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【食べログの不思議な店】
穴子/ヤリイカ/色々季節のお野菜
今日使う野菜と果物
バターナッツかぼちゃ
バターナッツかぼちゃ
バターナッツかぼちゃ、実物(の半分カット)
天然のお造り…鯛とカンパチ
かます/筋子/キノコ達
北海道一本釣りキンキの煮付け
北海道一本釣りキンキの煮付け、の身
和牛と芽キャベツ
牡蠣と柿の炊き込みご飯
牡蠣と柿の炊き込みご飯
秋田県産天然醸造の味噌汁に『豆源郷』と言う油揚げ
秋田県産天然醸造の味噌汁に『豆源郷』と言う油揚げ箸上げ
十割蕎麦
十割蕎麦
十割蕎麦、蕎麦つゆにつけて
茨城県産の栗と和三盆のみで作った茶巾。酒粕で作ったアイスの上に20年熟成した黒味醂
茨城県産の栗と和三盆のみで作った茶巾。酒粕で作ったアイスの上に20年熟成した黒味醂
コーヒー
日本酒メニュー
焼酎メニュー
焼酎メニュー
今夜のメニュー。
若者向け今夜のメニュー
サイン
サイン
【全てがメイン料理みたい…】
久しぶりに「日本料理 若林」。
ここ外苑前で三つ星の「えさき」時代から『キンキの煮付け』がスペシャリテだが、若林さんもそれを継承する。
この日は知り合い仲介で初対面の人を良い店に連れて行ってくれと言われて、ここにご案内。
ただ、この日は『キンキ』の水揚げがなく『のど黒』になるとのメッセージがご主人の若林さんから届き、ちょっとがっかりしつつも、のど黒も美味しそうだな、と言う楽しむ気持ちでお店を訪問。今回は税抜12000円のコースで予約。
少し今日使う野菜の説明があった後、前菜は「伊勢海老、帆立」と来たもんだ。
結構どーんとボリューミー。イクラまで乗っている足算料理。ソースはカリフラワーと玉ねぎ、じゃがいも、人参などを炒め、豆乳、たまもと(卵黄と太白胡麻油を合わせたものでマヨネーズのもと)塩、醤油で味付けしたもの。このソースが旨い。
「ズワイガニスープ」…ズワイガニ、蟹味噌をベースにしたスープで素揚げしたブロッコリー、木の芽が入る。香ばしく味も蟹の深みある味。美味。
お造りは「千葉のカンパチ」と「佐島のヒラメ」…ヒラメが特に旨味が出ていて美味しかった。
「幌加内町の蕎麦粉を使った10割蕎麦」…店主の若林さんが昔から練習、今回のコロナで本格的に取り組んで作った蕎麦。やや太めの麺はコシが強く、喉越しが良い。
蕎麦のつけダレは素焼きにした鮎をミキサーにかけ裏ごしをして蕎麦のかえしでのばした手間をかけたもの。薬味はミョウガと胡瓜。ここでしか味わえないユニークで美味しい蕎麦。
「鯛の幽庵焼き」…鯛の幽庵焼きで醤油、酒、味醂の味も感じつつ、和若林流に蓮根、イタリアンパセリをかき揚げにして、コーラルラビ(緑色のカブのような形、キャベツの仲間)をすりおろして掛けてある。たくさん手を加えて面白い料理になっているけど、そこまでしなくてもこれはシンプルでも良いかも。
「山口県産ののど黒、かぼちゃの煮付け」…定番のスペシャリテは『キンキ』だが、今回はのど黒。高級魚。脂もしっかり乗って、煮付けのタレはギリギリの甘さで攻めてくる。やっぱりこの類いは若林さんは上手い。
「尾崎牛、万願寺唐辛子、キノコ」…結構、このあたりでお腹がいっぱい。半分残してしまったのでお土産にさせてもらった。味付けはやや濃厚、ガツンと来る。
〆のご飯は「カンパチ、あぶらなの炊き込みご飯」…きっちり上品に美味しい。そこに添えられた味噌汁には具で『桃源郷』という油揚げが入る。これが膨よかな食感と味でちょっと嬉しい。もちろんベースの味噌汁も美味。
デザートは
「抹茶アイスとあずきを入れたアイス最中」…皮はパリパリ、中身は甘さ控えめで美味。
抹茶の風味も濃く、甘いものが苦手な人でも美味しいと食べている。
全体に一品一品全てにチカラが入ってる感じで全品メイン料理って感じだった。
