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酢飯は関西系なれどその仕事に敬服
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大岩優輝
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店名 |
やっこ寿司 七和店
|
---|---|
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
0594-31-9321 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
穴太駅から1,102m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX) 電子マネー可 |
個室 |
有 |
---|---|
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
公式アカウント | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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地元桑名でもこの店は車やバスでないとややアクセスしづらい。桑名市と東員町の境目にある『やっこ寿司 七和店』への訪問は、レビューにはないが今回で二度目となる。
こちらの西村親方のご子息は、以前、愛知県武豊町の名店『すし処睦月』の伊藤親方による鮨の勉強会に、名古屋市星が丘の『すし星乃』の竹野親方と共に参加されていた。
現在、そのご子息は裏方を務めていらっしゃるが、今後が楽しみであると仰っていたのは、前述の伊藤親方である。
さて、今回はお昼の訪問であったが、握り手を務められれるのは、お父上である親方だ。
酢飯はやはり関西系で、やや甘みがあり、米酢を用いており、酢飯はどちらかと言えば柔らかく、温度帯も少し低め。
地域密着型の鮨店ではあるが、店内は接待などにも使えそうなモダンな雰囲気で、高級感もあり、綺麗な白木のカウンターは六席ほど。テーブル席や座敷もある。圧巻だったのは、漬け場の背後にある大きな水槽で、中には車海老や貝類などのほか、猫鮫も泳いでいた。どこかバブリーな感覚(笑)。
飛び込みの訪問で運良くカウンターの真ん中に座ることができた。寡黙で昔気質な雰囲気の親方だが、話しをしてみると決して愛想の悪いことはなく、笑顔で丁寧な接客だ。
先ず注文したのは握り寿司九貫と味噌汁のセット(¥1,100)で、郊外の店らしく食後のコーヒーもついてくる。この辺はご愛嬌(笑)。今をときめく同じ桑名の高級鮨店『江戸町すぎもと』も、移転する何年か前の『平和寿司』の頃、ランチで同じくコーヒーを出されていたから、やはり喫茶店文化の根強い東海地方ならではなのだろう。
閑話休題、握り九貫は寿司桶で纏めて供される。内容は比較的オーソドックスで、海老、縁側、玉子、烏賊、サーモン、〆鯖、鮪、蛸(ツメ)、穴子(ツメ)。味噌汁は関西らしく白味噌だ。
この価格帯としてはかなり値打ちだし、縁側というのも珍しい。〆鯖はやや塩味と酸味が強めで、脂の乗りも良好。蛸にツメを塗っているのも好印象である。
ふとカウンターのネタケースに目を遣ると、もう青柳や鳥貝があり驚いた。それもかなり大振り。また、江戸前の伝統的な仕事である、印籠詰めにする煮烏賊も。普段鮨巡りの中心としている名古屋でもなかなか見ることのない煮烏賊が、よもや地元にあるとは思わず、自身の見聞の狭さを恥じた。そして、街場鮨を巡る醍醐味を痛感した次第である。
追加で注文したのは、青柳、小鰭、煮蛤、これまた昔ながらの漬け込みの仕事を施した煮帆立、広島以来二度目に食べる夜泣貝(よなきがい)。かなり魅力的だったが、鳥貝や煮烏賊はまた次回とした。
青柳は香りはあまり強くないものの、弾けるようなフレッシュな弾力で、旨味と甘みが強い。煮帆立は凝縮された旨味がじんわりと広がり、濃い目でビターな味わいのツメとの相性も抜群だ。夜泣貝は生の栄螺のような印象で、コリッとした食感と香りが良い。(酢飯との一体感という意味において)これはやや鮨種には不向きで、つまみとしての方が良いかも知れない。
兎にも角にも、総じてとても好印象である。しかも、追加も含めて¥3,100の会計だったのも凄い。いくらランチへの追加とはいえ、都合十四貫に味噌汁とコーヒーもついてこの価格だ。青柳だって出始めだろうし、煮蛤も時季によるが単品で¥1,000前後するのではないのか。
以前はご子息にばかり注目してしまっていたが、この親方自身、しっかりとした矜持を持たれ、素晴らしい仕事をされており、筆者は自らの軽薄さを猛省。
気軽に正統派な仕事を体感できる佳店である。必ずや再訪したい。
美味しかったです。ご馳走さまでした。