プリフィクスコース3080円、追加スープ500円 : シーン

雨の八王子。
ランチでいくつか候補を挙げていましたが、
満席だったり、貸し切りだったり、お休みだったり。

雨の中、散策する気分ではなく、間違いのないこちらへ。
約6年ぶりの再訪です。

13時頃の入店で、先客20名弱、後客0。

店内は前回も感じましたが落ち着いています。
特殊事情があった前回よりも、ぐっと客が増えていて、
さらに客の大半はワインを飲んでいますが
落ち着いています。

土日のランチはコースのみ。
メイン一種のハーフコースにしました。
二人での訪問で、メインは魚と肉一つずつ。
デザートは三種類の中から、
クレーム・ド・ブリュレと、チーズケーキに。

ポタージュスープを500円で追加しました。

ゆったりとしたペースでの提供だと思っていましたが、
滞在時間は40分程度でした。

＊＊＊

前菜。
サラダかミートパイの2種類から選べたが、
お得だというフォアグラ入りのミートパイに。

パイの中身は素材やスパイスの味でかなり複雑。
前回のチキンのソースを思い出した。
他ではなかなか味わえない。

ポタージュスープ。
ゴボウの風味がたっぷり出ている。

メインの魚。
白身のすり身をキャベツで巻いてある。
クリーミーなソースが秀逸。

メインの肉は、エゾシカのロースト。
野性味あふれる肉。

魚か肉かと言われれば、この日は魚の方に軍配を上げたい。

デザートも確かな味わい。

3000円台で、この味わいはやっぱり間違いなかった。

（2023年3月）

今朝、出かけるときは、
「今日のランチは激安カフェで、
290円のピラフでも食べようかな」
と思っていたのですが、
昼休みになったとたん、いい食事がしたくなって
以前から気になっていたこちらへ。

階段を下りて扉をくぐると、
左手側と右手側で、お店が分かれています。

八王子の師匠曰く、
庶民ゾーンとセレブゾーン。

私は、庶民ゾーンを経験することなく
いきなり、セレブゾーンから攻めてみました（笑）。

セレブゾーンに足を踏み入れた途端、
すぐに店員さんから。
「今日は撮影が入っていますが、よろしいですか？」と。

何の撮影かまでは聞きませんでしたが、
特殊なカメラを使った動画撮影のとのことでした。

そのせいもあるのでしょう、
ギャルソンの方は、気持ちテンション高めの
接遇でした。

5分程度でサラダとパンが出てきました。
ドレッシングは酢とオイルぐらいのシンプルな感じでしたが
葉物が数種類使われ、食感がいいです。

こちらのテンションも軽く上がります(笑)

パンはソフトパンで、
焼きたてということもあって、
バターをつけると、まあ、うまいです。
小麦の香りがいいです。

そして、さらに5分後。
まだサラダとパンを食べ終えないタイミングでしたが、
メインの登場です。
あわてて、サラダを食べきりました。

付け合わせの野菜の彩りがよく
鶏肉もぼってりしてなくて
スマートなボリュームです。

早速、鶏肉から一口。

パン粉をつけて焼いたのでしょう。
誤解を恐れず、ざっくりいうと
チキンカツが一番近い気がします。

衣はかなり薄く、さっくり上品です。
中の肉は鶏肉と思えない食感で、
ヒレ肉とかそんな感じのやわらかい弾力。

うーん、この鶏肉はすごい

なんて思っていたら、
シェフが挨拶に。

ええっ、イチゲンで、一番安いランチ食べてる私に？

これも撮影マジックなのでしょう、
ちょっと上気した感じで、料理について
語っていかれました。

「これは他では食べれませんよ」
という力強いシェフの言葉。
おっしゃる通りです。

ソースはピリ辛ということでしたが、
最初はあまり辛みを感じませんでしたが、
後半は口の中が結構ピリピリしてきました。
フレンチでピリ辛って珍しいのでは。
味自体はあまりクセがないです。

メインと一緒に出てきたバゲットは
表面がせんべいのようにかなりかたいですが、
中はふんわりしてます。

メインを食べ終えようかというタイミングで
パンのお替りを聞かれ、せっかくなので
バゲットで、お願いしました。

焼く時間が少しかかるとのことで、
数分後、パンが出てくるまで、
しばし手を止めて待っていました。
出てきたのは、1回目よりやや小ぶりなバゲットでした。

メインを食べきると、ドリンク。
紅茶かコーヒーかで、
ホットコーヒーにしました。

すっきりとしたバランスのいいコーヒーです。
コーヒー付属のクリームはしっかり本物でした。

1000円でこのクオリティのものが出てきてしまうと、
今度はきちんとしたコースを味わってみたいなと。
撮影がない日に（笑）

（2017.5.24）