ちょっと落ち着くと言うか、閑話休題にあたるメニューがあっても良かったかも。
食べきれなかった尾崎牛と炊き込みご飯をお土産にさせてもらい翌朝美味しくいただいた。
そのお土産も店から包みましょうか?と優しいお声がけ。こう言う一言で印象が違ってくる。ご馳走さまでした。
【どんどん人気が出てきている…】
以前お邪魔した時はここまで混んではいなかったが、この日はほぼ満席状態。
味もホスピタリティも良いし、だんだん店の認知が広がっていて人気が出てきている様子。
この日も以前同様、税抜10500円のお任せディナーを5人で予約。
前菜は
「千葉のヤリイカと鮑、春の山菜とお豆達、静岡どんぐり農園の黄金柑を添えて」…黄金柑は絞るためのものかと思いきやそのまま食べて欲しいと言われ囓る。甘くてなんとも美味しい。これ丸ごといくつか買いたいくらい。
野菜にはブロッコリー、スナップエンドウ、空豆、クレソン。魚介には烏賊と鮑まで入って、鮑肝をソースとして絡めていただく。苦みの中の旨味が相当美味しい。ひと皿目で今日もガツンと来た。
追加で「自家製カラスミ」もオツマミに注文。ちびちび囓っていただく。しっとりタイプで塩分も優しく美味〜。お酒のツマミにとても合う。
お造りは
「伊勢のシマアジと佐島の鯛」…両方ともまったり美味い。
「菊芋、香味野菜の摺流し」…糖尿病にも良いと言われる菊芋を使ったお椀もの。菊芋の成分『イヌリン』をすすると、自然と体に良さそうに感じる。甘味も含め味付けも良い。
イヌリンのチップもカリカリに焼かれて美味しい。しばらく時間が経つと柔らかくなるので早めに食べた方が良い。
「三重の平スズキの包み焼き。季節野菜とサフランの香りを閉じ込めて」…
イタリアで包み焼きする「カルトッチョ」料理は有名だが和食のこうした耐熱調理フィルムを使った料理を何と呼んでいるのだろうか…。料理は豆乳味噌ソース、サフラン、サツマイモ、などが
「北海道一本釣り キンキの煮付け」…えさき時代から受け継がれる人気のスペシャリテ。
甘い醤油タレが絶品。白いご飯を追加でもらって乗せて食べると至福の一品に。
「秋田県ギバサ(アカモク)と北あかりの炊き込みご飯」…秋田県天然醸造のお味噌汁を添えて。炊き込みご飯は土鍋で炊いたもの。実は僕はお腹がいっぱい状態になってしまったので、お土産で持ち帰ることにさせてもらった。そうお願いすると女将もにこやかに受け入れてくれる。こういうさりげないホスピタリティが嬉しい。
水菓子に
「焦がし麦のアイスと酒粕の焼き菓子」…焦がし麦のアイス、美味しいなぁ。いくらでも食べられそう。
スペシャリティコーヒーまたは有機黒豆ヤーコン茶。
コスパもまずまず良いし、料理の味や構成も良い。さらには女将、ご主人ともにニコニコ腰も低く愛想良い素敵なコンビ。これからさらに人気店になって行く予感。
人気が出ると値上げすると言った方程式にならないで下さいよ〜。
【今回は昼だが、また来てしまった…】
前回お邪魔してとっても気に入ったので、再度訪問。今回は税抜9800円のランチで。
前回食べた夜の税込10500円のコースとほぼ同等のコース。
ところがどっこい。この日は店のウリの『煮付け用のキンキ』の入荷がなかったそうでちょっと気持ちが落ちた…。あの「えさき」時代からのウリだったヤツがないなんて…。
代わりに金目鯛になると言う。
まあ、魚の入荷ばっかりは自然任せだから仕方ないか、と気分を取り直し、食事を待つ事にした。
まずは「前菜盛合せ」…前回の夜の食事で出た鮑のコンフィ、タコの柔らか煮がインパクト強過ぎて、今回の穴子と赤貝のお寿司は嬉しいけれどやや華やかさとインパクトに欠けた。
埼玉増田農園のお野菜を中心とした人参、酢漬け蓮根、イチゴ、安納芋、トマト、カリフラワーの一種のロマネスコなどが出てくる。
目にも色とりどり、バリエーションは豊富。
マスタード、胡麻のドレッシングが味わいを増す。
