人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大田南畝?「甲驛新話」

続いてあたしは風鈴山人・山手馬鹿人(大田南畝作?)、
勝川春章絵の「甲驛新話」(安永4年頃に刊)を全編筆写した。

我が新宿の昔の〝内藤新宿〟の女郎屋遊びの「洒落本」


大田南畝?「甲驛新話」_a0390578_08274197.jpg

「堀乃内詣」帰りの谷粋・金七が、内藤新宿の女郎屋で遊んだ顛末。
半可通の谷粋が振られ、初心な金七が厚遇される。

江戸言葉、廓言葉、語呂合わせ、親父ギャク満載の全編会話形式で
女郎屋のシステム、女郎らの手管なども詳細紹介。

明治初期の坪内逍遥や二葉亭四迷らによる「言文一致」文学が、
すでに江戸時代の「黄表紙・洒落本」で完成していたと認識した。

艶っぽい場面では隣部屋の会話も筒抜けで、
江戸時代の性の大らかさ明るさもあり。

「寛政・天保の改革」による〝表現の自由〟規制で世の中が一気に窮屈になり、
それが隠密・密告などが終戦まで続く~。
いや「黒塗り」隠蔽、「報道の規制」は今も続いている。

最後は現存「天竜寺」の朝の鐘が鳴って内藤新宿を去るまでの滑稽・洒落本。

あたしは同著を筆写しつつ、内藤新宿の史跡・痕跡、
投げ込み寺、心中や遊女(飯盛り女)らの墓、
さらには「寛政の改革」で自害した恋川春草などの墓巡りをした。





# by keikai20 | 2024-12-28 08:42 | 江戸文化系 | Comments(0)

山東京伝「江戸生艶気蒲焼」


かつてあたしは「くずし字」のお勉強を兼ねて、
山東京伝「江戸生艶気蒲焼」を全文筆写(挿絵を含め)で遊んだことがあった。


山東京伝「江戸生艶気蒲焼」_a0390578_06584219.jpg

この黄表紙は、百万長者の息子・艶二郎が、
二枚目でもないのに〝浮名〟を流してみたいと奮闘する滑稽物語。

江戸、吉原の情緒・風俗をたっぷり描きながら~、
艶二郎は結局、相方と吉原を駆け落ち(脱出)し、
〝追いはぎ〟に遇うなど散々な結果で家に戻る。

自由なる想像力発揮で描かれた大人の物語。
封建制下の庶民が〝読書〟の愉しさ・喜びを知って、
ベストセラーになったのも当然~と頷ける。

内容は「若さゆえの血気」で己を見失った戒め、諦めの肝心さを訴えるべく、
自身の体験を「京伝」に描いてもらうことになった~がオチ。


あたしは全編の頁毎の筆写約二ヶ月間~。
史跡巡り・江戸風俗・くずし字解読も交えて、たっぷりと江戸に浸り遊んだ。

すっかり江戸人になりきったあたしは、
次に我が地・新宿の江戸時代の女郎宿遊びの黄表紙に分け入った。(続く)








# by keikai20 | 2024-12-27 07:02 | 江戸文化系 | Comments(0)

江戸文化蔦重はじめで華が咲き

NHK来年の「大河ドラマ」は〝蔦重〟らしい。
あたしは荷風「大田南畝年譜」から、
大田南畝や山東京伝に興味を抱いた時期があった。

南畝(蜀山人)旧居は
牛込御徒町(現・牛込中町。ウォーキングコース)生まれの下級武士。
平賀源内の序文で『寝惚先生文集』でデビュー。
「人生の三楽は読書と好色と飲酒」とうそぶき、
下級武士・商人共に「狂歌ブーム」を作った。


