Official information
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悲願成就。ヴィラモウラ夜の部。
前菜3品。下は鶏ハム、右上はホタテのエスカベーシュ、左上がひよこ豆とバカリャウのサラダ。どれも美味かった。
ポンデケージョとバカリャウのコロッケ。ポンデケージョはシュラスコ屋で食べた小麦の塊みたいなやつと大違い。チーズたっぷりの贅沢なパン。
イワシのオリーブオイル焼き。こんなにぶりぶりに太ったイワシは初めて見ました。
アサリと豚バラのアレンテジャーナ。とにかくアサリの出汁とカレー粉の相性が抜群で、具に何入れても美味いんじゃないかと。
アレンテジャーナの残りのスープで作ったリゾット。もう必死でかっこんでしまいました。
〆のデザート。特製プリンとパン・デ・ロー。どちらも持ち帰りたいくらい美味。
ヴィーニョベルデ。緑のワインという微炭酸のワイン。アップルサイダーみたいな軽くて何倍でもいけそうな味わい。
銀座泰明小学校付近のポルトガル料理屋
本日は相方ちゃんと銀座に買い物ついでにランチでポルトガル料理屋のヴィラモウラさんを訪問。都内に数百件あるスペイン料理屋に対し、都内に10件弱と圧倒的に存在感のないポルトガル料理屋。南蛮渡来以来平等に文化的文明的な影響を日本にもたらしているはずが、何故にポルトガルは「かすていら」や「ぼうろ」以外にまともに日本の食文化に浸透できていないのか、その鍵がこの店にあるのではないかと店の門を潜る。
地下にある店は予想外に広く、入店時刻が午後一時を回ったばかりにもかかわらず、結構な数のお客さんがいる。案内された席は三方を壁で囲まれた小部屋のようなスペース。向こうの建築物のイメージか、飾り気のない白い壁面にポルトガル風の装飾品や絵画がかかっている。
店員さんが注文をとりに来るので、とりあえずポルトガルらしいものを頼もうと、自分はバカリャウ(タラの干物)とポテトのグラタン、相方ちゃんはフランセジーニャ(ポルトガルのホットサンド。肉類挟んだサンドイッチにとろけるチーズ乗せてワインとビールで作ったソースをかける料理)を注文。
テーブルには在京大使館の広報費でも入っているのか、ポルトガルを紹介する紙がランチョンマットのように敷かれている。料理が届けられるまでの暇つぶしに資料を確認。ポルトガルの地図やら有名な都市と観光名所の説明、更にポルトガル語由来の日本語の紹介なんてのも掲載されており大変良くできた資料。「チャルメラがポルトガル語だったんだ」とか「ヒロウス(がんもどき)なんて落語でしか聞いたことないねえ」とか愚にもつかぬ会話で盛り上がっていると、注文の品が届く。
まずランチについてくるサラダは単なるグリーンサラダ、と思いきや豆とベーコンの煮込みが乗っている。シンプル塩味の煮込みだが、白ワインビネガーのドレッシングと一緒に食べるととても美味。
バカリャウのグラタンはタラとポテトをホワイトソースで和えて、チーズを乗せてオーブンで焼いただけのシンプルな一品。タラの干物の熟成された出汁が行き渡り、海産物好きにはたまらない味付け。チーズがたっぷりで、料理を掬うたびみょんみょん伸びるのは少し食べにくかったが、あっさり目のグラタン本体にいい味のアクセントになっていたかと。
フランセジーニャは向こうのホットサンド的軽食。牛肉のローストやらソーセージやらベーコンやらポルトガルの肉類をサンドイッチにしたものに、チーズ乗せて、ワインとビールで作ったソースをかけたもの。やはりチーズ多めで、パンも結構大きめで、女性には結構しんどそうな量。色んな肉料理で味変しながら、不思議な味のソースとチーズと一緒に食べるととても美味。
お互いシェアしながら、オーダーしたものを完食。量は若干多めながら、大変美味なランチを楽しませて頂いた。
結局のところこれだけ美味しいものがあるのにポルトガル料理が浸透しないのは単なる認知度の差かと。海産物を多用する料理体系といい、ポートワインやマデイラ酒といった素晴らしい酒類が揃っているところといい、日本人に受けない訳がない。ポルトガル料理を知らぬ日本人向けに、引き続き伝道活動に励んでいきたいと思う。
Restaurant name |
VILAMOURA Ginza Hon Ten(VILAMOURA Ginza Hon Ten)
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Categories | Portuguese, European, Dining bar |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5595-6092 |
Reservation availability |
Reservations available
全席禁煙です |
Address |
東京都中央区銀座6-2-3 ダイワ銀座アネックス B1F |
Transportation |
- 3-minute walk from Ginza Subway Statio 270 meters from Ginza. |
Opening hours |
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Average price |
JPY 5,000 - JPY 5,999 JPY 1,000 - JPY 1,999 |
Average price(Based on reviews) |
JPY 6,000 - JPY 7,999JPY 1,000 - JPY 1,999
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Payment methods |
