の続編です。
9月訪問時の様子をお届けします。9月に入ると、6月とは打って変わって、来場者数が増加していました。

東ゲート9時入場が奇跡的にとれた
今回は友人と2人で行くことにしました。
誘ったのはたしか入場日の9日ほど前のこと。すでに公式サイトでは9時入場の枠は埋まっていました。
そこで、旅行会社の予約枠を活用。JTB、近畿日本ツーリストなどを順番にみていくと、日本旅行で9時の枠があることを発見。
入場時間確約で、お値段は公式サイトと同じ。さらにWESTERポイントも貯まるとなれば、使わない手はありません。ちなみに6月もJTBで購入しています。
8:15に夢洲駅
45分前に到着することに。この日の最高気温は32度(最低28度)。
年々最低気温が上がっている気がして辟易…気候変動にもう少し関心をもちたいところ。
そんなわけで、屋外で長時間待つことは体力的にも賢明な判断ではないので、この時間にいくことにしました。

9:15頃に入場
1時間くらい待って中に入ることができました。
さて、ここからが勝負です。
7日前抽選で、9:50にシグネチャーパビリオン福岡伸一「いのち動的平衡館」が当選していますので、それまでに行けるところを目指します。
9月訪問
ベトナムパビリオン
入場してすぐのベトナムパビリオンへ。
練乳コーヒーをいただきました。ベトナムは世界有数のコーヒー輸出国。
日本でも増えてきたベトナム料理店で、練乳コーヒーを楽しめますね。万博のは少し氷が多め。
でも、朝から蒸し暑いこの日には染み渡るお味。


水上人形劇もタイミングが合えば見られるようでしたが、今回はパス。
Xで動画をアップされている方を発見↓
見てみたかったな。
見たかったベトナムパビリオンの水上人形劇、無理かと思ったがなんとか観覧に成功!こちらは1000年以上の伝統があり、人形の操作方法は門外不出だとか。どうやって操ってはんねやろ。 pic.twitter.com/rCyP2OmrV1
— ローカル食図鑑 (@kKMGOS77Izd8aBH) 2025年8月18日
さて、コーヒーを片手にいのち動的平衡館を目指します。
シグネチャーパビリオン福岡伸一「いのち動的平衡館」
外観も館内も写真を撮り忘れました。
今回も全パビリオンを制覇した友達から画像を提供いただきます。

パビリオン公式サイトには次のようなメッセージが。
現在の私たちは、EXPO’70が約束したはずの「人類の進歩と調和」の中にはいない。
繰り返し大災害に苛まれ、経済は停滞し、新たな戦争まで始まってしまった。ますます分断が深まる現代社会。
混迷から抜け出せないのはなぜだろう。
それは「いのち」とは何かを考える根本的な視点「生命哲学」が抜け落ちているからではないか。「いのち動的平衡館」では、動的平衡をキーワードに、よりよい社会と地球の未来に向けて、いのちを捉えなおすためのフィロソフィーを手渡したい。
メッセージ性がHPや実際の展示内容から読み取りやすいと感じました。
生命をもつものは、必ず死んでいく。しかし、自らを生成していのちを紡いでいくということも行う。
大阪万博がテーマとして掲げる「いのち」について考えさせる展示でした。利他についてもう一度考えよう。人の利己的な営みがどのような影響を与えるのか。どこまでが利己的で、利他的で、あるいはエゴなのか。
派手さがなく、映像展示だけというところも相まって、評判がまちまちでしたが、個人的には記憶に残るパビリオンの一つです。
UAEパビリオン
午前中は混雑しているとはいえ、まだ巡れそうです。
次はUAE館へ。
ナツメヤシの柱が目をひきます。
宇宙や医療に関する展示が様々ありました。

UAEは、スーダンでの内戦に関して、やや好ましくない情報がありますね。(この時は知りませんでした)
UAEのレストランでテイクアウトをやっていたので、注文してみました。
思ったより大きな弁当で満足!
トマト風味に、魚と豆が入っておりボリューミー。
サマック・サルーナというもののようです。

カンボジアパビリオン
目をひくのはコー・ケー遺跡と稲。
コー・ケー遺跡のことはアンコールワットだと思い込んでいましたが、全然違いました。
カンボジアはメコン川流域の肥沃な土壌をもとに、農業大国なんですね。
パビリオン内部に入ると、ジャスミンの香りが!




