18年間タイ料理専門店のメインシェフを務めていた実力 : アイランドキッチン江ノ島バイザシー

この日は湘南ウォーキング。

やって来たのがこちらのタイ・ベトナム料理店。

場所は、江ノ島の目抜き通りの一つであるスバナ通りから
ちょっとだけ脇道に入ったビルの1F。R134からちょっとだけ脇道に入ったとも言えますが。
坂の途中にあるビルですので1Fですが階段を降りるタイプ。

サーフトリップ、ダイビングツアー、リゾートツアーなどを手掛ける
株式会社 エイトバードという旅行会社の始めたタイ・ベトナム料理店で、
2021年4月2日にプレオープン、4月10日にグランドオープンしたものです。

なぜに旅行会社がレストランを始めたのかというと、
海外旅行はまだまだ時間が掛かりますが、舌だけでも海外トリップに
お連れできるように頑張りますとの思いがこもっているんです。

なのでビルの壁面はレストランではなくて、サーフトリップ、ダイビングツアーの広告。

それを眺めながら階段を下りて半地下のようなところから店内に入ります。

まずは手指消毒をしてから店内に案内されます。

店内は、カウンター2席、2名掛けテーブル1卓、4名掛けテーブル2卓。

先客はいませんが1名掛けテーブルに案内されました。

卓上のメニューを眺めますが、どちらかというと飲み利用向けですね。
ランチメニューのようなものはありません。
ライスは200円で付けれますので、好みの料理にライスを付ける感じは出来ます。

その少ない食事メニューの中から、

・ガパオライス　980円

をオーダーすることにしました。

シェフは本場の方であることを知っていましたので、激辛でお願いして。
激辛とお願いしないと日本人向けにアレンジされた味になってしまうのでね。

お店は、厨房にタイの男性シェフ。
横浜の関内で18年間タイ料理専門店のメインシェフを務めていた方です。
そして男性と女性の計3名で切り盛りしています。

店内はちょいとアジアンちっくな内装にしようという努力は伺えます。
お店に入って右手にはツアーデスクと思われる場所もありました。
本業は旅行会社ですもんねえ。

長野高山村や小布施ワイナリーの日本ワインは、
専用サーバーでワンコインでセルフで注げるようになっています。

BGMは、ラジオでタイポップスと思われる曲が流れていました。

お冷を飲みながら出来上がりを待ちます。

7分ほどで出来上がりました。

・ガパオライス
　　日本でも市民権を得ているタイ料理の定番。
　　300g前後はありそうなタイ米の上に、鶏ひき肉、バジル、ピーマン、
　　パプリカ、玉ねぎ、唐辛子を炒めたものをかけ、半熟目玉焼きを乗せています。
　　タイ米はそれほどパラパラせずに程よいしっとり感も持っていました。
　　混ぜやすいのに食感もいい感じで美味しいですよ。
　　鶏ひき肉のバジル炒めは、オイスター、ナンプラー、砂糖ベースの旨味と甘み。
　　そこに激辛でお願いしたので唐辛子もたっぷりと入れて炒めています。
　　この辛さ具合がちょうど良くて（＾＾）本場レベルにしてくれたんだと思います。
　　日本で一般的に出されるガパオライスは辛さをかなり抑えているんです。
　　辛いのが苦手な日本人のためにデフォはそのようにせざるを得ないんでしょう。
　　辛くすると味が分かんなくなっちゃうようなオコチャマ舌の方はデフォでど～ぞ。
　　旨いなあと思ってバクバク食べているとシェフが厨房から出てきて、
　　プリックナンプラーを置いて行ってくれました。日本語が話せないので指差ししながら。
　　この日本人は大丈夫だなと思ったんでしょう。有難くそちらも投入しながら味変。
　　タイ料理というのは4種類の調味料が置かれ、味変しながら食べるものなんです。
　　ただしプリックナンプラーは塩分も加わるのでこちらは控えめにね。
　　私の場合は、プリック・ポン（粉唐辛子）の方が欲しかったなあと。
　　それだと単純に辛味だけを加えれるので。

この内容で980円。タッチレスのPayPayでお支払い。

他に何の料理も付きませんのでこれだけで980円というのは安くも無いのですが、
食べた印象からは、18年間タイ料理専門店のメインシェフを務めていた実力を感じました。
何度も食べてきたガパオライスですが、本場チックな味を感じたんです。
私はタイに行ったことが無いので本場の味は知りませんけどね（＾＾；

メニューは大皿料理だけなので独り飲みには適さないんですよ。
3名以上くらいで来ないと色んな料理を楽しめないというか。
現在の状況を鑑みると複数人を見据えたメニュー構成は厳しいと思われますので、
小皿料理とかハーフサイズも用意した方が使い勝手がいいのではと思いました。

ご馳走様です！（2021/4現在、ポイント無し）