
1日は24時間ですが、ヒトの体内時計は24時間よりも少し長いと言われています。太陽の光を受けることでその差を補正しています。
ヒトの体内時計を約24時間に形成しているのが体内にある時計遺伝子です。朝の太陽の光を受けると脳の時計遺伝子が調節を行い、朝食を食べたり、午前中に運動をすると臓器にある時計遺伝子が調節を行うと言われています。
体内時計は腸内細菌にも関係しています。
通常のマウスは、朝と夜では異なる腸内細菌叢をしています。餌を食べたり運動する時間と寝ている時間とでは腸内細菌は異なっているのです。一方で、時計遺伝子を持たないマウスでは、通常のマウスでは見られた腸内細菌叢の変化が見られなくなり多様性も低下しました。さらにこのマウスは高脂肪餌を食べると通常マウスより顕著な肥満を呈するようになり、このマウスの糞便を健康なマウスに移植したところ、同様に肥満になりました。(↓論文リンク)
ヒトにおいても、8~10 時間の時差がある国の間を移動した2名について、「フライト1日前」「フライト1日後」「フライト2週間後」の3回にわたって腸内細菌叢を調べた研究があります。2名どちらにおいても、「フライト1日前」よりも「フライト1日後」で、肥満者において増加すると言われているFirmicutesが増加していました。また、そのヒト糞便を無菌マウスに移植すると、「フライト1日前」「フライト2週間後」の糞便を移植されたマウスと比較して、「フライト1日後」の糞便を移植されたマウスの方が体重増加が確認されました。(↓論文リンク)
朝起きたらしっかり太陽をあびて、朝食を食べることで腸内細菌は整い、ダイエットにも効果があるかもしれません。




