
海外拠点の立ち上げ、エンジニアチームのマネジメント、技術的な議論——グローバルビジネスの最前線では、英語でのコミュニケーション力が不可欠です。特に、経営層や管理職の立場では、会議をファシリテートし、チームをリードする高度な英語力が求められます。
「英語学習を続けてきたけれど、このペースでは目標に到達できない」
こんな壁にぶつかったことはありませんか?
じつは、基礎的な知識はあるのに実践で思うように力を発揮できないという悩みは、英語学習者が必ず直面する課題です。そして、この壁を独学だけで乗り越えるのは、想像以上に困難なのが現実です。
今回ご紹介するのは、eコマース企業でCTO(最高技術責任者)として活躍される普川泰如さんのケースです。インドのテックセンター立ち上げという重要プロジェクトを控え、「現状の英語力ではまずい」と英語学習の緊急度が一気に高まった普川さん。
スタディーハッカーが提供する英語コーチングサービス「STRAIL(ストレイル)」を受講し、わずか3ヵ月でVersant37点から51点へとスコアアップ。「体感3分の1の学習量で同じ効果」という驚きの効率性を実感されています。
多忙を極めるCTOが、なぜSTRAILを選んだのか。科学的アプローチと戦略的な学習プランで実現した変化について、担当コンサルタントの依田さんとともにお話を伺いました。
- STRAIL(ストレイル)とは?
- インドのテックセンター立ち上げという転機
- 6〜7年の学習経験でも感じていた壁
- 「学習時間が短い」が決め手だった
- 科学的な課題分析が示す「次のステップ」
- 多忙なCTOの学習スタイル
- 1ヶ月で実感した「リスニングの負荷が下がった」瞬間
- 「毎回違うメニュー」で飽きない学習
- STRAILの「過度に寄り添わない」スタイルと効率性
- 継続コースで目指す、さらなる高み
- 同じ悩みをもつ方へのメッセージ
STRAIL(ストレイル)とは?
「STRAIL(ストレイル)」は、第二言語習得研究の科学的知見をベースにした超効率型の英語コーチングサービスです。一般的な英語コーチングの「密着型の伴走」ではなく、学習戦略の提示に特化。毎週1対1で課題を分析し的確な戦略を立て、コストを抑えながら最短ルートでの成果達成をサポートします。
インドのテックセンター立ち上げという転機
——本日はお忙しいなか、ありがとうございます。まず、普川さんのお仕事について簡単に教えていただけますか?
普川さん: eコマースを展開している会社で、CTOとしてシステム全体を見る仕事をしております。
——今回、英語学習の緊急度が高まったきっかけを教えていただけますか?
普川さん: 当社は親会社がアメリカにある外資系企業で、執行役は全員、英語を話す機会がしばしばあり、自分の英語力ではややプレッシャーがありました。
これまで英語が必要な状況では準備を多くしたり、翻訳機能を多用したりなんとか乗り切っていましたが、今年5月にインドに会社をつくり、ソフトウェア開発のエンジニアを集めるテックセンターを立ち上げることになり、急いで英語力を上げなければならない状況になりました。
——具体的にどのような業務をされているのですか?
普川さん: インドのエンジニアを組織化し、マネジメントしていく立場です。今年に入って3〜4回インドに行なっています。現地の採用面接も英語で行なっています。
6〜7年の学習経験でも感じていた壁
——普川さんは6〜7年前から英語学習をされていたとのことですね。
普川さん: はい。IT業界の最新情報は基本的にアメリカから発信されます。英語ができたほうが情報にアクセスしやすいと考えて、英語学習を始めました。ただ、明確に目標を定めず漫然と英語学習を続けていました。
いまの会社に転職してから本腰を入れ始め、インドのプロジェクトが始まってさらに切羽詰まった、という流れです。
——これまで瞬間英作文や英会話レッスンなど、色々と取り組まれてきたと聞いています。どのあたりに壁を感じていましたか?
普川さん: 「会議でファシリテーションができるレベル」に到達することを目標と考えると、現状とのギャップが相当ありました。このペースでやっても到達する気がしないな、というのが率直なところでした。

