花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

今週のお稽古:16、17 Mar 2025

随分とご無沙汰してしまいました・・・。早速、今週のお稽古の様子をご紹介したいと思います。

まず初めにT.Y.さんとS.I.さんのお二人ですが、テーブル花というテーマでいけていただきました。

上 T.Y.さん、下 S.I.さん:雲竜柳、スイートピー、ブラックリーフ

 

両作品ともにとても素敵ですね。春らしい華やかさと、優しい雰囲気が出ています。

テーブル花としていける場合には、いくつか気をつけなくていけないポイントがあります。人々のコミニュケーションの妨げにならない作品であることが大前提ですので、例えばテーブルを囲んで着席するような場面では、向かいの席の人の表情が読み取れなくなるような大きさ(高さ)は好ましくありませんし、香りが強過ぎるものも(特に飲食を伴う際は)避けた方が良いでしょう。少し触れただけで倒れてしまうような不安定な花器の使用もトラブルを招きかねませんので注意が必要です。あくまでも集った人たちの会話が弾むよう、楽しいひと時を演出するものであって欲しいと思います。

また、テーブルレイアウトにもよりますが、基本的には四方正面でいけます。いけばならしく見る角度によって様々な表情を楽しめる作品を目指しましょう。もちろん"ハズレ席”ができないように仕上げますよ!

テーブル花は長時間にわたって作品が視界にありますので、些細なところも目に付くものです。葉や花器に汚れはないか、剣山はしっかり隠れているか、水は汚れていないか・・・など、最後に点検もお忘れなく。

 

 

続いてU.N.さんとT.M.さんの作品です。

U.N.さんは色を意識しておいけになりました。挿し口にスターチスを固めて紫と花器の黄色のコントラストを見せて、そこからポーンと花火が上がったような高い位置に再び黄色を置くという実にお洒落な構成です。花器と同色のフリージアを離して配置したのが成功しましたね。それぞれの色の分量も絶妙です。コデマリのカーブが花器のアーチに連動しているところも良いと思います。

U.N.さん:フリージアスターチスコデマリ

 

 

T.M.さんには今回は花型をお休みして自由花に挑戦していただきましたが、突然「好きなよう自由にいけて・・・」と言われても、戸惑われるのはごもっとも!です。「うーむ、難しい」という声が隣の部屋まで聞こえてきました、苦笑。

ご本人としては産みの苦しみを味合われたかもしれませんが、コデマリの曲線をいかしつつ、色・形ともにバランス良く仕上がったと思います。足元の整理など技術的な部分はどうしても経験がものを言いますので、少し手直しをさせていただきましたが、色々なアングルから楽しめる作品になりましたよ。

T.M.さん:コデマリフリージアスターチス

 

スイートピーフリージアも、甘く優しい香りが漂いリラックス効果は抜群です。ご自宅でも目で楽しみ、香りで癒されてくださいね。