ちょっと最近覚えること多すぎませんか……と、消化不良気味のあなたは「この3つだけ」やってください

夜遅くまでパソコンに向かい、新しい情報をキャッチアップしようとするあなた。画面には、ChatGPTの使い方講座、新たなノーコードツールの紹介、データ分析の基礎……。開いたタブの数だけ、消化しきれない情報が溢れています。

「生成AIがこれほど早く普及するなんて想像もしなかった……」
「新しいツールや仕組みが次々出てきて、もう何を学べばいいのかわからない」

誰もが感じているその戸惑い。デジタル化の波は、クラウドサービスやノーコードツール、そしていまや生成AIへと、私たちの働き方を次々と塗り替えてきました。

情報技術の進化は加速の一途をたどり、昨日までの「当たり前」が、明日には「レガシー」と呼ばれる時代。その波に飲み込まれそうになる不安は、あなただけのものではありません。

でも、安心してください。

この混沌とした時代を乗り越えるために必要なのは、特別な才能でも、膨大な時間でもありません。むしろ、あなたがすでに持っている力を、ほんの少し方向転換するだけ。

この記事では、無理なく実践できる3つの具体的な方法をご紹介します。波にのまれそうになるまえに、まずはこの3つだけを試してみてください。

1. AIツールの活用— 新しい味方と出会う

1-1. AIでできることのおさらい

ビジネスの現場では、企画書作成やデータ整理、文章作成など、さまざまな場面でAIツールの活用が広がってきています。現段階で、AIはどのような恩恵をもたらしているのでしょうか。順に見ていきましょう。

業務の高速化

会議の議事録作成、メールの下書き、資料作成。これまで数時間かけていた作業が30分程度で完了するようになり、本来注力したい業務により多くの時間を使えるようになります。

新しい発想への「壁打ち」

「この企画の改善点は?」「類似事例は?」といった問いかけに対して、AIは新たな視点での提案を返してくれます。これまで気づかなかった切り口が、プロジェクトの可能性を広げます。

創造的業務への集中

定型作業の負担が減ることで、より創造的な仕事に集中できる環境が整います。日々の細かなタスクに追われるストレスから解放され、本質的な業務に向き合える余裕が生まれます。

こうした効果は、AIツールを使い始めてすぐに実感できるものばかりです。では、具体的にどのように始めればよいのでしょうか。

参考記事:

studyhacker.net

1-2. これから始めるならまずはこれ

AIツールの導入は、想像以上に手軽に始められます。以下の3つのステップで、あなたも今日から活用を始めることができます。

無料ツールからスタート

ChatGPTやBing AIは、メールアドレスを登録するだけですぐに使い始められます。まずは「この文章を要約して」「わかりやすく説明して」といったシンプルな依頼から試してみましょう。

明確な指示で精度を上げる

「3行でまとめて」「具体例をふたつ入れて」など、具体的な指示を出すことで、より期待に沿った回答を得られます。新入社員への指示と同じように、ゴールを明確に示すことがポイントです。

適切な利用ルールを守る

顧客情報や社内機密は要注意です。会社のガイドラインに沿って、必要に応じて情報を一般化するなど、適切な判断を心がけましょう。不安な場合は、上司や情報システム部門への確認を忘れずに。

これらのステップを意識すれば、安全かつ効果的にAIツールを活用できるはずです。実際、多くのビジネスパーソンが、この手順で着実に成果を上げています。

AIツールは、いま直面している変化に対応するための、最初の一歩です。小さな作業から始めて、少しずつ活用範囲を広げていけば、確実に仕事の質と効率は上がっていきます。生まれた余裕は、次のステップのための大切な資源となります。

ただし、これはあくまでも始まり。テクノロジーの進化は止まることを知りませんし、新しいツールは日々登場し続けています。そこで次に注目したいのが、「ラーニングアジリティ」という考え方です。

2. ラーニングアジリティ — 次から次へと訪れる “未知” を乗りこなす力

2-1. なぜラーニングアジリティが必要?

技術の進化は、私たちに新しい可能性を次々と提供しています。AIをはじめ、さまざまなツールや仕組み、知識が日々生まれ、ビジネスの選択肢は着実に広がっています。1年前とは異なる手法が主流になることも珍しくありません。

変化の波が押し寄せるいまだからこそ、重要になるのが「すばやく学び続ける力」=ラーニングアジリティです。学びの「機動力」といってもいいかもしれません。

この力は、新しい時代を生き抜くための必須スキルといえるでしょう。次から次へと生まれる新しい知識や技術に、「ちょっとだけ触れてみる」という姿勢を持つことで、あなたのビジネスの可能性は無限に広がります。