「本日のお造り」…千葉のヒラスズキ、淡路島の鯛。前回は伊勢の縞鯵、長崎の鯛だったが、寝かせたようなまったりとする味の感覚は同様。美味しくなるよう工夫されている。
「カブとカリフラワーのすり流し」…前回の「白菜のすり流し、九十九里のハマグリ、ウォールナッツオイル」も美味しくいただいたが、今回もカブの葉、白子が入ってかなり美味しい。キンキの煮付け同様スペシャリテだと思う。
前回いただいたものと同じメニュー。これまたかなり美味しい「北海道ゆり根のお万頭、十六穀米を包んで」…お万頭の外側はお焦げを貼り付けたものでカリカリ食感。中にある鶏肉、ブロッコリーの具材を取り囲むように百合根が取り囲みそのとろーり美味しい。出汁は鰹出汁ベースに生姜がアクセントになっている。これまたスペシャリテと言える一品。
「京都の甘鯛」…この一品、実はキンキでなかったことのお詫びと出してくれたオマケのひと品。
心遣いが嬉しいのと、前回出なかったお出汁をちゃんと味わえる椀物が出て味わえたことが嬉しい。出汁はしっかりと美味。
「金目鯛の煮付け、ネギ、焼き豆腐、牛蒡添え」…美味いけど、やっぱりキンキには敵わないなぁ。
ごめんね、金目鯛。嫌いな訳じゃもちろんないけど、あのキンキを食べてしまうともうどうにも…。
でも、前回そのキンキにの煮魚を乗せて食べたかったのになくて残念がった「白いご飯」を今回は用意してくださっていた。
女将さん、若林さん、ワガママ聞いてくれてありがとうございます。
やっぱりこの食べ方は美味しい。
「いろいろのキノコのマリネごはん」…砂糖と醤油、味醂などに漬け込まれた(=マリネ)数種のキノコをほっかほかご飯に乗せて食べる。なんだか優しい気持ちになる味。
一緒に秋田県の天然醸造のお味噌汁をいただく。熱々の味噌汁の中に長芋と春菊が具として入り深みある味。美味。
最後は「黒糖のアイス」…日本料理でありながらデザートがこの店は秀逸。前回のアイスモンブランも美味しかったがこの黒糖アイスも甘さが控えめでいくらでも食べられそう。お気に入りになった。
女将もご主人もとっても腰が低く。すごく精一杯僕らをおもてなしてくれる。とで気持ちの良い時間。
僕はフリーなので構わないが、ランチも2時間半近くかかるので普通のサラリーマンやら忙しい人を誘うには厳しい。
次の訪問日程も決めて予約は夜のコースを取ることにした。
次はキンキに会えるかなぁ〜。
【青山えさきから継がれた技】
2年前の2017年に八ヶ岳に移転した10年連続で三つ星を取った青山「えさき」。
その時の副料理長、若林さんがそのえさき閉店の年に同じ外苑前駅に開いたお店。
最近、どこそこの店にいて修行した、あの店の弟子、とか言いながら、え?と思う店も多かったので、自分の舌で確認するまでは頭っからは信用しなくなっていて…半信半疑で来てみたものの…ここは当たり!…失礼しました。
仕事も丁寧、味つけも申し分なし。
前菜やお造りの盛り付け、極め付きはキンキの煮付けにえさきさんから継がれている味も感じる事ができた。
これで「10,500円(税抜)」は有難いし、直ぐにでも再訪ありあり。
料理内容は
①「三重の鮑のコンフィ、タコの柔らか煮、埼玉増田農園のお野菜、鮑の肝ソースとライムの香り」…75度の油で1時間半じっくりと火を入れ柔らかな鮑、蛸は佐島。
②「本日の天然お造り」…伊勢の縞鯵、長崎の鯛。ややマッタリ感もあって深い旨味。
③「白菜のすり流し、九十九里のハマグリ、ウォールナッツオイル」…ハマグリの酒蒸しがすり流しの中に入っている。すり流しそのものは白菜の甘さが強く、とても美味しい一品。
④「北海道ゆり根のお万頭、十六穀米を包んで」…お万頭の外側がカリカリ食感、中は百合根がとろりとしていてそのバランスまで美味しい。出汁は生姜がアクセントになり、さらに中には十六穀米、ブロッコリーが入っていて全体に楽しめる一品。