「学習時間が短い」が決め手だった
——そうした状況で、STRAILはどのようにして見つけられたのですか?
普川さん: 色々検索しました。もともと英語コーチングの存在は知っていて、「いずれ英語で切羽詰まったら、これは行かないといけないな」と頭の片隅にありました。インドの話が決まって、ついに「その時が来たな」と(笑)
調べるなかで、STRAILは一番学習時間が短く効果が出そうだと思い、無料体験に申し込みました。現在の業務量を考えたときに、1日1.5時間ならギリギリできるかな、と思いました。
——多忙な業務のなかで、学習時間の確保は大きな課題ですよね。
普川さん: そうなんです。いまの業務と両立することを考えると、1日2〜3時間の学習は物理的に無理だ、と思いました。
科学的な課題分析が示す「次のステップ」
——ここで、担当コンサルタントの依田さんにお聞きします。初回のアセスメントで、普川さんにはどのような課題が見えましたか?
依田コンサルタント: これまで学習を続けてこられたので、基礎的な文法知識や正しく読む力はおもちでした。
次のステップとして必要だったのは、それらを「瞬時に、負荷なく処理できるか」という部分でした。文字でゆっくりなら読めるけれど、WPM160〜180*のスピードで読めるか、聞けるか、となるとまた別の話です。
*WPM(Word per minute)1分間に処理できる単語数(または文字数)
まずは文字(リーディング)で意味理解の速度を高め、それをリスニングでもできるようにする、というプロセスを踏んでいきました。
——初めてSTRAILのセッションを受けたときの印象はいかがでしたか?
普川さん: フィードバックの的確さが印象的でした。細かくピンポイントで「ここを鍛えましょう」と言ってくれたので、納得感がありました。

多忙なCTOの学習スタイル
——お忙しいなか、1日の学習時間はどのように確保されていたのですか?
普川さん: 細切れの時間を活用していました。通勤電車のなかで単語をやって、声に出すトレーニングは夜に自宅で取り組んでいました。
——夜遅くまでお仕事されて、帰宅後に学習というのは、かなりハードですよね。
普川さん: あまりに眠くてシャドーイングしながら寝る、みたいなことはありました(笑)
——それでも継続できたのは、やはり強い意志があったからでしょうか?
普川さん: 英語の必要性が高く、切羽詰まっているのが大きかったです。とはいえ、夜机に向かってから勉強開始まで時間がかかってしまうこともありました。
——夜は何時ごろに学習をされていたのでしょうか?
普川さん: 私はランニングも習慣にしていまして、夜8時くらいにご飯を食べて、10時〜11時くらいから40分ほど走ります。それから英語学習に取り組むことをルーティンにしていました。
——ランニングと英語学習、どちらも継続されているのですね。
普川さん: ただ、走る時間と英語の時間をとらなければいけないので、ちょっと困るときはありました。走りながら英語もやりたいんですけど、シャドーイングは無理でした(笑)
1ヶ月で実感した「リスニングの負荷が下がった」瞬間
——普川さんは、受講開始から1ヵ月ほどでリスニングの負荷が下がったと実感されたそうですね。
普川さん: 英語のミーティングで一生懸命聞かなくても理解できる箇所が増えました。
依田コンサルタント: 受講開始後1ヵ月後に「2日間英語でミーティングをしました。英語の認知負荷が下がっているのを感じました」とメッセージをいただきました。
音声変化の脱落、弱形など短い音の聞き取りに課題がありましたが、オーバーラッピングやシャドーイング練習で正確に音を捉えられるようになりました。