完璧な理解は必要ありません。「なんとなく知っている」という状態をつくって置くことで、「置いて行かれている」と感じる機会は大きく減るでしょう。

2-2. 小さく試す――完璧主義は捨てる

ラーニングアジリティを高めるカギは、完璧を目指さないこと。「この新しい仕組みを完全に理解しなくちゃ」「ツールの全部の機能を理解してから使わなくちゃ」などと思うと、学び始める前に挫折してしまいます。

まずは “試す” 学習方法

週に1度だけUdemyやYouTubeで30分学ぶ。
通勤や移動時間にオーディオブックやポッドキャストを流す。
SNSやニュースアプリで興味のあるトピックを1記事だけ読む。
こうした小さなことが、あなたの知識の入り口を増やします

ちょっとだけやってみる

ほんの少しでも触れておくと、「何となく知っている」状態になり、心理的なハードルが下がります。
ここで大切なのは、勉強したことをサッと実践すること。使えそうだと思ったら仕事や日常の場面で試し、フィードバックを得る。小さなPDCAを繰り返すことで、あなたの対応力は確実に上がるでしょう。

2-3. AIツールとの相性も抜群

AIを学習パートナーに

AIツールで情報を要約してもらったり、学習計画の相談をすることもできます。「こういうスキルを学びたいけど、まず何をすればいい?」とAIに問えば、学習の手引きを示してくれることも。
AIの支援を受けつつ新しい情報を学び続ければ、驚くほどスムーズにキャッチアップできます。

3. レジリエンス — 失敗から立ち直り、挑戦を続けるために

3-1. 変化の時代こそ重要な心の強さ

AIを導入し、さまざまな学びを高速で実践していくうえで、必ずぶつかる壁があります。たとえば「新ツールを試してみたが、成果につながらない」「短い学習で取り組んだが、なかなかうまくいかない」など、失敗や挫折を経験する場面が増えるかもしれません。

そんなときに欠かせないのが、「失敗から立ち直る力」=レジリエンス です。従来からビジネスシーンで注目されていた概念ですが、急激な前提変更や新技術の波が押し寄せる時代には、とくにその重要性が増しています。

3-2. 失敗はただの“試行結果”――レジリエンスを鍛えるコツ

事実と感情を分けて書き出す

ミスや問題が起きたら、まず「何が、いつ、なぜ起きたか」を簡単にメモするだけでも、客観的に問題を把握できます。失敗を “データ” と捉えられれば、落ち込まずに次の行動を計画しやすくなります。(ジャーナリングもおすすめです)

こまめなリフレッシュでストレスを溜めすぎない

1日数回の深呼吸やストレッチ、ちょっとした散歩など、自分に合った方法で定期的に心をリセットしましょう。身体に働きかけると、思考の渋滞も緩和しやすいです。

周囲と相談して客観的な視点を得る

「どうしよう……」とひとりで悩む時間が長いほど、心が折れやすくなります。小さな迷いであっても、早めに上司やチームメンバーに声をかけることが結果的に最善策を生むことも多いです。

書き出す手法は「書く瞑想」とも呼ばれるジャーナリングも近年注目を集めています。思ったこと、考えたことをただひたすら書くだけで、もやもやがすっきりしますよ。

参考記事:

studyhacker.net

ビジネス書などでは「試行回数が大事」だとか「失敗してもそこから学べば良い」などとよく言われます。でも、レジリエンスが低いと「落ち込んで終わり」となりがちです。そもそも、失敗して落ち込むという状態をなんとかできないと、失敗をいかすことなんかできるはずもありません。

まずは手軽にできるところから、レジリエンスを鍛えていきましょう。筋肉のように、鍛えれば誰でも伸ばせると言われていますから、

3つを組み合わせて “変化” を味方に

AIツールの活用: いま目の前にある大きな変化にキャッチアップ。作業効率を高め、ストレスを軽減する効果は確実。
ラーニングアジリティ: 新技術・新知識を逃さずキャッチし、少しずつ試すことで対応力を上げる。
レジリエンス: 失敗を“試行の一環”とみなし、くじけずに再挑戦を続けられる心の土台をつくる。

この3つがそろえば、AI の進化に振り回されるのではなく、自ら変化を味方にして未来を切り開くことが可能になります。

✨まずはここからスタート!✨

  • 今日、「ChatGPT に 1 つだけ相談」してみる
  • 気になる勉強を「5分だけやってみる」
  • 失敗したら「深呼吸して、紙に書き出す」アクションを決める

***
ほんの少しの行動だけでも、あなたの視界は驚くほど開けていくはずです。世の中の変化は止まりませんが、その波をチャンスに変えるかどうかはあなた次第。どうせなら “やってみる” ほうが断然おもしろい――ぜひ、3つのスキルを活用しながら、自分の可能性をアップデートし続けてください。あなたの次のステージはもう、すぐ目の前にあります。

【ライタープロフィール】
STUDY HACKER 編集部

「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介しています。運営は、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手がける株式会社スタディーハッカー。

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