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0263-36-3030
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松本城周辺・お昼の定食シリーズ第九弾! かき喰えば・・
松本城・惣掘の中に
創業八十年
入口右手にテーブル席
奥に座敷が二間
左側の座敷
右側の座敷
以前の屋号は「蠣松」
牡蠣フライは一個から注文できます
テーブルセッティング
お昼ですから・・
窓の外は惣掘・左が市役所
ランチのトンカツ定食に牡蠣フライ2個
アップで
味噌と酒粕のなめこ汁
食後の珈琲
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空とぶ黒メダカ
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店名 |
かき船
|
---|---|
ジャンル | とんかつ、日本料理、かつ丼 |
予約・ お問い合わせ |
0263-36-3030 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
松本駅から徒歩20分程度。 北松本駅から1,069m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
席数 |
40席 |
---|---|
個室 |
有 (6人可、8人可、10~20人可) 座敷の個室あり |
禁煙・喫煙 |
分煙
座敷は喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 店の前他、ちょっとはなれたところにも数台分あり。要店員に確認。 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える、一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
1932年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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今日は時分どきをちょっと外して、一時過ぎに昼食。
曇り空が鉛色に変わったかと思った頃には雪が舞い落ちてきまして、松本はまだまだ寒い冬です。
先客は御年配のご夫婦がひと組。
ボクがお店を訪ねるちょっと前に、サラリーマン男性三人組が外に出て来たところでした。
昼時のランチは四種類で、そのうち三つが800円。「牡蠣フライ定食」だけが1500円です。
ふと壁を観ると、牡蠣フライは一つからでも揚げてくれるとのこと。
よってもって、ボクの注文は「とんかつ定食に牡蠣フライを二つ付けてください」
* * *
こちらのお店は昭和七年の創業で、現在のご主人は昭和二十四年生まれの四代目。
もともとは広島の養殖牡蠣を全国に広める目的で、広島の人々が全国に牡蠣の専門店を出したのがきっかけだとか。
今の店を構える前は、大正元年から金沢市・犀川で「蠣松」と云う屋号で牡蠣料理を出されていたそうです。
何故「蠣松」なる屋号かと申せば、一族の苗字が「松本」で牡蠣の松本だから「蠣松」。
初代(松本松吉氏)が健康上の理由で金沢の店を閉め、一旦は広島に引き上げたものの、二代目松本秋司氏が信州・松本城の堀に「牡蠣船」を浮かべたら面白かろうと一念発起。船は広島の船大工に建造させ、それを分解して運んで再構築したそうで。
因みに、創業間もない昭和八年の献立は
酢牡蠣 二十銭
どて 四十銭
フライ 三十五銭
牡蠣飯 四十銭
酒(白鹿) 二十五銭
他に わさびかけ・天麩羅・焼き牡蠣・玉子とじ などなど。
現在のお店は松本城惣堀の底に松材の杭を何本も打ち込んで固定しています(・・・でも時々揺れます・・笑)。
流石に八十年を経た外観は痛々しいほどの年季を感じさせますが、店内は明るく清潔。
夜には予め奥の座敷を予約しておいて、名物の「牡蠣鍋」なんぞを肴に熱燗など。
気の合った友人との一席や家族連れの会食には最高の雰囲気でしょう。
* * *
とんかつは豚ロースの旨味が十分に感じられ、脂身の甘味も濃厚。
牡蠣フライには別に専用のウスターソースが添えられるのですが、これがサッパリとしていて相性抜群でした。
牡蠣は当然のことながら広島産ですが、この時季ならではの凝縮された海の味。
酒粕をブレンドしたなめこ汁も、淡麗にして上品。
ランチが800円。追加の牡蠣フライが二つで500円。
雪の降りしきる惣堀を眺めながらのひと時は、ちょっと贅沢な昼ご飯になりました。
* * *
先客のご夫婦がお店を出てから、優しい眼差しのご主人と立ち話。
すると、帰り際に厨房から出て来た女将さんが、ボクに「松本市史研究」なる資料を手渡してくれました。
「かき船」の沿革について詳しく語られた貴重な資料で、前述の記載はそのダイジェスト版です。
海のない信州で牡蠣料理に懸けてみようとした二代目と、その意志を受け継いだ四代目。
お店の歴史を教えてもらうと、なおさら夜の料理が楽しみになります。
* * *
粒牡蠣に 春降りかからんと 窓の雪 (涙腺子)
ってなことで、次は「牡蠣鍋」と参りましょうか(笑)。