⑤「北海道一本釣りきんきの煮付け」…えさきでも出ていたスペシャリテ「きんきの煮付け」。甘い醤油タレがたっぷり染み込んだきんきは絶品。さらにそのタレが染み込んだゴボウ、焼き豆腐もとっても美味。針生姜がちょっとした辛味変化のポイントになっている。
⑥「香箱蟹のリゾット、香の物」…蟹のエキスの出たリゾットも美味しいけど、きんきと炊きたての白米を一緒にタレをかけて食べたかった。添えられた青トマトが驚くほどフレッシュ。
⑦「ほおずきのアイスモンブラン、クッキーシュー生地で包んで」…スペシャリティコーヒーと一緒にいただく。食用ほおずきは時々食べるがアイスクリームになったものは初めて食べる。予想以上に美味しいし、甘さを補充するモンブランとして使われている栗のクリームとの組合せが絶妙。
店に入った最初に今日使われる野菜と一緒に見せてくれた「利平栗」がこのモンブランに使われているようで、ここで繋がって来た。
わがままをひとつ言わせてもらえるなら、どこかで出汁をしっかり飲ませる「椀物」が一品欲しかった。和食をウリにする限りやはり純粋にお出汁は楽しみたい。
でも、それ以外本当に総合的に満足いく食事だった。
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川井 潤
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店名 |
日本料理若林
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、創作料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5594-7679 |
予約可否 |
予約可 ※お食事のご予約より2日間以内のキャンセルにつきましては、ご人数分のお料理代(全額)、ご予約より3日間以内は50%をキャンセル料として頂戴いたします。また当日のご予約変更につきましても、キャンセル料として全額いただいておりますのでこちらからご連絡させていただきます。 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄銀座線外苑前駅1a出口から徒歩5分 外苑前駅から344m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥6,000~¥7,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥5,000~¥5,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
16席 (広々としたテーブル席 完全個室あり) |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可) オシャレな空間、落ち着いた空間、完全個室 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり、電源あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
子供可(小学生可) 事前にお電話にてご確認ください。 |
ドレスコード | なし |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2017年11月13日 |
電話番号 |
03-3408-4723 |
備考 |
外苑前で7年連続ミシュラン3つ星を獲得し、惜しまれつつ移転した「青山えさき」で長年副料理長を務めた若林浩次氏がオーナーシェフを務めるお店。 |
初投稿者 |
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この店の食べログ点数は3.33。
僕にはこれだけ美味しくサービスが良いのに食べログ点数が上がってこない七不思議の店。
