<スポーツ雑感 2025/1/5>
昨日の高校サッカー準々決勝、尚志が1対0で帝京長岡に勝った第1試合よりも、大津対流通経済大柏の第2試合の方が、明らかにインテンシティ(強度)が高かった。特にフィジカル面での激しさが違っていた。そして、80分間、より厳しく戦い続けた流経柏が、1点を追いかける大津の連携プレーを狂わせ、逃げ切った。なお、柏の10番、安藤選手の家族が、すぐ後ろの席で応援していたが、残念ながら、この試合では出番がなかった。
<スポーツ雑感+ 2025/12/22>
東京五輪汚職疑惑で受託収賄罪に問われている深見和政被告の公判を傍聴した。深見被告は、公判中の高橋治之被告と共謀して、KADOKAWAおよび大広から賄賂を受け取ったとされているが、12月4日の第1回の公判で起訴内容を否認し、無罪を主張している。
本日、第2回目の公判に呼ばれた証人は、武藤敏郎元東京五輪大会組織委事務総長だった。検察側・弁護側の尋問の中心は、組織委理事の職務(権限)について。組織委とは無関係の深見被告自身は、「みなし公務員」でもないわけで、受託収賄罪の対象ではない。共謀したとされる元組織委理事の高橋被告の収賄性がカギとなる。
尋問において、検察側は理事職の重さを強調しようとしていたのに対して、弁護側は理事の業務が事務局の追認中心で、あまり機能していなかったことを印象付けようとしていた。武藤証人は、2024年3月、高橋被告の公判にも出廷しており、やはり組織委理事の職務および権限について証言をした。当然のことながら、内容はほぼ同じだった。ただ、当時と変わらないのは証人とぼくを含む数人の傍聴人だけで、被告人も、裁判官も、検察官(一部)も、弁護人も違うので、仕方がない。
そもそも、高橋被告の公判でも、その影響力の源が、「組織委理事」なのか、「電通有力OB」なのか、「スポーツマーケティングの重鎮」なのかを審理している最中なわけだ。この2つの公判が、今後、どう進んでいくのか興味深い。
深見被告の次回の公判は、1月27日(火)。証人は、当時、組織委に出向していた元JOC事務局長である。
<スポーツ雑感 2025/12/12>
北中米W杯の観戦チケットの第3次抽選販売の申し込みが始まった。1、2次抽選販売では、購入機会の割り当ての段階で落選したので、今回、初めて観戦チケットの料金を確認できた。これまでより全体的に高額で、カテゴリーごとのメリハリも大きくなった印象。ただ、ぼくが検討しているグループステージやR32、R16のカテゴリー3ならば、予算的にはなんとかなりそうだ。観戦旅行の準備を進めるためにも、当選必須なのだが…。
<スポーツ雑感+ 2025/12/10>
昨日は、東京地方裁判所で、五輪汚職疑惑(高橋治之被告)の公判を傍聴した。検察側の証人として、元電通オリパラ局の部長と、すでにこの件で「収賄罪」で有罪となっている元コンサルタント会社代表が呼ばれていた。10時から昼休憩をはさんで16時30分までのこの日の公判は、3部構成のような内容だった。
第1部。10時から始まった元電通の部長への証人尋問は検察側、弁護側をあわせて、約1時間で終了。ぬいぐるみ製造・販売会社サン・アローのライセンシー承認、その後の販売促進に関する高橋被告の働きかけの状況を確認するものだった。しかし、高橋被告が主にコンタクトしていたのは、この部長ではなく、その上の局長(前々回の証人)であり、部長からは検察側・弁護側ともたいした証言は得られなかった。なので、1時間弱で終わったわけである。このことは、8月の証人尋問でわかっていたと思うのだが、なぜ、また証人として呼んだのだろうか。
第2部は、11時から12時と13時30分から14時40分まで、元コンサル会社代表に対する検察側の尋問である。この証人は、サン・アローおよびADKから高橋被告への賄賂金の受け皿となる銀行口座を提供し、さらにその一部、約550万円を受け取ったことで、2023年7月に、収賄の罪で、有罪(懲役2年、執行猶予4年、追徴金約2740万円)が確定している。
後の弁護側の反対尋問でわかったことだが、この証人は、この日のために検察官に呼ばれて、10回ほど事前に打ち合わせをしたとのことで、検察官との受け答えは、まさに台本通り、リハーサル通りという感じ。内容に新鮮味はなく、ただただ淡々と進み、強烈な睡魔に襲われた。特に午後は、裁判官もかなり眠そうだった。傍聴席ならともかく、法壇で居眠りをするわけにはいかない。気の毒だ。
第3部は、15時から16時すぎまで、弁護側の貞弘賢太郎弁護士による反対尋問である。実は、高橋被告の公判を含めて、東京五輪の汚職・談合に関する一連の裁判を傍聴している中で、貞弘弁護士の反対尋問の時間が、もっともおもしろく、楽しみにしている。どのようにアプローチして、被告に有利な証言を引き出すのか。
この公判でも、検察側の主尋問に対する証言について、ときに証人に寄り添い、ときに厳しく追及しながら、本音を引き出し、真意を確認していた。台本のないアドリブでのやりとりのなか、ついにんまりしてしまう場面もあった。
不謹慎な表現になるが、第1部、2部が退屈だったので、その分第3部を楽しむことができた。これも裁判の見方(傍聴)のひとつと言えるのではないか。
次回2026年1月19日(月)の証人は、贈賄で有罪が確定しているKADOKAWAの元五輪担当室長だ。高橋被告が関わった5つのルートのうち、AOKI、ADK、サン・アローに続いて、KADOKAWAルートの審理に入ることになる。