一方で、クメール・ルージュに関する展示はまったく見当たりませんでした。
政治や民主化には、まだ課題の多い国です。
チリパビリオン
南米の細長い国・チリ。
その程度の知識しかありませんでした。

織物で天井が覆われています。
「200人ものマプチェ族の女性たちが織り上げたマントで覆われた」とありました。


謎のペンギンのキャラもいました。
国際機関パビリオン

ASEANとは東南アジア諸国連合のこと。インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスが加盟しています。
そのほかにも、いくつかの国際機関が参加しています。中でも「太陽に関する国際的な同盟(ISA)」は全く知りませんでした。
アンゴラパビリオン
今回の訪問で一番長い時間を過ごしたパビリオンです。
展示内容は見ていませんが、レストランにてカフェと音楽を楽しみました。

アンゴラの旧宗主国はポルトガル。
アフリカ大陸南半球、サブサハラに位置するアンゴラ。
アイスレモンティーが暑さに疲弊した身体にしみます。

食事をしていたら、音楽ショーが始まりました。ラッキー!


チェコ文化プログラム
さいごはチェコ。
チェコパビリオンの隣にあるホールにて、特定の曜日にのみ開催される「チェコ文化プログラム」。
この日は、プラハと同時中継をしながら、日本とチェコで同時演奏を試みるというもの。
木琴、サックス、ピアノを座って鑑賞できるというスタイルは、夕方まで移動しっぱなしの身体には安らぎを与えてくれるものでした。

2回の入場体験を終えて
万国博覧会というコンセプトを全身全霊で楽しみ、享受することができました。
コロナ禍以降、特に世界の分断が深刻になる中で、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした登録博覧会が愛・地球博ぶりに大阪で開催されたことの意義を感じます。
一方で、開催にあたり未払いの問題をはじめ、万博を主導した首長(スラップ訴訟で有名な弁護士)による発言など懸念される材料も多々あり、それらに対するアカウンタビリティが果たされたとは到底言えないものだと感じます。万博アンバサダーは性的な加害による疑念もあったり、「どうやったらその人選になるのか?」という点も気になりました。
朧げな記憶ながら、幼少期に連れて行ってもらった愛・地球博で感じた「近未来社会」というのもあまり強く感じることができない万博でした。
愛・地球博では、AED、浮上式リニア(輸送力は…)、ICカード入場券、園内の電気自動車など、子供ながらにものすごくワクワクした覚えがあります。パビリオンは冷凍マンモスがウリだったかな?
空飛ぶクルマの商用運航を絶対に実現させると意気込んでいた勢いはどこへやら。でも、大阪では言ったことを決して実現させなくても、維新系政治家の発言は責任を免れるという「空気感」があるので大丈夫なのでしょう。
ともかく、日本のこの20年間はいったいなんだったのかと思う節もありました。
大屋根リングはこの目で見れたことがよかったです。シグネチャーパビリオンはどこもよかったと思います。
あまり期待せず1回目足を運びましたが、スクラッチ開発のような運営で、各パビリオンや来場者が工夫して楽しめたのだと思います。「非公式マップ」も使いやすかったですね。
というわけで、厳しい批判となってしまいましたが、税金を使うというのは、説明責任が必要なのです。「なんやかんやいうてもよかったやん」と言ってほしそうな権力者に向けてはそういう言葉で締めたいと思います。
万博スタッフの皆様、各パビリオン運営者の皆様、建設解体に関係するスタッフその他の皆様、本当に素晴らしい万博となり、楽しませていただきました。
ありがとうございました。