ま、予約が取りやすくて助かるんだけどね。
でも、ホント食べログ点数って不思議だわ。
元々ミシュラン三つ星を連続7年間とっていた「青山えさき」の副料理長を務めていた若林さんも自分の店をここ外苑前に出してから、既にもう5年目を迎えた。
僕は5回目の訪問。僕の友人で有名会社の副社長もここの常連になっているそう。
今回僕は若者との食事。前回この店に来た時に相当腹パンになったのでセーブ気味にメイン料理の肉料理はパスさせてもらった。でも、若者には肉を出してもらうように頼んでおいた。
しかし、この若者、仕事のため1時間遅刻…仕事なら仕方ない…なので、オッさんはひたすら待ち、腹ペコ…。という事でドリンクを飲んで待つ事にした。麦焼酎ソーダ割り。
ようやく若者登場。という事でようやく食事開始。まずはそれぞれのドリンクで乾杯スタート…。
さて食事。
一の皿は色とりどり。八寸のような提供のされ方…「穴子/ヤリイカ/色々季節のお野菜」…
柿の葉の上に穴子寿司、千葉産のヤリイカ、
自家製ガリ、野菜は新潟産が多く、菜の花の仲間のオータムポエム、ロマネスコ、人参、菊芋、シルクスイートという薩摩芋、苺を酢橘のドレッシングでいただく。
穴子とヤリイカの寿司が空腹の助けになる。
二の皿「バターナッツカボチャ」…バターとナッツかと思ったらバターナッツという瓢箪のような形の種類のかぼちゃのスリ流し。乳製品は使わず野菜とバターナッツかぼちゃのみで使っている。仕上げにウォールナッツオイルを使用。
かぼちゃの実も入って、目にも鮮やか。
三の皿「天然のお造り」…鯛とカンパチ。静岡県産の山葵と長野県の無添加の土佐醤油を使用。丁寧な仕事で美味しくいただいた。
四の皿「かます/筋子/キノコ達」…三重のカマスの塩焼きの下に貝の出汁で炒めた数種類のキノコとピーマンを敷き、上には北海道の筋子を乗せたモノ。足し算料理だがバランスは取れていて、嫌味なく美味。カマスの身がほっこり柔らかく特に美味しい。
五の皿…いよいよこの店のスペシャリテ「北海道一本釣りキンキの煮付け」…『えさき』の時から継承されたこのメニュー。針生姜も効果的な味わいで相変わらず美味しい。添えられた牛蒡も豆腐もタレの甘さが絶妙で美味。
若者は「和牛、芽キャベツ」も胃袋の中へパクリと。美味しそうだけど、オッさんは腹パン状態…。
〆の食事…
「牡蠣と柿の炊き込みご飯」…兵庫の牡蠣をオイル漬けして、新潟の柿と合わせていただく。dancyuの編集長の出すダジャレ料理なのかぁ〜、と思ったら、これ絶妙み甘さがご飯と合う美味しい組み合わせ。へー、発明だなぁ〜。
ご飯に合わせての「味噌汁」は…秋田県産天然醸造の味噌汁に『豆源郷』と言う油揚げが入っている。あの両国というか本所吾妻橋エリアにある人気お豆腐屋さんのヤツかな?分厚くで美味い。
おまけ…店主自身の「手打ちそば」…
店主の若林さんが以前にも打って出してくれた蕎麦。確かに美味しかったが、今回の方が蕎麦ツユが特徴的。鰹節に鯖節も加えているよう。静岡の山葵とネギを入れていただく。これはそれまでの料理でお腹いっぱいにせずに、多少セーブしてでも食べられるようにしておいた方が良い。それだけ美味い。
甘いもん…「茨城県産の栗と和三盆のみで作った茶巾。アイスは酒粕で作ったモノ」…アイスの上に20年熟成した黒味醂をかけている。まるでバニラアイスにバルサミコをかけたモノの和風版ね。
茶巾もアイスも甘さ控えめ、上品な味で美味しい。
最後は何故か日本料理ではあるがお茶ではなくコーヒーで〆る。嬉しいけど。
やはり、ここは充実の日本料理店。店主は若く、腰も低く誠実な方なので、こちらも肩肘張らずに、日本料理が楽しめる。そして何故か今どき飲んで食べて2万円を切ってくれる有難い良心的なお店。
予約が取りやすいままでいて欲しいから有名にはなって欲しくはないけれど、評価高いのに上がって来ない食べログ点数って、ホント不思議。