Credit card accepted (VISA, Master, JCB, AMEX, Diners) Electronic money accepted (Transportation IC cards (e.g., Suica)) QR code payments not accepted |
Number of seats |
92 Seats |
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Private rooms |
Available For 4 people 1 fully private room (maximum 4 people), semi-private room available |
Private use |
Available For 20-50 people |
Non-smoking/smoking |
Non smoking |
Parking |
Unavailable |
Space/facilities |
Stylish space,Relaxing space |
Set menu |
All you can drink |
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Drink |
Wine,Cocktails available,Particular about wine |
Food |
Particular about fish |
Occasion |
Family friendly |Dates |Business |Friends This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Hideout |
Service |
Parties over 2.5 hours,,Take-out |
Family friendly |
Children welcome(Babies welcome,Preschoolers welcome,School-age children welcome),Strollers welcome |
Website | |
Phone number |
03-5537-3513 |
ランチでしか利用したことがないポルトガル料理屋、いつか夜の会で使いたいものと思っていたら、有り難いことに本日職場の会合でお邪魔できることになってしまった。
本日のコースは飲み放題付Aコース7200円/人也。飲み放題のヴィーニョベルデ(緑のワインという意味。ポルトガル産の完熟前の葡萄で作ったフレッシュで軽めのワイン。現地ではビール代わりに飲まれるとか。)で乾杯。爽やかでフルーティなジュースみたいな味で、冷えた微炭酸のシュワシュワが舌に心地良い。アップルサイダーを感じさせる味で、アルコール度数も9%と弱め。現地で好んで飲まれる理由がよくわかる。
程なく前菜が届く。前菜は、鶏ハムと胡瓜の煮込み、バカリャウ(干タラ)とひよこ豆のサラダ、ホタテのエスカベーシュ。鶏ハムは淡白な味付け。胡瓜の煮込みはピクルスっぽく見えたので、これは酸っぱいピクルスと薄味ハムを一緒に食べさせる料理だと思ったが、胡瓜は最低限の味付けで柔らかく煮込まれただけの水煮っぽい品。あっさり×あっさりの組み合わせながら、歯応えある鶏ハムと柔らかい胡瓜の食感を楽しむ料理と理解。
バカリャウとひよこ豆のサラダはタラと豆を塩味で和えただけの素朴な品。タラのシーチキンみたいなホロホロ食感と濃厚な海鮮風味がひよこ豆と調和しててとても美味い。ホタテのエスカベーシュは、ズッキーニだの玉ねぎだのをビネガーで和えた冷製料理。酸っぱいビネガーとホタテの濃厚な味がよく合ってて美味い。
二つ目の料理はバカリャウのコロッケとポンデケージョ。バカリャウのコロッケは、茹でて潰したジャガイモとほぐしたバカリャウをまじえまじえして丸めて揚げた品。海鮮風味の塩味がマッシュポテトに染みててとても美味い。
ポンデケージョはチーズ入りの小さいパン。アツアツの塩っぱいパン生地の中にとろけるチーズがたっぷり入っててとても美味い。知り合いのポルトガルマニアがやたら推していたが、推したくなるのもわかる素晴らしい品。
三つ目の料理は、イワシ一匹丸ごとオーブン焼き。向こうではサルディーニャス・アサーダスと呼ばれるイワシのオリーブオイル焼き。ぶりぶりに太って脂の乗ったイワシに、レモン絞ってコリアンダーリーフかけてかぶりつけば、まさに至福の味わい。骨からワタから全て食べてしまう。
4品目は豚肉とアサリのアレンテジャーナ。赤パプリカのペーストにカレー粉、ニンニク、ハーブをまぶした豚バラに、アサリをぶっ込んでポテトと一緒に煮込んだ料理。結果的にカレー味にまとまってしまっているが、アサリの出汁が良く効いたスパイシーなスープも美味だし、スープに絡めて食べる、よく煮込まれて柔らかい豚バラも素晴らしい味わい。海鮮風味のカレーと一緒に、赤身も脂身もホロホロと口内で溶け込んでしまう。
残ったスープはなんとリゾットにしてくれるのだとか。カレー風味でアサリの出汁がしっかり出たスープで煮込んだリゾットはまさに絶品。瞬く間に平らげてしまう。
散々飲んで食べての後はデザート。カステラのご先祖様と呼ばれるパン・デ・ローと特製プリン。パン・デ・ローは、卵たっぷりのカラメル風味のスポンジケーキ。甘さ控えめでとても優しい味わい。特製プリンは逆にコテコテの甘さ。結構固めに作られてて食べ応えがある。
食後にコーヒーか紅茶。コーヒーでデザートの甘さを中和してごちそうさま。
飲み会で七千円というのは若干高めな気はするが、これだけ飲んで食べてしてこの額で済むというのはなかなか大したものではないかと。とりあえずコース料理でポルトガル料理というものを一通り味わえたので本日は大満足。次回はアラカルトで、飲み放題メニューに入っていない現地のワインやらポートワイン、マディラワインも堪能してみたい。