるコレクション。

私の知る「WILYWNKA」と雰囲気が違うような。

そもそも「ウィリー・ウォンカ」とは?

検索してみると「ウィリー・ウォンカ」とは映画「チャーリーとチョコレート工場」でジョニー・デップが演じたキャラクターの名前であることがわかった。

ジョニー・デップはチャーリー役じゃなかったのか!

WILYWNKAの由来はここか!!

映画「チャーリーとチョコレート工場」は未見であったから、「ウィリー・ウォンカ」と聞けばラッパーが1番に想起されているということ。

 


No.202

井桁弘恵さんは女優という認識でしたが、バラエティタレント路線で進んでいる。

 


No.203

12月20日放送の「水曜日のダウンタウン」は松本人志さんの件の前に放送されていて良かった。逆だったら笑えなかった。

 


No.204

12月20日放送回の冒頭の「澤田飲み」でのアントニーやアレクの痴態を松本人志さんはどんな思いで見ていたのだろう。自分には関係ないとおもっていたのだろうか?

 


No.205

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カラテカ入江さん、スピードワゴン小沢さんのことを思えば、おぎやはぎ矢作さんの「人脈人脈言ってるやつにロクなやついない」は真実。


No.206

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「ジョーストラマーがずっと好き」なのはいいけれど、ジョー・ストラマーは女衒なんてしない。ジョー・ストラマーを免罪符にするなよ。

 

No.207

今回の報道は2015年のことというが、

2016年4月14日 「ワイドナショー」に安倍晋三が出演

2017年12月15日 安倍晋三松本人志東野幸治指原莉乃古市憲寿焼肉屋で会食

 

この頃の松本人志は好きじゃなかった。

 

No.208

「酒のツマミになる話」の福岡回のゲストに椎名林檎さん。ぜんぜん面白くなかった。

古市憲寿と飲み友達とあって、「あぁそう」と思った。

 

No.209

M-1グランプリ上戸彩さん、クイズ正解は一年後の枡田絵理奈さん。

年末の特番には律儀に出演している2人。

 

No.210

生見愛瑠さんがメルカリのCMに出るのはバッチリな人選。替えのきかなさと旬な感じがバッチリはまっている。

 

TANBUN No.191〜200

No.191

「星雲」は流通上のトラブルからこの一号のみで消滅するが、日本初のSF雑誌としての評価は高く、後年、日本のSF大会で前年度の優秀作品をファン投票で決める日本版ヒューゴー賞星雲賞」としてその名を残すことになった。

星新一 一〇〇一話を作った人」(上)p253


No.192

デビューアルバムに「スリーアウトチェンジ」とつけたスーパーカーは最高にかっこいいバンド。

 

No.193

滝藤賢一のCM出演本数が増えている。

アーモンド効果、P&G(レノアリセット)、セカンドストリート、、、。

 

No.194

長野県内にあるチェーン店の書店、平安堂。購入した書籍に巻いてくれるブックカバー、以前は原田泰治によるロゴマークが印刷されていた。

いま現在は伊那店の店内写真が印刷されている。オシャレ書店を目指した店舗らしいが、他にもあるような写真より唯一無二の原田泰治のロゴマークの方が断然良いだろう。

 

No.195

この「TANBUN」でやりたい形の理想が「有吉メモ」。

colorful.futabanet.jp

 

No.196

長野朝日放送の土曜日、午後4時59分45秒から「どら焼き山」というどら焼きのCMが流れる。

CM終わりではじまる番組は「ドラえもん」。

理想的なCM枠の買い方だと思う。

 

No.197

ラッパーじゃないから収入が働きぶりに比例していかない。

 

No.198

水曜日のダウンタウン」の「スベリ-1グランプリ」はお笑いの教則ビデオだった。

決勝に勝ち上がった4人のことを考えれば「わかりにくい」、「つたわらない」とはどういうことかを反面教師として学べると思う。

 

No.199

メルカリ、自分の持ち物をある程度出品し終わったので、今は消耗戦みたいな感じ。もう出すものがないよ、と。

 

No.200

娘の耳の聞こえが悪い可能性があると入学前の健康診断で指摘されたので、総合病院の耳鼻科に出かけた。

聞こえが悪くなるくらい耳垢が溜まっているという。

片耳の耳垢をある程度取ってもらう(もう片耳は硬くなっていたから、点耳薬で柔らかくしながら次回へ持ち越し)。

車のステレオやテレビの音量が「うるさい」と言っていた。

 

 

 

