料理はもちろん、レトロで趣きある雰囲気もGOOD！ : ENZO

●ハンバーグピラフ(税込920円)
ミニサラダと味噌汁付き。
ピラフは小エビが入った見た目にブイヨンの効いている、誰もが食べなれたアレです。

とはいえ、絶対に間違いのない味ですし、加えてお店なりの味に少し整えられた感じがしました。
ピラフを注文してバターで炒めた焼きめしが出てくるよりも、既製品を上手く使いこなしてまとまった一皿に仕上げてある方がいいので、自分は無問題。

ピラフの上に鎮座するのは自家製ハンバーグ。
見た目はやや小ぶりなものの、適度な肉肉しさがあって柔らかすぎず固すぎずいい塩梅の食感。

頬張った口の中では、ゆるキャラふなっ◯ーの「梨汁ブシャー」ならぬ肉汁ブシャー状態に。
肉汁をギュッと閉じ込めてある旨みの塊でした。

肉をもぐもぐしていると、ナツメグの軽い芳香がふうっと鼻を抜けていきます。
肉汁の脂におぼれそうな味覚を引き締めていい仕事っぷり。

ナツメグというスパイス単体だと心地よい香りにあまり感じられません。
けれども挽き肉料理や、バナナやカボチャを使ったスイーツには省いて欲しくない存在です。
料理全体の印象をしれっと変えてしまうとは
あなどれない奴だぜ、ナツメグよ。


さて、
看板には「ピザとパスタの店」とありますが、このハンバーグも人気メニューの一つ。
気取らない雰囲気で昼間のランチはもちろん、夜の一人メシにも使えるお店です。

ピザとパスタに負けないくらい、先代の頃から長年愛されてきたハンバーグ。
今回は手軽なピラフを選んだため小ぶりのハンバーグでしたが、ハンバーグがメインのセットだとボリューム違いが何種類かあって選べます。


さらに店の醍醐味は料理だけに収まりません。
昭和の喫茶店風というか、
赤いクロス貼りの天井と黒い梁のコントラストや
革張りのベンチシートや創業当時からの照明(オーダーメイド？)の雰囲気が狂おしいほど素敵でかっこ良いのであります。

料理の提供を待ちながら店内(特に天井付近)あちこちを眺めていると全く飽きません。
料理のトレイを持ってきたママさんの声で我に返るほど、ずっと見とれてしまいます。
店内のあちこちにDIYで補修された痕跡がいくつもみえますが、この店が重ねてきた年輪だと思えばそれさえもいとおしく魅力的に映ります。

ジャンル的には喫茶店ではないものの、
昭和喫茶のインテリアやヴィンテージ品が好きなかたなら、料理に加えてこの店内の雰囲気も素晴らしく「ごちそう」になると思います。

仕事終わりの友人と待ち合わせて、何か軽く食べようと。
ファミレスは騒がしいので、落ち着いて話ができるこちらへお邪魔しました。

こちらはピザもパスタも種類豊富。
何を食べようか散々悩んだ末、超定番のミートソースのパスタを注文しました。

●スパゲティミートソース(850円)
茹で上げられ、軽くオイルを絡めてある麺の真ん中に真っ赤なトマトを使ったソースがぽってりと乗っています。
白地に赤の日本国旗を模して…という訳はなさそうですが(笑)、これは日本発祥のスタイルなのだと近年知りました。
フライパンであおって既にソースが絡めてあるイタリアン本来のスタイルの方が味わいとしては美味しいでしょうが、自分で和えながら食べるのが楽しいものです。

たっぷりの野菜と挽き肉がしっかりと煮込まれた自家製ミートソースはいつ食べても安定の美味しさ。
毎日食べても飽きないかもしれません。

友人が注文した帆立のドリアもホワイトソースがたっぷりで美味しそうでした。

久しぶりにやって来ました。
米子駅方面から国道9号線を通り「西福原1丁目」交差点を直進、皆生方面へ。
その左手、焼肉「食道楽」とパチンコ屋の間にあるお店です。
店前の駐車場はいつも一杯で停められないので、店舗とパチンコ屋の間から奥に入って店舗裏の駐車場に停めました。

ここは本当に昔からあるお店。
当時はまだ地方では宅配ピザも珍しかった頃ですね。
正面にはペリカン(？)がボトル片手にパスタを食べる看板が出ていますが、現在はかなり年月を経て薄れて分かりづらくなっていますね。
店内はレンガの壁にランプ調の落ち着いた照明。
昼過ぎなのでスーツ姿の人も多いです。

ピザが有名なのですが、パスタやグラタン、ハンバーグ等も種類があります。
どれもまずハズレ無しだと思います。
数量限定の日替りランチ630円もあるので、働くオジサマ達はこちら目当てで来られると思われ。
いつもミックスかトマトとオニオン、又はお餅の乗ったピザを食べるのですが、今日はあえてのパスタにします。
パスタは和風とホワイトソースが中心。
今回はメニューにおススメ印の付いていた「納豆・イカ・シソ」のパスタ860円を注文しました。

深めの器にしょうゆ味のパスタが盛ってあり、その上には納豆と海苔、そして刻んだ大葉がこんもりと乗っています。
てっきりシソはゆかりの様な赤シソのイメージでいました。
めったにパスタを注文しないので、すっかり忘れていた様です(汗)
大葉と海苔に隠れるように生卵が落としてあり、全体を混ぜ混ぜしていただきます。
混ぜていると下の方から輪切りのイカさんが登場してきます。
まろやかな甘みをシソがサッパリさせてくれて、ペロリと食べてしまいました。

他にもカニ味噌やチャンポン風など個性的なメニューもありますので、次回はこちらもチャレンジしてみたいですね。
ちなみにピザはS・M・Lとサイズがあり、MとLは持ち帰りOKです。