「毎回違うメニュー」で飽きない学習
——3ヵ月間、様々なトレーニングに取り組まれたと思いますが、特に効果を感じたものはありますか?
普川さん: 全部です(笑)効果は毎週感じていました。毎回、その時の自分に合ったメニューをつくってくださったので、常に新鮮でした。また、毎週「優先課題」をいくつか提示していただけるのもありがたかったです。たとえば、「比較表現を集中的にやりましょう」や「子音/d/,/t/を改善しましょう」とピンポイントで提示していただきました。
前週に取り組んでクリアできたものについては依田さんから「もうクリアしたので大丈夫です。次はこれに取り組みましょう」と言っていただいて、どんどん前に進んでいくことができました。
——1週間ごとにクリアしていく感覚があったのですね。依田さんから見て、普川さんが特に伸びたと感じられたのはどのあたりですか?
依田コンサルタント: 急に伸びた、というよりは、ずっときれいに右肩上がりにしっかりとお力がついていきました。それも毎回提示した課題についてクリアしてくださったからだとおもいます。
スピーキングでは、概念化を鍛える練習から実施しました。Express the Reasonという練習では、1分間に5つ理由を思いつくトレーニングを行ない、そこから意見を深掘りしていくパターンを身につけていただきました。その後、4/3/2 speakingという練習でシンプルな英文を瞬時に組み立てられるように練習を進めていただきました。
課題であったリスニング面の向上はもちろんスピーキング力も3ヵ月前といまを比べ大きく伸びました。
——リスニング、スピーキングはVersant Speaking & Listening Testでも伸びが見られました。スコアが上がったことについて、どう感じられましたか?
Versant Speaking & Listening スコアの変化
- 受講開始時:37点
- 受講終了時:51点
- 14点アップ(3ヶ月間)
普川さん: リスニングもスピーキングもできるようになったという感覚はあったので、定量的な数値も上がってよかったと思っています。ただ、VersantはC1レベル(76点以上)に達したいと思っているので、51点はまだまだ通過点だと思っています。
STRAILの「過度に寄り添わない」スタイルと効率性
——STRAILは、一般的な英語コーチングに多い「密着型の伴走」ではなく、学習戦略の提示に特化したサービスです。このスタイルについてはいかがでしたか?
普川さん: 自分にぴったりのスタイルでした。自分で学習を進められるからこそ、戦略を示してくれることに価値を感じました。
また、学習を続けていくなかで色々質問をした際も、常に的確な答えが返ってきて安心感がありました。つかず離れずでこちらが必要とした時に必要なサポートをしてくれるという距離感がとても心地よかったです。
自分の気づかなかった成長点、変化点をフィードバックしてもらえるのもモチベーションになっていました。
——「やらないことを決める」ことの価値についても感じられたとか。
普川さん: そうですね。依田さんが「これはやらなくていいです」とはっきりと伝えてくれました。
たとえば、「これはやった方がいいですか?」と聞くと、「もうその点はできているので取り組まなくて問題ありません」とか、「それはこのトレーニングに組み込むので、ここではやらなくていいです」と明確にやるべきことを絞ってくれました。
——それによって、学習の効率が上がったんですね。
普川さん: これまでの学習と比べて、体感で3分の1くらいの勉強量で効果が出ている気がします。やるべきことを絞れば「これだけでよかったのか」と拍子抜けするぐらいです。
——学習の効率化、成果の最大化という観点から、STRAILのアプローチをどう評価されますか?
普川さん: 自分でメニューを考えなくていい、というのは大きいですね。メニューを考える部分をまるごと専門家にお願いできるのは、時間の面でも効果の面でも大きなメリットです。
何をやろうかな、と迷ったり、なんとなくこれをやってみたり、という時間がなくなるので、その分を勉強時間に充てることができます。仕事でも色々考えることが多いので、英語学習ではもらったメニューを何も考えずにやるだけでよかったのがとても助かりました。

継続コースで目指す、さらなる高み
——3ヵ月のプログラム終了後、継続コースを選ばれました。どのような学習に普川さんは取り組まれているのでしょうか。
依田コンサルタント: 継続コースでは、実務ですぐに使えるスキルをさらに磨いていただいています。負荷なく聞き取ることはもうできるようになっていますので、そこにプラスして、メモを取りながら聞く、記憶保持(リテンション)をする、といったトレーニングを進めています。
加えて、相手が言ったことを要約し、さらにご自身の意見を伝えることも練習しています。
——サマライジング(要約)は、管理職の方にとって特に重要なスキルですね。
依田コンサルタント: 部下の報告を聞いて、整理しながら理解し、それに対して的確な意見を言う。これは日本語では当たり前にやっていることですが、英語になると難易度が上がります。STRAILのオリジナルテキスト『Listening & Speaking Practice』というテキストを使って、聞いたものを口頭で要約していただく練習をしています。
同じ悩みをもつ方へのメッセージ
——最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いできますか? 特に、英語学習を続けているのに伸び悩んでいる方へお願いします。
普川さん: 何も考えずに、やってみてください(笑)。冗談ではなく、プロに任せて、学習メニューを忠実に行なうことで英語力は伸びます。自分であれこれ悩むよりも、専門家に頼むほうが圧倒的に効率がよいと思います。
私はランニングをコーチをつけずにやっています。ランニングは運動習慣をつけるためで特にタイムのような目標があるわけではないからです。
一方、英語はペースを上げないと自分が到達したいレベルに間に合わないので、プロに頼んでいます。ご自身が到達したい目標と乖離がある方は思い切ってプロに頼んでみるのもひとつの手だと思います。
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普川さんの事例は、「基礎力はあるのに実践で活かせない」という英語学習者がぶつかる壁を、科学的な課題分析と戦略的な学習プランで突破したケースです。
特に印象的だったのは、「体感3分の1の学習量で同じ効果」「やらないことを決めてくれる価値」という言葉。多忙なエグゼクティブだからこそ、効率性と成果の最大化を徹底的に追求する姿勢が、わずか3ヵ月での大きな成長につながりました。
そして現在も継続コースで学び続け、C1レベル(Versant 76点以上)という高い目標に向かって前進されています。

普川さんが受講した「STRAIL」は、株式会社スタディーハッカー(2010年設立)が2018年に開始。姉妹サービス「ENGLISH COMPANY」と合わせて3万人以上が受講しました。
「STRAIL」の根底にあるのは、「英語学習で回り道をしてほしくない。目標を達成するまでの最短ルートを提示したい」という思い。多忙なビジネスパーソンでも続けられるよう、1日60〜90分の学習で成果を出せるようにしています。