「星新一 一〇〇一話をつくった人」最相葉月

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平成19年(2007年)に単行本が刊行された当時に書評が掲載され話題になっていた感覚はある。けれど、実際に本書を購入したのは文庫化され、週刊文春の連載「文庫本を狙え」で坪内祐三さんが紹介したのがきっかけ。平成22年(2010年)4月15日号に掲載されており、読み終えた文庫は2冊とも平成22年4月1日発行の第一刷。
購入してから13年経ち、今になって読む気になった理由は自分でもわからない。今年は上巻を読んでそのままになっている本が3冊あり、もう1冊読めば4冊で区切りがいいということも働いている。
他の3冊はまだ買っていないこともあるが、上巻読み終えたのちは他の本を読んだ。しかし、本書「星新一」は上巻を読み終えたのち、すぐに下巻に取りかかった。

本書「星新一 一〇〇一話をつくった人」はタイトルのとおり、ショートショート作家、星新一(1926年[大正15年]9月6日~1997年[平成9年]12月30日/享年71歳)の人生を追った評伝。

亡くなる前の新一や遺品整理の事が書かれた序章で引き込まれたが、星製薬社長である父・星一に振り回され、父の急逝に伴い社長を継いでしまうところは読むのに苦労した。
その後、星親一が作家・星新一となる第4章以降は読むのを止めることができなかった。1001話を達成後の第12章からは燃え尽きた星新一が描かれ、筆圧がさらにあがったように感じられ、こちらもつられて加速した次第。

ショートショートへの自負があり、1001話を積み重ねた星新一はSF界の重鎮になりながらも「評価されない無念さ」が下巻を覆います。
星雲賞」をはじめとする文学賞は後輩の筒井康隆が持っていき、星新一ショートショートは書評でも触れられることがありません。
ショートショートの短さと読みやすさがそのまま質の低さにされてしまったような扱いを受けています。

「ボッコちゃん」の文庫化(昭和46年5月)以降、星新一は売れ始めた。その理由は読者の交替だった。読者層の中心が大人のマニア的なSFファンから、一般の高校生、中学生へ急速に低年齢化していた」(下巻の帯より)

昭和46年(1971年)の「ボッコちゃん」文庫化により売れはじめた星新一の諸作は50年以上経った2023年でも売れ続けています。
2023年10月の新刊書店にもブックオフにも星新一の文庫本は10冊以上並べられています。そんな作家は松本清張村上春樹など数えるほどしかいません。

作家としては、生前に売れて、死後に読まれることも重要だが、誰かの心に残る作品を書いていることを文学賞という形でSF界や文壇から評価されたかった作家が星新一です。

大衆芸能である「お笑い」は売れることと名誉を得ることが近い位置にありますが、「小説」のなかには売れているけれど、名誉と遠く離れてしまう作品もあります。
芥川賞直木賞ノーベル賞といった作家が評価する文学賞だけでなく、「このミステリーがすごい」や本屋大賞など市井の読者が評価する賞もありますが、ショートショートを書き続けてきた星新一を評価する賞は今現在も存在していません。

先に誰もおらず、あとから誰も来ない道を一人進んだ星新一の孤独と、父親の負の遺産を兄弟や妻にも相談せず一人で抱え込んだ親一の孤独。両方の孤独が描かれ、本書は重厚な読み応えを残しました。

 

本書は「本人と親交のあった関係者134人への取材と、膨大な遺品からたど」られており、本書には「間に合った」傑作という面もあります。

例えば、平成19年2月付の「あとがき」で名前の挙げられている、取材を行ったが刊行前になくなられたという「宇山秀雄」(平成18年8月に死去)。
ミステリ愛好家ではない私は2022年3月に発行された追悼文を集めた「新本格ミステリはどのようにして生まれてきたのか?」で「宇山日出臣」の存在を知りました。

宇山氏のことはメフィスト賞を創設した人物として捉えていましたが、講談社入社後に星新一のもとを訪ね、講談社文庫入りを懇願していたことを本書で知りました。キャリアの初期に星新一がいたのだから、星新一の文芸界に残した影響はさらに広がりを持ちます。

 

取材されたなかで印象に残るのは、やはりタモリ
三者の語る銀座のバーでの星新一タモリの仲の良さも良いし、伊豆にある二人の別荘が近いということもすごい縁であるし、タモリの別荘に招かれた際の美しい夜の話は本書の末尾を飾るにふさわしい。
「取材はフジテレビ「笑っていいとも!」の放送終了後の十五分間という約束だったが、まだまだ話し足りないといった様子」のタモリの生き生きとした話しぶりが想像できました。

 

個人的な読書遍歴のなかで星新一との唯一の接点が中学生の時の美術の授業。美術教師が「繁栄の花」という作品を持ち出して、各々の「繁栄の花」を描くという課題の出たことを今も覚えています。

ブックオフ新潮文庫、2020年のプレミアムカバー「ボッコちゃん」を見つけたので購入しました。

これから星新一とのつきあいが始まります。

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