トン・ソクとの邂逅 : ジュジュハット

今回でおそらく4回目の訪問。
府中駅界隈で焼肉の選択肢はいくつかありますが当店が最も費用対効果に優れ実質的ではないかなと愚考を重ねています。
当日予約の上、訪問。見たところフリのお客さんは断られていたので事前予約が無難なようですね。

生ビールはプレモル。
先にサラダとキムチの盛り合わせを注文してから和牛盛り合せとホルモン盛り合わせ、上タンなんて辺りをオーダー。
和牛はオーダー受けてから切り分けるようで綺麗で適度なサシが入った肉片はロース、カルビ、ハラミですかね。エッジが立ってキレッキレに見えます。味付は4種からの選択でわさび塩をお願いするとオリジナル自家製という緑色したペーストが添えられてくるので適宜焼き上がったそばからそいつを付けて頂きます。さっぱりシンプル、ともすれば脂がややキツめ感じられたりするのですがするっといただけますね。
ホルモンは味付きでマルチョウ、ミノ、ギアラとかだったか。これらの下処理も適切。脂がうまひ。ビールとハイボールが進みます。

〆には冷麺、レギュラーサイズを注文してしまいましたが少しだけ廉価な（小）サイズでも良かったかな。ボリュームは必要にして十分、もちもちした麺とさっぱりクリアなスープが〆に好適でした。

ちなみに今回特筆すべきだったのは一品料理の中で何となく目に止まったトンソク。
目にした途端、食指が動いて注文。あのぷるぷるしたゼラチン質の塊にむしゃぶりついてしまいました。家族は全く好まないのでこういう時でないと食べられないという強迫観念？にも似た感情に迫られます。幾分過剰？に摂取しましたが脂も肉（身？）もそれほどではないので全部片づけてしまいました。臭みもほとんど無くって食感を楽しむ一品ですね。無駄にコラーゲンを補給して厚顔無恥無知の出来上がりです。
ということで自分なりにやりたい放題でごちそうさん。
少し飲み過ぎた分ちょっと高くなったけどやはり地元じゃ負け知らず的な焼肉店。
哀しいかな量をそれほど必要とすることもなくなってきたのでこういう店をひとつ知っているだけでも良いかな。
今回はトンソクに着目、でしたがサイドメニュー各種もしっかり美味しいので満足であります。

コロナ禍と言いながらも何を血迷ったか2週連続での焼肉です。

先日、古の武蔵の国の中心、大國魂神社斜向かいで営業している当店の南口店を利用したところなかなか充実のランチだったのでこの日はちょっと早めの夕食に訪ねてみればまさかの満席。
踵を返して本店とされる北口繁華街のこちらに入店しました。

本店は手前の板張り座敷に無煙ロースターが仕込まれたテーブル4卓、奥にはテーブル席が同じく4卓くらい？空いていた座敷に案内されて焼肉焼肉です。
店員くんが「19時アルコールラスト、19：30食事ラストオーダーです」と告げるその場でまずは生ビールを。安心安定のプレモル、注ぎ方もお上手。

さて、相変わらず時間に追われながら焼肉早食い選手権スタート。
肉はタン塩、ホルモンミックス（塩）、和牛盛り合わせ（タレ）、鶏せせり（塩）をサイドにジュジュサラダ、キムチの盛り合わせ。
瑞々しい葉野菜中心に和風さっぱりドレッシングのサラダと酸味、甘辛さの効いたキムチ、オイキムチ、カクテキで調子を整えて肉に取り掛かります。
タンをサッと炙って添えられた小葱とともにガブリ。スライス状でそれほどの特長はありませんが、美味しくないはずもなく。和牛は4種くらいの盛り合わせだったかな。いずれもオーダーしてからカットされた風のコンディションの良い肉で多分これは所謂「上」だったのかな。ロース、カルビ、ハラミなど。ハラミの肉のうま味がギュッと詰まった味わいなど、ホルモンの系譜に連なることが舌で理解できる感じ。
ホルモンミックスにはホルモン、ハチノス、ハツ。脂身が詰まったホルモンは下処理も適切。焼き網に乗せると程なくしてファイヤー！盛大に炎が立ち昇ります。このキレイな味わいの脂が美味しいんですね。ポイっと放り込んでハイボールで流し込みます。ハチノス、ハツもサクっとした歯ごたえと味わい。肉も一巡して満足しましたが、追加でタン塩アゲイン、それとハラミをタレで。

最後の食事はなかなか悩ましいところ。ご飯ものはハーフサイズの用意もありましたが私は敢えてホルモンチゲ。
オーダー後15分ほどして到着。甘辛い濃厚味噌仕立てで絹ごし豆腐、玉子に前述の脂が詰まったホルモンがコロコロ入って甘味を演出。家族もそれぞれにクッパ、冷麺などをオーダーしましたが、それぞれがキチンと調理されておりいずれも美味しそうでしたよ。
意地汚くアルコールラストオーダーに際してハイボールを二杯追加したりとしましたが、縦横無尽に焼肉を楽しみ尽くしました。

先日のランチで感じるところはあったのですが当店の焼肉はなかなか美味しい。肉の仕入れルートが良いのだろうな。
これだけ飲んで食っての＠￥5000は値ごろ感も十分です。
ロケーションが府中随一のコンバットゾーンのど真ん中と言う事もあり夜ともなるとやや猥雑な環境ではありますが、充実の食事が頂けました。府中で焼肉という選択肢はあまり思い浮かばなかったのですが今のところ当店一択、といった感じです。