江戸文化蔦重はじめで華が咲き_a0390578_04335526.jpg
⇧「四方赤良」は南畝〝狂歌名〟。⇧白山「本念寺」に墓がある。

山東京伝は『御存知商売物』が南畝に激賞されて人気を得た。


江戸文化蔦重はじめで華が咲き_a0390578_04333915.jpg
京伝の墓は両国・回向院にあり(写真中)、浅草に〝机塚〟(写真右)がある。


「寛政の改革」で身の危険を感じた南畝は狂歌仲間と離れて「学問吟味」に合格。
京伝は「手鎖50日の刑」。版元・蔦重は「財産半分没収の刑」。
狂歌仲間・恋川春町は自害し、新宿・靖国通り「成覚寺」朽ちた墓⇩が残っている。


江戸文化蔦重はじめで華が咲き_a0390578_05121796.jpg

また歌麿も後の「天保の改革」で「手鎖50日の刑」。

彼らには〝お上・権力〟への反骨魂が脈々と流れ、後の〝江戸文化〟が華咲いた。
(一方、関西では〝お上にへつらい〟、弱者を笑い・いじめる文化が根付いた)

ウォーキング、また自転車で訪ねられる身近な江戸文化人らの足跡~。


〝お上〟の息がかかったNHK「大河ドラマ」が、
権力に反抗した彼らをどう描くか~
期待できぬが、ちょっとだけ観てみたいと思っている。








# by keikai20 | 2024-12-26 04:56 | 江戸文化系 | Comments(0)

ジャカランダ殻から飛散の種宿し


19日に上多賀「長浜海浜公園」のジャカランダの緑の種?を見て、
「ジャカランダ実の落つる日はいつしかや」と詠んだが、
この認識が間違っていることを知った。


ジャカランダ殻から飛散の種宿し_a0390578_05373351.jpg

23日、宇佐美の歯科通院の途中で再び見ると
〝こんな風〟になっていた。


殻が割れて中の種が飛散したらしく〝カラ殻〟だけがぶら下がっていた。
〝キリモドキ〟通り、「桐」と同じく殻の中には羽付きの小種子が
いっぱい詰まっていたらしい。

萩の台公園管理事務所・米丸氏のサイトで、こう紹介されていた。
その羽付き種から発芽させるには4日ほど水に漬けて、
根が出てきたら、浅い容器に植え付ける~とあった。


あたしが購った2苗は、順調に新芽を次々出して、
今は基部枝から枯れ始めている。

「今に棒状になるも捨てちゃダメだよ。春になったらまた新葉が出てくるから」
植木屋のオバさんの言葉を、今も覚えている。

植物は年間観察を通さぬとわからない。
老いての〝熱海暮らし・老々介護暮らし〟も、
焦らずゆっくり生きなさい~と教えてくれたようです。








# by keikai20 | 2024-12-25 05:52 | Comments(0)

大気冴え三浦房総彼方なり


我がマンションからの海展望


大気冴え三浦房総彼方なり_a0390578_04372391.jpg

次第に空気が澄んできて、
朝陽のシルエットで、左に三浦半島が、
その奥に房総半島が微かに見えるようになってきた。



大気冴え三浦房総彼方なり_a0390578_04402049.jpg

未だ撮れていないが、夕方は~
ガラス張り温泉大浴場から、三浦半島の明かりがチラチラと見える。

三脚使用は面倒で、手持ちのコンデジのデジタルズームだと、
こんな感じまで撮れる。


大気冴え三浦房総彼方なり_a0390578_05055746.jpg

さらにズームすれば、幻になる。⇩


大気冴え三浦房総彼方なり_a0390578_05204738.jpg

かつて新宿在住マンションから
「隅田川」の向こう「江戸川の花火」まで撮ったことがある。
〝東京は狭い〟と思ったが、
熱海から三浦・房総は遥かに遠い。


大気冴え三浦房総彼方なり_a0390578_05360105.jpg


おそらくこんな視覚関係なんだろう。


大気冴え三浦房総彼方なり_a0390578_04465624.jpg





# by keikai20 | 2024-12-24 04:47 | 熱海暮らし | Comments(0)

隠居のお勉強、お絵描き帖、路上スナップです。


by Keikai