著者は、コロナ禍の各国対応を、以下パターンに分類する。
➀気候ファシズム型=米国トランプ、ブラジルのボルソナル型。
②野蛮状態型=施策へ反抗、パニックになって武装蜂起する型。
③気候毛沢東型=中国や欧州の国家権力ロックダウン型。
④脱成長コミュニズム型=社会価値の改革をもって新しい社会を作ろうとする型。
危機に対して、政府がいかに頼りないかを学んだ私達は、
平時から自治と相互扶助の能力を育てておかなければ~と学んだ筈と説く。
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『21世紀の資本』でスターになった経済学者ピケティは、経済格差を批判して、
富裕層への強い課税を解決策にしたが、その後、社会の在り方を抜本的に
変えないと、資本主義の弊害に対処できないとして、
「参加型社会主義」に転向した。
労働者による「自治管理・共同管理=コモン」の重要性を訴え出していると紹介。
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すでに、その形が米国自動車産業のデトロイドに生まれていると紹介する。
市の破綻によって、人や企業が逃げ出し、地価が下がった。残った有志や
ワーカーズ・コープが中心になって有機の都市農業を開始。緑が復活し、
ローカル市場で販売、住民のネットワークができ、健康にも貢献している。
著者はここに「脱成長コミュニズムの柱」が見出せると以下5項目を挙げた。
➀「使用価値経済への転換」(大量生産、大量消費からの脱却)
②「労働時間の短縮」(工場労働から生活の質を上げる労働へ)
③「画一的な分業作業の廃止」(ベルトコンベアーから創造性回復)
④「生産過程の民主化」(経済を減速)
⑤「エッセンシャル・ワークの重視」
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資本主義で高給、人気のあるマーケティングや広告、コンサルティング、金融業、
保険業などは、重要そうに見えるが、社会の再生産にはほとんど役に立っていない。
ブルシット・ジョブ(Bullshit jobs・クソくだらない仕事)だと痛烈に批判。
比して社会に必須のエッセンシャル・ワークの重要性が増した。
それは女性中心のケア労働を代表とするが、低賃金で人手不足。
そして今「ケア階級の逆襲」が始まっていると説明。
保育士、医療現場、教員、介護関係者らが抗議活動から「自主営業」へ移行。
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今後は電力・水道の公営化をはじめ社会的所有が拡充し、
エッセンシャル・ワーク重視など点から面へ広がって行くだろうと推測。
その根底に「ブエン・ビビール=buen vivir(良く生きる)」の概念があり、
この言葉はエクアドル先住民の言葉から。先住民の価値を学ぼうという動き。
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米国の石油パイプライン建設反対運動に、先住民と共に携わったジャーナリスト、
ナオミ・クラインは今、
あのレイチェル・カーソン『沈黙の春』以来の重要著作を次々に発表。

(全著作、最寄りの図書館にあり。読まなけれなならない本が一気に増えた)
今、ヨーロッパ中心主義からグローバル・サウスから学ぼうとする新しい運動が
気候変動の危機の中で芽生え出していると説く。
いよいよ同著最終章へ。新しい社会構築への具体案が記されているらしい。
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